登録日：2016/01/20 (水) 17:32:13
更新日：2023/05/26 Fri 21:59:02
所要時間：約 5 分で読めます
『機動戦士ガンダムALIVE』とは、高山瑞穂による漫画作品である(シナリオ構成は皆川ゆか)。
概要
作者・高山は『機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY』『
機動戦士ガンダムSEED キラとアスランの激闘』『
機動戦士ガンダムSEED DESTINY』などを
手掛けた生粋のガンダムバカ(褒め言葉)であるが、本作はガンダムシリーズの派生作品というわけではない。
というのも、本作はどのアニメともつながらない独自の世界観であり、
「現代日本を舞台に、MSが戦う」という設定になっているからだ。
また、『
プラモ狂四郎』や『
ガンダムビルドファイターズ』などとも違い、
作中世界では『ガンダム』のアニメは存在していない。
講談社の児童誌『
コミックボンボン』に2006年から掲載されていたが廃刊に伴い打ち切られ、
後に「
SDガンダムフルカラー劇場」共々『テレまんがヒーローズ』に移籍し無事完結した。
といいたいとこだが実際は打ち切りENDである
単行本は全5巻。
あらすじ
都内の中学に通う普通の男子中学生・黒野時夫は、ある晩空から降ってきた巨大なロボットを発見する。
巨大ロボットから降りてきた少女・アイコは時夫に「敵に追われている」と告げ、その直後、無人兵器が街に出現する。
時夫はなし崩し的にロボットに乗り込んで無人兵器を迎撃し、アイコから天性の才能を見出される。
ロボットの名は「ガンダム」……。
今、未来から次々と送り込まれてくるMS軍と、時夫の戦いが始まろうとしていた。
用語解説
アイコ達の暮らす24世紀のスペースコロニーを管理している組織。
なぜか現代日本にMS軍を派遣し掌握しようとしているが……。
未来と現在を繋ぐタイムトンネル。これを使って未来人たちは現代に侵攻してきた。
いわば主人公部隊。
過去から受け継いできたZガンダムを有する西御門家と、シャイニングガンダムを保有する道明寺家が主体となっており、
三大ガンダムの他、ジムやガンキャノンも有している。
登場人物
時球解放機構軍
本作の主人公。六王子市立村雨中等学校2年生。名前は
黒歴史＋時の神
クロノスからか？
ごく普通の中学生だったが、ひょんなことからファーストガンダムに乗って戦うことになる。
姉との二人暮らしで家族思いな性格。
ガンダムシリーズ主人公お決まりの「ド素人覚醒型ニュータイプ」であり、戦士としての実力はさほどでもない。
環境省軍との戦いで未来に飛ばされ、νガンダム
（HWS仕様）に乗って帰ってきた。
ちなみに中2ということは13～14歳。他のガンダム主人公で例えると、
ウッソや
ジュドー、
ガロードくらいの年齢。
一応本作のヒロイン。
西木野真姫みたいな髪型をしている。
24世紀の住人だったが、ガンダムを輸送中に政府軍に追われ、現代に辿り着いてしまった。
ガンダムの正式パイロットだったが、時夫の方が上手く扱えることが分かった後、西御門家のGファイター専属パイロットとなる。
男勝りな口調だが、意外と女の子っぽい一面を見せることもある。
環境省軍総攻撃に際して時夫と一緒に未来に帰還した。
そして3年の後に再び現代にタイムスリップし、空母ホワイトベース艦長として解放機構軍の現場指揮を執ることになる。
西御門家の第18代当主。時夫のクラスに突如編入してきた
イザーク・ジュールそっくりな少年。
和風にデザインされた鎧を装備した「武者Zガンダム」を駆り戦う戦士で、ド素人の時夫と比べかなりクールかつリアリスト。
時夫と共に環境省軍と戦う。
朔也に仕える執事。朔也からは「じい」と呼ばれている。
愛機はジムスナイパーⅡ。老人に格闘戦をさせるわけには行かないからか？
道明寺家の跡取り息子。高2。朔也とは幼馴染。
道明寺流機動拳の継承者で、シャイニングガンダムを駆り超人的な格闘技術で敵をバッタバッタと薙ぎ倒す。
面倒見のいい頼れる兄貴分。
コロニー政府
コロニー軍の総指揮官。
ガンダムXを駆る謎の男。ガンダムシリーズお決まりの
「素顔を隠したライバル」ポジション（搭乗機がGXということもあってサングラスだが）。
アイコの持っていたガンダムを追いかけて現代に現れ、時夫がガンダムに乗るきっかけを作った。
優れたパイロットであるだけではなく、指揮技術も卓越している。
アイコの兄。ガンダムを運んでいる最中にゲートに巻き込まれ、失踪した。
実はある人物の家族でもある。
環境省
環境省長官。本作のラスボス。
既に老齢であるがバリバリの軍人であり、現代日本を征服しようと目論んでいる。
愛機はプロヴィデンスガンダム→デビルガンダム。
環境保全部隊隊長。ストライクガンダムのパイロットであり、外見がそっくりなファーストのパイロットである時夫と敵対する。
物腰が柔らかいが敵対者は子供だろうが容赦なく殺す性格。
後にダグラスの陰謀によりデビルガンダムの生体ユニットにされる。
本名不明。イージスガンダムのパイロットの青年。ハインリヒとのコンビネーションを得意とする青年。
保全部隊の紅一点。かなりの美人だがややトリガーハッピーな所がある。
機体は砲撃系のものが多く、狙撃に向いているようだ。
保全部隊の隊員。ブリッツガンダム使いで、狡猾で残忍な性格。
保全部隊の隊員。ローザとは対照的に格闘系の機体を好む男性。
ジョラスとイージスの人がやられてしまったので、ハインリヒやローザとスリーマンセルを組む。
登場機体
解放機構軍
主に地球連邦軍陣営の機体が多い。
コロニー政府軍
ジオン・ティターンズ系MSの他、XやSEEDの機体が中心。
余談だが、ご覧のように味方側に（当時最新作だった）種系のMSがいない＆G兵器が揃って敵役なのは、高山先生が
自分で描いた『DESTINY』とアニメ版DESTINYとの落差にブチ切れたから・・・という説がまことしやかにささやかれている。真相は不明。
道明寺流追記・修正術！
大日如来が炎の化身、不動明王の憤怒もて！
今こそ未完成記事を修正せん！！
- Ｚガンダムは武者鎧風のオリジナルの増加装甲を装備(武者精太頑駄無とは違うデザイン) -- 名無しさん (2016-01-20 17:49:38)
- もっと長期間みたい作品だったなぁ 時夫もいつかゲームの方に来てほしい -- 名無しさん (2016-01-20 20:07:16)
- ガンダムというシリーズに新規ファンを得るにはうってつけの作品だったな -- 名無しさん (2016-01-20 20:58:05)
- ストライクが敵として出てくるなら原典で敵の使っていたモビルスーツも味方として出して欲しかった。ギャンとか -- 名無しさん (2016-01-20 21:21:40)
- たしか打ち切りエンドだっけ？ -- 名無しさん (2016-01-20 22:13:32)
- ↑そう。しかもテレまんがヒーローズで2回も完結編をやる事になったが、それでも打ち切りエンドだった。 -- 名無しさん (2016-01-20 23:01:37)
- ↑オリジナルだったら最後まで完結してほしいわ・・・ -- 名無しさん (2016-01-20 23:13:32)
- エルブルスはガンダムシリーズでもトップクラスの狂人だったな なんであんな考えに至ったんだろ -- 名無しさん (2016-01-20 23:25:43)
- そういや第一話でガンダムを思いっきり「ロボット」って呼んでたな。なぜか新鮮だったわ。 -- 名無しさん (2016-01-20 23:36:23)
- 割とガチでリメイク且つ完結してほしい作品だわ。色々なガンダムが出てくる漫画といえばEXAやフルカラー劇場辺りなんだが、フルカラー劇場はコメディだしEXAは何というかコレジャナイ感あるからなぁ -- 名無しさん (2016-01-21 03:44:00)
- 真の最終回でのアオリ文句が「平和へ向かって飛べガンダム」だったのが、何か来るものがあった。 -- 名無しさん (2016-01-21 12:02:30)
- また懐かしいモノの項目を立てたなぁ…（褒め言葉 -- 名無しさん (2016-01-21 20:32:38)
- メタな要素を踏まえれば最終話のラストシーンの直後でイクスorアルアダが乱入してきてGAデータを崩壊させられた結果打ち切りENDになったとか？ -- 名無しさん (2016-01-22 09:14:03)
- 本編読んでないから分からんのだけど、ハインリヒが「後にハインリヒの陰謀によりデビルガンダムの生体ユニットにされる」って合ってるの？ -- 名無しさん (2017-07-28 13:09:07)
- 新装版を出して物語の完結を書き下ろすという選択肢はないのだろうか・・・ -- 名無しさん (2023-02-22 11:05:48)
- ↑6 EXAは単行本か何かで述べられていたが「ストーリー等の大筋は上から渡されたモノ」という事を話していたから外してやれ。 -- 名無しさん (2023-03-10 12:47:35)
最終更新：2023年05月26日 21:59
