天龍型軽巡洋艦(艦これ)

登録日:2016/01/18 Mon 23:24:05
更新日:2023/11/29 Wed 12:34:51
所要時間:約 9 分で読めます




ここでは、艦これにおける軽巡洋艦の天龍型軽巡洋艦について解説する。


概要


太平洋戦争に参加した軽巡洋艦の中で最も旧式だったのが天龍型である。
本来、水雷戦隊旗艦は後方からの支援や索敵、防空を中心の役割を担うことを想定されていた。
だが、これを覆して前線に出る水雷戦隊旗艦として作られたのが天龍型で、作られた当時には完全に世界水準を上回っていた傑作である。

だが、完成当時は世界水準を優に上回っていた天龍型も、太平洋戦争時には時代遅れになってしまったのが実情である。*1
なにせ、速度的には新鋭の特型駆逐艦や陽炎型駆逐艦についていけない上、改装も難しい作りになっていたのだから……*2
本当なら廃艦なり海防艦にでもなって前線引退ということになるはずだったが、戦争に入ると軽巡が足りないという状態のため、二線級の天龍型にも出番が回ってきたのである。
とはいえ、基本的には地味な輸送護衛任務が基本であった。

天龍の最大の見せ場は、第一次ソロモン海戦における武勲である。
旗艦の鳥海含め、旧式艦や未改装艦の寄せ集めで敵を叩くというお世辞にも恵まれない条件下で連合国海軍を一方的にボコり、ミッドウェー敗戦なれど日本の水雷戦隊・夜戦能力いまだ健在であることを示した*3
この海戦の武勲艦といえば旗艦の鳥海であるが、鳥海とはぐれたりする中で天龍も奮戦した。そもそも天龍の参加自体が、もともと予定されていない上層部での談判の結果によるものだったりする。*4*5

が、同年12月18日、輸送任務中に潜水艦アルバコアによって天龍は沈没。*6
龍田の方は前線に出ることがあまりなく、天龍とともに出ると黒星をつけられ、修理しても当時でも古い部品のせいで不具合の原因究明に四苦八苦するなどいいことがない。
戦前からしばしば事故に祟られていた。
天龍沈没後も地味に輸送任務をこなし続けていたが、こちらも1944年にまたしても潜水艦サンドランスによって沈められた。その時も海上で必死で粘り続け、戦没者を僅か*7に抑えた。



ゲーム中において


絵師は両者とも彩樹、声優は井口裕香
いずれも艦これの顔キャラの一角と言っても過言ではないほど出番の多い軽巡である。

場合によっては1-1で開始早々入手できる上、龍田は任務報酬にもなっている。
最初の軽巡洋艦が天龍型だったという提督は多いはず。

二人に性能差はほぼないのだが、上記した通り旧式軽巡洋艦であったこともあり、性能方面ははっきり言ってお察しである。
全く勝負にならないような差がある、というほどではないのだが、序盤から入手しやすい川内型球磨型・長良型などとと比べてもはっきり差がある。
火力や雷装といった能力が伸びないのも痛いが、おそらく一番の問題は偵察機の搭載数が0であること。他のほとんどの軽巡は、航空優勢以上ならば改造後の3スロットに主砲2つと偵察機で連撃を狙う装備が鉄板だが、偵察機の数が0だと昼戦で連撃ができない。
そして改段階までの能力値にはサービス開始時から一切上方修正が施されていないため、現状一部の武闘派駆逐艦改を下回る部分すら存在する。
こういった理由から、戦力としての天龍型は数合わせや出撃任務達成用の域を出ない。
なのに天龍は三川艦隊絡みでの出撃任務が少なくないため、全く育てないと後で困ることもあったりする。
一応運が17と比較的高いので、夜戦カットイン狙いという戦術もあるにはあるが、特別高いというほどでもないし、序盤海域で夜戦カットイン狙わないと…という事態は考えにくいだろう。
改装すると運も並に下がってしまうし、カットイン狙いが必要な海域に進む頃には軽巡はそれなりに揃っているはずである。

しかし、天龍型にはもうひとつの顔がある。
それは遠征要員。他と比べて資源集めの効率が非常に良いことで知られる海上護衛任務を始め、軽巡洋艦が1隻必要な遠征は少なくない。
とはいえ、遠征に出すにあたっても相応に燃料と弾薬を食う。
ところが天龍型の燃費は他の軽巡と比べて良いため、遠征要員として引っ張りだこなのだ。*8
兵站の重要なこのゲームにおいて、遠征要員としての地位がどれほど重要かは、ベテラン提督になればなるほど身にしみる。
流石に大発が装備可能かつ内蔵までしている鬼怒改二と比較すると劣る点もあるが、彼女が改二になるにはそれなりの高レベルと設計図が必要になるのでそれまでは基本的に天龍型の独壇場である。
二次でもその点を強調されることは多いのだが、これについては後述。

こうしてサービス開始から長らく不遇な扱いであったものの、2018年初となるメンテナンスにて龍田に、そして7/12に天龍に改二が実装された。詳細は後述。

キャラクター概要


艦名的に見れば天龍は東海の氾濫常連の河川「天龍川」由来であり、龍田は紅葉を歌った百人一首の在原業平の和歌で有名な奈良の「竜田川」に由来する。
談判で強引に出てきた天龍に静かに輸送をこなし続けた龍田という史実とも微妙にかぶるためか、天龍は暴れん坊、龍田は美しく淑やかというイメージが近いといえば近い。
だが、そこから発展したのかさらなるキャラ付けをされているのが艦これ世界である。

なお、二人とも手持ちの武器を持っているが、劇場版では天龍の刀は武器ではなく防具、艦これアーケードでは龍田の薙刀は主砲として機能する事が判明した。
しかも龍田の薙刀は主砲が仕込まれているというわけではなく、振るうとその軌跡から砲弾が出てくる。
どうなってるのこれ……

天龍

怖くて声も出ねぇかぁ?オラオラ!

刀を鞘から外した状態で常に携え、一人称は「俺」の俺っ娘。脱げっぷりはそんなでもないが、阿賀野型(除末妹)と並ぶ軽巡トップクラスのナイスバディだったりもする。
オラオラ!と言って攻撃したり、着任早々「フフフ…怖いか?」と提督を脅すかのような言動を取る。付いたあだ名ときたら「フフ怖」
上記の控えめな性能と裏腹に、性能面でも自信満々。もちろん遠征ではなく戦闘に出る気マンマンである。*9

出る予定がないところを談判して出てきたという史実エピソードを反映してか、熱血で戦意旺盛。それだけならよいが、中破以上で入渠させても「死ぬまで戦わせろ!!」と叫びだす始末。
大破してなお戦意を失わず、ドック入りにいい感情を示さない艦娘は結構いるが、「死ぬまで戦う」とまで言い出すのは天龍くらいのもの。
ここまで来ると好戦的を通り越して悲壮感すら感じられてくるが、その辺は各提督の解釈に任せるとしたい。
片目は眼帯をしているが、史実で探照灯を潰された経験があるのが反映されているという説があり、そうすると単なる飾りではなく本当に隻眼だと思われる。

ケッコンを申し込むと対応は意味が分かっているのかわかっていないのか笑い飛ばし。セクハラしても性能自慢をはじめると女性らしさは皆無。
しかし、2016年バレンタインボイスでは提督を長時間待ってチョコを渡し、ホワイトデーボイスでは提督からお返しを貰えて戸惑いながらお礼を言うなど、
ここにきて根は純情な事が示唆され始めた。

節分ボイスでは、頭の飾りが角っぽいという理由で豆をぶつけられていた。
特にとある艦娘は「鬼なのです」と喜々として豆をぶつけていた模様。

秋ボイスでは突如芸術に目覚めて作詩をしてみたが…

そして前述の通り、2018/7/12のメンテナンスにて改二が実装された。
改造レベルは84と少々高め。遠征に次ぐ遠征でとっくに99だったという提督も多かった模様

特徴としては、とうとう水上偵察機が搭載すらできなくなり、副砲や大型電探も装備できなくなった代わりに何故か載せられるようになった回転翼機と、実装当時軽巡としては初となる96式150cm探照灯の装備が可能となった。
更に全体的にステータスも向上。特に対空は大きく伸び、龍田と同じく天龍型固有の対空CIが発動可能なことから、史実で計画こそされたものの艦の老朽化等の理由で実現されなかった防空巡洋艦への改装がモチーフになっているとされる。

しかし弾着観測が不可であることや、甲標的なども装備できず依然として火力不足に悩まされ、大型電探と水上偵察機が搭載不可になった弊害で索敵面でも不利になり、
夜戦火力は伸びたが、飛び抜けているわけでもなくむしろ軽巡改二では下から数えた方が早い。
運の初期値も17で夜戦CI要員にするにしても不安が残り、副砲を装備できなくなったので連撃装備ではむしろ夜戦火力が低下
大型探照灯でのデコイは出来るが装甲が軽巡改二ワースト1位で回避も飛び抜けているわけではなく、多摩改二のように特定バルジとのシナジーもないので防御面も不安が残る。
対潜は川内改二をも抜いて改二勢ワースト1位となり、回転翼機は搭載出来ても現状搭載するメリットが天龍型には無いに等しく対潜面に於いても不利*10大発動艇系の装備も出来ないので対地・輸送及び遠征でも不利、
対空においても天龍専用CIの発動には高角砲2~3本搭載必須と厳しい上に大型探照灯でのデコイも出来なくなり、そもそも専用CI3種全てが汎用CIより弱く、同じ高角砲ガン積みの状態でも五十鈴改二に防空係数/固定撃墜ボーナスで負ける上に主砲カットインを誘発してしまうという残念さ、
2019年秋イベントで実装された、5inch連装両用砲(集中配備)及びGFCS Mk.37+5inch連装両用砲(集中配備)がやっと天龍改二に載せれる中口径高角砲かと思われたが、フィット対象以外が搭載すると目に見えるレベルの過積載ペナルティが掛かって回避率が死ぬ*11という一品であり、
副砲搭載不可のため対空役として機能するには秋月砲がほぼ必須……と、どこを取っても足りなさ過ぎる。せめて副砲が搭載可能か、8cm高角砲が補強増設枠に載せられればこんな事にはならなかっただろうにと悔やまれる事が多い。
全面的に物足りない上に、飛び抜けた強みすらないことから、もともと一癖も二癖もある軽巡改二の内一隻としてはかなり苦しい立場にある。
さらに2018晩夏イベントにて同じく大型探照灯を装備可能かつ似た対空CIを持ち、4スロットかつ水上爆撃機も搭載可能で対空値が100に届くGotlandが実装され、2019年秋イベントで内部的には軽巡として扱われるガチガチの防空艦Atanta*12が実装されるなど、厳しい状況が続いていたが、
2020/1/14メンテナンスで実装された三川艦隊仲間である夕張改二シリーズが軽巡初の5スロだったりスロット数の暴力と装備改修次第で夜戦火力キャップに到達したり、先制対潜が可能だったり、似たような対空CIを持っていたりと盛られまくった性能で、更に天龍改二の立場が悪化。
「三川任務を含めて普段の出撃/遠征に起用するかも怪しくなった」「出撃で使わず遠征がメインとなるならば、最初から改造しないほうがいいのではないか」「軽巡改二最弱」という評価を下す声も……*13
一応、天龍改二実装後に高いステータス合計値が求められるマンスリー遠征が実装されているため、大発動艇の搭載を他の艦に任せて自身は中口径主砲をガン積みして合計値の底上げを行える、という点では優れているが、対空は兎も角火力と対潜が低すぎるのでそちらの合計値が足りず結局燃費を犠牲に4スロ軽巡に差し替えられる事も少なくない。
現状ですら一時の五十鈴改二を軽く越える不遇ぶりのため、今後天龍改二に何らかのテコ入れが無ければ天龍改二の不遇は悪化の一途を辿っていく事は想像に難くない。
実際問題、2019年秋イベント「進撃!第二次作戦「南方作戦」」E6ではソロモン組という事で特効はあるだろうとされていたが、甲作戦時の高い攻略難易度と天龍改二の悲惨なスペックの相乗効果で、結局詳細な特効倍率が不明のまま終わってしまった。いくらなんでもあんまり過ぎではなかろうか…
一方、搭載できる装備や周回する上での燃費の都合上から秋刀魚漁には最適解。やっぱり後方支援…



龍田

出撃します。死にたい船はどこかしら~♪

薙刀(小説『とある鎮守府の一日』より)を携えているが、天使よろしく頭頂部に浮かぶ輪っかは一体なんなのだろうか。神獣鏡ではないと思いたい。

公式にて、「性格は、怒らせるとちょっと怖いヤンデレ風味な軽巡です。」と書かれている。つまり公式公認のヤンデレ風味。
蠱惑的な声でさらっと物騒な事を言ってくれるので、確かに怖い。というかヤンデレ風味というけどデレてる感じがしない。
その物騒さが深海棲艦のみに向けられるならまだいいのだが、提督にも向ける。
セクハラすると「手が落ちても知りませんよ~」、と蠱惑的な声で脅し、執務室にクーラーつけても蠱惑的な声で制裁をかけてくる。
自分ではものすごーく涼しそうな水着姿を披露していたりするのだが、まさか見てほし(シニタイフネハドコカシラー

潜水艦が大の苦手。潜水艦とぶつかって沈めてしまったり*14最後も潜水艦に沈められたりといい思い出がないせいか図鑑でも潜水艦を気にする。

天龍をものすごく気にする。天龍がすねる、天龍が迷惑かけていないかと二言目には天龍である。天龍に対してヤンデレではない…はず
しかし、上記の通り龍田はチュートリアル的な簡単な任務の報酬で絶対に手に入るが、天龍はドロップ&建造の運次第。つまり貰った龍田を早速使った新米提督に、居もしない天龍のことを語りまくる別の意味で危険なヤンデレになることも。
ケッコンを申し込んでも天龍のことが気になると反応し、その後もあまりデレてくれないため、ケッコンオコトワリ勢に挙げられる。
が、2016年バレンタインボイスでは提督に「何を物欲しげな目で見ているの?欲しがりやさん、しっかり味わうといいわ」とチョコを渡し、ホワイトデーボイスでは
「勿論、私にだけよねぇ?」と遂にヤンデレ風味の本領を発揮し始めた。

節分ボイスでは、「しっかり鬼にぶつけろ」と駆逐艦に豆を配っていた。
龍田のボイス単体ではどうということはないのだが、天龍ボイスと合わせて聞くと…

秋ボイスでは天龍の作った詩に大・爆・笑していた。

こちらも前述の通り2018/1/17に改二実装。改装レベルは80。
設計図は必要ないが、少量の高速建造材と開発資材を要求される。
天龍と同様に大きく雰囲気が変わり、水着グラに近い大人びたイメージになり、魚雷発射管が1門削減されている。

性能面では、一部装備が搭載出来ない上に火力・夜戦火力ともに大きく低下した代わりに
改の時と燃費が変わらないこと、大発動艇が装備可能なことから遠征向けのスペックに磨きがかかり、
五十鈴改二などと同じく無条件の先制対潜や天龍型固有の対空CIなど、通常戦闘での活躍よりむしろ後方支援に徹する形となり、
期間限定イベントでも序盤海域や輸送作戦での活躍が大いに見込まれる。

かと言って後方支援だけが能ではなく、ケッコン・海防艦なしで1スロの先制対潜を大発と両立できるのは彼女と朝潮改二丁しかいないので
19春E-3、21梅雨のE-4前半など対潜と対地の両立が必要なマップの場合は主力として、イベ最前線でも天龍よりよっぽど戦えてしまう。
ちなみに、当初はソナーなしで大発系と先制対潜を両立できる唯一の艦であった
夜戦火力こそ天龍に比べ14も低いはずなのにどうしてこうなった…
先制対潜自体は、初期はソナーがないとロクなダメージが入らなかったので殆ど意味がなく、無条件先制対潜(笑)な状態だったが
現在は対潜20を誇るフレッチャー任務の対潜魚雷など非ソナー系の強装備が増えてきたことで需要も大きくなっている。
特に、対地と対潜を両立できる二式12cm迫撃砲改 集中配備は対地と対潜に特化してる自身との相性が非常に良い。

後に夕張改二特が対潜・対地を両立しつつさらに上回る対潜火力を手に入れたが
海防艦・ケッコン・増設などレアドロやリアルマネーがかかる艦なので、無料で上記の性能を持つ龍田は作りやすさで上回る。

また、武装大発やAB艇という対PTと対地をある程度両立した装備がでてきたため、
高速と対PTと三点セットと先制対潜という夕張ではできないマネもできる。

創作での扱い


時報未実装、性能的にお察しとやや不遇の感もあるが、二次においての二人は非常に優遇されていると言える。
2015年夏には水着姿の季節絵も描かれるなど、公式でも巻き返しが図られている感もある。

天龍の場合、先述した遠征要員としての活躍を良い方向に評価され、公式四コマ含む多くの二次創作で「やや乱暴ではあるが、面倒見の良い駆逐艦たちの姉御」としての地位を確立している。
遠征だけではなく魚雷や砲撃についての訓練教官を受けもつ例もしばしばである。
連載漫画「水雷戦隊クロニクル」では龍田ともども第六駆逐隊と組んでいる。
この漫画、主人公は第六駆逐隊であるが序盤の天龍がやたら力の入った描写をされており、
最後の最後に第六駆逐隊の援護に助けられたとはいえヲ級eliteをズタボロにされながらもほぼタイマンで討ち倒す、
合同演習にて狂犬夕立改二*15全く敵わずズタボロにされながらもタイマンで自身に釘付けにして味方の援護に行かせない
と、決してカタログスペックは高くないが高い練度と経験でそれを補うベテラン戦士として描かれている。
そして、天龍&龍田が子どものような駆逐艦を引き連れて遠征に行くことから、いつしか引率の先生に擬えて「天龍田幼稚園」という言葉が登場するようになった。
ある程度戦力が整ってくると、着任したての駆逐艦は遠征担当にしてある程度育ててから海域に出す提督は多い。
なお、自衛隊の護衛艦「てんりゅう」は訓練支援艦として海上自衛官を育てている。*16*17公式も意識したわけではないのだろうが、そういった教官としての視点で天龍の働きを見るとなかなか胸熱である。

他方、眼帯をしていたり、性能がそこまで強くないのに自信満々な性格を逆手に取り、「厨二病」「大言壮語ヘタレ」
というキャラ付けをされることもしばしば。あと稀に名前繋がりで某プロレスラー本人かその娘扱いされる事も。
眼帯、刀を持った男勝りの俺っ娘軽巡という点で木曾と類似点が多いのだが、あまり絡んではいないように見え、たまに絡むとむしろ喧嘩していることも。仮にガチで殴り合いになったらどっちが勝つかはお察し
武器の刀で闘う・・・ということは設定上は無いはずなのだが、二次創作では、下手すると艤装で戦ってるシーンより多いんじゃなかろうか?
前述の『水雷戦隊クロニクル』でもヲ級eliteにとどめを刺したのは刀だったし。
そして劇場版では登場するなりあの刀でカッキンカッキン敵の砲弾を弾きまくってまさかの防具だった事が判明、視聴者を驚かせた。
その弾きっぷりは意気揚々と砲弾ぶち込んだ重巡リ級がドン引きするほど。そりゃ一番装甲薄そうなヤツ狙ったら回避すらされずに弾かれ、ついでに「フフ、怖いか?」と言わんばかりのドヤ顔までされたらそうなるわな…
まさかの天龍のガチの「フフ、怖いか?」に驚いた視聴者だったが、その後日常シーンで待っていたのは怪談話にビビりまくってる天龍ちゃんだったとさ。「フフ、怖いよ!(涙)」


龍田はもちろん天龍田幼稚園の先生役でもあるし実際そのような絡みも見られるが、天龍と比べるとあまり強調されない。性格的に不安を覚えられるからだろうか。
龍田の場合多く強調されるのは公式でも見られる天龍を半ば溺愛しているかのような性格で、天龍が龍田にいじられまくるのがしばしば。
また、ヤンデレ風味属性も健在であり、提督や深海棲艦どころか他の艦娘たちをもしれっと怖い事を言ってビビらす。特に史実トラウマの潜水艦を相手にすると公式4コマでも結構対応が怖い。
天龍の面倒見の良さが強調され、「天龍は実はそんなに怖くない」という認識が広がっていったせいか、遂には「天龍型の怖い方」と言ったら龍田を示すようになっている。
また、史実において龍田で作られていた揚げ物が「竜田揚げ」だったという説もあることから、料理上手というネタも。*18
ちなみに二次でも天龍と違って薙刀を「武器として使っている」様子はあまりないあの槍が主砲なんてわかるか普通、というか天龍と比べてもあまり戦闘に出ていない。


なお、声帯の妖精さんは天龍の薄い本に興味があるとか発言した事がある。
というか、薄い本も天龍が多いと思っているらしい。加賀さんは泣いてもいい…んだろうか



フフフ、追記・修正か?


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最終更新:2023年11月29日 12:34

*1 もっと古かったのが金剛型戦艦だが、こちらは改装がうまくいったので一線級でいられた。

*2 摩耶様よろしく防空巡洋艦として換装するという案も出たが、太平洋戦争開戦で沙汰止みとなった。

*3 ただし、重巡加古は沈められた上、本来の目的たる輸送船団叩きは危険と判断して撤収した結果できず、日本軍でも戦術的勝利に過ぎないと辛辣な評価を食らってしまった。現代でも撤収の判断については賛否が分かれる。

*4 といっても、天龍型の性能の悪さはかなり足を引っ張っていたとか、塞翁が馬的な幸運に恵まれたという話もある。

*5 水木しげるの戦記漫画では「大砲を撃ったら電気が止まった天竜のようなオンボロ艦」とボロクソに言われている。

*6 艦これ界隈で「またアルバコアか」という言葉ができるほど、アルバコアは日本艦を沈め、日本最新鋭の空母大鳳まで餌食にしている。もっとも、そのアルバコア自身も機雷に触れてしまって沈没した。

*7 といっても26名。海戦はこれが「僅か」に見えるほどに尊い人命が大量に失われる世界である事を提督諸氏はゆめゆめ忘れないで欲しい。艦これは平和を祈るゲームである。

*8 改装すると燃費が悪くなるため、あえて改装せずに遠征に出し、出撃任務は二人準備するか他の艦の性能でなんとかカバーしていく提督もいる。

*9 運営が絵師に頼んだらものすごく強そうな現在の天龍が出てきて、これもあり、ということでこういった性格付けがされているらしい。

*10 ちなみに短射程と低い対潜値が仇となっており、1-5でのキラ付けを試みると射程調整必須のため実質2スロに対潜装備を詰め込むしかないのでここでもチグハグさが露呈してしまっている

*11 艦によって変動するが、天龍型及び夕張は最悪レベルの過積載ペナルティが発生し、火力・対空-3に加えて回避-8という天龍型にとって無視することも厳しいマイナス補正が掛かる。GFCS Mk.37+5inch連装両用砲(集中配備)も同値であり、装備による回避補正を打ち消すどころか単純にマイナスとなる

*12 防空能力極振りのステータスのため、砲雷撃戦の火力が高くなく先制対潜のハードルが極端に高いなど一概に天龍改二の上位互換とは言えないが、対空能力の差に関しては言うまでもない

*13 夕張改二自体も色々積みすぎたせいか装備スロットに伊勢型改二と似た搭載制限があり、天龍改二と同様に副砲や水上偵察機を搭載出来ない等の縛りはあるが、今後水上偵察機が搭載可能になる事と更なるアップデートも示唆されている。また、専用対空CIがあるのは改二(無印)だけだが、そもそも他の形態も天龍型専用CIと同等の汎用対空CIを4,5,増設スロだけで出せる

*14 1924年、佐世保にて発生。海流や天候が悪く、1カ月近く救助できず潜水艦の方は全員窒息死という悲劇が発生している。なお、この件は不運な事故という側面が強かったのか、龍田乗員が責任を問われたという情報は建て主の検索してみた限りでは見当たらない。

*15 ご存知規格外駆逐艦。人によって評価は変わるだろうが多くの人は戦闘力では天龍型を上回ると答えるだろう。

*16 主に対空訓練の支援に用いられている。てんりゅうは新造であるが、訓練支援艦を「新造」する例自体、外国と比べて珍しい。

*17 なお、天龍は天龍川由来だが、てんりゅうは天竜峡由来なので、厳密には名の由来が違う。こまけぇことはいいんだよ!!

*18 もっとも、竜田揚げの名の由来は諸説ある。