スターニンジャー/キンジ・タキガワ

登録日:2016/01/16 Sat 12:10:51
更新日:2023/08/15 Tue 19:42:47
所要時間:約 11 分で読めるでございやす





※推奨BGM:「次回!!」

次回、手裏剣戦隊ニンニンジャー!

じいちゃんを襲ったヤツを倒す!!

当代一の妖怪ハンターとはあっしのことでございやさぁっ!!

妙に親近感湧くって言うか……。


忍びの10 ヒーハー!金色(きんいろ)のスターニンジャー

ロックなビートで行きやすぜ!!









\ギュイーン/

Year,ha!!

They are the grand childrens of LAST NINJA‥‥。
(あいつらがラストニンジャの孫‥‥。)


It's a getting exciting,now!
(これは盛り上がってきたな!)

Wow!!

\ギュイーン/



『ラストニンジャ』の称号を得るために
祖父の志継ぐ
倒す相手は恐るべき敵、戦国最凶『牙鬼幻月』
アメリカから来たロックなあいつ

忍 び な れ ど も パ ー リ ィ ナ ァ イ ! !



スターニンジャー/キンジ・タキガワとは、手裏剣戦隊ニンニンジャーに登場する人物の一人であり、同作の『 追加戦士 』である。

演:多和田秀弥(現:多和田任益)

キャラクターソング:「Shooting Star」


【ザ・人物!】


知らざぁ言って聞かせやしょう。

あっしの名は、スターニンジャーこと……

キンジ・タキガワ。

アッメェ~リカが生んだ、リアルニンジャにしてぇ!

当代一の妖怪ハンターたぁ……
あっしのことで、ございやぁすぅ!!

「終わりの手裏剣」を求め、ラストニンジャこと伊賀崎(いがさき)好天(よしたか)への弟子入りを願う青年。
年齢は22歳で、天晴より2つ年上、ニンニンジャーでは最年長となる。
一人称は「あっし」でバリバリの英語と、時代劇&落語で身に付けた江戸っ子口調を交えて喋るリアルニンジャ。
「~ます」「~ました」の「ま」を「や」にして話す

当代一の妖怪ハンターを自称しており、趣味は今から倒す妖怪との自撮り。
好天(に化けたマタネコ)から「ただ写真を撮りたいだけではないか」と言われても否定できないほどの自撮り好き。
そのため、カッパやテングといった超有名所が既に倒されたと知った時は嘆き悲しんだ。


【ザ・性格!】

無鉄砲な面と優しい面を持ち合わせており、伊賀崎(いがさき)風花(ふうか)曰く、兄の天晴(たかはる)と似たところがあるとのこと。
しかしその一方で、一人孤独に戦ってきたせいか、オオカミオトコへの復讐心や、十六夜九衛門への執着などを一人で抱え込んでしまう節がある。
そして、焦りから迷いを抱いてしまうことが多く、好天からはその心の弱さを何度も指摘されている。
こうした点から、仲間意識の強く明るい伊賀崎家のメンバーと対照的に、本編の所謂シリアス回をほとんど一人で背負わされる難儀な男である。

妖怪ハンターとして戦っていたおかげか、天晴達よりも能力は上である様子。
しかし、なまじ雷や風などの術を先に身に着けたせいで変なクセが付き、五遁の術の扱いに苦戦するという欠点も見られる。

好天の書いた本があったとはいえ、変身アイテムや装備も全て自前で開発するという、どこかの寿司屋並みの天才でもある。
なお、その寿司屋とは和風戦隊の金色で、変身アイテムが食べ物型で、マークが星という共通点がある。
また、ギター片手に颯爽と現れる姿は某私立探偵を思わせる。

家族は父・ジュンジと兄・レイジで、この二人は西洋妖怪オオカミオトコとの戦いで命を落としていた。父と兄で旅行に行ったときに取った写真を今でも大事に持ち歩いている。
彼が好天に弟子入りして「終わりの手裏剣」を求めていたのも、その力で父と兄を生き返らせようとしていたため。
ちなみに、母親については作中では語られておらず、故人なのかどこかで生きているのかは不明。

天晴達の前に現れたかと思えば、おでん屋として働いていた好天に「お命頂戴いたしやす!」といきなり切りかかるという凶行に及ぶ。
だが、それは好天自身が「弟子入りしたければワシを倒してみろ」と言ったのを、試練として真に受けたため。
その後好天に「1か月以内にニンニンジャー5人を倒せば弟子入りを認める」という新たな条件を出され、忍者道場に居候をすることとなる。
そうして、好天の孫たる天晴達の刺客兼世話係という奇妙な間柄として、ニンニンジャーと行動を共にすることになった。

だが、天晴達の実力の高さや、情が移ってしまったことなどから、彼らを倒せないまま時間だけが過ぎていく。(キャラクターソングの歌詞より、ここには彼なりの案外真面目な葛藤があった)
そして期限最終日、天晴達から最後の決闘を申し込まれるも、期限の時をアメリカ時間として考えていたため、時差によって期限を過ぎてしまい、なんと弟子入り失格。
誕生したばかりのサーファーマルと共に、アメリカに帰国してしまうのだった……



























\ザ・召喚! サーファーマル!!/

「何? 何が起こってるんでやすか!?」



……と思いきや、帰国した次の話であっさり戻って来た
正確には、サーファーマルのオトモ忍手裏剣を渡しそびれた天晴がサーファーマルを呼んだところ、ハワイでバカンスをしていたキンジも一緒に着いて来てしまったのである。
つまりビザ無しで密入国したと言う形になるが、気にしてはいけない。

その後、今度は刺客ではなく仲間としてニンニンジャーと行動を共にするようになり、好天からは新たな試練として「天空のオトモ忍を手懐けよ」と言い渡される。
だが、物扱いされることを嫌う獅子王を手懐けることはできず、代わりに仲間として共に戦うことを選んだ天晴の頑張りによって、獅子王の心を開くことができた。
そして、試練こそ達成できなかったものの、好天とは違う道を取ったことで好天を少し超えられたと認められ、「弟子見習い」となる事が出来た。

後に有明の方が西洋三大妖怪を呼び寄せることとなるが、その中に仇敵であるオオカミオトコがいた。
父と兄の仇であるオオカミオトコとの戦いに臨むも、人間の力が通じないオオカミオトコの斬撃に倒れてしまう。

その後、単独でのオオカミオトコとの決着を望み、療養中の身でありながら伊賀崎家を抜け出して一人彷徨うキンジの前に、九衛門が現れる。「オオカミオトコを倒すためには妖怪の力が必要」と告げる九衛門にそそのかされ、「妖怪融合の術」によって妖力を体内に注ぎ込まれてしまう。
だが、術が終わる前に「自分が弟子入りするのは妖怪を倒し、みんなを守るため」だと気付き、九衛門の誘いを振り切った。
そして妖怪の力ではなく、オトモ忍の精霊である獅子王の力を借りて(※実際にはこれは獅子王の力ではなかった)超絶変身を果たし、見事にオオカミオトコを打ち倒して正式な好天の弟子となる。

しかし、九衛門の術と、オオカミオトコとの戦闘で腕に負った傷のせいで彼の体内に妖怪の力も宿ってしまい、傷口や瞳が紫色に光るという怪しげな兆候が見られた。(オオカミオトコとの戦闘の際にも瞳が紫色に光っており、オオカミオトコに打撃を与えたのは獅子王の力というよりこの妖力であったと考えられる。)
更に、九衛門の策略によって手にした妖刀浦鮫によって妖力が増してしまい、ニンニンジャーたちに自分を倒すよう言い残した末に、自身が最も憎んでいたオオカミオトコへと変貌することに……。
だが、意識の中で天晴達の言葉を思い出し、自身の弱さを認めて受け入れることで、妖怪の力、迷いや恐れを打ち消し、その力を本当に自分の物として身に着けることができた。

終盤、九衛門に対しては、互いに孤独に生きてきた者として、伊賀崎家の者たちにはない一定のシンパシーを示す。
ニンニンジャーと九衛門との決着の際には、同じく居場所のなかったキンジだからこそ理解できる九衛門の心の内を見抜き、これを諭すこととなった。

戦いを終えた後は、ラストワールドワイド忍者の道を志し、ニンジャフードとしておでんの屋台を引きながら世界を股にかけている。


【ザ・人間関係!】

従兄弟の筆頭。彼からは「スター」「キンちゃん」で呼ばれる。
実力もニンニンジャーたちのなかでは最も近く、お命頂戴の相手としてよく戦っていた。

従兄弟の一人。彼からは「スター」「キンジ」と呼び捨てで呼ばれる。
英国式の彼とは何かと張り合うことも多く、最後まで「スター」呼びで通していた。
しかし、天晴という壁を乗り越えようとする共通意識もある。

従兄弟の一人。彼からは「スターさん」「キンさん」と呼ばれる。
素直に他人を尊敬できる凪の性格のおかげか、彼からよく懐かれており、ニンニンジャーへの仲間入りをするきっかけとなることが出来た。

従兄弟の一人。彼女からは「スターさん」「キンジさん」}と呼ばれる。
天晴に似ているためか、彼女からは親近感が沸くと言われた。
あまりに沸きすぎて、天晴と同じように容赦なく怒鳴りつけられる事も……

従兄弟の一人。彼女からは「スターさん」「キンジさん」と呼ばれる。

ラストニンジャである、尊敬すべき師匠。
九衛門の裏切りの経験と、キンジの強すぎる復讐心による危うさから、彼を安易に弟子にするのを拒み、厳しい課題を与え続ける。
しかし、その懸念こそが「恐れ」であり、キンジを信じろと天晴から指摘される事に。

  • ジュンジ・タキガワ、レイジ・タキガワ
妖怪ハンターをしていた、キンジの父と兄。
まだ幼かったキンジを守るため、オオカミオトコと戦うが、その刃の前に倒れてしまう。
スターソードガンは彼らの操っていた武器からヒントを得て作成したらしい。

牙鬼軍団の小姓。
かつてのラストニンジャの兄弟子として、キンジの前に現れては彼を闇へといざなう。

西洋三大妖怪の一人、残虐のジョーカー。
父と兄の仇という、キンジの因縁の相手。
しかし、オオカミオトコから受けた傷は、やがてキンジに最大の試練を与えることに……


スターニンジャー



スターニンジャーシュリケン!
ザ・チェインジ!

「手裏剣チェンジ!」


スターニンジャー!! Wao!!


「彩の星! スターニンジャー!!」


スーツアクター:高田将司

テーマソング:「スターニンジャー☆パーリナイッ!!」(歌:鎌田章吾)

キンジが忍者スターバーガーにスターニンジャーシュリケンをセットし、手裏剣チェンジした姿。
マスクのバイザーは(★)で、テンガロンハットにポンチョのようなプロテクターを纏ったウエスタンな姿をしている。……忍者?
また、他のニンニンジャーは腕の部分が黒いのに対し、スターニンジャ―は腕の色が青となっている。

長剣と連射が可能なライフルの複合した専用装備「スターソードガン」により、遠近共に隙のない戦いをする。
また、「風雷忍シュリケン」をセットする事で、強力な風と雷の術を操ることが可能。
武器音声では明らかに『○○マジック』と言われているが、キンジ自身は「シュリケン忍法○○の術」と言っているので、忍術であって魔法ではない……かもしれない。
必殺技は風の術で相手を竜巻に閉じ込め、スターソードガンで連続で切り裂く「ウイニングロックスター」


スターニンジャー超絶



「超絶変化!」

チョウゼツ、ニンジャー!!

「獅子王さんの力なら行けやすよね、あっしに力を貸していただきやすかい!」

獅子王「精霊の力をナメるなよ、オトモなれども暴れるぜ!!」


「ロックなビートで行くぜぇぇぇ!」


スターニンジャーが天空のオトモ忍・ライオンハオーこと獅子王を宿した超絶勝負チェンジャーで超絶変化。
人間の力では倒せないオオカミオトコに対抗するため、精霊の力を得た超絶変身体である。
スターソードガンと、八雲から渡された忍者一番刀との二刀流で、オオカミオトコを圧倒した。
必殺技は炎の刀の二刀流で相手を切り裂く、「超絶スター忍烈斬」


スーパースターニンジャ―




Catch a shooting star!
やっと 見つけられたのさ
かけがえない仲間と 新たな未来が!


「単なるパワーアップじゃございやせん!」


「スーパー! スターニンジャ―でございやす!」


九衛門の術とオオカミオトコの傷により、キンジの体内に留まっていた妖力。
それを自身の弱さを受け入れることで打ち消し、その力だけが彼の身に残ったことで得られた、2つ目にして彼専用の強化変身体
これに伴い、忍タリティによって妖刀・浦鮫を真の姿である『忍者激熱刀』に変化させた。

プロテクターの配色が黒地に金の模様から、金色と赤の模様というド派手なカラーリングに変わっている。
さらにその下から本物の布が生え、メキシカンポンチョのようなマントを羽織ったド派手な姿となっている。

必殺技は相手を雷撃で捉え、高速で接近し、すれ違いざまに切り裂く「激熱ライトニングスーパースター」「激熱ウイニングスーパースター」などがある。


オトモ忍

ロデオマル

キンジの操るオトモ忍。
シノビマルと同様、人型のオトモ忍である。
ウエスタンらしい飛んで跳ねる荒々しい格闘や投げ縄、バイソンライフルなどの多彩な武器を使って戦う。
また、バイソン型の4輪駆動マシン「バイソンバギー」を操り、時にそれと合体した「バイソンキング」によって妖怪と戦う。
なお、オトモ忍は設計をしたのは彼だが、組み立てについてはネットを通じて雑賀鉄之助に依頼をして作成した。


マゴイマル

カラクリキュウビへの敗北によって新たに作り出されたオトモ忍。
ゲキアツダイオーへの合体時には左腕を担当。
他のメンバーが四神+パンダである中弱そうなモチーフだが、恐らくは「鯉の滝登り」で鯉が龍になるという逸話から来ていると思われる。
八雲のあやつるセイリュウマルは右腕を担当しているため、少なからず意識されていると言えよう。


【ザ・余談!】

名前の元ネタは織田家に仕えた滝川一益。あの前田慶次の実父に連なる一族と言われる。

キャラクターソングの「Shooting Star」は、作中では忍びの36「キンジ、栄光のスーパースター!」で使用された。
キンジを象徴した歌詞と激しいロックなビートは、キンジの復活、そして覚醒の場面を非常に盛り上げてくれた名曲と言える。

彼の初登場は忍びの8のラスト。
しかしその時は顔出しだけのちょい見せ出演で、続く忍びの9で戦闘シーン初お披露目(相手は妖怪オオグモとされる)、メイン登場は忍びの10となる。
8話での登場は6人目であるレギュラー追加戦士としては当時最速である。
もっと言うなら忍びの7放送時のTVCMでも出ていたりするが……
だが、2021年の『機界戦隊ゼンカイジャー』において、ツーカイザー/ゾックス・ゴールドツイカーが第8カイ!からメイン登場した事によって、最速記録は最速タイとなる事になった。

準レギュラーの追加戦士、番外戦士を含めると、5話登場のキョウリュウシアン/ラミレスという分厚い壁が存在する。
また、番外戦士だとボス某天空聖者など、最初期からいるメンバーが後に変身するというパターンも有り。
出方はともかく最初から登場していたメンバーとして電光石火ゴウライジャー鳥男キョウリュウゴールド/空蝉丸も存在する。
ちなみに、その空蝉丸も9話にて初登場と、それまでのレギュラー追加戦士の中では最速の登場であった。

後に、忍者の仮面ライダーとして出演することに。


キンジ、お前には苦労をかけさせた。

心の弱かったお前も、今や信頼のおける立派な弟子じゃ。
お前ならば、ワールドワイドな舞台で活躍する忍者になれるじゃろう。


追記・修正でございやす!イー、ハァー!!

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最終更新:2023年08月15日 19:42