アオニンジャー/加藤クラウド八雲

登録日:2016/01/11 Mon 20:42:37
更新日:2024/04/17 Wed 18:41:43
所要時間:約 7 分で読めます





加藤(かとう)クラウド八雲(やくも)……

ここに推参。


加藤クラウド八雲とは、『手裏剣戦隊ニンニンジャー』に登場する人物の一人である。
そして、魔法戦隊マジマジジャーのリーダーも務めている。

演:松本岳


【ザ・人物!】

ラストニンジャ・伊賀崎(いがさき)好天(よしたか)の孫の一人。
年齢は19歳で、百地(ももち)(かすみ)と同い年(八雲の方が誕生日は遅い)。

イギリスにある魔法学校に留学しており、現在は帰国して休学中となっている。
イギリス生活が長かったせいか、イギリスの生活に染まりきっており(まあ名前にミドルネーム入ってるしね… )、「○○はイギリス人の誇りだ!」と口走ることもある。
そのために正座が苦手なようで、忍術の筆記授業中も他の4人の席が座卓なのに対し彼だけはメモ台と椅子になっている。
そして、その度に「やっくんイギリス人じゃないし…」松尾(まつお)(なぎ)に突っ込まれるのもお約束。
そりゃ母は伊賀崎好天の娘。父の苗字は加藤と断定できるし、英国人の血が入ってるかすらも怪しいです…*1


【ザ・性格!】

天才肌な皮肉屋で、英語交じりの言葉でしゃべる。口癖は「Great!」「easyだな」
なお、この「easy」については八雲を象徴すると言っても過言ではないほど程使用頻度が高く、忍びの26の時点でなんと48回も発言していた(凪調べ)。
発音は「イーズィー」であり、キンジ・タキガワからは「イージー」だと突っ込まれたが、そこは頑なに譲らない。
意味は主に「楽勝、簡単」と、そのままで使われる事が多いが、伊賀崎天晴(たかはる)に対し「easyだな」という事もあり、その時は「甘いな」などといった感じで使われる。
困難な状況では「not easy」、超絶変化した時は「super easy」など、派生系も存在する。

魔法学校で勉強していた実力は伊達ではなく、ステッキ一つで様々な魔法を使いこなす。
戦闘では炎や水、雷の攻撃魔法も使うが、相手を変化させる魔法を使うことが多い。
ちなみにこの魔法の呪文は、それぞれ文章を逆に読んだだけだったりする。
例、ダードラ・タイハ→吐いたらどうだ(本当の事を言わせる) レードモニ・シダリフ→振り出しに戻れ(かけた魔法を解除する)

物語当初は、ラストニンジャの孫として世界を守る為に戦うことは受け入れたが、世界で魔法を学んできた八雲にとって、忍術は既に古臭い物だった。
そのため、手裏剣忍法に対しての情熱は全くなく、祖父である好天にも尊敬の気持ちを抱いてはいなかった。
だが、霞から「忍術で勝負しても天晴君には敵わないんですよね?」と指摘され、更に天晴の実戦での実力を目の当たりにしてからは忍術を蔑ろにすることは無くなった。
それ以降、天晴へのライバル心からラストニンジャを目指すことを決意し、仲間とともに修行に励んでいる。
ちなみに、魔法を勉強していたためコツでも掴んでいたのか、最初は霞でさえ苦労していた五トン忍シュリケンの術を最も早く使いこなしていた。
忍術を軽く見ていたのも、その辺りの素質があったせいかもしれない。

ニンニンジャーの中ではクールに物事を考えられる性格で、仲間を守る為なら卑劣な手を使う事も厭わない。
十六夜流忍者スズメバチとの戦いでは、自分に想いを寄せている女性をあえて利用するという、ヒーローらしからぬ非情な手段で勝利を得ている。
しかし、その場合でも自分の身を晒して戦っているため、彼なりに礼儀をわきまえていたと言えよう。

その一方で、彼も他の従兄弟同様おっちょこちょいな所があり、不調気味な霞を見て「忍者と学生の両立に悩んでいるのか?」と的外れな助言をしてしまう事もあった。
また、見栄っ張りな所もあり、普段マミーと呼んでる母を仲間の前では母さんと呼んだり、エレナに対して「魔法戦隊マジマジジャーのリーダーをやってる」とウソを書いてしまう一面も。
なお、マジマジジャーの時の名乗りポーズは、天晴以外は魔法戦隊マジレンジャーのポーズと似ている。それもそのはず…(後述)
それぞれのメンバーと同じバックライトも使っている辺り、力の入れ所がおかしい(褒め言葉)

戦いを終えた後はイギリスに戻り、ラスト魔法忍者として魔法学校で魔法と忍術を組み合わせた授業に励んでいる。
……が、まだまだnot easy、課題は多いようだ。


【ザ・人間関係!】

従兄弟の筆頭。彼からは呼び捨てで呼ばれる。
超えるべき壁として、八雲の当面の目標となっている。


従兄弟の一人。彼からは「やっくん」と呼ばれる。
何気に「easy」の数をカウントされるという恐ろしい相手。


従兄弟の一人。彼女からは「やっくん」と呼ばれる。

従兄弟の一人。彼女からは「八雲くん」と呼ばれる。
「絶対に敵わない相手」と八雲からは認識されており、何をするにも一枚上手を取られてしまう。
「魔法ばっかり使うのは、忍者としての自分に自信が無いから」という手痛い指摘を受けることも……。
だがその一方で、「(天晴と比べて)八雲くんも中々の物と思います」と、それなりの評価を受けている。


ニンニンジャーの6人目。彼からは「八雲坊ちゃん」「ヤッキー」と呼ばれる。
日系アメリカンであるキンジとはウマが合う……かと思いきや、朝食や「easy」の発音などで張り合うことが多い。
イギリス育ちの八雲とアメリカンのキンジのコンビは、周囲からは「欧米コンビ」と呼ばれている。


ラストニンジャである祖父。
物語当初、忍者は既に古いものと考えていた八雲からは「爺さん」呼ばわりで、尊敬されていなかった。


天晴と風花の父で、八雲の叔父にあたる。
普段はのほほんとしているが、過去の記憶を取り戻し、夢を追うことの過酷さを思い出した際には「前代未聞の魔法忍者なんて、どうやったらなれるのか」と八雲に厳しく問いかけ、魔法忍者としての暗く険しい道を諦めずに進む決意をさせた。


  • 加藤春風(はるかぜ)
八雲の母で旋風の姉。彼女からはミドルネームの「クラウド」と呼ばれる。
本人は八雲からは「マミー」と呼ばれるが、人前では「母さん」で通している。
「忍術は古く、魔法ならまだカッコいい」という考えは、この母親譲りの物。
また、八雲が使っているステッキも、彼女からのプレゼントだったりする。


  • 獅子王(ししおう)
天空のオトモ忍・ライオンハオーの精霊。
当初は壁を単に乗り越えるだけの八雲とキンジを「お前ら面白くないんだよ」と言われていたが、固い壁を乗り越えるのではなく、柔らかくして突破するという機転から気に入られることとなった。
その後、忍者成人式の衣装で悩んでいた時には「俺に任せろ!!お前の成人式は、これで決まりだ!!」と、風花に続く生身超絶変身を果たす。一同の評価は好評だった。


  • カーリー
八雲が愛した芝刈り機で、入学祝いに母から買ってもらった。
単なる芝刈り機以上の感情を抱いており、妖怪オトロシとなってしまった時は、天晴達と敵対してまで守ろうとした。


  • エレナ
イギリスにある魔法学校の校長の娘。彼女からは母と同じく「クラウド」と呼ばれる。
まだ子供だが、八雲に結婚の約束をするおませさん。
なお、八雲の方は「イギリス人としてレディのプロポーズを無視できない」と本気だったが……?


ご存知、小津家次男にして魔法戦隊マジレンジャーのイエロー。
本編後イギリスに渡り、魔法学校の臨時講師を務めていた。『ゴーカイジャー』におけるマジレッド/小津魁の描写から、一時期魔法を使えなくなったはずだが、まあそこらへんは気にしなくてもいいだろう。
八雲たちを教えていたらしく、八雲の魔法は彼から教わったらしい。つまりは彼の師匠。呪文は似ても似つかないが(マジレンジャー達の使う呪文は事実上のプログラム言語と言える形をとっている)。
「大したことは教えてねーよ。しいて言えば、『勇気が大事』って事くらいか。」


牙鬼流忍者の紅一点。スッパラゲすら盾にするのも厭わない非情さを持つ。
八雲の戦いぶりに惚れるスズメバチだったが、八雲はスズメバチの毒に侵された天晴を救う為、非情な決断を下す。


アオニンジャー


アオニンジャ―手裏剣!

ザ・変化!

ニンニンニン! ニンニニンニン!!(カポン)
ニンニンニン! ニンニニンニン!!(カポン)

「手裏剣変化!」

アオジャー、ニンジャー!!

「轟け八雲、アオニンジャー!!」


スーツアクター:中田裕士

八雲が忍者一番刀にアオニンジャーシュリケンをセットし、手裏剣変化した姿。
ガマガマ銃やカラクリヘンゲン・弓を使うことが多いが、霞との連携も見事にこなす万能型。
だが、彼の真骨頂は様々な魔法と忍術を組み合わせて戦うことであり、他のメンバーにはできないオンリーワンの戦法である。
それを誇りとしている彼は、自らを「魔法忍者」と称している。


アオニンジャー超絶



「中々やるじゃねェか、一緒に行くぜ!」

「やるか。行くぞ、超絶変化!」

ザ・超絶!

チョウゼツ、ニンジャー!!


「クールに熱いぜぇ!」


アオニンジャーが超絶勝負チェンジャーで超絶変化した強化形態。
他の超絶変化にも言えるが、口調がやたらと荒々しくなる。
魔法の力で作った炎のドラゴンをぶつけ、その後炎の刀で相手を切り裂く、「超絶マジカル手裏剣斬」が必殺技。


オトモ忍

ドラゴマル

八雲の操るオトモ忍。
手足の生えた西洋風のドラゴンをモチーフとしている。
シュリケン合体時にはシュリケンジンの左腕を担当している。
また、「シュリケンジンドラゴ」に変形する時にはシノビマルの代わりにオミコシートに座る(翼と尻尾はシュリケンジン本体に接続される)。


セイリュウマル

カラクリキュウビへの敗北によって新たに作り出されたオトモ忍。
ドラゴマルに続いて青い竜繋がりとなっている。
ゲキアツダイオーへの合体時には右腕を担当。
ドラゴン状のエネルギーを飛ばす「青龍拳」や、相手の攻撃を防ぐ「青龍鏡花水月」など、ゲキアツダイオーで一番活躍しているかもしれない。


【ザ・余談!】

八雲を演じる松本岳氏は、実はメンバーの中で最年長(キンジ役の多和田秀弥氏と同い年で、生まれが数か月早い)。
1993年生まれで年齢こそ若いものの、『特命戦隊ゴーバスターズ』から続いている、ブルーの役者が最年長という流れを見事に繋いでいる。

彼のメイン回である「八雲が愛した妖怪」「八雲を愛したくノ一」「魔女っ娘は八雲がお好き?」の脚本は、全て毛利亘宏氏が担当。毛利氏曰く、当初はシリアス寄りな話を書くつもりが、なぜか八雲がどんどん前面に出てきてどんどん道を踏み外してしまったとのこと。
勿論、すべての八雲回がそうだというわけではなく、八雲の母が登場する「忍術VS魔法、大バトル!」や、旋風の記憶を取り戻す「忍者すごろく決定版!」はメインライターの下山健人氏の担当。

字幕で加藤・クラド・八雲と誤記された事もある。

キャラクターソングは「Take it easy」で、穏やかなメロディと「easy」を連呼する歌詞が特徴。
作中では忍びの38「魔女っ子は八雲がお好き?」で使用された。

過去の忍者戦隊系ブルーはニンジャブルー/サイゾウハリケンブルー/野乃七海と、水色系統ばかりだったため、メインメンバーで濃い青は八雲が初めてとなる。
ただ、イレギュラーな存在ではあるが、カクレンジャーニンジャマンも一応真っ青といえば真っ青である。

動物戦隊ジュウオウジャー』では第28話にてゴーカイブルー/ジョー・ギブケンがゴーカイチェンジした。
八雲は基本的にクールなため、ジョーとの違和感はあまりない。
……ということは、は八雲のいるイギリスまでわざわざレンジャーキーを借りに行ったのだろうか。

『ジュウオウジャーVSニンニンジャー』ではジュウオウエレファント/タスクと共闘。
パンフレットの松本氏のインタビューでは「『ジュウオウジャー』が記念作の為、『ジュウオウジャーVSスーパー戦隊』となり、出ても天晴だけで自分全員達は出演できないと思っていた」と語っている。


仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦』ではチームエグゼイドの「青枠」として登場し、黄色枠は先生であったマジイエロー/小津翼を推薦しようとしていたが顔(役者)の同じビートバスター/陣マサトが現れてしまい驚いていた。
最終的に勝ち抜き仮面戦隊ゴライダーの「アオライダー」に変身した。



六人の中で、誰よりも負けん気の強い八雲。

お前ならば、皆から頼られ皆を纏められる忍者になれよう。


追記・修正か。easyだな。

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最終更新:2024年04月17日 18:41

*1 父親がハーフや日系人という可能性もあるが、母親が純日本人なので半分以上日本の血なのはほぼ確実