田井中律

登録日:2009/06/09(火) 20:49:09
更新日:2023/09/05 Tue 22:08:27
所要時間:約 8 分で読めます




田井中(たいなか) (りつ)

けいおん!主要メンバーの一人。
軽音部部長。

CV:佐藤聡美(原版)、カサンドラ・モリス(英語版)


▼プロフィール

身長:154cm
体重:48kg
血液型:B型
誕生日:8月21日
好きな
├言葉:愛
├食べ物:米のごはん
└音楽:ロック全般(メタル、パンク)
特技:ナレーション口調、モノマネ、ボタン付け
髪型:ショートカットでハネッ毛。前髪をカチューシャで上げている
演奏歴:3年程度(中学の頃から)

担当:DRUMS(理由:ギターやキーボードのように指先でチマチマするのが嫌いだから)

楽器
  • YAMAHA Signature series Hipgig/Mellow Yellow
  • Cymbal & High Hat Zildjian

YAMAHAのHipgigにシンバルとハイハットをジルジャン製のものに変更。


備考
  • かきふらい先生一番のお気に入りキャラ
作者曰わく「軽音部で唯一空気が読める子」
  • 活発な印象の中にも女の子らしい柔らかい部分を残すために目の色をほかのキャラよりも薄く透明感のある色にしてるらしく、繊細な雰囲気を出している。
実はすごい“べっぴんさん

  • チマチマしたことが嫌いなりっちゃん。
    しかし、部屋には編みかけのマフラーがあったり、ボタン付けが得意だったり、極めつけに料理まで得意と家庭的で乙女な一面も。

本作の準主人公。
廃部寸前の軽音部に、幼なじみで親友の秋山澪、合唱部に入部しようと音楽室に立ち寄った琴吹紬を集めた張本人。
その後入部してきた平沢唯を交え、4人で軽音部を始める。


前髪をあげておでこを出している女の子は元気!という法則を体現しているような元気キャラ。
基本的にかなり能動的であり物事のスタートは律や唯から始まる事が多い。
元気溌剌な愛嬌のある容姿とは裏腹にキリッとした時は紛う事無き美形であり、純も初見の際にはかっこいい人と感想を述べている。
和の登場により一瞬で化けの皮は剥がれてしまったが。

軽音部の部長を務めるだけあり部の繁栄を願い、みんなを引っ張っていく存在!
…なのだが部活申請用紙や新入生歓迎会・学園祭の際に講堂使用届を出し忘れや部長会議に出るのを忘れてたりと物忘れがひどいのはご愛嬌。
軽音部で唯一空気の読める子と言われてる通り、率先して部の空気を盛り上げたり問題があれば解決に乗り出そうとする辺りはまさに部長の鑑である。
普段はボケ担当だが周りに合わせボケを演じているタイプであり、本質的には周囲に合わせれるボケツッコミ自在の常識人。
この辺り、普段は真面目な澪が実際は天然な気がある対比っぽい。

勉学や部活など何事においても典型的なやる時はやるタイプだが、普段は結構怠惰で練習や勉強よりもティータイムのほうが好きな辺り割と女子高生してる。
なお校内の練習は割とサボりがちだが、ドラムを買ってからドラムを叩かなかった日は2期3話辺りまで無かったらしく影では練習している模様。
ただ肝心の演奏は律の快活な性分か単純なパワーのせいかやや走りがちな模様。
また天才肌の唯、努力家の澪、演奏歴が長い紬・梓と比べ演奏技術に劣ってる事を自覚し悩んでいたが、大学で千代(先輩)とコンビを組んだ時に教わり解消している。
あと空腹や風邪のせいで単純にパワーが落ちてる時は普通にリズムキープ出来ている。(ただいつものパワフルさが無い事に澪は不満を漏らしてたが)

痛いものと怖いものが苦手な澪をいじり倒しているが律なりのスキンシップであり、澪の恥ずかしがり屋な性格をよく理解しているからこその行動である。
急遽ライブでボーカルをやることになった澪の緊張した様子を見た律は、いつものようにオドケて見せてその場の雰囲気を盛り上げる。
それを見て笑ってる澪を見上げながら微笑む姿は律の優しさがよく現れている(このシーンで好きになった人は多いのではないだろうか)。
また唯のギターを買う為にみんなでアルバイトする事を提案したり、
紬が軽音部のみんなとの距離感(ツッコミの有無)を考えた時に手を貸したりと随所に気配りと優しさが見える。
澪との絡みは下記参照。

唯とはかなり気が合うようで二人揃ってボケたり即興の芝居をしたりと初期の頃から阿吽の呼吸を見せる。
ただボケツッコミと攻守自在の律は唯の重度のボケにはツッコミを入れたりもする。
二人の元気溌剌な姿は軽音部のエネルギーであり、行動を起こす際は二人が起点となる事が多い。

紬ともやはり仲は良いが、紬が友人との距離感を詰めるのが不器用なので澪や唯ほどには気の置けない雰囲気には中々ならなかった。(それでも普通に仲は良い)
アニメ版では2期14話に転機が訪れ、りっちゃんとむぎの距離が近くなった感じのするエピソードがあり、
それ以降は割と二人の絡みが増えている。
19話では文化祭の演技が終わった後に他の面子が澪に駆け寄って時に、紬は律に近寄りドリンクを渡している。(14話の件が無くても紬ならそのくらいはしそうではあるが)
ちなみにドリンク受け取った時の律の笑顔は超可愛い。
21話ではカチューシャ外した律の髪を梳かしながら「ずっと触っていた~い」と言ったりしている。
またアニメの2期最終話ではアイコンタクトで紬と疎通し即興の芝居で梓に悪戯を仕掛けているなど、良くも悪くも律の行動に染まってる模様。

上記で述べたように単純に元気な女の子というだけが律の魅力じゃない。
(澪や運にも頼ったりするが)意外に勉強ができて、さりげなくみんなの空気も読め、随所で女の子らしい優しさも忘れない、心優しい頭脳派の元気っ子なのだ。

また運動神経や体力も中々ある模様。
作中の荷物運びなど単純な腕力こそ紬には及ばないようだが、マラソン大会では唯一息一つ切らさず走り抜き、最後のスパートでは最後尾から澪・唯・紬を抜き去り先頭でゴールテープを切っている。



▼「澪と律」は名コンビ

律がボケれば澪がツッコみ、澪がボケれば律がツッコみ、澪が駄々をこねれば律が面倒を見る。
お互いの長所も短所も知り尽くしてる二人、いつも明るく強気な律も澪にだけは弱みを見せる。

そんな律だから11話での和と仲がいい澪を見てヤキモチを焼き、澪を弄ぶ時にもトゲのある態度で接してしまい険悪な空気が流れる……
しかし、ケンカしても風邪で寝込んで弱気になった律を元気づけることができるのはやはり幼なじみの澪。
「律のドラムが好きだ」と自分の思いを語ると律はたちまち元気を取り戻す。

律が寝るまで手を握ってあげたり、足音だけで来たのが澪とわかるくらい、二人の絆は誰よりも強くて深いのだ。


▼おかしーし…

13話番外編ではラブレター(実は澪が書いた歌詞)を受け取り勘違いした律は、辺りを頻りに気にしたり、
朝早く起きて手紙が入ってないか確認したりと思い悩む思春期の女の子らしい一面を見せる。

そして何といっても鏡の前で髪を下ろし、ひとり恥ずかしそうにするりっちゃんの破壊力は凄まじい。
「おかしくねーし!」と突っ込んだ人も多かったはず。
ちなみにオーディオコメンタリーでは声優陣がおかしくねーし!(約一名おかしくねーよ!)と総ツッコミしていた。
ただ前髪下ろした時の俺たちのテンションはおかしーし…のレベルに達していると思われる。

▼ドラマー!(アニメオリジナル)

ドラムは照明が当らず目立たない!という理由から他の楽器をやりたいと言い出したりっちゃんのために、
友達想いだけどどこかズレてる“輝けりっちゃん作戦”を開始。
数日ドラムから離れてみて、改めてドラムが好きなんだと再確認する律。
やっぱりライトが当たらなくて影になってても、足しか映らなくてもガンガンドラム叩いてる時の表情が一番輝いている。

また澪のベースへの思いを当然のように知っていて手を出さない気遣いや澪への何気ないメールが微笑ましい。

ここでは憧れのドラマーがTHE WHOのキ○ガイドラマー、故キース・ムーンと判明。
しかし、澪曰く元RAINBOWで元MSGの“渡り鳥”こと、故コージー・パウエルらしい。

▼夏フェス!
律澪のボケツッコミが入れ替わる回。
澪がアホの子テンション高めで「瞬間移動したい」とか言いだしてるので、ほぼ律がフォローに回っている。
何をするにも「律!律!」と声を掛けて誘ってくる澪(なお唯・紬・梓の名は夏フェス本番の最中は澪から呼ばれてない)や
苦笑しながらも優しい眼差しを向けつつ澪に付いていく律が見れる。
なおハイテンション状態の澪は夏フェスと律以外には目が向いてないので、他の軽音部+さわちゃんとの移動や待ち合わせの繋ぎは律がやっていた。

▼ロ澪とジュ律エット
アニメ2期18話~19話と続く全世界の律澪ファンが悶死した神回。
ジュリエットの演技に照れるりっちゃんや律の部屋でリラックスする澪の破壊力は脳髄が蕩けだすレベル。
和の「ノミオを尻に敷くジュリエット・・・」の台詞通り、全般的に律が澪を引っ張っている。


▼その他の本編での活躍

  • 山中さわ子を顧問に引きずり込み、彼女をさわちゃんと名付けた名付け親。

  • 基本的にボケもツッコミもこなせるオールラウンドプレイヤーで声が枯れた唯に関取の物まねを誘導させて、自らも便乗して関取の物まねをして見せた。

また、生徒会にクーラーを頼む際和に三文芝居を披露。

「り…りっちゃん…私…死ぬ前に一度でいいから…指パッチン…鳴らしたかっ…」

「唯?……唯ーーーっ!?」

唯律:チラッ
  • 突拍子もない行動をすることが多く、おみくじ相談なくクリスマス会をやると言い出したりした。


▼キャラソン

明るい黄色で統一されたジャケ絵、そしてどの曲も楽しく歌う姿を思い浮かべる事ができる。
しっかりりっちゃんの声で歌っているしゅがに敬礼!


■楽曲一覧

「Girly Storm 疾走 stick」
作詞:大森祥子/作曲/編曲:Tom H@ck
タイトル通りりっちゃんが嵐のように走りかけてく。暴走気味だけど、みんなのことをいつも気にかけてる部長の優しさがよく現れている。
因みに出だしの「よっしゃー!」は聡美さんのアドリブ。

「目指せハッピー100%↑↑↑」
作詞:大森祥子/作曲/編曲:百石元
ゲームのようなピコピコ音。
寂しがり屋なところや13話のような乙女なりっちゃんの可愛いところをいっぱいに詰め込んだ歌詞。

『レッツゴー』(律ver.)
作詞:KANATA/作曲/編曲:Tom H@ck
アップテンポな曲なのでりっちゃんに似合うだろうと期待する人も多かったのではないだろうか。まさに『りっつGOー!』。


▼二期キャラクターソング

「Drumming Shining My Life」
作詞:大森祥子/作・編曲:Tom H@cK
りっちゃんのドラム愛、生き方、生かし方、人生の楽しみ方を激しいドラムと一緒に歌ったアップテンポな曲。元気なりっちゃんが表に出ている曲と言える。

「夕空ア・ラ・カルト」
作詞:大森祥子/作・編曲:小森茂生
前の曲とは打って変わったローテンポなリズムな曲。
二期で披露したりっちゃんの得意料理ハンバーグが歌詞に出てくる。
二期で見せてくれた家庭的なりっちゃんが主役の曲となっている。

「Come with Me!!」(律Ver.)
作詞:hotaru/作・編曲:小森茂生
各キャラ共通曲「Come with Me!!」のりっちゃんVer.
前の「レッツゴー」と同じくアップテンポの曲なのでりっちゃんが遺憾なく元気に歌ってくれている。 


▼その後の展開(原作etc)

□3年生になって軽音部全員同じクラスになった(さわちゃんの御陰だが名前覚える子が減るからという理由で)。
律「いいのかよ職権乱用じゃ…」


figma
figma化決定&ジャージりっちゃん立体化!


□コミック3巻と8話に律と澪の小さい頃の話を収録。
ついに髪を下ろした姿も。
また二期7話の澪の半生を振り返るスライドショーでも元気いっぱいなろりっちゃんが可愛すぎる


■受験を控えた3年の冬、みんなとの勉強中誰かとのメールに熱中してるりっちゃん

誰とメールしているのか聞いても微妙な反応…「もしかして律に彼氏が!?」とアイアンマイケルも気が気でない様子。
相手がどんな人か探るべく尾行すると普段は行かない繁華街へと…

以下ネタバレ

実は澪の反応が面白くて演技をしていただけでメール相手は元生徒会長。大学の過去問をもらう約束をしていた。
これで澪と隊員もひと安心。


  • 2009年10月6日
アニヲタの集いのトップページにて、「…ふぅ」というコメントとともにりっちゃんのあられもない姿が公開されてしまう。
澪の仕返しだろうか。

  • 2010年4月9日
原作で彼氏疑惑が浮上して情報が錯綜している中、またもTOPページにてりっちゃんのあられもない画像と「律なら俺の部屋にいるけど」という仰天発言が…


余談

けいおん!の放送が終了した三か月後に放送開始した「とある科学の超電磁砲」の11話に枝先絆理という名の小学生の女の子が登場したのだが、その容姿があまりにも律そっくりな上に声優まで律と同じという珍事が発生
その為ネット上では「ロ律ちゃん」「りっちゃんの幼少期」と盛り上がる事になった。そして、登場間もなく凄惨な人体実験に使われてしまい阿鼻叫喚となった。
原作の時点ではそこまで似ていないため、アニレースタッフ絶対狙っただろ…。
ちなみに日笠さん以外の軽音部メンバーの声優は全員超電磁砲に出演している。



りっちゃん隊員は追記修正よろしくお願いします。

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最終更新:2023年09月05日 22:08