黄木あじみ

登録日:2015/01/05 (火) 8:00:00
更新日:2024/03/12 Tue 17:52:35
所要時間:約 25 分で読めるのダ・ヴィーンチ!!






ポアンポアン!

ポンカンはあじみ! プリパラポリスに任命されたのダ・ヴィンチ!

プリパラの平和を、守るのでアンリ・マティス!!





黄木あじみとは、プリパラに登場するキャラクター。




◆プロフィール
職業 美術教師
血液型 A型
誕生日 11月3日(文化の日)
好きな食べ物 チキンライス
好きなブランド キャンディアラモードモア
チャーム ポップ
所属チーム コズミックオムライスダ・ヴィンチ、プリパラポリス







◆概要
2015 4thライブ10月から登場。背中まで伸ばしたピンクの髪を二つに分けて三つ編みにした眼鏡装備のポップアイドル。
極めて独創的な感性と世界観を持つ芸術家であり、スイッチが入ると奇声を発しながらそこら中手当たり次第に落書きしはじめる狂z…自由人。
ただデザイナーとしては確かな力量がありプリパラの衣装デザイナーの北条コスモと同等レベル。
芸術家の名前、画材、その他アート関連の用語を組み込んだ言葉遊び的なダジャレが口癖で、特に「レオナルド・ダ・ヴィンチ」がお気に入りらしく多用している。
「~ダヴィンチ?(~でしょう?)」

あじみのダジャレは言葉の語尾を芸術関係の用語と組み合わせるだけに留まらず恐ろしくバリエーション豊か。
鳥獣戯画や伊藤若冲など日本由来の芸術家もカバーし、伊藤若冲を使った際は彼の「群鶏図」を自分一人で再現している。
極め付きには「義を見てセザンヌは勇なきなり」と孔子の『論語』出典の「見義不為、無勇也」を活用してみせた。

完全な解読にはちょっとしたリスニング力と美術知識が必要なので、みんなもがんばって挑戦してミロのビーナス!
実際、視聴者の美術知識の向上にも少なからず貢献しているらしい。
ちなみに劇中キャラクターで彼女の言葉を齟齬なく解読できるのは、旧知の仲である親友の北条コスモと難解言語の解読に慣れている白玉みかんのみ。



みれぃからは「語尾付きで喋る語尾アイドル」とカテゴライズされたがなんかもうそういう次元で括れる存在じゃない気がする。
ドロシー曰く「みれぃの『ぷり』よりキツイ」ドロシーお前までぷりをディスるのか…
出身はプランスのペルサイユであり例によって日本人じゃないっぽい。


サマードリームアイドルグランプリを終え怪盗ジーニアスが活動を始めた頃突然登場し、その比類なき強烈なキャラクターでプリパラをカオスに導いていく。



















………ただいま瞑想中ダ・ヴィンチ





口調や性格は「プリパラ」での作られたキャラではなく素のようで現実世界でもそのままである。
アイドルデビューと同時期にパプリカ学園の美術教師に就任。やはり制御不能の狂気を発揮していく。
…いったいいくつなんだこの人。
「ふにゃ~ん、年の話はNGダ・ヴィンチ☆」 








◆来歴
64話にて初登場。めが兄ぃがらぁら達にジーニアス対策に「プリパラポリス」を呼んだという報告をした直後にゲートを潜り現れた。
らぁらはあじみのことをめが兄ぃが呼んだポリスだと考えるが、あじみは彼女たちを無視してハイテンションでそこら中に自由に落書きをはじめる。
その後実際はあじみとポリスは全くの無関係だとわかる。
しかし騒動の中で芸術家ならではの観察眼を発揮し、その能力をプリパラポリスのマネージャー・ハム先輩に認められ、彼の相棒としてプリパラポリスに抜擢された。
これ以降一人称に「ポンカン(本官)」が追加され、敬礼時などにはパトカーのサイレン音から取ったと思われる擬音「ポアン!」が。



そしてあじみは初ステージに上がりデビューライブを行う。TVで見ていた紫京院ひびきも新たなアイドルに興味を示すが…?

曲は「パニックラビリンス」。
ライブの印象は、なんというか、フリーダム?見てもらえばわかる。すごい。
どのくらいすごいって、24.5時間テレビをなんやかんやで完走したひびきが一回見ただけで気分を害してダウンするくらいすごい。
おもちゃ箱をひっくり返したようなステージでオタ芸のような奇抜なダンスを踊り、歌とセリフの境目が分からないほど早口でまくしたてるその歌詞を初見で理解できた人などまずいないだろう。
が、誤解がないように言っておくと、決してインパクトだけの奇を衒った代物ではない。あじみらしさがよく表れた素敵なライブである。
その歌詞も、常識にとらわれずに己を信じて突き進み、とうとう美術教師にまでなったあじみによる子ども達へ向けての応援歌とも取れるような含蓄のある内容になっており、とても元気を貰えるものである。





翌日パプリカ学園で大神田グロリア校長が朝礼で新しい教師を紹介。その人物は…


「よろしクレヨン!ニャハハ!黄木あじみ、今日からみんなの美術の先生ダヴィーンチ!」


なんと黄木あじみその人であった。しかもプリパラと現実世界で全くの差異なし。小柄だが別に飛び級とかでもなくリアル大卒、逆にすげえ
あじみ先生は、授業中も破天荒が変わらず、突然瞑想したと思ったらいきなりスイッチが入ったように教室内に落書きをはじめ、さらに校舎の色んな場所に落書きしていく。
さすがにこれは校長も怒り校内で筆を握ることを禁じ説教を開始する。

しかし、あじみは、校長の注意を少しも聞いておらず、校長の「少しも」という言葉から「コスモ」を連想し突然校長室を飛び出していく。


「そうだー!ポンカンはコスモに会いにパラ宿に来たんダヴィンチー!コスモー!コスモー!」

「コズミック呼んだかしら?」


突然校内に出現するコスモさん。
あじみが美術教師になったのを聞いて見に来たらしい。

再会の喜びもそこそこに、あじみはらぁら達へコスモとの関係について話し始める。
時はそふぃがプリパラデビューを果たす前の7年前。
あじみとコスモはフランスのプリパリにあるデザインの最高峰、「プリパリモード学園」の学生だった。
2人は互いに刺激を受けながら日々切磋琢磨してデザインの技能を磨き合うライバル同士であった。
卒業前に開催されたデザインコンクール最終選考でも二人が残り、審査の結果は両者優勝の引き分け。現在も決着がついていなかったのだ。

卒業後に様々な国を旅してデザインのセンスと腕を磨き、最後はゴビ砂漠にて多くの語尾を学ぶ修行を重ねてパワーアップしたあじみはコスモに改めて勝負を挑みに来たのだとか。
コスモはその申し出を受け、「オータムドリームアイドルグランプリ」用のコーデデザインで勝負を行うことに決まった。

あじみはみかん、コスモはドロシーをモデルに選び、らぁらとクマの司会でプリパラTVのデザイン対決特番がスタート。
しかし何度対決しても引き分けが連続。両者は膠着し頭を悩ませてしまう。
そんな二人の姿を見たらぁら達は、みかんの「お腹が空いて困っている」との言葉からオムライスを作りを提案。
らぁら、ドロシー、みかんの3人はプリパラ内で食材集めに奔走する。

「ダダダヴィーンチ!! ポンカンにお任セザンヌ!!!」

らぁら達3人がオムライスを作っている間、ハム先輩の導きから何かを閃いたあじみは突然ライブを始める。

「次こそ最高のコーデを見せルノワール・ダ・ヴィンチ! それまでこの歌を聞けセラセラダ・ヴィーンチ!!」

パニックラビリンスを歌いながら、あじみはコスモへの想いを心中で叫ぶ。

(コスモ、会いたかったダ・ヴィンチっ!!)

それを見ていたコスモは、プリパリであじみと一緒にいた頃に想いを馳せ、「あの頃に戻りたい」と感じ思わず楽屋を飛び出す。
ライブを終えたあじみもまた、学生時代の「大切な何か」を思い出そうとししてコスモの元へ走り出す。
そんな二人の前にらぁら達3人がオムライスを完成させて現れる。

「「これだぁ―――――っ!!!」」

オムライスを見たあじみとコスモは、2人で作ったオムライスの思い出を回想する。
ライバル同士であり、そして親友同士で日々を楽しく過ごした思い出。
ムンクムンクと…もとい、ムクムクと膨れ上がるインスピレーションにアイデアを湧き上がらせた二人は、互いにオムライスとシェフをデザインベースにした渾身のコーデを発表するものの…結果はまたも引き分け。
勝負はつかなかった二人だったがその顔はとても満足気であり、互いに再戦と勝利を誓い握手を交わすのだった。

対決番組を終えたあじみ、コスモ、らぁら、ドロシー、みかんの5人は仲良くオムライスを食べようとするも直後にサイリウムチャームが光を放ち、まさかのドリームチームが完成した。


チーム名はもめたものの結局は最年長であるコスモの鶴の一声で「コズミックオムライスダ・ヴィンチ」に決定。
オータムドリームアイドルグランプリ当日はラストのエントリーで出場。
あじみをセンターに新曲「オムオムライス」でライブのトリを飾り、優勝者不在の為にパレード開催不可能の危機というプレッシャーを跳ね除け見事に優勝。
5人は春夏秋冬の4種類からなるドリームパレードコーデの一種、「オータムドリームパレードコーデ」を手に入れた。








「コズミックオムライスダ・ヴィンチ」のコーデお披露目ライブでは、怪盗ジーニアスによるコーデ窃盗対策としてコーデの偽造を作ったが、めが兄ぃに変装したジーニアスにうっかりらぁらがドリチケを渡してしまい、サマーに続いてオータムのコーデも盗まれてしまうのだった。

ハロウィンイベントではロダンの「考える人」の銅像の仮装(全身タイツ)をして、周りを怖がらせてみたりと楽しんでいた。
美術教師たるもの、皆を楽しませる非凡な仮装でなければと考え込んだ結果、ハム先輩の導きでシンプルな方向性へ行った。

「だーんだーんロダーンッ!!!」

ふわりと同じで怖がらせようと思っての行動ではないだろう。
だが、コサックダンスめいた動きでシャカシャカと走り回り、縦横無尽に飛び跳ねながら追いかけて来るあじみの姿とインパクトは凄まじく、何が何だか分からない物が迫り来る理解不能の恐怖に皆は絶叫し、多量の「コワいいね!」を獲得した。特に最初に遭遇したDressing Paféの三人は本気でビビって逃げ回っていた。



69話では怪盗ジーニアス対策として後述の「プリパラポリス」及び「プリパラナース」をプロデュース。
彼に対する一定の効力はあったようだが逮捕への決定打には至らず…というか後にみれぃに「あれじゃ5億年経ってもジーニアスは捕まえられないっぷり」
と苦言を吐かれてしまう始末。しかもみれぃはシオンと協力してそれまでの推理材料からジーニアスの正体について確信を得ている。



73話にて怪盗ジーニアスの正体が女性でありプリパラのアイドルであることが発覚し、捜査本部のめが兄ぃは「アイドルを守る」その役割を超えられず正当にゲートを潜った彼女への対抗手段を失ってしまう。そのため捜査本部は解散、ひびきの処遇はウィンタードリームグランプリに委ねられた。
ただ「プリパラポリス」はジーニアス対策の役目を果たせなくなったが、プリパラタウン内の平和を守るという役目はそのままこなしていくようだ。



しかしウィンタードリームグランプリ当日、あじみは突然故郷のペルサイユへの一時帰国を宣言し激励と共にプリパラを去った。








「手がかりはー?10年前のこの顔ダ・ヴィンチ~♪」

「にゃはは~♪"Cerca trova"!*1




日本のプリパラにてひびきによる独裁が行われている一方、あじみはなぜかペジプトを経由し、ついにペルサイユに到着した。
手がかりは至近距離でひびきの顔を見た際に思い浮かんだ少女の顔、そして10年前に訪れたとある洋館。
洋館に着いたあじみは裏の抜け道を通って敷地内に侵入し、そこにあった果樹園を見て当時よく食べていたフルーツを思い出す。
…だが回想の最中、勤めている庭師に見つかり、彼女は怒号を受けることになる。

「お前は…フルーツ泥棒!また昔のようにフルーツを盗みに来たのか!?」

なんとあじみの楽しい思い出は不法侵入、窃盗の犯罪だったのだ!


まああじみはそんなことを意にも介さず、庭師に思い出の少女のスケッチを見せて昔館で遊んだ、あじみが「くるくるちゃん」と呼んでいた子が誰なのかを尋ねる。そして返答からその子が子供の頃のひびきお嬢様、即ち紫京院ひびきであるという情報を得たのだった。








82話、滅茶苦茶にされたバレンタインイベントを終えたひびきは自室にて次の展望を考えていた。
そこに電話音が鳴り響き、ひびきは出ようとした安藤を制して自分で電話に応対した。

そして…




「紫京院です」



「…くるくるちゃん?にゃははー♪」

「ふェゥアッッッ!?」


「ジャンヌパイナップルでスイカッカッカッカ!ジューシッシッシッシ!うふふフルーツ!なっしっしっシング!」
「久しぶりあんドリアン!懐かしイーゼル…じゃなかった懐かしイチゴ! あじみラクルフルーツ確信もったのシナノゴールド!」
「フロム プラムベルサイユ!久しぶりのふるさとの食べ物おいしくてお肌ピーチぴち!ポンカンのこと覚えてなイチジク?」
「あの頃は 楽しかったアーモンド!あれあレモン?あれあレーズン? あらあライチ?返事がないけドリアン聞こえてるのか夏みかん?聞こえてマスカット?もしもシークヮーサー?」



アッポウ! ダ・ヴィンチ!パラ宿に帰国したら遊びに行くグミ!レッツゴー マンゴー!レッツゴーレッツリンゴ!レッツゴールデンパイン!いざパラ宿!いザクロ パラ宿!いろいろ大変だったみたいだけドリアン力になるいよかん!





文字に起こせばなんとかわかる通り、「あなたがあの時の子供だったのね!あの頃は楽しかったなあ、帰国したら遊びに行くからよろしくね!なんだか大変だったみたいだから私が力になるよ!」的な内容なのだが、ひびきはあまりのショックに言葉を無くし、あじみの通話は安藤により打ち切られる。
またこの時語尾は芸術関連からフルーツへと変化している。


83話にて日本に帰国。空港で偶然緑風ふわりと合流し共にパラ宿に向かった。

らぁらたちと地下パラで再会してからは紫京院ひびきの過去について語り始める…



10年前、あじみはプリパリ郊外のペルサイユに住んでおり、お腹が空いては、ある豪華な屋敷に忍び込み、そこの庭に育った果物を勝手に食べていた。
初っ端から窃盗の告白である。ちなみにこの時語尾はフルーツ関連で構成されていた。


そこでひびきの悲しい事件を見ていたあじみはひびきの友達になろうと接触を図るのだが、人間不信に陥っていた彼女が心を開いてくれるはずもなく、にべもなく追い出される(もっと前に出会えてたらまだよかったのにね)。
それでもしつこく、それはもうしつこくしつこく追い回し続けるが、耐えられなくなったひびきはついに屋敷の外、そして国外まで足を延ばしてあじみからの追跡を振り切ろうとする。
いつしか2人はイパリアの美術館に辿り着き、あじみがいつものようにひびきを追いかけていると、ふと目に留まった「ウィトルウィウス的人体図」から美術に対する強い感銘を受け、その間にひびきを見失ってしまったのだ。そしてこの時語尾が芸術関連に変化した。
一方のひびきはというとこれのせいで語尾が完全なトラウマになってしまった。



戦犯お前じゃん



スプリングドリームグランプリには参加できなかったものの、その後の事件の渦中でひびきと一応の和解を果たす。まずは赤の他人から。
また対話の際一時的に語尾を失い『きれいなあじみ』と化した。
しかしすぐに元に戻った。


らぁらたちとドリームパレードを楽しんだ後日、パプリカ学園の朝礼にて校長から学園を退職すると全校生徒の前で告げられ、ひびきふわりと共にパラ宿を離れることに。と思われたが…

「やっぱり帰るのや~めたダ・ヴィンチ!!」


とまさかの残留宣言。大神田校長はショックで倒れた。(教師としてどうなんだその態度…)まぁ相手があじみだから仕方ない。


「神アイドルグランプリ」が舞台となるサードシーズンでは続投。
引き続きらぁら達の美術教師として、途中でらぁらの担任も兼任し出して、随所で変わらない狂気ハイテンションを発揮してくれる。
ひびきに対する最強級のカウンターキャラである点は健在であり、「赤の他人」から始まった関係に進展は見られない。
が、102話にて悪戯心かららぁら達の元へメカ姉ぇを送り込み、場を混乱させて愉悦に浸っていたひびきへの(ストーリー的な)お仕置き役を担った。


「おともダ・ヴィ―――――ンチ!!」

「二人でしか描けない絵がアルベルト・ジャコメッティ!!(ビチャッビチャッビチャッ!)」

「うわあああああああっ!!」

以後もサブキャラクターとして登場しては混沌を巻き起こしていたが、125話にてコスモとななみ(キュピコーンの人)とユニットを結成。
神アイドルチャレンジライブを発動してグランプリ出場権を手に入れたが、グランプリでは「ノンシュガー」に破れる。
しかもグランプリでのライブの演出でロケットで飛ばされたななみはまさかの行方不明となりチームが実質解散状態に。
このまま神アイドルグランプリ本選には出場しないと思われていたが129話でそふぃ親衛隊のちゃん子を仲間に引き入れ「うっちゃりビッグバンズ」を結成して敗者復活戦を勝ち上がり本選出場権を獲得した。

本選の対戦相手はひびき率いるTricolore。こちらは語尾祭りなためひびきが耐えられるとはとうてい思えないのだが……








◆交友関係

北条コスモ

北条そふぃの姉であり学生時代からのあじみの無二の親友。
そしてお互いにデザイナーとしてライバル視している関係。
学生時代はプリパリであじみと部屋を借りてルームシェアしていたようだ。
ちなみに現実のパリとベルサイユは距離にして20km程度であり電車で一本。
あじみは普通に電車通学できるにもかかわらず日本からの留学生と2人暮らししていたことになる。
学生時代はコスモの作ったオムライスにあじみがケチャップで絵を描くのがお決まりだったようだ。





真中らぁらドロシー・ウェスト白玉みかん

3BAKAそれぞれSoLaMi♡SMILE、Dressing Pafé、アロマゲドンに所属するアイドル達であり、あじみにとっては先輩アイドルに当たるが、プリパラ外では教師と生徒の関係となる。
らぁらとドロシーは初登場時にプリパラ内で起こった事件の捜査を協力した際から関わっており、みかんとは面識こそ有ったものの本格的に関わったのはコスモとのデザイナー対決で自身のモデルに抜擢してから。
なお、みかんはあじみの難解な語尾とアートダジャレ混じりの言葉の意味をストレートに翻訳できる数少ない人物。

コスモと合わせてドリームチーム「コズミックオムライスダ・ヴィンチ」のメンバー同士である。
特筆すべきはセカンドシーズン始まって以来、初の既存チームが一つも存在しない、まさにチームの垣根を越えたメンバーが集まった編成である点。
メインメンバーではないコスモが居る点を含め、結成時までに登場した2チーム「そらマゲドン・み」と「ドレッシングふらわー」よりもドリームっぽさがある。
専用曲の「オムオムライス」はそれまでの2チームの曲に比べて劇中イベントとの絡め方がやや薄めでこそあるものの、ドリームシアターを使って巨大なオムライスを作る一連のパフォーマンスや調理をイメージした振付が多用されたダンス、独特の歌詞が可愛く面白いナンバー。
「オッ♪オッ♪オームラーイス♪ オッオッオームラーイス♪」
の独特のフレーズは耳に残ること間違いなし。


更にこの三名はあじみのプロデュースを受けてプリパラポリスのチームにも任命されており、一緒に訓練を行ってもいる。
選抜された理由としては以下の通り。

らぁら:大きな声で怪盗の出現を即時報告できる警報役
みかん:優れた運動能力で怪盗を追い詰める追跡役
ドロシー:溢れ出る魅力で怪盗を虜にズケズケと情け容赦無い言葉で問い詰める尋問役

らぁらが直々に伝授された決め台詞は怪盗ジーニアス相手に披露され、愛用のティーカップの一つをガシャーンさせる戦果を挙げている。
ドロシーとみかんも似たような口上を伝授されているかは不明だが、もしも三人揃って怪盗ジーニアスに披露していたら語尾アタックの三連発で相手はショック死していたかもしれない。

らぁらは何事も一生懸命に取り組むタイプ、みかんはいつもの自然体で運動神経を駆使して協力しており、ドロシーは最初こそ乗り気では無かったが、二回もコーデ盗難に遭っていた為に熱が上がったのか「プリパラポリス、頑張るよっ!」と二人に声をかけるほどにはやる気を出していて、結果的には3人とも割と真剣にプリパラポリスの活動に取り組んでいた。
また3人とも「コズミックオムライスダ・ヴィンチ」でのオータムドリームグランプリ制覇を含めてグランプリで三冠を達成している。
自由人であるが教育者であるあじみ係長。その審美眼ややる気の引き出し方は、案外侮れないのかもしれない。




緑風ふわり北条そふぃレオナ・ウェスト

らぁら達プリパラポリスの支援役として結成されたチーム「プリパラナース」の3人。
先生、一人男混じってます。
いつの間に声をかけて回っていたのか、ポリスのメンバーの負傷時などにあじみの持つナースコールで呼び出される形となっている。
劇中では膝をすりむいたドロシーをレオナが応急手当てしている他、ふわりは自然療法や薬草類を使った薬の作成、そふぃはクラゲコスチュームの電気ショックなど特殊な療法を用いる場合も有る。
適当に声をかけたのかと思いきや、レオナが治療完了時に「これで大丈夫だよ。も…問題ナイチンゲール」と言っており、こっちにもしっかりとプロデュースを行っている模様。
というか立場上、あじみはレオナの性別を知っている可能性が高い筈なのだが迷わずナースコーデにぶっ込んでいる辺り、あじみ係長の采配において性別など瑣末な問題でしか無いのかもしれない(勿論、単に知らなかっただけの可能性もあるけどね!)
残念ながらこちらはチームのライブは無し。
予算の都合上仕方ないのだが、ファンの間では「ぶっちゃけ可愛い」「ライブを見てみたい」との声も多い。




ハム先輩

プリパラ本部から派遣された数々の伝説を有するプリパラポリスの一員であり、あじみのマネージャー。
移動用の回し車を回しながら、様々な場面で行き詰まったあじみの視界に「ウィトルウィウス的人体図」を回転投影させて様々な閃きを導いていく。
文字通りの「言葉を必要としない関係」。
彼が喋るのはいつの日になるのだろうか…と長らく思われていたが、二期最終話となる89話にて遂に喋った。
語尾は「~ハム」であり、声優さん的にはどんな状況もパンチ一発で解決に導けそうな雰囲気を醸し出していた。




紫京院ひびき

懐古厨で演技派な男装スターアイドル。
そんなひびきの弱点は「語尾」であり、あじみはその存在自体が彼女にとっての特効の劇薬である。
その効果たるや、ライブを一回観ただけで「頭痛がする…」「すごく頭痛がする…」というプリンスらしさとはかけ離れた感想を口にさせるほど。
自由と個性を愛するあじみと格式と過去の栄光を愛するひびきはあらゆる意味で対極であるが、実際はひびきが一方的にあじみを恐れている。
その恐れぶりは近接距離に立たれただけで震え始め、顔色は青を通り越して紫(名は体を表すとか言わない)となり震え声を発しながら怯えるという惨憺たるあり様。あじみが隔離されてもダメージが継続する効果がある始末である。


間違いなく天才に属するあじみだが、彼女ほどの規格外はひびきの手にも余るようだ。
前述の通り、実はひびきの別荘にて幼少時代から会っており、面識が有りながらも互いに忘れていたことが判明。
あじみは幼少時のひびきをその特徴的な髪型(巻き毛)から「くるくるちゃん」と呼んでいた。
ひびきがあじみを恐れているのはあじみが過去に行ったストーカー事案によってひびきのトラウマになってしまっているため。
そしてあれだけしつこく追いかけまわしていたにもかかわらずあじみ自身は芸術と出会ってからはすっかりひびきのことを忘れ、コスモと一緒にデザイナーの勉強に勤しんでいた。
ひびきの人格形成面で戦犯であることは疑いようもない

最終的なひびきからの評価は「友達の又いとこの犬の飼っているノミ族の友達の王様」。



◆余談
中の人の上田麗奈さんはサードシーズン登場の女神ジュリィ/ジュルルおよびアイパラの地獄ミミ子と兼役である。
後に明かされたところによると、元はジュルル役でオーディションを受けたところで、あじみの台本を見て自分からオーディションテープを送ってきた
役に決まったあとも、台本にないアドリブ語尾を追加しまくってたという。
そのため初期のあじみは比較的控えめ。


そして声優が実際に劇中キャラと同じ衣装、同じ振り付けで踊る実際のライブで中の人が完全再現。
観客の度肝を抜いた。


アイパラでは真逆のキャラの地獄委員長も彼女の曲を使用している。


ちなみにあじみの語尾の語彙力が高いとふでやすかずゆき脚本、あじみが語尾に合わせて変身すると福田裕子脚本という謎の見分け方があったりする。


「ポンカンの項目が書き上がっターナー! みんなみーんな見てミケランジェロ! 良くミロのヴィーナス! もっともっとモナリザーっと追記・修正してクレヨン! 宜しクリムトなのダ・ヴィーンチ!」


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最終更新:2024年03月12日 17:52

*1 イタリア語の諺。日本語訳は「探せ、さすれば見つからん。」1563年にヴァザーリによって五百人大広間に描かれたフレスコの壁画「マルチャーノ・デッラ・キアーナの戦い」の一部に記されている謎めいた言葉。詳細は長くなるので割愛