主人公(DQⅨ)

登録日：2015/12/25 (金) 04:45:21
更新日：2023/02/18 Sat 09:35:17
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出典：ドラゴンクエストモンスターバトルロードビクトリー、ロケットスタジオ、界グラフィックス、
エイティング、スクウェア・エニックス、2010年7月15日発売。
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『主人公(DQⅨ)』とは『ドラゴンクエストⅨ 星空の守り人』に登場する主人公。

CV：村瀬歩(男)(ライバルズエース)

■概要

天空の勇者以来となる性別選択が出来る主人公であり、シリーズ初のキャラメイキングが可能な主人公。
そのため歴代の主人公と違い外見はプレイヤー次第となっているが、男性のデフォルトの外見は黒髪で真面目そうな少年の姿をしている。
バトルロード等に参加した際にはこのデフォルトの姿で参戦しており、デフォルト名は『ナイン』。
他にもシアトリズムDQ等の派生作品では『守り人ナイン』という名で参加している。

ちなみに女性主人公はピンクの髪をボブヘアーにした、おとなしそうな少女。
デフォルト名は男性と共通で『ナイン』。
3勇者と同じく女性版主人公の方はバトルロード等の作品に参加出来ていない。(後に女勇者の方はライバルズエースへの出演が決まったが。)
種族は『人間』ではなく『天使』
人間と天空人とのハーフの4勇者、人間と竜神のハーフの8主人公等がいたが、純粋な異種族は9主人公が初めてである。

『天使』とはその昔『創造神』が人々の善の心を見極めるために『星のオーラ』を世界樹に集める存在として生み出したもの。
主人公もまた、『星のオーラ』を集めるために生まれ、日々修行している。

師匠はイザヤールという上級天使であり、イザヤールがこれまで担当していた『ウォルロ村』の守護天使を引き継ぐ。
天使の姿は人間には見えないため、守護霊的な感じて地道に村を守っていく事に。
大きな才能を秘めているものの、天使としても守護天使としてもまだまだ半人前。

本編序盤世界樹に星のオーラを集め終え、『女神の果実』を実らす事に成功する。
しかし謎の攻撃によって主人公は天空の天使界から自身が守護する『ウォルロ村』に落下する。
この時天使としての大半の力を失ってしまい、頭上の光輪と天使の羽まで失い一見すると人間との違いは無くなってしまう。
天使としての力はかなり失ったものの、サンディや幽霊といった不思議な存在や天の箱舟や天使界といった天使に関係するものを視認、会話する事が出来る。
そのため本編においての主人公は『人間っぽい天使』として活動する事になる。
バトルロードでは天使の姿で行動しているほか、リッカと普通に会話している。
種族を変えられるわ、故郷に二度と帰れなくなるわ、
歴代最低クラスのぱふぱふ詐欺にあう等、けっこうな不幸体質。

因みに、歴代の主人公にありがちな実は王家の出身であったとか、隠された勇者などの血筋を受け継いでいるというような後になって判明する設定は一切無く、
シリーズ初の（天使という種族ではあるが）完全な一般人主人公である。

■本編

天使の力を失っていて困っていた主人公は謎の妖精サンディと出会い、天使界に帰るため一緒に星のオーラを集める事に。

その後、謎の攻撃で天使界から落ちていた女神の果実が色々と騒動を巻き起こしていると分かり、その事件を解決して果実を回収しながら世界を回っていく。
そうこうしている内に女神の果実を集め、世界征服を企むガナン帝国と対立していく事になる。

だが、果実を集めた主人公の前に現れたのは師匠であるイザヤールだった。イザヤールはガナン帝国の味方をしており、女神の果実を奪おうとする。
主人公は上級天使に逆らえないという天使の性質故に敗北、果実を奪われ今度はナザム村へ落下する。

そこでガナン帝国とかつて戦っていたという英雄・グレイナルの伝承を聞き、ドミール火山にいるという英雄の元へ駆けつける。そして相対した英雄・グレイナルとは…なんと、年老いたドラゴンだった。
一戦を交えたもののグレイナルを説得し、竜戦士装備を託される。(この時ついでにガナンの紋章も貰えるが、これが後に主人公を大きく助ける事になる)
それを装備した主人公はグレイナルに乗って、ガナンの闇竜バルボロスと空中で交戦、またしても敗北して落下。今度はカデスの牢獄へ――

色々あってガナン帝国を退けたが、その黒幕にイザヤールの師匠・上級天使エルキモすエルギオスがいた事を知る。
しかし天使は上位の天使に逆らう事が出来ず、エルギオスと闘いの舞台に立つ事すら出来ない。
そのため主人公は女神の果実の力で真の人間になる事でエルギオスと戦う事が可能となった。

全てを終えた時、幽霊とラヴィエル以外は見えなくなってしまった。勿論サンディも見えない。
さらに言えば天使でもなくなった主人公は天使界に帰る事もできず、天使という存在の記憶も人々から忘れられてしまったため行くあてもやるべき事もなくなってしまう。
しかしエンディング後、"空に昇りそこねた光"を求めた主人公は、新たな女神の果実を手に入れる。

女神の果実は　あわく光を放っている…。
女神の果実を食べますか？

→いいえ

ポカッ！
主人公は　見えない何かに　なぐられた！

新たな女神の果実を手に入れた事で天使の力を部分的に取り戻す。そのため再びサンディたちが見えるようになった。
そして『人間っぽい天使』から『天使っぽい人間』となった主人公は、唯一地上に残った天使として、この世界の守り人として、宝の地図にいる魔王達を育成する日々を送る事に――

ん？

■戦闘

歴代の主人公達と違って、主人公だからといって何か特別な力がある訳ではない。
他の仲間達と同じく職業によって得られるステータスと同一になる。したがって仲間達との戦力差はない。
しかし呪文・特技面に関しては少し特別性があり『ルーラ』『応援』は主人公にしか扱えない。
そのため主人公が棺桶に入ると自由に町々を移動する事が出来なくなってしまい、キメラの翼が必須となっている。
また、幽霊が見えるのは主人公だけのため、主人公が棺桶に入っている場合は幽霊と話す事ができなくなる。

一応『天使装備』と『竜戦士装備』という専用装備があるが、天使装備は初期装備であり、竜戦士装備も特別優れている訳でもないイベント用装備なため、歴代の専用装備とは勝手が違う。
ちなみに序盤で肩書きが守護天使→旅芸人と変更されるが、これはイベントの会話内で天使装備を旅芸人の衣装と誤解されることが由来。
イベント戦闘で死んでも、戦闘が終わるとHP1で蘇生するという地味な主人公補正がある。

■その他

DQ10

DQ9の未来らしきDQ10にも9主人公らしき存在の伝承が残されている。
『グレイナル叙事詩』によるとかつて初代『時の王者』が『聖竜グレイナル』と共に『災厄の王』と戦ったと伝えられている。
さらに初代時の王者の像は天使を模しており、自らを天上から舞い降りた者、と称している。
また銀河の剣と酷似した『白星剣』が登場し、これはグレイナル叙事詩の時代に天使が残した一振りの剣との事。

これらの要素から初代時の王者こそ、9主人公ではないのか？と疑われている。
また、クリスマスイベントで登場する妖精の女王からも「古い友人」として言及されている。