マリー・アントワネット(Fate)

登録日:2015/12/18 Fri 21:41:14
更新日:2024/03/28 Thu 21:38:26NEW!
所要時間:約 18 分で読めます





貴方も私が好きなのね?

いいわそれじゃあ、ヴィヴ・ラ・フランス!


出典:FGO公式サイト サーヴァント紹介頁(2018年1月2日閲覧)
http://www.fate-go.jp/servant/rider.html


Fateシリーズに登場するサーヴァント
クラスはライダー


◆プロフィール
身長/体重:160cm/48kg
出展:史実
地域:欧州
属性:秩序・善
性別:女性


◆ステータス
筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具
D D B B B+ A+


◆スキル
クラス別スキル
対魔力:C
簡単な魔術であれば無効化する。

騎乗:A+
神より授かった王権の申し子である彼女は、フランス王家の象徴である白馬の獣を始めとして全ての獣、乗り物を自在に操る事が可能である。
ただし、竜種については騎乗できない。


保有スキル
魅惑の美声:C
人を惹き付ける魅了系スキルであると同時に、王権による力の行使の宣言でもある。
象徴的な存在として現界しているマリーは、歌声ひとつで王権の敵対者へと魔力ダメージを導く。

麗しの姫君:A
周囲の人を惹き付けるカリスマ性。
ただ存在するだけで自分を守る騎士たる人物を引き寄せる。

神の恩寵:B
最高の美貌と肉体、「王権の美」を示すスキル。


宝具
百合の王冠に栄光を(ギロチン・ブレイカー)
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:50人


さんざめく陽のように、花のように!

咲き誇るのよ、踊り続けるの! いきますわよ――

セーヌの流れ、モンブランの頂き。嗚呼、美しきフランス!

百合の王冠に栄光を(ギロチン・ブレイカー)』!!


栄光のフランス王権を象徴した宝具。
外観は、フランス王家の紋章(百合の花の紋章)が入ったガラスで構成されている美しい馬。
真名解放によりマリーはこの馬を呼び出し、きらきらと輝く光の粒子をふわりと撒きながら専横を駆け抜けて、王権の敵対者にダメージを与える。
同時に、味方のバッドステータスを解除し、体力や魔力を回復する。
(旧名はフルール・ド・リス)

愛すべき輝きは永遠に(クリスタル・パレス)
ランク:B 種別:結界宝具 レンジ:0~100 最大捕捉:1000人

歴代フランス王家の権勢を示す巨大にして優美を誇る宮殿が出現し、マリーと味方のステータスを一時的にランクアップさせる。
例え王権が消え失せたとしても、愛した人々とフランスは永遠に残る、というマリーの信念が、新時代の発展と象徴としてのクリスタル・パレスを呼び起こす。
隣国イギリスは倫敦の万国博覧会で作り上げられた「水晶宮」と同名であるのは、決して皮肉等ではなく、マリーの愛がいかに広範であるかを示すものだろう。
「わたし、大好きなの! ロンドン万博のクリスタル・パレス。だから宝具を用意するときに参考にしたのだけど、何か問題があったかしら…?」


言わずと知れたフランス王妃、マリー・アントワネットその人。
マリーが名前だが「マリ.アントワネット」と表記、発音される場合もある。

フルネームは「マリー・アントワネット・ジョゼファ・ジャンヌ・ド・ロレーヌ・ドートリシュ」。
うん、長い。
ちなみにこれはフランス読みで、生地神聖ローマ帝国での名前は「マリア・アントーニア・ヨーゼファ・ヨハンナ」。
アマデウスが彼女を「マリア」と呼ぶのはこのため。

ライダークラスに属しているのは別荘に回転木馬を所有していたことによると思われる。
しかし騎乗のランクがあのあざといピンクと同じという高さには疑問が残るが。


近年まで贅の限りを尽くし、フランス財政を傾けた浪費家とされてきた断頭台の姫君。
最近の研究により、彼女の悪いイメージの元になった悪評の大半が革命派のネガキャンであり、事実無根なものも多数含まれていることが判明し、
それに伴って彼女の本来の人物像などにも改めて目が向けられ、近年までの彼女のマイナスイメージは払拭されてきている。

Fateにおいても、2015年時点の研究に基づいた『天真爛漫な愛されるべき姫』というアイドル属性を付与されている。


容姿は嫁いだ14歳の頃のもの。そのためか、史実では100cmを超える巨乳だったという記録が残っている*1がこちらではスレンダーな体系。
ノースリーブの服はお抱えのデザイナー、ローザ・ベルタンの作で、出産後に好んだとされる。

口癖の「ヴィヴ・ラ・フランス(Vive la France)」は「フランス万歳」の意味。


民を愛し、民に愛される王妃を自負し、生前の不幸を儚みこそすれ呪うことも、ましてや抹消を聖杯に願うこともない。
自分は偶像。望まれるべく在るよう振る舞うことが彼女が自分に課す生き方である。

だから彼女は今日も祈る。空に輝きを。地には恵みを。
――民に、幸せを。


◆フランス革命、断頭台の悲劇
神聖ローマ帝国フランツ1世とオーストリア大公マリア・テレジアの11女。
家庭的なオーストリア宮廷でバレエや音楽などを習い、特にハープをこよなく愛した。
自身も最低12曲以上も作曲(ほとんどが革命により消失)するほど。

そんな中、7歳の頃、のちに作曲家として大成するひとつ年下のモーツァルト少年にプロポーズされる。
しかし当時のオーストリアはプロイセンに抵抗するための外交政策の一環としてフランスとの関係を強固にするための政略結婚を進めており、
幼いマリアもモーツァルト少年の想いに応えることは出来なかった。

その後、14歳でフランス王太子ルイ・オーギュスト(後のルイ16世)に嫁ぎ、マリー・アントワネットと呼ばれるようになる。


そして、当時のフランスに嫁いだマリーは良い面も悪い面も、多くのものをもたらした。

まず良い面だが、母マリア・テレジアの教育により、マリーは非常に風呂好きであった。
どれくらいかというと、後に幽閉された時も浴槽を持ち込むほどの入れ込みである。

当時のフランスに入浴の習慣はなく、貴族が香水を使うのも体臭を誤魔化すためで、麝香など強烈な匂いのものばかりだった。
また当然のことながら、入浴の習慣がないということは大変不潔であり、そのために病気になるものも多かった。
どのぐらい入浴について感心がなかったかというと、『一か月に一度風呂に入る』ことを習慣としていたルイ14世が、
側近の貴族から「王はなんという、病的な綺麗好きであろうか!」と大真面目に驚かれたという記録が残っているほど。

しかしマリーはそんなことを気にする必要がなかったため、花などの軽い香りの香水を好んで使った。

「香水はね、お花やハーブのような、軽いものがいいわ」

その影響は他の貴族にも広がり、現在の香水文化の基礎を築いたと言っても過言ではない。


また、家具や服飾にもこだわりを持ち、様々な木材や装飾を取り寄せたり、ペガサス昇天MIX盛りもかくやな巨大な髪型など、
斬新なファッションを欧州の貴族女性の間に広めるカリスマ的存在だった。
なお、彼女は東洋製の家具を特に愛用しており、中でも日本製の実用性と美しさを高く評価していたという。
その一部はベルサイユ宮殿や、ルーブル美術館に現存している。

余談だが、マリーを知る人物による彼女の外見評価は『やや額が広く鷲鼻ぎみで、決して美貌の持ち主ではない』で一貫している。
しかし同時に『どんな性格の人をも魅了する眼』『誰より美しい真珠のような白い肌』を持っていたとされる。
立ち居振舞いの優雅さも完璧で、「もっと整った美しい容姿を見つけることは出来るが、もっと快い容姿を見つけることは出来ない」とは彼女の教育係が残した言葉であり、
マリーの小姓であったド・ティリー男爵も「彼女ほど典雅なお辞儀をする人はいなかった」との言葉を残している。
所謂、愛嬌のあるチャーミングな女性だったということだろう。

一方の悪い面として、それまで続いていた『必要はない』慣習を、マリーは簡単に取り止めてしまった。
その結果、それらの慣習をステイタスにしていた、古くからフランスの宮廷に関わる貴族の反感を買ってしまったのである。
結果、彼女を慕う貴族は必然的に少なくなってしまい、折衝に嫌気がさしてあまり社交的ではなかった(多くのフランス貴族と交わりを持とうとしなかった)と言われる。

良くも悪くも庶民的かつ先進的で型破りなマリーはフランスの貴族社会では異端児だった。


なお浪費家というのは間違いではなく、ギャンブル好きも事実である。
しかし(貴族の価値観ではの話であるが)出費は常識の範囲内であり、特に子供ができてからはギャンブルも派手なファッションもぱったり止めている。
逆に子供のおねだりをたしなめたり、貧しい人々のために寄付金を集め、飢饉が起きた際には子供の宮廷費を削って自ら寄付したこともあったりと、
むしろ当時の貴族としては真っ当な金銭感覚を持っていた。
しかし、庶民には彼女の努力は認知されていなかった。
「マリーの名を語り高価なネックレスを造らせ、盗んで逃走」という詐欺事件が起こり、いらぬ風評被害を受けてしまったことも…。


そもそもフランス財政は先代のルイ15世の頃に(更に遠因を辿れば、やたらと対外戦争や大規模工事をしたルイ14世の時に)とっくに破綻していたので、
「彼女一人の浪費が国庫を傾けた」というのはお門違いもいいところである。

また、「民衆はパンが買えません」という陳情に対し、「パンがなければ、ケーキを食べればよいのに」とマリーが返答し、民衆の憎悪を買ったという話が広く知られているが、
実のところこの発言は別人のものであり*2、マリーがこう言ったとする記述がある文書に関してもソースが皆無に近く、現在ではおそらくこじつけだろうと見做されている。


マリーは天真爛漫ではあったが、間違いなく彼女なりの責任感と民への想いを持っていた王妃であった。
しかし、革命は時間の問題だった。
この頃、かのサンジェルマン伯爵からこのままでは革命は間違いなく起きると忠告されている。
だが、彼女は王妃であり為政者となること自体が基本的に想定外の存在。
革命対策として彼女なりに考えた手が次々と裏目に出てしまう展開となった。

打開策を求めて実家であるオーストリアに連絡を取るも、それがフランスの内情を漏洩していると槍玉にあげられ逆効果の泥沼に。

遂に勃発したフランス革命に王党派の貴族や家臣はほとんど逃亡。
ルイ16世一家もマリーの兄を頼ってオーストリアに亡命することになったが、
マリーが『特注の、豪奢で大きな(そして足の遅い)ベルリン馬車を用意させる』+『家族全員で一緒に逃げる』+『家財道具や飲み物をしこたま馬車に積む』という大ポカをやらかし、逃げ遅れて革命派に捕まってしまう。
一説によると、ルイ16世は貨幣に顔を刻まれていたため、簡単に見分けられてしまったのだという。
何もこんな場面で天真爛漫っぷりを発揮せんでも……
しかも「国王一家が逃げようとしていた」という事実は、それまで王室を支持していた国民からの求心力までなくしてしまった*3

その後の裁判は毅然と無罪を主張し、一部弁論では聴衆もその言い分に頷かざるを得ないほどの反論をしたこともあったらしいが、
そんなマリーの行動も革命派のネガキャンで高まった、フランス王家を憎む世論を覆すには至らず、
「犯罪者の死刑は恥だけれど、無実の断頭台は恥ではない」と妹宛ての手紙に書き残し、1793年10月16日、コンコルド広場で断頭台の露と消えた。37歳だった。


生前の彼女の最期の言葉は、断頭台に向かう最中、執行人・シャルル=アンリ・サンソンの足をうっかり踏んでしまった時の、

「ごめんなさいね、わざとではありませんのよ。でも、靴が汚れなくて良かった」

とされている。



Fate/Grand Order

FGOにて初登場。CVはマシュ(2016年10月からは高橋李依が担当)や清姫と同じ種田梨沙
イラストはギンカ。

天真爛漫、かつ好奇心旺盛な性格で、所謂ほっとけないタイプのお嬢様だが、
史実のマリー像が反映されたのか民のことを想う為政者としての振る舞いや考え方も身に付けており、
所謂王気(オーラ)赤セイバーの見立てでは持っているらしい。
また、愛していた民に憎まれて断頭台に送られたことも覚えているため、その時のことを思い出すと少し暗くなる。嫌いなものもギロチン。
フランス国民を愛していることは今でも変わらないが、心の奥底に憎しみがある可能性を否定できていない。
マスターに対する態度は非常に好意的で、絆度もかなり上がりやすい。マリーがマスターを配偶者のようなものと見做しているのも原因だろうか。


シナリオでは第一章 邪竜百年戦争に登場。
自身が生まれる300年前のフランスに歴史の焼却を食い止めるための野良サーヴァントとして召喚される。

かつて自分に愛の告白をしてくれたアマデウスも召喚されており、2人で主人公に合流。以後は仲間として行動を共にする。

憧れの聖女ジャンヌ・ダルクと出会えたことに感激し、幾つかの意気投合できる部分もあって友人となる。

そしていち早く竜の魔女に堕ちたジャンヌ・オルタの正体に気付いたが、
バーサーク・ライダーとなってなお理性を留めていたマルタの匿うドラゴンスレイヤーに掛けられた呪いを解除するべく、
その鍵となる聖人であるゲオルギウスを逃がすため囮となって単身ジャンヌ・オルタに立ち向かい、仲間側で最初の、そして唯一の脱落者となった。

イベントに登場する際は基本的にボケ担当。
同時代を生きた百合の騎士やクマ吉、同郷のあざといピンクと行動することが多い。
しかし時には天然で鋭いツッコミや悪意がない(のが余計にタチが悪い)毒舌も見せる。


風呂好き、派手好き、民が好きなど、赤王ともおそらく気が合う。
なお、エリザからは天然のアイドル気質を畏れられている。

霊基再臨を進めると赤い衣装が白に変わる。
これは処刑の際に着ていた白の衣装を表している。


◆マリー・アントワネット(ライダー)


レアリティは☆4(SR)。それなりに出にくいが金ぴかの配布枠にもいたので持っている人はわりといる。
Q2A2B1で宝具はQ属性。

同じ☆4ライダーのヤンキー聖女と比べると魅了、無敵、回復と防御寄りの性能。その分火力は低めだが、強化クエストをクリアすると宝具威力強化に全体へのクリティカルバフ、スキルに全体攻撃バフが追加され攻撃支援も可能になる。

宝具「百合の王冠に栄光を」に回復+弱体解除の効果があるため、(強化前は)自身の宝具でスタンしてしまうジャンヌとは互いに相性抜群。2人が揃うとまさに鉄壁と化す。
宝具を最大限活かすにはスタンと火傷の二重のデメリットを負わざるを得ないフランとも、
宝具の属性が同じことと弱体解除が有効なこと、何よりマリーに足りない火力をバーサーカークラスと宝具で補ってくれることから、相性が良い。

ただしゲームシステム上『やられる前にやれ』が基本なので、マリー単体では少々扱いが難しい。
ただでさえ火力不足なので苦手なアサシンやルーラー相手はしない方が無難。


……しかしこれが敵に回ると話が変わる。
このゲームは原則1ターンに3回しか攻撃出来ない。そして敵として登場するサーヴァントはスキルを無制限に使う。

そのため『攻撃3回に対して無敵+毎ターンHP回復』というマリーのスキル『麗しの姫君』が、鬼のような強さを発揮する。

「よし、無敵剥がしたぜ」→『キラキラ、キラキラ。輝くの』(麗しの姫君)→「」

HPがウン十万になることもあり、トラウマになったマスターも多い。

攻略法としては4つ+α。
  1. マリーを2ターンに分けて攻撃すること。
    『麗しの姫君』は重ねがけが出来ないのでこれが一番確実。非攻撃系の宝具を混ぜるか同時に登場する敵を1回で落とせばいい。
  2. ブレイブチェインで4回攻撃すれば、最後のEXアタックで少しずつダメージを与えられる。
  3. 無敵貫通を使う。具体的にはドレイクニコラ・テスラのスキル『星の開拓者』や、両儀式'sのスキル『直死の魔眼』。または無敵貫通の効果を持つ概念礼装。
    ただし無敵貫通礼装は現状☆5のみであるため入手が困難。逆にサーヴァントでは☆1のシャルロット(スキルで1ターン無敵貫通付与)が最も手軽に入手できる天敵になる。
  4. 強化解除を使う。具体的にはジャックのスキルや、メディアディルムッド天草四郎アビゲイル・ウィリアムズ、ステンノの宝具。
    宝具組の場合、メディアとディルムッドの宝具自体は無傷となるが無敵を剥がし、後続の攻撃を当てることができる。ただしメディアは相性の悪いキャスターなので注意が必要。
    また、ステンノの場合は彼女の強化クエストを先にクリアする手間がかかるのと、防御ダウンが入るとはいえ基本ダメージ無し宝具なので他サーヴァントとの宝具チェインなどといった連携が必須である。何より☆4なので入手に難あり。
    天草とアビゲイルなら先に強化解除が入るので宝具によるダメージも与えられ、ジャックは相性有利で女性特効も活きるのだがどれも☆5なので(ry
  5. 祈る。上記の戦法だけでは倒しきれないことも多々あるので、大抵の場合最後はコレ。

アーケードにも登場しているが、実は彼女かなり強い
というのもアクションゲームである都合上、常に攻撃が飛んでくるゲームシステムだからであり防御と回復がアプリ版より重要だからだ。
まず攻撃モーションが遠距離攻撃。これは相性上有利なはずのキャスターが基本的に射撃攻撃が多く思ったよりダメージを与えられないことが多いが、彼女にはその心配が無いからだ。勿論他の近距離サーヴァントにも効率的にダメージを与えられる。
攻撃力は原作通り低いが、全国対戦に置いては宝具を打てば大抵一撃で倒せるので余り問題はない。
そして3つのスキルだが、「魅惑の美声[C]」は行動不能状態に出来る強力なもの、性別制限のあるスキルだが敵が3人(そしてそれぞれサーヴァントを3体使用する)いる関係上誰かしらに刺さるだろう。
そして何より強いのが「麗しの姫君[A]」の無敵効果。
前述の通り攻撃宝具は基本的に一撃必殺なのだがその分アプリ版程NPが溜まりにくく宝具を撃つ回数は限られる。そんな貴重な一回を無敵を使うことスカさせることは非常に効果的だろう。
アプリ版では似たような性能の「回避」だが、アーケード版では「アクションの緊急回避が何度も使えるようになる」というものになっている為宝具射程内にいると普通に当たる。だが無敵ならたとえ宝具射程内でもしっかりと防ぐことができるのだ。
というわけでアプリでは若干微妙な彼女だがアーケードでは全てが噛み合っている強キャラとなっている。

長い間、他サーヴァントへのマイルーム会話はなかったが、2020年に行われたモーション変更に合わせて、ナポレオンや巌窟王、アマデウスやサリエリといったフランスに関わるサーヴァントへの会話が追加された。
また、ヨーロッパの母たるエウロペにもマイルーム会話があり、「他人の気がしない」「似ているところがあるわけではないのにお母様を思い出す」らしい。おばぁちゃまマジおばぁちゃま
なお、サンソンとデオンへの単独会話はない。


◆マリー・アントワネット(キャスター


浜辺は好きよ、大好き!あなたも皆も、きっと楽しみましょうね?――ヴィヴ・ラ・フランス!
あら?頭にカニさんが乗ってるわ。ふふ、ごきげんようカニさん!

2016年8月の夏イベント「カルデアサマーメモリー」にて登場した、水着姿のマリー。
彼女に限った事ではないが、水着を着たことで本来のクラスとは違ったクラスになっており、マリーはライダーからキャスターへとクラスチェンジしている。
イラストレーターはライダー版と同じくギンカ。


○ステータス
筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具
E D C A B+ A+

キャスターとなった影響か、筋力と敏捷はライダー時よりもランクダウン。代わりに、魔力がランクアップしている。

○スキル
保有スキル

ビーチフラワー:A+
海辺でどれだけ衆目の目を集められるか。
A+ともなれば、セレブの領域である。

向日葵のきらめき:A
きらきら、きらきら、輝くの
浜辺で微笑んで見せる彼女こそ、太陽の花(サンフラワー)と呼ぶに相応しい。

麗しの姫君(海):A
統率力としてではなく、周囲の人を惹き付けるカリスマ性。
ビーチフラワーのスキルとの複合効果によって、ただ存在するだけでマリーは海辺の姫として崇められ守られる。
……よく見てほしい。今、マリーを敵から庇ったのは、偶然通りかかった体を装った音楽家や処刑人、白百合の騎士のみならず……

クラススキル

陣地作成:A
「ええと、ここからここまでが私の陣地なのね。ビーチバレーの!」

道具作成:D
「ふふ、ボールも用意してみたの。ビーチボールというのですって。可愛らしい色合いでしょう?」

宝具
愛すべき輝きは永遠に(クリスタル・ドレス)
ランク:A
種別:対軍宝具/対民宝具

せっかくだもの、キラキラしたいわ、おもいっきり!

愛すべき輝きは永遠に(クリスタル・ドレス)』!みんな大好きよー!

古き時代には確かにあったはずの幻想――――王権の輝きそのものを宝具として身に纏う。
浜辺の花、太陽の花として本気を出したマリーの輝きを見るがいい。スーパーきらきら、きらきら、輝き、煌めく!

青く透き通ったドレスのようなものを纏う。ただしそのサイズはまさしくラスボス…もとい紅白歌合戦のあのお方の如く巨大。ブルンゲルとかいうなよ! 絶対だぞ!

ゲーム的にはArts属性の全体宝具。
敵全体に強力なダメージとクリティカル発生率ダウン効果を与え、その後、自分を含めた味方全体のクリティカル威力をアップさせる。


華やかな装いになってはいるが、イベントやマイルームでは基本的にライダーの時と変わらず、可愛らしく少し天然気味な王妃様。
海で開放的な気分になっているのか、普段よりはしゃいでおり、微笑む回数は多くなっているとか。

赤いワンピースタイプの水着→肩が露出した白ワンピース+麦わら帽子→青いビキニタイプの水着と、霊基再臨で様々なマリーを拝める。
頭にカニを乗っけた第一段階も、避暑地のお嬢様めいた第二段階も、華やかな第三段階も、それぞれ違った趣がある。

ちなみに戦闘では、抱えているビニールボールをバレーのように扱って攻撃する。どうやら戦闘とビーチバレーを混同しているか、根本的にビーチバレーを勘違いしているっぽい。
マテリアルでも、「浜辺でボール遊びをしているだけのつもりかもしれない」と言われている。「バレーしましょう! 貴方はネットね!」ってことなのか…?


ユニットとしては、味方のスター回収に秀でたキャスター。
「サマーフラワー」は他の水着サーヴァント同様、味方の攻撃力上昇+男性には追加でスター発生率をアップさせる。
「向日葵の輝き」は毎ターンスター獲得+自身のHP回復効果を得る。
「麗しの姫君(海)」は自身に無敵効果(3回)と弱体耐性アップ効果を付与する。
スターを大量獲得し、クリティカルをバシバシ決めていくパーティでは重宝するサーヴァントだが、実は当人のQuick性能はそこまで高くなく、
味方に頼らないと自分のスキルが活かせないというちょっと変わったサーヴァント。まあお姫様だし、戦いは周囲に任せるべきなのかもしれない。

ただ、クラス上スターが集中しやすいマリー(ライダー)とは割と相性が良かったりするため、
ライダー、キャスター×2(サポート込み)のマリー3人編成というネタか出オチにしか見えないパーティでも案外戦えたりする。


マイルーム会話ではマスターにエスコートを頼んだり、ビーチバレー(物理)を楽しんでいたりと、夏の海を満喫しているのが伺える。
アマデウス、サンソン、デオンがいると特殊会話が発生。男2人はマリーに悩殺されてしまったようだ。
デオンはマリーに同じような夏の装いをしようと誘われたようだが、「命令とあらば」と返した辺り、ちょっと抵抗があるのかもしれない。
ちなみに、青い水着に関しては当人曰く「今の姿よりもう少し後の姿で呼ばれたら多分胸が入りきらない」*4とのこと。くっ…。

なお、セリフにもある通り第一段階(召喚直後の姿)で頭に乗っているカニはアクセサリーではなく本物。
髪にはヒトデや貝殻もついているが、カニが本物ということはこれらも…。







追記・修正だって頑張るわ。なにがあっても元気よく、透き通る声でみんなの前に立たないとね

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最終更新:2024年03月28日 21:38

*1 服飾担当の女官が記録したスリーサイズのメモが本当に残っている

*2 それも原典の方では「ケーキ」ではなく「お菓子(ブリオッシュ)」を引き合いに出しており、ついでに言えば当時のブリオッシュの値段はパンと同じかそれ以下だった。

*3 それまではルイ16世は国民からはかなりの人気があり、革命派も王制そのものを否定するような主張はしていなかった。

*4 仕立屋の記録では、成人後のマリーはバスト100cmを超えていたとされている。