リキ(ゼノブレイド)

登録日:2015/12/16 Wed 18:08:36
更新日:2024/03/20 Wed 19:01:00
所要時間:約 15 分で読めます




よーオトモたち、今年の伝説の勇者に選ばれたリキだも、よろしくも~!




リキとは2010年6月にWiiから発売されたロールプレイングゲーム、ゼノブレイド*1に登場するプレイアブルキャラクターの一人。

CV:甲斐田ゆき

【概要】

作中の有機生命体の生息地である巨神界に存在する、ノポン族と呼ばれるマスコット系種族の一人(一匹?)であり種族内の「今年の伝説の勇者」。
主人公であるシュルクらとは、彼等の機神兵打倒の道中にあるサイハテ村にて、ノポン族の族長であるドンガから紹介され、以降ゲームの最後まで仲間として同行することになる。
その理由は借金返済のため。ノポンにおける勇者とは一般における格好良いイメージとは全く異なり、借金返済のための出稼ぎ重労働のようなものである。



【ゲームにおける性能】

作中屈指の万能型キャラ
持続ダメージ系のアーツで敵のHPを削るのが主な役割。
一撃一撃のダメージは大したことないが、長期戦における総ダメージ量はパーティー最大とも言われる。(ゲーム的にデバフダメージがやたら大きい)
他の主な戦法として、敵の行動を制限、背面攻撃成功時にダメージアップや特殊効果付与、死んだフリで敵の攻撃をかわす、盗む、といった具合に勇者のイメージから離れたダーティーなイメージの技が多い。
(そこら辺は側面・背面攻撃とサポートが得意で主人公らしくないシュルクと被る?)
ただ、仲間を回復したり応援してパーティーゲージを上昇させたりもできるので、そこら辺はしっかり勇者してるかも。
格上に対しても、ガンバルもでの回復、各種エーテルアーツでの攻撃、オチツケも、ヨロコベも、イタダクもによる補助と一騎当千の活躍が期待できる。

能力はHPがやたら高く、メイン盾のラインを上回るほど*2だが、彼ほどの硬さやダンバンのような高回避率はなく、ヘイトを稼ぐ手段も乏しいため敵の狙いを引きつけるのには向かない。「敵に狙われてもそこそこ耐えられる」くらいの認識でいる方が無難。
他の能力はキャラのイメージに反し全体的に平均以上。エーテル力以外は主人公のシュルクを上回り、カルナと比較すれば完全上位互換。
とは言え、ゼノブレイドというゲームの性質上、ステータス以上に個々の技能で何ができるかが重要な訳で、リキが上記二人の役割を担えるわけでもない。

リキ本人の耐久力はそこまで高くなく位置取りが重要なアーツもあるため、
  • タゲ取り&盾役のライン・ダンバン
  • 回復役のカルナ
  • アタッカーとしてだけでなくモナドアーツによるサポートが強力なシュルク
この三者とは当然好相性。
特にシュルク・ダンバン・リキの3人はバランスがいい上に主人公・英雄・勇者という凄い組み合わせになる。
純アタッカーのフィオルン、耐久力最低のメリアと組む際は、別途サポート役が欲しい所である。

相性の良いジェムはエーテルアップ、デバフダメージを強化できる炎熱強化、冷気強化、毒強化等。
意外と物理攻撃も強いので素早さアップを積んでも悪くない。

最大の弱点として、リキは体が小さいため、浅い水でも泳ぐモーションに入り戦えなくなってしまうこと。
他のキャラなら問題ない浅瀬でもぷかぷか浮いてしまうことがなくはない。彼を使う場合は位置取りを注意すること。

●アーツ

イタダクも(タレントアーツ)
「アイテムゲットだも~」
敵から、アイテム・能力値・経験値・APのいずれかをランダムで盗む技。
能力盗みは筋力・エーテル力・HP・素早さのどれかだが、敵の弱体化リキの強化ともに永続というのは地味にえげつない性質。
長期戦で上手いこと能力値(特に素早さ)を盗みまくれればかなり有利になれるが狙ってやれることではないため戦力としては組み込みづらい。
他、素材収集のオトモにもできる。経験値とAPを盗むには対応するスキルの習得が必要。

ヨロコベも
「アッチがコッチで、コッチがアッチ!」
チェインアタック(連携攻撃)や味方復活などに必要なパーティーゲージを上昇させる。
それだけなのだが、ほぼゲージ3本で戦闘開始できたりチェインアタックの消費を実質2本ほどにできるとんでもなく強いアーツ。
リキャストタイムが長いためなるべく戦闘開始時に使用したいが、ハイテンション以上の時のみ使用可能のため、抜刀時の突発キズナをジャストで成功させるか、その自信がなければジェムで補おう。
「恩着せがましく仲間を鼓舞する」という頼りない紹介文だが、しっかり効果は出ている大変有用なスキル。
戦闘開始前に使用→逃走の繰り返しでゲージを貯める行為はノポンダンスと呼ばれたりする。その後リキを控えメンバーにする時も勇者への感謝を忘れないように。

ガンバルも
「勇者の吐息、素敵な香りだも!」
自身と範囲内の味方を回復するアーツ。対象のデバフがかかってる量が多ければ多いほど回復量が増すが、デバフの解消はできない。
使用前に位置取りを調整するだけで全員回復、カルナのようなデメリットもない、リキャストも短く回復量も十分と、
回復アーツとして滅茶苦茶優秀。これだけでリキをメインのヒーラーに持っていける。

モラッタも
「モーラッタも!」
背面から当てることによりダメージが上昇する、貴重なリキの瞬発火力スキル。当然位置取りが重要なため、仲間にタンク役は必須。
スキル解説に「リキの大好きな背面」と書かれており性格がよく分かる。

ココだも
「コ~コだもッ!!」
側面から放てば「機神兵限定で」パニックにする物理攻撃アーツ。
最終盤には機神兵は登場しなくなるため基本的に優先度は低いが、適正レベルで要塞型を撃破したいならかなり重宝する。

クイアラタメも
「クイアラ……タメもーー!!」
敵にかかってる全デバフを解除し、その数の分ダメージを上昇させる物理攻撃アーツ。
リキの要である持続火力を消滅させてしまうため、ややロマン火力寄り。
どうせならデバフだけでなくチェインアタックの数も稼いだ後で食らわせたい。

ヤッチャウも
「ヤッ!!チャウ!!も!!」
3連続攻撃で敵の体勢を崩すスキル。
崩し→転倒→気絶のコンボは攻略における要で、範囲攻撃・ダメージも高い・リキャストタイムも短いで使いやすいアーツ。
最終段が当たらないと崩しが発生しない点には注意。

マカセタも
「あ~、リキもう動けないかも~……」
死んだふりをしてヘイト消去&5秒間行動不能の無敵になり、復帰後に放つ物理攻撃アーツの威力が上昇するオーラアーツ。
物理攻撃上昇量は優秀だが5秒とは言え行動不能になるのは辛く、癖が強いスキル。

ユウキだも
「ノポンの踊り、勇者の踊りも!」
自分及び範囲内のテンション低下を防ぎ、ランダムで能力を上昇させるオーラアーツ。
強敵相手にはテンションが下がってしまうこともままあるため、テンション防止効果は非常に優秀。ヨロコベもとの相性も良い。

オコッタも
「む~~!オコッタも!!」
発動中は自身のダメージを敵に返すオーラアーツ。
ダメージ的には高HP低防御のリキに相性が良いが、本人の身の安全的には危険な技。

カムカムだも
「カームカムだもッ!!」
敵を出血状態にする。背後から当てれば出血時間上昇。
武器に噛みつかせて出血させるという、一風変わった技。

ドクドクだも
「勇者の吐息、危険な香りも!」
毒草を含んで、範囲内の敵に吹きかけ毒状態にする。
毒を噛み砕いても本人は無事らしい。

ヒエヒエだも
「ヒエヒエだ……くしゅん!」
敵単体を冷気状態にする。
ドクドクやモエモエと違って複数の敵には当てられないが、リキャストタイム・必要APが少ないのが利点。
体内のリキ袋なる謎器官にしまった唾液を凍らせて敵にぶつける。汚い。

モエモエだも
「モーエモエだもーーー!!」
火を吐き範囲内の敵を攻撃、炎熱状態にする。
このアーツについては「ついに火を吐き出した」としか書かれておらず、「何故火を吐けるのか」に関してこじつけじみた説明すら放棄されている・・・

グルグルだも
「お前、だんだん……眠く……な~る……も……」
範囲内の敵だけでなく自身も眠らせてしまうアーツ。
ジェムで状態異常耐性を上げれば自分は眠らなくて済むようになる。
嫁のオカもこのアーツで子供たちを眠らせてるとのことだが、オカも一緒に眠ってしまうのかリキと違って練度が高くて本人は眠らないで済むのかは不明。

コロベも
「こけろ~、こけろ~!」
敵単体を移動不可、もしくは低確率で転倒にするアーツ。命中率計算はなく、転倒するかは完全に運。
敵がリキに気付かなければ転倒はさせられず、バインドも効果時間は短い、その上リキャストタイムは長い。
さらにリキよりレベルが高すぎる相手は絶対に転倒しないという致命的な仕様がある。
運次第でどんな相手でもハメに持ち込めてしまうためだろうか?そのせいでギャンブル技なのにイマイチ使いどころが見えてこない不遇技。

アーツ使用時、その場で立ち止まってモゾモゾするだけで、具体的に転ばしたり足を止めるための動作を行っていない。念力でも使っているのか?

オチツケも
「お前、リキの言うこと聞けも~!」
対象を麻痺させ、凶暴化オーラ状態の敵を確率で解除させる。解除率はリキのテンションの高さに依存するため、ユウキだもと組み合わせよう。
凶暴化を使うボスやユニークモンスターは強敵揃いなため、大変重宝する。
ノポン族にはモンスター使いとしての側面があるが、このアーツで服従させるまでに至らない。リキの腕が未熟なのか他の工程が必要なのかは不明。族長のドンガはこのアーツだけで魔物を鎮められるそうだが。


●スキル

基本的性格は「陽気」「純真」「柔軟」
本質的性格は「臆病」「勇者」
全体的に取引や報酬に関するスキルが多い。
本項では代表的なものを抜粋。

  • ノポン開運術、財宝の予感、愉快な交渉術、商売上手、探険の喜び、見覚え特訓、見覚え成長
経験・AP取得量及びレアアイテムドロップ率UP、対人の取引に有利になるスキル。ノポンの商魂たくましさとちゃっかり具合を感じさせる。
性質上他キャラにリンクさせることで真価を発揮するものが多い。特にノポン開運術と財宝の予感はクエスト消化の効率を高める為には欠かせない。

  • お日様好き・お星様もエ系スキル
昼夜それぞれに、取得経験値や戦力を増強させる。「日中経験値UP」といった分かりやい名前でなく、ノポンらしいファンシーなネーミングが特徴。

  • 勇者のモコモコ
デバフを受けにくくする。他キャラにもリンクさせることが可能だが、名前からしてリキ独自の健康術か、それとも抜け毛でも分け与えているのだろうか?

スキルリンクに関しては、メリア同様エーテルアーツが豊富なため無心の悟りを入れたい。
他にもメリアのエーテルの極み、カルナの攻性エーテル、エーテル強化Ⅱと、エーテルアーツを強化する方法は豊富。



【外見・仕草】

かわいい。抱きしめてもふもふしたいプレイヤー続出。
 ・・・まぁこれだけじゃアレなので以下詳細な説明。

基本的に一般的な成人ノポンと大きく変わらない外見だが、他と異なる大きな特徴はトサカのように発達した髪と体毛の色。
モブノポンたちの体毛は、青・ピンク・緑・紫といった具合に、目が痛くなるようなカラフルさだが、リキの体毛はそこまで不自然でないクリーム色である。
腹にある大きな十字傷は、若い頃に嫁のオカを巡っての決闘でできた傷である。

何もせずに放置しておくと、ノポンダンスを披露、ストーリー上の会話・デモパートではパーティー内で一番よく動き回り、羽を利用して空中浮遊することもあるなど、見ていて飽きない仕草の持ち主である。

語尾に「も」と付ける典型的なノポンっ子。
中には普通にしゃべるノポンもいるが、そういった者達はインテリだったり自主独立の精神が強かったりするので、後述するようにノポンの特徴を先鋭化させたようなリキは「も」と言う方が相応しかろう。



【性格・言動】

種族全体で子供っぽいノポン族の中でも輪をかけて子供っぽく、我がまま・天真爛漫・寂しがり屋・怠け者・臆病・可愛い子ぶる・威張りん坊で食いしん坊・一人称が自分の名前*3
ストーリー内で度々空腹と疲労を訴え休みたがったり、戦闘においては威勢のいい発言をしたり自分の手柄を自慢したがる。
これだけだと単なるウザキャラに思わてしまうが、愛らしい外見と仕草からそういうところが可愛いと思える・・・かもしれない。

以下ネタバレ ・・・というかリキ加入から少しの間をおいて判明する事実。
こう見えても実質的にはパーティー最年長*4の40歳である。のっけから子供っぽさ丸出しの言動を披露しまくったため、そのことが判明した時はシュルクとラインからものっそい驚かれた。*5
年齢と同時に家族構成も明かされ、奥さんと11人の子供という大家族の「とーちゃん」であることも判明する。そして借金の原因とは、この多数の扶養家族の養育費のこと。
リキ加入後の最初のクエストである大恐竜(テレシア)討伐によりこれまでの借金は返済し終えたが、リキ不在中にも子供たちがバクバク食いまくったため新たな借金が発生、
その返済のため勇者としてシュルク達をオトモとして引き連れ、巨神界を救うことをまたも族長ドンガより命じられるのであった・・・
この調子では去年以前も「今年の伝説の勇者」だったのではないか。

年の割に子供っぽすぎる言動のため、まるで駄目なオッサンに思えるかもしれないが、作中のこれはという場面で他人をそれとなく気遣う発言をしたり、父性からくる優しさを発揮している。
また、別家庭のお嬢様がフーテン気味の男と結ばれることを望んだ際は「父親として複雑な気分」になりつつも、
「よそ様の家庭の事情には深入りしない」と、意外と世間一般の父親観を持っていたり保守的な面も覗かせたりした。
騒がしい性格だがストーリーデモにおける発言は意外に少ない。メタ的なことを言えばコメディリリーフ的存在のリキにはシリアスな場面で話をさせ辛いからとのこと*6
作中のリキの性格を考えればむつかしい話は苦手だから、もしくは真面目な場面で自分が何か言えば会話を混ぜっ返すことになると察して黙ってるのかもしれない。

ノポン族全体にも(借金王としての)悪名が轟いているせいか「髪型は偉そうだけど本人は偉くない」「ああはなりなくたない」「(例えモンスターでも)誰がお前なんか食うか」と散々な評価だが、
勇者としての使命のため旅に出てからは「勇者がいなくてサイハテ村の守りは大丈夫か」と心配されるなど、何だかんだで頼りにされているようだ。

キズナトークにて、ゲーム本編が終わった後はリキファミリー総出(13人)でダンバン宅に押し掛けて定住しようと言うかと思えば、シュルクとラインをオトモに巨神界を飛び出し新世界を目指すとも言っている。勇者の予定は未定のようだ。
他にも、機神界では仲間の中で唯一機神兵との因縁が無いためシュルク達と一緒に戦ってもいいのかと迷ったり、勇者という肩書自体にも悩んだりと繊細な一面も垣間見える。

Switchで発売されたDE版の追加ストーリー「つながる未来」ではリキ本人は登場しないが、リキの子供であるネネ・キノの姉弟が登場する。どちらもPTメンバーとしてシュルクとメリアの旅に同行する。


【各キャラクターとの関係】


●プレイアブルキャラ


シュルク
ラインがリキの偉そうな態度に怒った時に「ラインは短気なんだから」と言うため、シュルクはリキのことを子供扱いしてるかもしれない。
技術者らしくノポン独自の技術に興味津々で、キズナトークでそのことについてリキに質問している。
シュルクから両親は既にいないことを打ち明けらた時にリキは、嫁のオカとともにシュルクの義親になると申し出た。

ライン
パーティーにおけるお馬鹿キャラコンビ。
ラインが一番オッサン扱いしているためか、リキからはイビキがうるさい・怠けていると言われる、殊更に威張られるなど、パーティー内のネタキャラ扱いを定着させられようとしているが、正直どっちもどっち。
言葉については多少はリキの方が詳しい*8が年齢差(22歳)を考えると・・・
どちらも学生時代は寝てばかりだったのも同じだがラインは「わりい、寝てた」とバツが悪そうにしてたのに対し、リキは「学校では寝るのが専門だも!」と開き直ってるので、正直リキの方が更にタチが悪い。
ラインはゴツい外見に似あわずリキをモフりたがっているが、その際にはオカズを一品要求される。(メリアと共闘時)
また戦闘後に仲間へねぎらいの言葉をかける一方で「ラインは怠けてた」と言えばラインが「お前よりは頑張ってたよ!」と反抗し、どちらも子供扱いされている。(フィオルンと共闘時)
以上凸凹コンビっぷりが際立つが、なんのかんのでリキもラインに懐いているのか、後半一時的にパーティーが離散、その後全員集合した時には真っ先にラインに飛びついた(タックルをかました?)。

カルナ
リキはお調子者な態度をカルナにたしなめられることが多く頭が上がらない。そして嫁に似てるから苦手と結構失礼な発言をした。
ただしリキ・ラインの馬鹿コンビから堂々と間違えた言葉を披露された時は、流石の彼女も頭を抱えることになった。*9

ダンバン
ダンバンもリキのちゃらんぽらんさに呆れることはことはあるも、勇者として尊敬しておりリキも英雄であるダンバンに対し同様、お互いをリスペクトする仲である。
一方で後述のメリアと共に、もふもふと愛でられる対象にもされているが。
ちなみにコレクションアイテムの趣味から察するに可愛い系は苦手。それでも愛で対象になるリキの魔性のもふもふっぷり恐るべし。
家族の問題でいつもより元気のないダンバンに対し家長としての経験からアドヴァイスする場面は、作中屈指の名シーンとして挙げられる。

メリア
リキのことを殊更可愛がっており、そのためかリキもちゃんづけで呼んだりして思いっきり贔屓している。自分の嫁がメリアちゃんみたいだったら良かったのにとまで言った。
ただ甘やかしてるだけでなく、小柄で体力が低く幼くして皇女になった重圧もあるメリアを気遣う所もある。

フィオルン
リキはフィオルンに対し基本いつも通りなお調子者な態度で接するが、その過酷な境遇及びリキにとっては娘のような年齢のためか、労わるような態度をとることもある。

●その他キャラ


オカ
嫁。若い頃は上述の通り彼女を巡る決闘で腹に傷ができるほどの大恋愛の末結婚したらしいが、今は肝っ玉母さんで旦那を尻に敷いている。まぁリキの性格がアレだからしょうがない。
これ以上セーカツスイジュンが下がるなら別居も考えると言っているが、今の出稼ぎしっ放しの状態も別居と言えなくもない。
リキからは苦手意識を持たれているが、旅立ちの時は別れを惜しんでいたり、キズナトークやクエスト時の発言から深く愛してることが伝わってくる。

リキの子供たち
オカとの間の子供でなんと11人もいる。出自に言及されていないため、多分全員実子……と思われていたが。
リキのしょーもない性格は子供たちにすら見抜かれており、旅の自慢話は盛ってるのだろうと馬鹿にされている。
だがリキの無事を祈り活躍には素直に喜ぶ面もあり、なんだかんだで全員とーちゃんが大好きなのである。

ネネ
子供たちの中の1人で「つながる未来」で登場。ピンク色の毛並みで頭の両端の毛を二つ結びにした女の子ノポン。
シュルク達のジャンクスにこっそり乗り込んだキノに付き添う形で巨神肩に迷い込む。
キノよりも一回り大きいぐらいの体格で、本編でシュルク達と出会ってからの1年の間に成長期を迎えた結果らしい。
親父に似ずしっかりした性格でよく調子に乗るキノを嗜めている。
パーティメンバーとしてはラインの互換と意外にもかなりパワフルに戦う。

キノ
「つながる未来」で登場する黄緑色の毛の男の子ノポン。実は実子ではなく養子でリキがある時連れてきたらしい。
こっちは親父に似たようで、すぐ調子に乗った発言をしては姉に突っ込まれている。
一方で養子であるという出自からか人見知りな一面を持っている。親しくなると遠慮がなくなるので内弁慶気味でもあるらしい。
パーティメンバーとしてはカルナの互換。この植物素材なのにライフルじみた武器については前述の折りたたみ参照。
本編の序盤をプレイしていた人なら分かるだろうが、ネネと組めば安定性がかなり増すところは流石姉弟。

ドンガ
サイハテ村在住のノポン族族長。
カン(とリキファミリーの生活苦が理由)でリキを勇者に選出した。
リキが旅立ちノポンを守ることになるのは古くからのお告げと言うが、リキからその場の思い付きだと詰め寄られるとそれもカンだとぶっちゃけた。
だがリキの加入が(プレイヤーによっては)パーティーの戦力大幅増強になるため、ドンガの勘も捨てたものではないかも。

ノポン・センニン
9999歳というカンスト年齢の謎ノポン。そしてその年齢の割に外見はモブ子供ノポンとほぼ同じである。
リキに「2人目の真の勇者」になるための試練を課す。

タツ
ゼノブレイドに登場するタツじじではなく、クロスに登場する自称美少年の13歳。
両作品間に直接的な関連性はないため本編では当然絡みもないのだが、モノリスソフトの公式ページで漫才をしている。
クロス本編では笑えない所もあるウザキャラではあるが、ブレイド本編の真面目な点が抜け落ちたリキのフォローをしたりして丸くなっているイメージ。
時に罠にかけようとするなど腹黒い面もあるが、基本的にナイスな相棒である。


【名(迷)セリフ集】

「勇者リキ、やってやるも!」「勇者、一番強いも!」
無理矢理勇者にさせれた割には勇者という立場に誇りを持っていることが現れた、リキらしい威勢のいい発言。

「リキ、弱い奴大好きだも!」
情けないことを何の恥ずかしげもなく言う勇者(笑)

「勇者、オトモを見捨てないも!」
かと思えば仲間を守ることに強い使命感を見せたりする。

「べ、別に泣いてなんかいないんだも・・・」
「ライン!こ、こっち見るなも!」
それぞれピンチになった時と、クエスト解決時に嬉し泣きした時の発言。
リキだって男の子だから涙を見せたくないのだ。年齢はオッサンだけど。

「クルシュウナイも」
シュルク・ダンバンと組ませた際の勝利台詞。
ダンバンさんの「ノポンの勇者リキ殿、お怪我はありませんかな?」というボケへの応答。
ノリについていけないシュルクに「何やってるんですか?」と呆れられている。

「リキ疲れたも、早く休みたいも・・・」
作中のストーリーデモの随所で上記の旨の発言をする。
リキ自身が休みたがっている面もあろうが、極寒の雪山という実際に疲れるシチュエーションもあったりするから仕方ない。
無理して先に進みたがる仲間の機先を制する目的で発せられることもあり、リキの気遣いを感じさせる。

「へへ~ん、リキはできるぞー」
老執事ノポンのゴワゴワーから、仕えるお嬢様が16歳になっても読み書きできないことを嘆かれて。
ゴワゴワーからは「大人だからできて当たり前、精神は子供のままだが」と嫌味を言われ「ムカーッ」となるが、しょうもない自慢をしたリキの自業自得である。

「そういうこと言うなも、リキもダビダビも臆病な自分をひた隠しにして生きていくんだも」
臆病ノポンのダビダビに「大切な人と協力すれば恐怖も乗り越えられる」的なことを伝えるも、ダビダビに「それは一人では何もできない半端者では?」と反論されて。
勇者は強く正しく勇ましく心に愛があるだけでなく、時には大人のダーティーな駆け引きも必要なのだ。

「それは巨神界でもできるも、だからフィオルンもがんばるも!」
フィオルンとのキズナトークで本編終了後の目的は新世界の発見と明かし、フィオルンからは「そこは誰も奪われたり虐げられたリしない世界だったらいいな」と言われて。
一見突き放すように見えるかもしれないが、雲を掴むような自分の夢と違いフィオルンの望みは今生きているこの巨神の大地でも大変だけど頑張ればなんとかできるという励ましの言葉。

「リキがシュルクのとーちゃんになるも!そうすれば、オカがシュルクのかーちゃんだも!オカがシュルクの帰りを待っててくれるも!ほら、待ってる人が出来たも!」
自分には故郷で待っててくれる家族がすでに亡いと黄昏るシュルクに対し。強い父性を感じさせる名セリフ。

「ダンバンもなんだか悲しい目してたも」
「シュルクのこと、見ててやれも」「フィオルンのことも見ててやれも」「見ててくれる人がいる、それだけで頑張れることあるんだも」
記憶をなくす*10などこれまでとは全く様子の変わってしまった妹、そんなフィオルンを救おうと無理をするであろうシュルクを案じ、どう接すればよいか悩むダンバンに対し。
「子供をいっぱいいっぱい育てて、いっぱいいっぱい送り出した」経験からくる言葉には、ダンバンも救われるものがあった。

「メリアちゃんの兄ちゃんの声が聞こえたも」「メリアちゃんの兄ちゃんどこにいるも?見えないのに聞こえたんだも・・・」
テレシア化したカリアンに死をもって苦しみから解放、兄の霊と最後の言葉を交わし嘆き悲しむメリアに対し。
他のパーティーメンバーには見えていないのに対し、メリアとリキだけは別れを告げるカリアンの方を向いていた。リキにも見えたのは霊感が高いからか、それともノポンはホムスよりハイエンターとのつながりが強いという設定があったりするのだろうか・・・

「シュルクは本当の勇者だも!」
巨神ザンザの使徒として本性を表したディクソンとの決戦時に、シュルクを自分以上の勇者と激励・奮起させる。
普段は我こそは真の勇者とばかりに威張っているが、上記のダンバンへの励ましは伊達でなくリキはパーティーメンバーのことをちゃんと「見てて」いることが改めて表現されている。

「気をとりなおして、このお菓子でも食べるといいも!」
モノリス本社内でバナナの皮で滑った気絶したタツに対し。
このお菓子はタツの持ち物だが滑った際に落としてしまい、リキに拾われた。
「それタツの・・・」という呟きが聞こえないのか、お菓子を振る舞うリキに悪気はなさそうである。

「メリアちゃんごめんも、ハナちゃん可愛いも・・・」
特別出演であるゼノブレイド2のチャレンジバトルでの負けセリフ。
浮気性でロリコンというしょうもない性格を異次元でも披露、つかそもそも謝る相手が違うだろオッサン。
オカ「アァンタァ~・・・?(ブチギレ)」

【余談】

攻略本の挿絵にも使われる公式イラストには、殆どにリキが描かれている。

ゼノブレイド発売以降、モノリスソフト自体のマスコット的存在になっているばかりか宣伝部長的ポジションに収まっている。
それもわざわざお手製リキぬいぐるみを作って現実に社員をやってるかのように見せるこだわりっぷり。
その地位は続編発売の2015年以降も揺るがず、次回作のゼノブレイドクロスを代表するノポンであるタツと漫才を繰り広げている。
そしてついにはモノリスの自社サイトばかりでなく、マイナビの転職サイトにまで宣伝部長として顔を出した。

オールスターゲーである大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS/Wii Uでは、ダンバンさんとともにシュルクの最後の切り札としてゲスト出演した。
アシストフィギュアとしても登場しており、「ヒエヒエだも」「ガンバルも」「コロベも」「ヨロコベも」「イタダクも」「グルグルだも」の各種アーツを再現した効果を周囲に与えてくる。支援アーツの対象は敵味方関係ない。あとなぜか「ヨロコベも」が回復効果になっている(恐らく「ガンバルも」と逆になっている)。

以上の通り公式のリキ推しはゼノブレイド発売以降続いており、看板女優的存在であるKOS-MOS以上に他所様に顔見世する機会が多いかもしれない。
エロい外見のアンドロイドよりモコモコフワフワのオッサンの方がゲーム出演以外の対外的な面では安パイと言えるかもしれないが。まぁKOS-MOSはバンナムのキャラでもあるしそうおいそれと使えないのだろう。
いずれにせよこのプッシュっぷり、モノリスはどれくらいリキが好きななのだろうか。
だったらリキ主人公のバンガイヘン作っても!

が、2発売決定と同時に「モノポン」なるノポンが「モノリスソフト唯一のノポン」社員という看板を引っ提げて登場、
追い打ちをかけるように主な活躍の舞台である公式ブログは閉鎖、フェイスブックはリキとタツの漫才は描写されなくなり事務的な報告が中心になってしまった…
元宣伝部長の明日はどっちだ!?





追記修正は借金返済のために今年の伝説の勇者に選ばれた方がお願いします。

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最終更新:2024年03月20日 19:01

*1 2015年4月にNewニンテンドー3DS専用ソフトとして移植、2020年5月にNintendoSwitch用ソフトとしてリマスター

*2 ただし取得スキルの都合上、実際の数値はラインの方が高くなる場合が殆ど

*3 これは名ありの大半のノポンに共通する

*4 メリアは88歳だが、ホムス(この世界における普通の人間)の5倍の寿命を持つハイエンター故、人間換算で言えば17歳である。対しノポンの寿命はホムスと大差ないと思われる。なお、9999歳と異常に長寿なノポン仙人、あからさまに年寄り臭い見た目の上巨躯を誇るドンガのような者もいるが、彼等は例外だろう。

*5 年齢の件はパーティーメンバー(主にライン)からだけでなく、プレイヤー、それどころか攻略本スタッフにすらネタにされている。

*6 モナドアーカイブスより

*7 実質次回作の3でPTのオトモになるリクはノポンらしからぬ冷静沈着な人格だが、人当たりの点ではかなりぶっきらぼうな所がある

*8 鎧袖一触をラインは「よろいそでひとさわり」無理矢理訓読みし、リキは「哀愁ヨロシク」滅茶苦茶な憶え方をした。一方、一刀両断をラインは「一刀瓢箪」と言ったのに対し、リキは正しく覚えていた

*9 上記の鎧袖一触の件のこと。またカルナの「無理して訓読みしない!」と言うツッコミから、ゼノブレイドの世界に漢字訓読みの概念があるのかという点もネタにされる。

*10 実際は記憶喪失ではなかったが。