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メタリック軍曹

登録日：2015/12/13 Sun 08:19:08
更新日：2024/04/16 Tue 09:21:06
所要時間：約 4 分で読めます



メタリック軍曹とは、漫画ドラゴンボールの登場人物。

CV:青森伸、江川央生(最強への道)


人物

「レッドリボン軍」のホワイト隊に所属する軍人で「マッスルタワー」3階の番人。
筋肉質な体格で、身長は3mをゆうに越えていると思えるほどの巨漢。
袖なしジャケットを着てサングラスをかけており、髪の毛は逆立っている。
無口でほとんど表情は崩さないが、たまににっこり微笑んでピースをするお茶目な一面を見せる。
アニメ版ではやや間延びした口調で話す。
あと顔がとてつもなくカタい(物理)。

軍の中でも屈指の怪力を誇り、これまで彼に肉弾戦で勝てたものは誰一人いないらしい。
ムラサキ曹長からも「敵でなくてよかった…」と評されるなど、軍内部でも恐れられている存在である。

モデルはもしかしなくとも、シュワちゃんことアーノルド・シュワルツェネッガーが演じた、ターミネーター(T-800)である。


活躍

ホワイト隊基地「マッスルタワー」の最初の刺客として登場し、タワーに侵入してきた孫悟空を3階で待ち構える。
4階に上がる階段を指し示し、「このオレを倒さなければ上がることは出来ん」と言って悟空に勝負を仕掛けた。

勝負早々剛腕パンチを繰り出すがすぐに悟空の姿を見失い、肩に乗られて逆に顔を殴られてしまう。
それに耐え切れず一度は沈むもののすぐに起き上がり、今度は悟空を捕まえて両手で握り潰そうとする。
だがそれも振り払われ、お返しに強力なキックをお見舞いされて壁に勢いよく叩きつけられた。
壁にヒビが入るほどの強烈なキックだったが、それでもムクっと起き上がり、そのタフさに技を仕掛けた悟空も驚いていた。

反撃とばかりに悟空を踏みつけようとし、それをかわされるとすかさず強力なパンチで彼を殴りつける。
さすがの悟空もこれにはダウンしてしまい、とどめに彼を踏み潰そうとしたが、寸前のところで彼が起き上がり顔に頭突きをくらってしまう。
ふいを突かれたためまたも倒れてしまうがやはりムクっと起き上がり、それによって完全に頭に血が上り悟空を是が非でも殺そうとする。
そんな中で悟空から「天下一武道会に出ればよかったのに」と評されるが、そんな事はお構いなしに彼に向かってなぜか口をあんぐり開ける。
そしてそこから何とミサイルを発射し、悟空を爆撃した。

ミサイルの爆風によって悟空のいた付近の壁はバラバラに消し飛び、勝利を確信してにっこりピースをする。
だが悟空は間一髪でそれを回避しており、「あんなヤツは初めてだ…」と悟空は驚きを隠せないでいた。
そっちがかめはめ波みたいな技を使うならこっちだってと、悟空はメタリックに向けてかめはめ波の構えをとる。

悟空が生きていたと知り、再び技をしかけようと彼に向かって走り出すが、その途中で彼のかめはめ波を真正面から受けてしまう。
さすがのメタリックもこの攻撃には敵うまいと思われたが……？


以下ネタバレ









実はメタリック軍曹は精巧に作られたロボットであり、口からミサイルを発射するという人間離れした技が出来たのもこのためである。
アニメ版ではミサイルを発射する前のメタリックの視界が、ターミネーターのような赤い視界となっていたので、
それで気づいた視聴者も多かったかもしれない。

悟空のかめはめ波を真正面から受けてしまった衝撃で服はボロボロとなり、身体の被服が剥げて頭ももげてしまう。
ロボットという概念を持っていない悟空は、さすがにこの有様を見て「悪い事をしたかな…」と思い、彼に念仏を唱えてあげる。
だが実は頭がもげていても活動する事は可能で、悟空に狙いを定めてロケットパンチをお見舞いしていた。

何がなんだか分からない悟空は混乱しながらもかわし続け、「こうなったら底力を見せてやる！！」と再び戦闘態勢をとる。
……が、そんな矢先に突如動かなくなってしまい、拍子抜けした悟空は「世の中にはすごいヤツがいるんだな」と勝手に納得して上の階に駆け上がっていった。

実はメタリックの動力源は乾電池であり、それが切れてしまったために活動を停止してしまったようである。
アニメ版によると、去年の春から電池を交換していなかった模様。割とエコな兵器である。

ちなみにアニメ版では首がもげてもかなり長い間悟空を執拗に攻撃し続けていた。
左手を破壊され、背中を如意棒で刺され、後のピッコロ大魔王よろしく体当たりで胴体に大穴を空けられても攻撃を繰り出す様は恐怖すら感じ、
そのしぶとさはモデル元のターミネーターにも引けを取らないくらいである。


一応乾電池が切れて動かなくなった事になっているが、アニメ版では後にタワーの倒壊に巻き込まれて完全に破壊されたからか死亡扱いとなっており、
『GT』の超17号編でロボットのくせに地獄から復活していた。
街中で暴れていたがすぐにパンに敗れ、地獄へ送り返されていた。


完全パラレルの劇場版『摩訶不思議大冒険』ではミーファン帝国の所属として登場。
早々にロボットだとばれたが終盤まで登場し、鶴仙人や桃白白の命令で動いていた。
終盤では人質として捕らえたウパを床に叩きつけて殺そうとしたが、寸前で悟空に胴を体当たりで貫かれ、叩きつける前に機能を完全に停止した。
『最強の道』に登場した時は容姿が大柄な黒人風に変更され、服装もタンクトップになっている。
この作品では原作のようなタフさは見せず、悟空に顔面をパンチされただけで首がもげ、動かなくなってしまった。

またゲーム『神龍の謎』ではなぜかカンフー大会に出場していた。


『ドラゴンボール3 悟空伝』ではイベントで登場する他、殺人サイボーグ、ターミネーターというそのまんまな名前の量産型の固体も登場する。
流石にワンダースワン版では削除された。

技

  • ミサイル
口から発射する強力なミサイル。
悟空曰く、「かめはめ波のようなすごい技」。

  • ロケットパンチ
アニヲタには御馴染みのパンチ技。
右手に組み込まれていたが、左手もそうなっているかは不明。


余談

後の設定で、軍の兵器は全てドクター・ゲロが作ったものであることが判明。
当然メタリックもゲロに作られた事になるが、彼も人造人間の部類に入るのかは明らかにされていない。
もしかしたら人造人間1～7号の何れかだったのかもしれないが、この後に人造人間8号(ハッチャン)が登場した時にはメタリックとの関連性について特に言及されておらず、
動力源も他の人造人間のような近未来的なものとは違い乾電池であるため、やはりメタリックは人造人間に含まないものと考える方が妥当だろう。




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ただしこのオレを倒さないと追記・修正することはできん」

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