トリドクレス

登録日:2015/12/01(火) 01:32:59
更新日:2022/03/26 Sat 06:42:50
所要時間:約 6 分で読めます







『モンスターハンターフロンティアZZ』に登場するモンスター。



概要

大型アップデート『G9』にて登場した鳥竜種の大型モンスター。
別名『照雷鳥』。
剛種(HR5~、旧HR100~)とG級(GR1~、HC含む)の2種類の個体がいる。
剛種はギルド指定クエストにも登場するため、必ず戦うことになる。


フォロクルル以来久々となる新規の鳥竜種モンスター。
あちらはベルキュロスドラギュロスを意識した体躯であったが、トリドクレスはそれ以上。
頭に2本の蒼くて長い角を生やし、もっふもふな灰色の体毛に覆われている。かわいい。

日光を身体に浴びて発電するという変わった性質を持ち、体内に溜めた電気によって自分の身体能力を高めたり、外敵への攻撃に使ったりする。
その能力ゆえに生態は昼行性であり、クエストでも夜間に戦うものは存在しない。
素材面でもフルフルのような電気系の袋を持たないので剥ぎ取れないし、報酬にも出ない。

雷属性の鳥竜種だが別にアフロ鳥との関連性は無い。


通常、アップデート毎に完全新規モンスターはそのアップデートの顔として宣伝されることが多いのだが、
G9に関しては事情が異なり、シーズン時代に登場した最大級スケールの規格外モンスター「ラヴィエンテ」のG級対応版である「ラヴィエンテ猛狂期」が大々的に宣伝されていた。
その影響でトリドクレスの実装はアップデートから一週間後に回されてしまい、注目度という意味ではかなり割を食うハメに。
特にラヴィエンテはフロンティア史上最強性能のG級進化武器、防具の固有スキル「不退」のトチ狂ったとしか言い様がない超絶火力強化を前面に押し出していたこともあり、いかんせん影の薄さが否めないものになってしまった。
二面性がウリなのに遷悠種の方が目立っちゃったG8モンスターといい、最近のメインモンスターはなぜいつも…

「数年も置いてけぼりだったラヴィエンテさんの気持ちを考えてやれよ!」


ちなみに、運営としてはG級ラヴィエンテの箸休め程度に、という認識らしい。


狩猟地は峡谷高地



戦闘概要

G級では難易度★7として扱われるため、実際の防御力から900引かれることに注意。
非G級の既存防具では到底太刀打ちできない。


大型鳥竜種トップクラスの体力の持ち主。
G級ではフォロクルルをも越える飛竜種並のタフネスを誇っている。G級最強鳥竜ェ…


基本的に、蓄電していない時は翼を前に出すような姿勢で日光をチャージし、蓄電状態に移行する。
スーパーアーマー効果は無いため、怯みで阻止可能。G級は怯み値増加の仕様で次第に難しくなる。
電気はトリが攻撃を行うたびに少しずつ消費されていき、次第に元の状態へ戻る。
ただし、本当に少しずつなので意外とそこそこ長持ちし、電気が切れてから攻めに転じるのは現実的でない。
蓄電状態中は肉質が概ね柔らかくなるので、むしろ蓄電されたら積極的に攻めた方がよさそう。


昼間のうちなら明るければいいようで、高地の天候が荒れている時や屋内でも普通にチャージしてくる。
設定に矛盾してね?と言いたい所だが、現実にも蓄光型の腕時計などがあることを考えれば弱い光でも集められる体質なのだろう。多分。
(ただし、屋内といってもどこかしらにすぐ外が見える穴はある)


蓄電状態では一部の行動に電撃(と麻痺)が付与されたり、この時にしか使わない技もあったりする。
行動速度も速くなる。
これらの変化は怒り状態とは別枠になっているようで、トリが怒るだけではスピードが変化しない。

ちなみに軸合わせはエスピナス希少種の180度ターンやサイドステップを頻繁に用いてくる。


部位破壊は頭、翼(破壊で両方とも壊れる)、尻尾、尻尾付け根の羽。
付け根の羽は背中側にあることから打点の低い武器種では届かない。空中戦ができる穿龍棍が向いているか?
(しかし羽は斬属性弱点)
他の部位と違って専用素材を持たず、ここだけは無視するのも手。
翼はG級だと壊れにくいが、怯み値の上がるHCでもフォロクルルほど異常な難易度ではないので、羽以外の3部位破壊は現実的に狙える。

少し厄介なのが尻尾で、尻尾切断ができる他のモンスターよりも高い位置にある。
片手剣などはリーチ長でやっと斬りやすくなるという具合なので目安に。
ただ、G級では特定の行動後に確定で威嚇することがあるためチャンスは多い(後述)。

なお、尻尾に関連する話として飛竜種骨格で悪名高い尻尾回転は一切行ってこない
突然の尻尾回転で対応する間もなく吹き飛ばされる、あのストレスを感じることがないのは良設計である。


弱点は水、龍。
鳥竜種で龍属性が効くのはかなり異例のことである。



蓄電状態における主な技

  • 電気ブレス
単発で吐くものと、合間にサイドステップを挟みながら3連発するものがある。
トリドクレスのブレスは他のそれと比べてモーションが早く、首を上げた次の瞬間にはもう発射している。
着弾すると広範囲に炸裂するが、最近のモンスターの中ではそれなりの規模。


  • 滑空襲撃
飛び上がって滑空しながら体当たり。
蓄電状態では更に一発追撃をかましてくる。


  • 棘飛ばし&ボディプレス
周囲に棘をばら撒きながら上昇し、急降下して地割れを引き起こすボディプレス。
見た目は至天征伐戦におけるUNKNOWNが使うものと似ているが、細かな性質は違う。
蓄電状態では棘が帯電し、ボディプレスも電撃を発生させる。


  • ビーム落雷
G9のPVでも見せた技。
力を溜めてから飛び上がり、ハンター狙いとランダムを織り交ぜた柱状の落雷を連続で降らせる。
一度始まるとこちらからは反撃できないので素直に回避専念(オトモのホルクなら届くだろうけど)。


  • 2連棘飛ばし
前方に(帯電した)複数の棘を2回投擲する。動きはゼルレウスのそれに近い。
剛種ではこれだけだが、G級では終了後に突進へ繋げてくる。
この突進はグレンゼブルのように終わり際で尻尾を振り回すタイプであり、なおかつグレンゼブルよりも素早く振り回しながら反転するので要注意。
コンボ後は確定で威嚇する。


  • 閃光
翼を大きく広げ、ゲリョスのような閃光を放ちながらサイドステップする。
普段は目くらましと追撃が目的の行動なので、気絶無効スキル等があれば大した妨害ではない。
が、G級HCでは話が別で、サイドステップせずにしばらくしてから突進を繰り出した場合は危険。
そこから更に閃光→突進を繰り出した後、追いかけてきたハンター達を即死級ダメージの大放電で返り討ちにしてくるからだ。
コンボ派生を確認したら下手に深追いしないほうがよい。


  • 電撃プレス&大放電
飛び上がった後、全方位に雷球を飛ばすボディプレスを仕掛け、それからしばらくして即死級ダメージの大放電を繰り出す。
他の大技と違って剛種の時点から行うため、雷耐性を十分に高めておかないとまず死ぬ。
それでも雷球で麻痺していたら根性スキルが発動しないのでやっぱり死ぬ。
大放電の判定は一瞬であるが、繰り出すまでが中途半端に長いので回避タイミングをミスらないように。


  • マーカー雷球ばら撒き
G級のみ使用。
バックステップから突進しつつ、外側に向かう時限式の雷球を複数置き逃げする。
この攻撃での雷球は周囲に青い円形のマーカーが表示されているのが特徴で、突進終了後にその範囲通り爆風を巻き起こすようになっている。
外側に向かうという性質上、雷球とすれ違いになるようにトリの突進した軌道へ走れば当たらない。
攻撃後は確定で威嚇する。



武具

剛種系統とG級の2種類。


武器は今までの新規モンスター武器と少し変わっており、剛種は雷属性だがG級は雷+麻痺となっている。
何気にMHF全体では雷+麻痺の双属性パターンはレアで、天廊武器のカスタマイズでしか意図的に実現出来ない。
剛種は烈種・始種武器でスキル「一閃+2」が、防具のスキル上限枠を無視して自動発動する。

ちなみに昨今のオリジナルモンスターでは極めて珍しい事に、剛種系統でも穿龍棍が存在している(厳密にはG級覇種武器の段階から)。



防具は明らかに大きなお友達を狙ったような軽装になっている(男女とも)。
これは運営いわく意図的にやってみたとのこと。
防具では珍しく尻尾素材を一切使わない。

目玉はG9からの新登場スキル「纏雷」。10Pで発動する。
詳細については該当項目を参照。



余談

外見から100%鳥だと分かるのに飛竜種みたいな体格のトリドクレスだが、それもそのはずで、
G9インタビューで企画段階では飛竜種のモンスターとして考えられていたことが判明している。
その時のデザインは鳥以外にふさわしい言葉が見つからないぐらいの鳥具合であった為、「どう見ても鳥竜種でしょ!」ということでそのまま鳥竜種に本採用となったらしい。




追記・習性は日光浴をしながらお願いします。
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最終更新:2022年03月26日 06:42