てるてる坊主(オイスター)

登録日:2015/11/29 Sun 20:00:19
更新日:2024/02/29 Thu 06:25:11
所要時間:約 6 分で読めます





警告!

※この項目は猟奇的・ショッキングな表現を含んでおります。閲覧には注意してください。

耐性の無い方は閲覧をご遠慮下さい。


「凌辱の帝王」という異名を持つ成人向け漫画家であるオイスター氏の手掛けるエロ漫画。

オイスター氏が描く作品のほとんどが鬼畜な凌辱系で救いのない話ばかりであるが、
本作はそれに加え、ホラー色の強い不気味な内容に仕上がっている。

以下、物語のネタバレにご注意ください





【登場人物】
  • 成瀬
主人公。
ナイスバディでエロい体つきの女教師。
教え子の彩音を心配して彼女の家を訪れるが…。


  • 杉下彩音
不登校の女の子。
長い間、学校に姿を見せておらず、彼女の安否についても不明な点が多い。


  • 彩音の父親
いかにもDQNな見た目で、
やつれた顔つきに無精ひげを生やしており、目が病んでいる。



【内容】

ある日、小学校の女教師・成瀬は長い間病欠している教え子の杉下彩音を心配し、容態を伺う為に自宅訪問をしていた。
家から彩音の父親が出てきたのだが、彩音の容態を聞いてみても「ここはお前のくる場所じゃない、帰れ」と言われ追い出されそうになり、玄関先で押し問答となる。

虚ろな瞳で話が噛み合わない父親を不審に思いつつも一度出直そうとしたが、玄関先から家の中を覗くと廊下は散らかり放題で異臭が漂っていた…。

「彩音ちゃんっ 先生 来たよっ 顔見せてっ」

ただ事ではないと感じた成瀬は彩音を助ける為に強引に家の中へ強行突入した。
だが、その直後に玄関先で父親に襲われ、必死の抵抗もむなしく凌辱されてしまう。

「ふざけやがって やかましいのはお前の方だろ」

「どこまで俺を苦しめるんだ 俺の彩音まで奪おうっていうのか?」

「なのに… 見ろよ…俺はまだお前を愛してるみたいだ…」

「…恵美」

成瀬を家の中に監禁して凌辱した父親は何故か彼女を妻の名前で呼んでいた。
父親のうわ言から彩音の母親が現在家出中な事、日常的に彩音を凌辱している事が判明。
…そして、妻の家出が原因で狂った父親と監禁され凌辱されている娘の彩音。
その事を知った成瀬は父親に凌辱されながらも、「彩音ちゃん逃げて! この家から逃げて!」と叫び続け、父親は何らかの薬物を自分の腕に注射していた。

声も…枯れ果てた 一体何時間犯され続けているんだろう

もう痛みも感じない でも今はずっと犯されている方が良いと思っている

犯されてる間は何も見なくていい…

時間が経ち夜になっても父親の凌辱行為は終わらず、次第に成瀬は抵抗する体力も尽き声が枯れてもう叫ぶ事が出来なかった。
…そして薄々勘づいていた。

この臭いはゴミの臭いじゃない この家は物音ひとつしない

…ずっと声が枯れるまで叫び続けていたのに

凌辱が一段落すると、父親は体力が尽きた成瀬を電気の点いていない彩音の部屋に引きずって連れていく。

「彩音 見てくれ。お前の願いが叶ったぞ」

「ほら彩音 お母さんが帰ってきたよ。また三人で暮らせるんだ」

拷問具に囲まれた暗い部屋の中には、月明かりに照らされた彩音がいた。
だが、そこにいた彼女は頭部を白い布で覆われ、拘束着を来た異様な状態で首を吊るされていた。

「だから ほら笑って…」

そう言って父親が彩音の腕を引っ張ると…

彩音ちゃんは私の目の前で崩れ落ちた

残った頭部はまるで…

何と二人の目の前にいた彩音は既に死んでおり、変わり果てた彼女の身体は見るも無残に変色して腐乱していた。
そして、ボトボトと音を立てながら肉体が崩れ落ちて残ったのは、てるてる坊主のように吊り下げられた白い布に覆われた彩音の頭部…

その見るもおぞましい光景を目の当たりにした成瀬が思わず絶句したところで物語は幕を閉じる。













※以下、物語の経緯並びにさらなるネタバレにご注意ください










【全ての始まり】

本編において終始マジキチだった彩音の父親も、かつては愛する妻の恵美と娘の彩音と3人で幸せに暮らしていた。
更には妻のお腹にはもう一人の子供を身ごもっていた。

だが、突然襲った悲劇が平和だった家族を一気に絶望へと叩き落とした。

ある日、数人の暴漢達が突然家に押し入り、父親を半殺しにして彼の目の前で恵美を凌辱した。
その時の凌辱で恵美のお腹の中にいた胎児を潰されて流産、そのショックで彼女は発狂した挙句に暴漢達に拉致されて性奴隷として飼い殺しにされる日々を強いられるという末路を辿った。

こうして、最愛の妻を奪われた父親は精神に異常をきたし、事情を何も知らない彩音を監禁して凌辱し始めた。
ボンデージを着せられ、手足に枷を付けられた彩音は隙を見て助けを呼ぼうとしたが失敗に終わり、その行為が父親の気に障ってしまい、
制裁として更なる凌辱を受ける事となる。
その後、父親に凌辱をされ続けて力尽きた彩音はアへ顔で痙攣しながら…

彩音「ずっど… お゛どう゛ざん゛ど…い゛っじょお゛っ」

父親「ありがとう彩音…お父さん安心したよ」

凌辱を終えた父親は挙動不審になりながらも彩音に白い布をかぶせた…


「でもお父さんは分かってるんだ 彩音も…いつかは居なくなる」

「……今が一番幸せなんだよ だから今の幸せを永遠にしようね」

そして父親は彩音にこう告げてバットで止めをさす。

「永遠に一緒だよ 彩音」

…こうして物語はさらなる惨劇へと繋がっていく



【余談】
本作は、単行本『見るも無惨』に収録された短編の1つであり、成瀬のその後が描かれた後日談と生前の彩音が描かれた前日談も収録されている他、
残りの数本が全て「てるてる坊主」とリンクしている内容となっている。





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最終更新:2024年02月29日 06:25