ムーンブルクの王女

登録日:2015/11/24 Tue 05:31:38
更新日:2024/04/18 Thu 05:57:51
所要時間:約 7 分で読めます





そんなに見ないで。わたし……恥ずかしい……。




出典:ドラゴンクエスト モンスターバトルロードビクトリー、ロケットスタジオ、界グラフィックス、
エイティング、スクウェア・エニックス、2010年7月15日発売。
© 2010 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX All Rights Reserved.
© KOICHI SUGIYAMA

『ムーンブルクの王女』とは『ドラゴンクエストⅡ 悪霊の神々』に登場するパーティキャラの1人。
勇者ロト初代勇者の子孫。



CV:横山智佐 (CDシアター) / 上坂すみれ (ライバルズエース)




概要

その名の通りムーンブルク国の王女。
ムーンブルクは初代ローレシア王ことDQ1勇者が娘のために作ったとされ、そのためムーンブルクの王族にはロトの血が流れている。
小説版ではムーンブルクは勇者がローレシアを建国する前から存在し、
勇者の娘が嫁いでロトの血がムーンブルクの王族に流れたという事になっている。

リメイク版での肩書は『魔法使い』

物語開始時に大神官ハーゴンによってムーンブルクは滅ぼされており、
王女だけはなんとか生き延びたもののの姿に変えられてしまった。



シリーズ初期のキャラなため、後のイベントやキャラの先駆け的な存在であり、様々な事を初体験している。
初の仲間になった女性キャラで、初めて故郷を滅ぼされた仲間キャラで、
初の姿を変えられたキャラで、初めてひのきのぼう(※非売品)を装備したキャラで、初めて頭巾を被ったキャラ……等。

なお頭巾を被った仲間キャラはムーンブルクの王女とマリベルベロニカしか今はいない。


デフォルトネームには『ナナ』『アイリン』『プリン』『サマンサ』『あきな』『リンダ』『マリア』『まいこ』がある。
ローレシアの王子の名前によって、これらの内のどれかが選ばれる。
なおサマルにはすけさんという候補があり、ローレシアの王子にみつくにと名付けるとその名前になるが、
王女にはかくさんがない為残念ながら水戸黄門一行のパーティは組めない。一応名前変えの技はあるが、SFC以降でないと保存されない。

『あきな』は当時堀井雄二氏が中森明菜の大ファンだったからであり、
ローレシアを『まさひこ(近藤真彦)』にすると、『あきな』となる小ネタがある。
ちなみにこの時サマルはトンヌラになる。

スマホ版ではまいこ、あきな、ナナが削除され、代わりに『レナレナ』『ユーイ』そして、
なんと『ドラゴンクエストソード 仮面の女王と鏡の塔』のヒロイン『セティア』の名前が追加された。


小説版では『セリア』、CDシアターとエニックス版ゲームブックでは『ナナ』、
双葉社版ゲームブックでは『マリア』、いただきストリートとDQ9にゲスト出演した際には『プリン』となっている。


見た目はお姫様というよりかは、魔法使いのような服と頭巾を被った美少女。
髪色は紫髪金髪のどちらか。媒体によってよく変わる。変わりまくる。

原点となるFC版の表パッケージには紫髪のムーンブルクの王女が描かれている……が、パッケージ裏とゲーム内では金髪なのだ。
オリジナル版からこうなのだから現在まで統一していないのは仕方ないのかもしれない。
小説版では紫色だったのだがリメイク版で金髪王女が登場して以来、数々の外伝作品には金髪で登場する事が多くなっていった。

紫髪は黒歴史になったのか……とファンの間で言われていたら、なんとバトルロードに突如として紫髪王女がラーミアの如く復活を果たした。
そしてこれを機にDQ9、25周年記念ロト三部作のOPアニメにも紫髪王女が出演するようになった。

以降の作品は紫・金髪のどちらが出演するか非常に曖昧になっている。

因みに最新作である『ドラゴンクエストタクト』には金髪で出演している。

なお頭巾はたいていの場合、紫髪なら赤色、金髪なら紫色、と髪に比べれば安定している。


ムーンブルクの王女の美しさは他の国に伝わっている他、
リメイク版ではラーの鏡を王女に使うと美しい王女と表現される等、設定上でもかなりの美少女。
この設定が本編中に生かされるのはMSX版での危ない水着を入手するイベント。

MSX版では王女に何も装備させずにラダトームの王s……もといご隠居に会うと、
こんなに可愛いのに、着るものもないとは可哀そうじゃ」といって、『危ない水着』を譲ってくれる。

これはローレシアの王子ですら装備不可の王女専用装備。
ってか、これをローレシアが装備出来たら違う意味で危ない。

どうやらドラクエ世界での装備品なしは、ほとんど裸同然の格好の様だ。DQ1勇者「……」

この時、危ない水着を着た王女の胸と股間を強調するイベントCGが導入されるという気合の入れっぷり。
この危ない水着は裸でいるより恥ずかしいデザインをしており、これを見た仲間達は、

ローレシアおおっ、ムーンブルクの王女ちゃん!
サマルトリアこいつは、最高だぜ!
ラダトーム王「ああ、この歳まで、 生きてて良かったわい!

と大興奮してくれる。
特に滅多に喋らないドラクエ主人公を喋らす水着と王女の色気には感嘆してしまう。

因みに危ない水着は偶にモンスターを見惚れさせる効果がある。これがなんと破壊神シドーにも有効。
主人公だけではなく破壊神すら見惚れる王女の魅力は、もはや凶器と言える。


そしてムーンブルクの王女と言えば犬姫ネタだろう。
前述したように呪いで犬の姿にされたため、二次創作等ではよく犬耳を生やされたり首輪を付けられたりする。
初期装備が『ひのきのぼう』なのは、犬時代にひのきのぼうを咥えて暇つぶしをしていたと考えたら、萌えるのではないだろうか?

余談だがSFC版では犬の姿の時、普通にお尻の穴が見える。
肛門を堂々と見る事が出来るヒロインは後にも先にもムーンブルクの王女だけ!




本編

ある日の事、突然平和なムーンブルクに魔物の軍勢が襲い掛かって来た。
父であるムーンブルク王は王女を隠し通路に逃がすと、この事態をローレシア王に伝えるため単身魔物の軍勢に挑んでいった。
流石はロトの血を引く者、娘と同様に魔法の力で魔物と渡り合っていたが、
背後に現れた魔物によって「ぎょえーーっっ!!」されてしまう。

王女は生き残れたものの犬に姿を変えられ、ムーンペタに飛ばされてしまう。
(25周年記念ロト三部作のOPアニメではローレシアに向かう兵士と共に城から抜け出している)

そして親戚のローレシア・サマルトリアの王子が持つ『ラーの鏡』で本来の姿を取り戻した。
この時王女に使わずローレシア城でラーの鏡を使用した場合、何故か使えて鏡が壊れてしまいゲームが詰んでしまうため注意。

その後、大神官と破壊神を倒し、ムーンブルク王の魂にムーンブルクを復興させる事を誓う。


戦闘

戦士型のローレシアとは正反対の所謂魔法使いタイプ
しかしドラクエ的には後の賢者に近い。

最大レベルは35。

加入直後はレベルも装備も貧弱で死にまくる等、足を引っ張るが、
バギを覚えた頃合から戦力になり始め、徐々にサマルトリアの王子の株を奪っていくようになる。

素早さが高いため先手を取りやすく、イオナズンを覚えたなら十分にアタッカーとしても通用する。
サマルトリアと違いベホマを覚え、リメイク版以降はザオリクを扱えるようになるなど回復役としても優秀。



その他

前述したように紫髪王女が参戦。止めの一撃の『ミナデイン』『魔力覚醒』等に登場する。
ローレシアの王子・サマルトリアの王子と協力してミナデインを放つ。

本作はDQ2の数百年後が舞台なため、本人は登場しないが伝承が後世に伝わっている。
どうやら王女は父親との約束通りムーンブルクの再建に尽力し、奇跡の復興を成し遂げる
そして王女はどこかに嫁いだらしい。

王女が女王となって国を治めなかったので国を治める者がいなくなったからか、
王女のカリスマで復興させたためか、その後ムーンブルクは滅んでしまったらしい。えぇ…

そして王女と他の2人はどこかに旅立ってしまったそうだ。


『リッカの宿屋』にスペシャルゲストとして登場。前述した通り紫髪王女。
王女から貰えるコスプレ装備をコンプリートすると『ムーンブルク王女』の称号が貰える。
サンディは王女の頭巾が超キュートで憧れているらしい。
なお本人曰くこれら一式はムーンブルク王家に伝わる伝統装備だそうだ。



デウズ・ユーディキウム・ペルフェクティ・プラキドゥム・ドヌームン(神の裁決は完全なる沈黙を下す)・『マホトーン』



本作での名前は『ルーナ』。金髪王女。
バズズの猛攻で死んでしまったロランを助けに、サトリと共に異世界へ颯爽と駆け付けた。
感情が高まると犬時代の癖が出るようだ。
ロランが生き返った際に王女に「君が?」と尋ねていたため、リメイク版王女の様だ。
また修行したらしく、詠唱が長いマホトーンを使えるようになっていた。

正直他二人と比べ見せ場やオリジナル設定がないため影が薄い……。
上記のマホトーンやバズズの足止めしたりと堅実に仕事をしてはいたのだが……。

とりあえず吉崎先生の描く王女は凄く可愛い。

  • 小説版
本作での名前は前述の通り『セリア』。
誕生日に故郷を滅ぼされた。
シドーを降臨させる邪神の像を入手できる唯一の人物として狙われる。
彼女を犬にしたのはハーゴンではなくムーンブルクの宮廷魔道士で、王女の身を隠すためという設定。
ローレシアの王子アレンとは恋仲だが、大灯台でガルド(オリジナルキャラ)にされわれて1年間監禁生活を送る。

  • CDシアター版
本作での名前は前述の通り『ナナ』。
彼女を犬にしたのは悪魔神官サイヴァで、本来は殺害する予定だったが、王女が亡き妹に似ていた事から躊躇したという設定。

  • エニックス版ゲームブック
本作での名前は前述の通り『ナナ』。
彼女を犬にしたのは乳母であるエルフであり、小説同様に王女の身を隠すためという設定。
ラーの鏡で元に戻った際は全裸であり、挿絵まで存在する。
紫髪であるが、赤の頭巾ではなくベレー帽を着用している。
気が強くてやきもち焼き。

  • 双葉社版ゲームブック
本作での名前は前述の通り『マリア』。
犬ではなく猛獣に変えられており、風の塔にいる。
また心まで猛獣化しているため、ラーの鏡を持たずに彼女に会うと、塔から落とされてゲームオーバーになる。
ゲームとは違い、ギラ、ベギラマ、ザラキが使える。
また本作のみ、なぜか赤頭巾に金髪という組み合わせになっている。
王子2人が酔い潰れるほどの酒を20杯飲んでも平然としている酒豪である。



追記・修正は呪いで犬にされた方がお願いします。

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最終更新:2024年04月18日 05:57