死してなおも輝く(MGSV)

登録日:2015/11/23(月) 21:42:27
更新日:2024/03/11 Mon 19:59:28
所要時間:約 12 分で読めます





お前たちの無念を海の藻屑にはしない



「死してなおも輝く」とは、
メタルギアソリッド5ファントムペインの43番目のメインエピソードである。

【ミッションの経緯】

仇敵・スカルフェイスへ復讐を果たすべくエメリッヒを救出し
彼からの事情聴取によってスカルフェイスがアフリカで活動している事を掴み、
アフリカでのミッションをこなしスカルフェイスの思惑に近づきつつあったスネーク達であったがマザーベース内で突如原因不明の奇病が蔓延してしまう。
この事態を解決に導くべくスネーク達はカギを握ると思われる研究者コードトーカーと接触する。
原因不明の奇病の正体はスカルフェイスがコードトーカーに創らせた声帯虫によるものであった。
声帯虫は文字通り声帯に住み着き、特定の言語(マザーベース内で蔓延していた声帯虫はキコンゴ)に対応して感染者を発症させ、死亡させると言う恐るべきものであった。
コードトーカーの協力を得られたことで声帯虫による感染者は治療され(ただし、副作用で子孫を残せなくなった)騒動は終息した、


はずだった…


ボス 緊急事態だ

声帯虫が再発生した…
その場所は以前放射能汚染が起こった現場だった。
直ぐにカズは原因調査を兼ねた救出隊を送るが帰ってこなくなったらしい。
そのために、スネークは任務を切り上げて混迷のマザーベースへと戻る…

【登場人物】

ヴェノム・スネーク
我らがボス。
ダイアモンドドッグズ司令官であると同時に戦闘員でもある。
そしてこの任務で最大の決断を迫られる。

カズヒラ・ミラー
我らがダイアモンドドッグズ副司令。
スカルフェイスを倒し、報復心が晴れるかと思いきや今度は仲間を疑うようになり変なポスター)*1を張り出した矢先にこんな事態に出くわす。
仲間を疑っている割には元少年兵の事故死、イーライの離反等を未然に防げないと言った不手際(どれもプレイヤー視点だとカズからの事後報告&責任転嫁(「俺の監督責任だ」→「監督者を厳重に処罰した」))等、
猜疑心が高ずるあまりか仮にも副司令としては監督不行き届きな点がある。とはいえ、右腕と左足を失い杖なしでは立つこともできないあの体で100%監督しろというのも無理な話なのだが。

◆コードトーカー
我らがおじいちゃん。
寄生虫研究の権威で、声帯虫の開発者でもある。
声帯虫関連ということで招集された。この事件の全貌を解明する。

◆レナード・ルイン
小説版の登場人物。
コロンビア時代からスネークを見てきたダイアモンドドッグズの兵士。
彼の人生はこのミッションで大きく狂うことになる。

◇エメリッヒ
ダイアモンドドッグズに亡命してきた科学者。珍しく何かとスネークの行動に批判を繰り返す。
ただ、研究施設がアフガニスタン(声帯虫の研究施設は全てアフリカにあった)だった事や通信タイミング(シナリオ途中に唐突に入ってくる)や状況(カズ曰く「特定の区域以外出歩かせない」)を考えると
声帯虫の事や今回の事情を知らされていない可能性も考えられるかもしれない(各種メタリックアーキアは知っていたのでその可能性は限りなく低いが)。

【用語】

■声帯虫
コードトーカーが研究した寄生虫で、声帯に擬態する厄介な虫。
特定の言語を話すと発症し話者の命を奪うものだったが、今回はどうも様子がおかしすぎる。

■隔離プラットフォーム
以前、声帯虫が蔓延した際にマザーベースに建設された感染者を隔離するための病棟。
因みにこのミッション以外で訪れるとスネークはマスクをつけてない…
大丈夫なのか?


【任務開始までの動向】


マザーベースに返ってきたスネークは、出迎えたミラーに事情を説明される。
スネークは現場のストレスを鑑みて一人で行くことを決めたのである。

To Be Continued...





【ミッション内容】

装備品は設定不可で、完全に固定
リザルト画面はあるもののランク評価はされない。
次回以降からは「回想」という形でプレイする事になり、死亡するスタッフは固定されている。

【この事件の影響】

ダイアモンドドッグズに衝撃を与えたこの事件だが、この事件の首謀者はすぐに分かることとなる。
また、この事件を発端にスネークはもう一人の仲間との別れを経験することになる。

なお、このエピソードを経てからはスネークの着ている戦闘服のダイアモンドドッグズの紋章が、光に当たると輝くようになっている。
これこそが仲間の遺灰から作られたダイアモンドということなのだろう。

ちなみに、このエピソードによる犠牲者も例に漏れずスタッフ一覧の除隊ログに残るのだが、表示が派遣ミッション等でよく見ることになる「戦死」ではなく、死因によって「射殺」「感染死」、「自殺」「焼死」などがシーン内での行動によって変わる。

【解説】

ある意味、この作品最大の見せ場であり、この作品のそれ以外の場面とは様々な要素が真逆になっている。
  • 本作は攻略上兵士を回収して敵地から除き、仲間を集めていくことになるが、このミッションでその集めた仲間を自ら殺す羽目になってしまう
  • 屋外での作戦が大半を占める本作に対し、このミッションは最初以外すべて屋内で進行する
  • 攻略ルートに制限がない殆どのミッションに対し、このミッションは完全に一本道で進行するもののひとつ。ただし準備画面にすら入れず、初期装備はピストルとアサルトライフル・暗所ゴーグルのみで固定。

仲間に少なからず思い入れを持っていた場合は涙した人も少なくないと思われるが、
仲間に思い入れがない人にはただ英雄度と隊員が減っていくだけの苦行だったという声も聞かれる。
また、あまりしゃべることのないヴェノム・スネークがプレイヤーの意思でなく、
カズやオセロットにも左右されずに自らの意思で決断する最後のシーンは評価が高い。

このミッションには地味に初見殺しが存在する。
声帯虫に感染した奴は殺すしかないとミッション開始時に言われるが、殺していいのは、無線の発信者を発見した後。
要するに発信者と会うまでは感染者の見分けが付かないから手を出しては駄目という訳なのだが、説明がどう考えても足りないので、ビッグボス失格だと言われたプレイヤーは少なくない。

また、射殺に時間をかけていると発症して死亡したり自殺するスタッフも出てくる。
プレイヤーの心理と手順的には楽だがここで記載されるイベントも見られなくなる。
英雄度の減りが少なくて済むので好都合とか言うな。}
上記の非感染者も発見までに時間がかかってしまうと救出のイベントもないまま射殺しなければならない(「感染者だから殺せ」と通信が来る)ので注意。

因みにトレーラーではこのミッションの展開は公表されていないが、マスクをしていない版のエンドシーンの1カットが映っている。
このダイアモンドドッグズはすぐに解散することになっただろう





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最終更新:2024年03月11日 19:59

*1 映画:1984のパロディー。"BIGBOSS IS WATCHING YOU"

*2 ゲーテが死ぬ間際に言ったとされている言葉(の一端)。『もっと光を』という意味

*3 研究員が施した感染者特有の熱反応を可視化するチューニングによるもの