Devil May Cry2

登録日:2015/11/20 Fri 03:52:17
更新日:2023/07/22 Sat 11:19:44
所要時間:約 5 分で読めます





悪魔と踊ろう




【概要】

Devil May Cryシリーズ第二作目。
売上は日本で55万本、世界で170万本以上でシリーズの中では最下位。理由は後述。
ディスクが2枚組で、それぞれダンテ編とルシア編に分かれており、操作性やストーリーの進行に違いがある。


前作が世界的に大ヒットしたとあって発売前は本作への期待は高く、制作側も当時はPV・広告等で宣伝に力を注いでいた。

しかしいざ発売されると、待ち受けていたのは……


プレイヤーの期待を悪い意味で裏切った迷作であった。


理由としては以下の通り。

  • ジャンルがスタイリッシュハイアクションでありながら、ダンテの攻撃アクションがモッサリでかなり遅い。(通称:モッサリッシュ)
  • ストーリーや設定が全体的に説明不足でわかりにくい。
  • ダンテが他のシリーズと比べると口数が少なく別人に近い。
  • システムのバグが目立つ。

そのため、一部のファンからはほぼ黒歴史の様な扱いを受けてしまっている。
また2年後に発売された続編『3』は逆にファンからの評価も高かった為、尚更本作の評価は低くなってしまった。
しかしながら、

  • 前作より綺麗なムービーやグラフィック
  • シリーズの中で一番悪魔らしい魔人ダンテのデザイン
  • 激しいロック調でスタイリッシュなBGM
  • 本作から追加されたブラッディパレスモード

など評価される部分も多数ある。
ちなみに時系列の設定に関しては本作が一番後であったが(3→1→アニメ版→4→2)、『5』発売につき設定が変更された(3→1→アニメ版→2→4に変更)。



【スト―リー】

マレット島での決着をつけ数年以上の月日が流れた。
今でも相変わらず便利屋を営むダンテの下に、ある依頼が届いた。
「聖と魔の溶け合う島」と呼ばれたデュマーリ島の護り手であるルシアに案内され、マティエから受けた依頼の内容は「アリウスの撃破」。

デュマーリ島には古代から異端とされた神々や妖精を信仰する人々達が安住しており、古代技術の秘密がいくつも存在していた。
そんな中、大企業ウロボロス社を牛耳るアリウスが島に拠点を置き、その古代技術を取り込んで、かつて魔界を総べた覇王アルゴサクスの封印を解いて自身を究極の存在に昇華しようと画策していたのだ。

ダンテはルシアと共に覇王の復活を阻止するべくアリウスを追う。

やがてダンテは父スパーダの足跡を踏み越える試練に挑み、ルシアは自分自身の隠された秘密と出生に向き合うことになるのだった。



【登場人物】

主人公の一人で、お馴染みデビルハンター。
シリーズでは一番年をとっている。…のだが、見た目が4の時よりも若く見える。
他のシリーズとは全く別人とも言えるほどに比べ口数が減り、寡黙でクールな性格になっている。
ライダースーツとロングコートが一体化したような服装が特徴。
また、「真・女神転生Ⅲ-NOCTURNE-」にゲスト出演している。
そちらは2の外見で1の口調に近く、プレイヤーに追いかけられる恐怖を嫌というほど教えてくれる。


  • ルシア
主人公の一人兼今作のヒロインであり、赤毛の褐色娘
デュマーリ島で母マティエと共に暮らしている島の護り手。
武器は主に2刀流の剣と投げナイフ(ダガー)で、忍者のような動きで素早く動ける。
ダンテと同様にデビルトリガーで魔人化できる。魔人化すると天使のような鳥人となる。
その正体はアリウスによって作られたセクレタリーと言う魔物であり、本名はΧ・χ(カイ)。
出来損ないとして廃棄されるところをマティエに拾われ、娘として育てられた。


  • マティエ
ルシアの母親である老婆。
かつてはダンテの父スパーダと共に強大な悪魔と戦ったことがあった「護り手」であり、ルシアに武器の扱いや体術を教え込んだ。
実はルシアの正体に気づいていたが、本編の後半で彼女が自身の正体を知ってショックを受けていた際には「あんたは私の自慢の娘だ」と微笑み、血の繋がり以上に強い絆があると諭していた。


  • アリウス
国際企業ウロボロス社のCEO。
今回の黒幕で魔法少女サリーのパパに似た髪形が特徴。
人間でありながら魔の力を求め、魔界の復活と覇王アルゴサクスの封印を解放して己が身に取り込むことを画策して、そのためにデュマーリ島が秘める魔の力を我が物にしようとしている。


かつて魔界で魔帝ムンドゥスと肩を並べていた大悪魔。
ムンドゥスがスパーダに封印された際にはチャンスとばかりに魔界の大半を支配しようとしたが、スパーダと先代の護り手によって自身も封印されて現在に至る。


  • トリッシュ
前作のヒロイン。
今作では隠しキャラとして使用可能であるが、本編には一切絡まない。ぶっちゃけいるだけ参戦。



【登場悪魔】

種類が多いので代表的なのだけ紹介。

前作に登場したボスキャラ。
詳細は項目参照。


  • ジョカトグゥルム
巨大な水棲生物のような悪魔。
リーチが非常に長い無数の触手が鬱陶しい。


  • ボルヴェルク
かつてスパーダと戦い敗れた魔界の戦士。
フレキ、ゲリという2体の狼型の使い魔を連れており、実質的に1対3の戦闘を強いられるハメになる。


  • タテオベス
水中で行動する魚型の魔獣。
放電能力を持ち、光学迷彩で姿を消す事ができる。後述の理由でただのデカイ的と化してしまう。


  • ネファステュリス
ビルの壁面と融合した巨人のような悪魔。
一定のダメージを受けると生首の状態(ネファスカピティス)で攻撃してくる。


  • トリスマギア
巨大な仮面の姿をした3体の賢者。
それぞれが炎・雷・氷の属性を操ることができ、時には1つに合体して強力な魔術を放つ難敵。
足場から遠く離れている上、目の前に接近してくる時間が短いせいで遠距離がメインの戦闘を強いられる。


  • アルゴサクス・ザ・ケイオス
アルゴサクスが力を吸収してパワーアップした形態。
プレイヤーが倒してきた悪魔達をゴチャ混ぜにしたような異形の存在であり、その名の通りカオスな外見。



【武器】

魔具については魔具(DMC)を参照のこと。

■ダンテ
  • ハンドガン
威力は少ないが連射に優れる。ボタンを押しっぱなしでフルオート連射ができる。

  • ショットガン
散弾銃。
至近距離では軽い雑魚を吹き飛ばす。今作からファイアーワークスを披露。

  • サブマシンガン
ハンドガンよりも連射性に優れる小型のマシンガン。

  • ミサイルランチャー
ミサイルを発射する小型の携行ランチャー。
前作のグレネードガンと似たような性能で威力が高い。


■ルシア
  • カトラシア
初期装備の双剣。
形状がショーテルに近い曲刀である。

  • クリアムール
十手のような形をした二振りの直剣。
威力が低い代わりにリーチが長く攻撃範囲が広い武器。

  • ザムバック
オノの刃のような形をしており、刀身が幅広く肉厚で重量がある一対の大剣。
クリアムールとは逆に威力が高くリーチが短い。

  • スロウダガー
初期装備の遠距離武器。
魔物に対抗するために作られた銀製のナイフ。エンジェルダストな神父のごとく無限に投げつけて使用する。

  • ダート
細身の形状のため、一度に複数を投げることができる短剣。
スロウダガーと比べると連射性が低い。

  • クランキーボム
手榴弾のような小型爆弾。
床に投げつけたり設置したりする他、ジャンプ中に使うと連続で投下できる。
水中ステージのタテオベス戦ではボムを頭上に投下し続けるだけでタテオベスをノーダメージで倒せる。

  • ボウガン
水中で使用のみを考慮し作られたボウガン。ぶっちゃけルシア版ニードルガン。


■トリッシュ
  • ルーチェ&オンブラ
性能はダンテのハンドガンと変わらないが、ラウンドトリップとのコンボで真価を発揮する。







「表だったら俺が記事を追記・修正する――それでどうだ?」

チャリーン

「表――だな」

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最終更新:2023年07月22日 11:19