クローズ(Go!プリンセスプリキュア)

登録日:2015/11/15 (日) 20:31
更新日:2023/09/10 Sun 10:08:31
所要時間:約 15 分で読めます




その夢、絶望の檻に閉じ込めてやるぜ!

クローズ・ユア・ドリーム!



Go!プリンセスプリキュア』に登場する敵役。
ディスダーク三銃士」の一人。


パンクロッカー風の衣装に、リューク伊藤真司のようなトゲトゲの髪型に目元のメイクに尖った歯と、いかにもな凶暴そうな風貌。
その容姿に違わず粗暴な性格をしており、「~だぜ」が口癖。一人称は「オレ様」。
他人の夢を「くだらねぇ」と切り捨ててあざ笑う非道な性格だが、想定外の自体に遭遇するとすぐ取り乱す小心者な面もある。
主君であるディスピアのことを非常に恐れているが、ただ恐怖から従っているわけではなく彼女に対する忠誠心は厚い。


作中に最初に登場した敵幹部であり、伝説のプリンセスプリキュアの復活を阻止し、
世界を絶望に染めるためにホープキングダムの妖精、パフとアロマを追って人間界に現れた。
だが、春野はるかのルームメイトである七瀬ゆいの夢を絶望の檻に閉じ込め、
ゼツボーグに変えたことが切っ掛けではるかをキュアフローラとして覚醒させてしまう。

更に2話では海藤みなみを、4話では二度もゼツボーグを出して阻止しようとしたが天ノ川きららを覚醒させてしまい、
5話では一旦はプリキュアにならないと宣言したきららが参戦してしまう。
これらの話で出撃した幹部はクローズのみであり、6連敗な上に一人でプリンセスプリキュアを全員覚醒させてしまう大失態を犯したことになる。
その様子を同僚のシャットからは馬鹿にされていた。

その失態から5話での敗北後にディスピアの叱責を受け呼び戻され、9話で早くも最後通告を受けてしまう。
……が、その9話ではゼツボーグに口上の邪魔をされてギャグ顔を晒したり、お化けを怖がるみなみに呆れるなどコミカルな面を見せていた。ふざけてる場合か。
そして案の定ラストチャンスでも敗北し、「もうディスピア様の下へは戻れねぇ……テメェのせいだぜキュアフローラ!」
ひどく怯えた表情と、キュアフローラに対する名指しの怒りをぶつけて去っていった。
その後、なんとか手柄を立てて返り咲こうとディスダークに戻らず放浪していたクローズは、かつての卒業生達が作ったローズガーデンの風車小屋を依代にゼツボーグを生み出す*1もまたしてもプリキュアたちに敗北し、更にディスピアに見つかってしまう。

度重なる失態、最後通告をする上司、更に11話の予告では謎の空間を舞台に姿が変貌したクローズが映っており、幹部と和解する展開の多かった近年(三幹部制になったフレッシュプリキュア!あたりから)では稀に見る死亡フラグが漂っていた。



そして11話……。

ディスピアに処刑されそうになるクローズだが、処刑される前にプリキュアに、特にキュアフローラを倒し忠誠を示す最後のチャンスを与えてほしいと懇願。
命惜しさではなく覚悟と忠誠心からその言葉が出たとディスピアも感じたのか、絶望の檻という空間を作り出し、そこにクローズとプリキュアたちを転移させる。

ディスダークの力が何倍にも増大するというこの空間の中で、クローズはフローラと対峙。
羽が生え、髪も伸び、目が赤くなり、体型も筋肉質になった強化形態に変貌して襲いかかる。



あの時、お前がキュアフローラにさえならなければ……

今頃とっくにてめえの世界は絶望に閉じ込められていたはずだ!

お前がいなければ、キュアマーメイドも! キュアトゥインクルも! 現れはしなかった!

何かも全て! お前がくだらねえ夢を守ろうとしなければ、オレ様は大手柄だったんだ!



これまでも描写されていたフローラ個人に向けられた憎悪と怒りをぶつけていくクローズ。
もちろん、逆恨みであることは言うまでもないが、その迫力に飲まれてフローラは押されてしまう。



確か「プリンセスになりたい」だったよな

迷惑な夢だぜ! もうなったんだから、満足だろ!



これまで、徹底して他人の夢を馬鹿にし続け、夢の内容には無関心だったクローズだが、
「なれるわけない」「叶うわけない」と切り捨てるのではなく、ある種フローラの夢を肯定した上で憎悪を募らせ、出る番組間違えてるんじゃないかと言いたくなる劇画調の顔で止めを刺そうとする。
別の場所に飛ばされていたマーメイド・トウィンクルが駆けつけるも、強化されたクローズはそれもものともせず圧倒する。

この状況を打破するためには、プリキュアの夢の力をホープキングダムのカナタ王子に送るしかない。
偶然絶望の檻の空間に巻き込まれ、カナタ王子から伝言を頼まれたゆいからそれを聞いたフローラたちは、想いを一つにし絶望の檻を突き破らんとする光柱を生み出す。
だが、クローズは巨大なカラス(closeとクロウのダブルミーニングである)のような異形に変貌してその光を霧散させてしまう。
その圧倒的な力でプリキュア諸共当たりを吹き飛ばしながらクローズは叫ぶ。


夢なんてねえぜ! 希望なんてねえぜ! 未来なんてねえぜ!

夢は破れ、絶望に染まるゥ!

プリキュアも! このオレ様も!

この檻の中で絶望に消え去るんだぜェェェ!!



「このオレ様も檻の中で消え去る」、夢も希望も未来もないのはクローズも同じだった。例えプリキュア達を始末したところで、そこにはディスピアに忠誠を示したという事実しか残らない。つまり、それはプリキュアを撃破し、自身諸共絶望の檻で消滅する事を望んだ叫びであった。
力の差だけでなく、その完全に絶望に飲まれたその姿に呆然とするフローラに襲いかかる攻撃からそれを庇ったのはゆいだった。

ゆいを加えた四人の想いの光に、今度こそクローズは押しとどめることができず吹き飛ばされる。
プリキュア三人の夢の力の結集という「お約束」すら跳ね返すクローズの絶望の力、
それを覆したのは皮肉にも彼が最初に利用した、プリキュアの力を持たない一人の少女だった。



オレ様はァァァァ!!

偉大なるディスダークの三銃士ィィィィィ!

ディス……ピア……様ァァァァァーッ!!!



カナタから届けられた「クリスタルプリンセスロッド」によるプリキュア三人による合体技「プリキュア・トリニティ・リュミエール」を浴びたクローズは、
最後までディスダーク三銃士の誇りとディスピアへの忠誠を叫びながら消滅。

クローズは確かに他人を踏み躙る悪人で、フローラへの恨み節も完全な逆恨みであったかもしれない。
だがそれでも彼の「手柄を立てる」といった「夢」はプリキュア達に阻まれ、絶望に囚われたまま遂に命を落とすことになってしまった。
舞い落ちる無数のクローズの羽を見て、フローラは悲しそうに目を伏せるのだった。*2


11話という早い段階での幹部の退場はピーサード(初代)の5話、カレハーン(SS)の7話に次ぎ、ゲキドラーゴ(初代)、スコルプ(5GoGo)と並んで歴代3番目の早さとなる。
所謂「三幹部」タイプの敵役が浄化させられることのなく消滅させられるのもシリーズ初であった。



追記・修正は絶望の檻に閉じ込められてからお願いします。

































地獄の底から舞い戻って来たぜ……プリンセスプリキュア

お前らを倒すためになァ。

…クローズ!


三銃士の一人、ロックが浄化され、戦いは一息ついたかに思われた31話。
どうした事か突如「嫌な気配を感じる」と怯えるパフ。
それと同じ頃、ノーブル学園の校舎の外に出たはるかが見たのは、夕暮れの空に舞う大量のカラスだった。
その中のトゲトゲの頭と隈取のような目の模様を持つ1体がはるかへと襲いかかるが、トワのおかげでなんとか回避する。
しかしそれだけでは終わらず、カラスの目の周りに赤い模様が浮かび、聞き覚えのある声で口を聞いた。
そのカラスに他のカラスが集まっていき、現れたのは消滅したはずのクローズだった。
判明するのはもう少し先だが、ディスピアの手によって蘇った様子。
実はロックとの戦いの最中にもこのカラスの描写は入っており、この時点で伏線は貼られていた。


なお、SDの田中裕太氏によると、本来は11話で退場してそのままの予定だったが、
ファンにも強く印象を与えた真殿氏の熱演と悪役を貫いたその散り様はスタッフ内でも評判が良く、復活に至ったという。
ディスピアを演じた榊原女史も雑誌でのインタビューにていい演技とは、という質問に対し「心を動かされる演技、11話の真殿氏の演技がそうだった」と非常に高い評価をしている。


容姿は目元のメイクが変わり眉なしになり、ピアスが増える、衣服も変わるなど変更が加えられている。
そして何よりも最大の変化はその戦闘力の大幅な増加である。
ノーモーションで出せるバリアーとどこからでも撃てる紫の稲妻のような衝撃派を習得しており、
キュアスカーレットを加えたプリンセスプリキュアの4人を、
  • フローラの姿を見て「その姿は久しぶりだ」と言いながらパンチを避け、遅いと言いながら叩き落とす。
  • マーメイドのフローズンリップルを受け氷漬けになるも、瞬時に砕いて黒い稲妻の衝撃波を放って吹き飛ばす。
  • トゥインクルの放ったミーティアハミングを手から謎の力を発して消滅させ無効化。直後に彼女の目の前にワープし蹴り飛ばす。
  • スカーレットの背後からの攻撃を背を向けながらバリアで防ぎ、「どれほど熱い炎かと思えば、ぬるい」と称し、極太の衝撃波で撃ち落とす。
という再生怪人は弱いという一種のお約束を真っ向から否定し、軽くあしらってしまった。
なお、トワイライトは彼の退場後から登場したため幹部時代には面識がなく、これが初対面となった。

それに伴い性格も以前の小物っぽさはなりを潜め、むしろ冷静で貫禄のあるものに変わっている。
(元々復活前もギャグに走ったのは9話くらいで、表面の態度の割に使命には真面目なキャラではあったが)
一人称も「オレ様」から「オレ」に変わり、多用していた「だぜ」という口調も使わなくなっている。

ディスピアに対して下克上をしようとしたロックには「つまらねぇ裏切り者だった」と吐き捨て、
そのロックから発された絶望を使いディスピアを復活させるなど、忠誠心は健在。
絶望を吸収し復活、帰還したディスピアは「大義であった」と不気味に微笑み、彼が絶望の種を使い生み出した新幹部、ストップとフリーズ、更にその辺を彷徨ってたシャットの三人を従える地位を彼に与えた。*3
実質的なこれまでのシリーズにおける三幹部の上位に位置するNo.2幹部のポジションとなる。


その後はストップとフリーズに人間界での絶望のエネルギーを集めることを任せ、自身はあまり表に出ず何かを企んでいるようだったが、
38話において遂にその計画のため動き出す。
それはクローズが以前と変わらず執着を続けているキュアフローラ・春野はるかを陥れるものだった。



クローズのとった作戦は、なんと黒須(くろす)という中学生に変身をしてノーブル学園に潜入するというもの。
復活クローズと打って変わっての爽やかな少年演技は笑いを誘うが、
その目的は他人の夢を応援する好青年を演じてはるか達を信用させてチームをバラバラにし、はるかを孤立させ絶望させるという陰湿極まりないもの。
声的にそれはシャットさんの役割の気もするが

黒須はその言動で「はるかが他人の夢を応援するため自分の意思で仲間を送り出す」ように誘導し、みなみときららを数日の間学園から離れさせる。
また、以前敗北の切っ掛けになったゆいに対しても警戒しているのか、わざわざ絵画のイベントのチラシをでっち上げてまで誘い出している。
その演技の巧みさのためか、トワ以外は全く彼を警戒しておらず。むしろはるかは「いい子だと思う」とすら言っていた。
実はこのはるかの見立ても、あながち間違いではなかったのであるが。

更にパフとアロマを捕え、はるかが完全に孤立したところで森の奥に誘い出し、本性を表す。



気にするこたぁないぜ。お前はこの先もずーっと1人なんだからな……。

お前は自分で仲間を送り出した。お前の仲間も、お前より夢を……大事な大事な夢を選んだ……。



クローズの目的はただはるかを孤立させ撃破することだけではなく、はるかに「夢が自分自身を苦しめる」と思い知らせその心を抉るためだった。



夢を大事にすればするほど……お前は一人ぼっちになるんだよ!

オレにもやっと分かったぜ、夢の素晴らしさが。寂しいって言ったな? その通りだ! 夢はお前達をバラバラにする!!

夢はお前を追いつめる! お前達の大事な夢は、お前を絶望させる悪夢でもあるんだよォ!!



それでもフローラはカナタ王子との幼少期との約束を胸に、折れずに何度もクローズに立ち向かっていく。
だがクローズはそれを「強がり」と断じ、実際にクローズとフローラの実力差はそれで埋まるものではなくフローラはボロボロにされてしまう。

そして、事態は意外な展開に及び、遂にはるかの心は折れ絶望してしまう……。

はるかの心が折れたことによりこれまでディスダークによって密かに撒かれていた『絶望の森』は急速に成長し、目的を達成したクローズは満足して戻っていく。
39話、夢ヶ浜全域を覆う『絶望の森』は世界中をやがて覆い尽くす勢いとなる。
必死に戦うマーメイド達をクローズは嘲笑い、「お前たちの夢があいつを追い詰めた」と心を抉る。


だが、一度は絶望に飲まれたはるかは自分の原点を見つめなおすことで復活。チームも再び結束する。
それを見たクローズはそれまでの冷徹な態度をかなぐり捨て、11話を彷彿させる恐ろしい形相となり襲いかかる。



キュア……フロォーラァァァーーーッ!!

夢を取り戻したってのか!? だが夢はまたお前を追い詰めるぞ!!



プリキュアとディスダーク、その全員が参戦する大乱戦の末にクローズは遂に追い詰められ、ストップ・フリーズと共に新技「プリキュア・グランプランタン」に捕えられる。(なぜかシャットは囚われておらず、彼女たちの新フォームを「美しい…」と眺めているだけだった。)
だが、直撃の直前でクローズ達は撤退し、辛うじて生存する。(この時、ストップとフリーズは危うく浄化されかかっていた。)

しかし、40話では何事もなくディスピアのそばにいた。(勿論ストップとフリーズも)

その後もストップとフリーズに任務を任せた時にでしゃばってきたシャットに「てめぇはいい!」と一喝したり*4

今度はディスピアの作戦(花の城の主人であるはるかを幸せな夢の世界に閉じ込め堕落させる)により、はるかの望む花のプリンセスの世界の小鳥に化けて罠に陥れようとした。
(この時はさすがに同じ声優がやるのはまずかったのか、小鳥の声は西明日香氏に変更となっている)
しかし、はるかがその罠を打ち破った際も動揺せず「だがそんな気はしていた」と呟き(この時、拳を握りしめる直前に一瞬笑みを浮かべている)、。
その後のフローラとのタイマンでも「プリンセスってなんだ?」「どうすればなれる? いつなれる?」と彼女の夢に明確な目標点がないというある種の真理を付き、「お前の夢に終わりなんてない」と喝破するなど、はるかに対する執着から始まる彼女への理解は更に深まった様子を見せていた。



その後、ノーブル学園への侵攻では再生されたロックを操るも、ロックはプリキュアとディスダークから離反したシャットの活躍により浄化され、更にシャットから顔面パンチを食らう。
最後はディスピアに「お前は甦らせて正解だった、これまでよくやった」と激励され、恍惚とした表情で彼女に抱きとめられディスピアの一部になったが、
グランプリンセスに覚醒したはるかたち4人の浄化技「プリキュア・グラン・リベラシオン」によってディスピア諸共倒された。

これで全て決着が付いたと思われたが、ストップとフリーズが姿を変えた金と銀のイバラはそのまま残っており…



どこまでも真っ直ぐに夢を追い続けるはるかと、
その行為に対し「夢のせいで迷惑する他人がいる」「夢を追い続けることで自分自身が傷つくこともある」とある種の真理に切り込んでいくクローズ。
夢を否定するスタンスには変わりは無いが、初期のただ頭ごなしに夢を否定する頃と比べると夢に対する認識が変わってきており、彼もまた「成長するキャラ」とも言えよう。


また、はるかが幼少の頃から憧れ、その夢の原点となった絵本『花のプリンセス』のストーリーは「お姫様を騙して森の奥に閉じ込めた悪い鳥を許す」というものである。
38話・39話のクローズの行動と酷似しているため、この因縁に対する結末の伏線ではないかという予想もあったが、結果的に和解はできなかったものの、
互いを認めあい、共存するという意味では見事に一致していると言える。


ちなみに、クローズは歴代の三幹部に比べてもOPでの描写が他の二人よりも多いという特徴がある。

サビの前での顔アップと、サビでのクローズとキュアフローラの戦闘が長めの尺で描かれており、
11話で退場し、26話でOPが大幅変更された際に顔アップはロックに差し替えられたが、サビの戦闘部分はそのままであり、
32話で復活後のデザインでクローズが返り咲いている。
初期の顔アップはいかにもな悪い笑顔だったが、復活後は厳しい真顔に変わっている。
さらに、最終話のOPでは左目が赤く光る演出が追加されている。

第1話で初登場し、本来なら11話で退場するはずだった彼。
それが31話で蘇った後や終盤のまさかの展開はまさしくプリキュアシリーズの歴史に残る悪役、と言っても過言ではないだろう。
迫真の演技でキャラの運命を変えた、クローズを演じた真殿光昭氏に拍手を送りたい。
当初の予定と扱いが変わったことはあれど、今になって見ればフローラを相手取る因縁の宿敵に相応しい扱いだったと言えよう。



追記・修正は不滅の宿敵と再会の約束をしてからお願いするぜ。

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最終更新:2023年09月10日 10:08

*1 夢を大量に閉じ込めた為パワーも耐久も通常個体の比ではなく単体技1発では浄化出来ず、3人の浄化技を同時にぶつけてようやく撃破できた程。

*2 この時、無数の羽が舞い落ちてからフローラが目を伏せホワイトアウトするまでのシーンは完全に無音であり、より悲愴な状況を引きたてている。

*3 後の2人が二つ返事で了承していたのに対し、知らぬ間にロックが増えたと思ったら城ごといなくなり、跡地をさまよっていたら死んだはずのクローズが蘇り、彼の部下にされたと状況に振り回されっぱなしの彼が困惑したのは言うまでもない。

*4 余談だが、この直後のシーンでストップとフリーズのセリフと動きが逆になっている。台詞部分ではストップが「プリキュアを潰そう」、後からフリーズが続けて「あぁ、潰そう」と喋るのだが、映像ではフリーズの方が先に動き、ストップが続いて動いている。