桃白白

登録日:2015/11/15 Sun 11:06:56
更新日:2024/03/03 Sun 11:51:14
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世界一の殺し屋桃白白(タオパイパイ)だじょー


桃白白とは、漫画ドラゴンボール』に登場する人物の一人。

CV:大塚周夫、岸野幸正(『Z』170、174話)

●目次

人物

「世界最高の殺し屋」で、少年期の悟空にとって屈指の強敵となった人物。
髪型は長い三つ編みで、先に赤いリボンを結っている。

ピンクを基調とした中華風の拳法着を着用しており、左胸の部分に丸の中に「殺」と書かれたマークと背中に「KILL YOU!(要訳:お前を殺す)」の文字を入れてある。
実は後に登場する鶴仙人の弟で、鶴仙流の天津飯餃子は弟弟子に当たる。

気の扱いに長けた凄腕で、数多くの殺人術と剣術を会得している。
そして気を集中させれば、たとえ舌や指先でも途端に凶器に早替わりするというとんでもないオッサン。

見た目は40~50歳代に見えるが実はかなりの高齢者で、実年齢は291歳だったりする(エイジ459生まれで、レッドリボン軍編がエイジ750)。
だがその年齢に対して殺し屋歴は割と浅く、20年前までは普通のサラリーマンをしていた(とっくの昔に定年になっていると思うが)。
メタ的には「鶴仙人の弟」という設定自体が後付けと思われる(実際、悟空の亀仙流の道着やかめはめ波を見ても無反応である)ため、レッドリボン軍編時点では本当に40~50代ぐらいの設定で、殺し屋を開業してから20年というのも人生の半分という妥当な年月だったのだと思われる

性格は殺し屋らしく残虐非道であり、依頼を受ければたとえ標的が子供であっても容赦なく殺しにかかる。
しかも依頼の邪魔する者は勿論、その日の気分次第では全く無関係な者であっても手にかけるというかなりの危険人物。
あと、かなりのケチ。守銭奴であることは勿論、出すものはなるべく出したくないという意思がうかがえる(後述)。

その一方でどこかユーモラスな面もあり、初登場時には上記のような間の抜けた自己紹介をしたり、
依頼の話をしていた時に「殺し屋さん20周年キャンペーン」という殺し屋らしからぬキャンペーン話を持ち出したりしていた。

なのでその態度に依頼主のレッド総帥ブラック補佐も思わずキョトンとし、
ブラックから「あなた、本当に桃白白さんなんでしょうね?」と質問された事もある。
ちなみにターゲット1人あたり1億ゼニー、キャンペーン期間中は半額の5000万ゼニーで請け負う。

絵も割と上手いほうで、服の注文をする際にやや可愛くなった自分の全体像を描いていた。
服の構造をそれなりに正確に描写している上に、細かく注釈も加えており、おかげで仕立屋もなんとか注文通りに作ることができた。

鳥山明によると名前は「まったく逆のイメージの名前にしようと、かわいい中国名を付けた」とのこと。
桃と白なのでレッドリボン軍同様色から付けたともいえるかもしれない。

悟空に初めて完勝した強敵ということで、オールドファンの間では高い知名度と人気を誇るが、作者はうっかり忘れていた*1


活躍

  • レッドリボン軍編
レッドリボン軍のイエロー大佐の失態に業を煮やしたレッド総帥に呼び出され、悟空の抹殺を依頼される。
その頃丁度ドラゴンボールの強奪に失敗したブルー将軍が戻っており、彼を相手にその実力を試される事に。
ブルーを「舌だけで倒して見せる」と宣言し、闘い開始直後に彼のこめかみを舌で突いて殺害する。
その後悟空殺害とボールの奪取の依頼を正式に受け、悟空が滞在している聖地カリンへ驚愕の移動方法(後述)を使って向かう。

カリンに到着後すぐに悟空を見つけるが、その前に聖地の守護者ボラが立ち塞がり交戦する。

ボラはを使う屈強な戦士だったが、その彼を赤子の手をひねるかのように翻弄し、
上空へ高く飛ばした後で「槍を返そう」と彼の槍を彼目がけて投げつける。
その槍でボラの左胸を貫いて殺害。それに激怒した悟空とも戦闘を開始する。

だが悟空の攻撃はかする事すらなく、彼の必殺技「かめはめ波」すら服をボロボロにしながらも平然と耐えて見せる。
そのお返しと言わんばかりに悟空に向けて「どどん波」を発射し、それが左胸に命中して悟空は倒れてしまった。

悟空を倒し、彼の持っていたドラゴンボールも奪取したが、
「世界一の殺し屋がこんな(ボロボロの)格好で帰るワケにはいかない」と、近くの町に寄って服を作り直してから帰る事にする。
この時に『どんな服にしたいか』という希望のラフ絵を描いて仕立て屋に渡している。
だがレッドからの連絡で、4つあるはずのボールが3つしかない事に気づき、服が出来上がり次第カリンへ戻る羽目となる。

3日後、服を作った仕立て屋の主人に代金を請求されるが*2、金を持っているくせに*3払いたくない桃白白は「貴様、この私に代金を払えというのか?」と怒り、
「よーし、ならば代わりにお前の殺したい奴を一人殺してきてやろう」と提案する。
主人は困惑し「そんな、殺したい奴なんていませんよ」と返答したが、「なら貴様が死ぬか?」と、その代償として彼を人差し指一本で殺害。
「釣りはいらんぞ、くれてやる」と理不尽な捨て台詞を残し、その足で聖地カリンへと戻る。
ウパにボールの在処を訊くが、一向に答えようとはしなかったので腹いせに彼をカリン塔へ叩きつけて殺そうとする。
するとそこに悟空が駆けつけ、ウパも間一髪で助かる。

そこで初めて悟空を仕留め損なった事を知り、再度彼と戦闘を開始する。
だが3日間カリン塔で修行を積んだ悟空の動きは見違えるほど素早くなっており、こちらも本気になって悟空と対決を繰り広げる。
だがもはや悟空の敵にあらず、必殺のどどん波も彼に両手で受け止められてしまう。

終盤ではを取り出して対抗するもすぐに如意棒で折られてしまい、悟空の「お前は素手で倒す!」の宣言どおり素手でフルボッコにされる。
そして実力ではかなわない事を悟り、謝るふりをして油断を誘い、手榴弾を投げつけて悟空を始末しようとする。

自分は爆風の届かない上空へ高くジャンプしていたが、
悟空が咄嗟に手榴弾を上空へ蹴り上げた事で逃げる術がなくなり、その爆風に巻き込まれて自滅してしまった。

アニメ版では悟空に全く敵わないと焦った桃白白は、自身もパワーアップすべくカリン塔に登るエピソードが追加されているが、
そこでカリン様からあっさり超聖水(カリン様の鼻くそ&つば入り)を貰い、
それでパワーアップしたと慢心してしまった結果原作と同じ末路を辿る事となった。

  • 第23回天下一武道会編
聖地カリンでの決戦でそのまま爆死したかと思われたが、後に辛うじて生き延びていた事が判明。
だが瀕死の重傷だったらしく、これまで稼いだ全財産をつぎ込んでサイボーグし悟空の前に現れる。
なお、悟空との対決がこの6年前で、3年前の第22回天下一武闘会の時点で鶴仙人達が「最近姿を見せない」と連絡すら取れていない(ため悟空に敗れた事も知らなかった)状態で、また普段一人につき1億ゼニーで仕事を請け負っていた彼が全財産をつぎ込んだということなので、この治療と再生には途方のない苦労があった模様。
まあ全身の治療に加えてリハビリを考えると不思議でもないが。地球よりはるか進んだ科学力を持つフリーザでさえ、コルド大王に救出されてから地球侵攻まで一年半を要していたし。
また当時の地球でこのようなサイボーグ化を施せるような人物はドクター・ゲロ アラレちゃんを作った千兵衛さん ぐらいしかいないため、元レッドリボンの繋がりで彼と接触したのではと考える人もいる。

悟空への復讐と鶴仙流を離反した弟子2人を始末するため、彼らの出場していた第23回天下一武道会に出場。
予選では餃子を圧倒し、本戦で天津飯と対戦する。

サイボーグ化して更なるパワーアップを遂げていたものの、天津飯の実力はそのさらに上を行っており、てんで相手にならなかった。
そして天津飯に「ぶざまな負け方をさせたくありませんから退場してください」と情けをかけられるがそれに逆上し、
左腕の仕込み刀を使って彼を切りつける。

余談だが、天津飯の胸にある傷痕はこの時負ったもの。
ヤムチャの頬のいつの間にかついてた十字傷共々いつまで経っても消えないが、桃白白はよほど強いでも込めていたのだろうか。

天下一武道会では武器の使用が禁止されているため、審判から反則と見なされるも、
桃白白は戦いを止めようとしないばかりか「もう大会なんてどうでも良い、殺してやる」と宣言し、兄鶴仙人も「亀仙流のやつはどいつもこいつも殺してしまえ!」と逆恨み骨髄で煽る。

それらの行為が、元々勝てないと見るや剣や手榴弾で殺そうとするヤツだったけど「武道家としての誇りも失ったのですか」と天津飯の怒りを買う事となり、
必殺の「スーパーどどん波」も気合だけでかき消されてしまう。
アニメ版ではスーパーどどん波の前に、仕込み刀でさらに攻撃を仕掛けるも、「こんな物では俺は殺せない」と折られてしまう。
そして腹に重い一撃を食らい気絶し、鶴仙人に担がれる形でその場を立ち去った。

ちなみに標的の1人である悟空からは、「本当にすげえヤツは桃白白なんかじゃないさ」ともはや相手にすらされていなかった。


その後は完全に姿を見せなくなったが、作者によると、何かの騒動に鶴仙人と共に巻き込まれて2人同時に死亡したかもしれない、とのことである。
一般の地球人が彼らを殺すことができるとは思えない(下記の件もあるし)ので、妥当なのは魔人ブウの地球人皆殺し攻撃だろうか。
まあ、悪人なので生き返れなかったのだろう。

また、『超』では殺し屋最強の座も遥か格上のヒットに奪われている。


アニメ版の活躍


  • Z
原作では天津飯の「もう二度と姿を見せないでください」の言葉どおり一切登場する事はなかったが、アニメ版『Z』のセル編にて、セルに怯えるとある街の悪党の用心棒として登場する(その際に声優が岸野氏に代わっている)。
この頃は用心棒のような活動をしており、セルゲームの混乱に乗じて一儲けを企むが、悟空や悟飯に邪魔されて結局失敗に終わる。
悟飯に会った時に彼が悟空の息子だと知ると、悟空との嫌な思い出がフラッシュバックし、うろたえながら逃走していた。
ちなみに悟空と会った時は、何故かスーパーどどん波の銃口に知恵の輪を3つ隠していた。

なおセル編以前に、南の都の酒場でミスター・サタンとその師範と出会っており、彼らに髪型をからかわれたので師範は殺しサタンには重傷を負わせたらしい。
サタンが正体不明の敵やメチャクチャ強い敵とは戦いたくないのは桃白白が原因だったとのこと。
これがサイボーグ化より前のことか後のことかは不明。前だとすると悟空とサタンは一歳差なので、サタンもまだ少年だった頃になるだろう。
地味に「世界一の殺し屋が殺すつもりだったのに殺せなかった3人のうちの1人」というとんでもない経歴がサタンに付いた。ギャグ補正ってホント怖いね

  • 劇場版
完全パラレルである『摩訶不思議大冒険』にて、鶴仙人と共謀してミーファン帝国を乗っ取り、世界を征服しようと企む。

この作品では武道大会でボラを石像の槍で串刺しにして殺害し、悟空との対決ではどどん波を使って彼を遠く彼方(カリン塔)までぶっ飛ばす。
その後悟空がドラゴンボールを持っている事が判明すると、例の移動手段を用いてそこに向かう。

だがその途中で悟空と遭遇し、直後にアラレちゃんが投げた岩が命中してペンギン村に落下。
そこで悟空を始末しようとするもアラレちゃんやガッちゃんにペースを乱されてしまい、冷静さを取り戻した悟空にもあっさり敗れる。
原作同様命乞いして油断を誘い、ボールを奪ってジェットバイクで逃走を図る。
置き土産として悟空たちに向けてミサイルを発射するが、跳ね返されてしまいそれを受けて爆散した。

ゲーム版での活躍

  • ドラゴンボール 大魔王復活
時系列的にピッコロ大魔王編だが、ピッコロ大魔王に魂を売ったらしく完全生身で復活している*4

  • ドラゴンボールZ 悟空飛翔伝
一回戦の相手としてランダムに選出される。
剣やスーパーどどん波を使い悟空に襲いかかってくるが、戦闘能力は全対戦相手の中でも最低で、KIの値のみが唯一匿名希望(チチ)に勝っているという惨憺たる有様である。
最初にチュートリアルとして戦ったコピー悟空より弱い。

なお、ゲーム作品に参戦する際には大半の作品で大塚周夫氏が担当しており、
氏が2015年に逝去した後も『ドラゴンボールZ 超究極武闘伝』や『スーパードラゴンボールヒーローズ』では大塚氏の生前収録した音声にてライブラリ出演している。
一方、『ドラゴンボールZ KAKAROT』ではアニメ版『Z』の再現イベントの為に岸野氏による新録が行われている。

また数少ない例外としてPCエンジン用ソフト『ドラゴンボールZ 偉大なる孫悟空伝説』では、
ゲーム中に最初の敵として登場するレッドリボン軍編の桃白白を岸野氏が担当している。


  • どどん波
鶴仙流の奥義で、亀仙流でいう「かめはめ波」に相当する技。
指先に気を集中させ、そこからビームのように気功波を発射する。
派手さはないものの、威力はかめはめ波に引けをとらないほど高い。
またかめはめ波よりも範囲を絞って攻撃している分、気の消耗が少なく連射が効き易いという利点もある*5

  • スーパーどどん波
どどん波の上級技……でいいんだろうか、これ。
改造した右腕の発射口から繰り出す技であり、本人曰く「今までのどどん波とは比べ物にならない破壊力」らしい。おまけに追尾機能もある。
天津飯に向けて撃つが、簡単にかき消されて全く通用しなかった。

  • 超能力耐性
相手が掛けてきた超能力無効化する。
原作では第23回天下一武道会編でチャオズが使用した超能力になんの反応も見せず、そのまま一撃でチャオズを撃破。
この際、チャオズは最初目の前の相手が桃白白と気づいていなかった(掛けているはずの超能力が通用していないのを見て初めて相手の正体を悟る)。
アニメではブルー将軍の掛けた金縛りが通用しなかった。
おそらく、鶴仙人の弟子として桃白白も超能力を習得しているものと思われる。

  • 剣術
を振るって相手を斬る。
ホイポイカプセルから刀を取り出したり、サイボーグ化後は手首からの仕込み刀を引き出したりして得物を取り出す。

  • 素手による刺殺技
舌や指一本でも相手の急所に突き刺して殺害する。
と言っても「舌で殺す」なんてのはデモンストレーションのようなものらしく、悟空や天津飯など強敵相手にはそんな技は使わなかった。


ちなみに同じく鶴仙流の極意である「舞空術」は劇中未使用。使えるのかどうかは不明(後述)。
また、ゲーム『ドラゴンボールZ Sparking! METEOR』では、「命乞いをして相手の油断を誘い、その隙に手榴弾を投げつける」という
原作にあったシーンも必殺技として使用できたりする。


驚異の移動手段

さて、彼を語る上で欠かせないのが、彼の用いる特殊な移動手段である。彼は作中、舞空術を披露していない。

レッドリボン軍本部から聖地カリンへ向かう際、ブラックにジェット機を用意すると言われるが、「それでは時間がかかりすぎる」という理由で断る。
そして近くにあった柱の前に立ち、「この柱、一本よろしいですかな?」とレッドたちに訊く。

何の事か分からず呆気に取られるレッドたちだったが、構わずその柱に指先とつま先を軽くひと当てして上部と下部をそれぞれ破壊。
柱をもぎ取り、聖地カリンのある方角へそれを向ける。

「北東に2300キロか…では30分ほどで戻って来ますので」と言うや否やそれを上空へ勢いよく投げ飛ばし、
「ぴょっ!!!!」という掛け声とともにそれに飛び乗ってそのままカリンへと凄まじい速さで向かっていった。その発言をするも、最終的に戻ることはなかった。

この斬新すぎる移動方法は当時の読者&視聴者の度肝を抜き、今でも語り草となっている。
ちなみにこの移動速度を作中の会話を元に正確に計算すると、マッハ7.52(時速9200km)以上で移動している事になる。
これだけのスピードで柱を投げるのも凄いが、こんなものに乗って平気な顔でいられるのも凄い。
また、柱を投げた後にそれに追いついて飛び乗っているので、その際には柱以上のスピードを出している事になる。
明らかに物理法則ぶっちぎりの移動手段であり、そんな柱の上に平然と立つ事などはっきり言って不可能である。

なお、のちには長距離移動手段としても空中戦闘の手段としても用いられた舞空術だが、
実は初期の舞空術は「浮遊できる」程度のもので、スピードも遅く気の消耗も激しいものだった。
当時の舞空術は実戦でもあまり出番がなく、天津飯やチャオズも主に場外負け対策か、上空からの爆撃にしか使っていない。
悟空も天津飯戦の最後では「空じゃ素早くねえ」と指摘しており、さらにそのまま頭突きを喰らってしまう*6あたり、舞空術による空中戦は当時できたものではなかった、と言って差し支えないだろう。
ピッコロ大魔王編で、天津飯はキングキャッスルに行くのにジェット機に乗っているし*7、はるかに腕を上げたはずのサイヤ人編の悟空もラディッツ戦ではピッコロから「情けない舞空術」呼ばわりされており、移動には筋斗雲を使っていた。
後に界王星へ行く際、蛇の道で舞空術を使ったために途中で気を使い果たして「余計な体力を…!」と後悔している。
界王様のところでさらに修行を積んだ後に、舞空術を使って全力かつ不眠不休で飛び続け、1日で界王星から帰ってこれるようになった
舞空術で本格的な戦闘が可能になったのはこの辺りからである。しかし、ナッパ戦に赴くときも悟空は(気の消耗を抑える意味もあったのだろうが)筋斗雲に乗っていた。
たとえ桃白白が舞空術を使えていたとしても、あの場で桃白白が舞空術を使う必要性は全くなかったのだ(実際ブラック補佐からジェット機に案内されているが「遅すぎる」ので断っている)。
そのため、桃白白が舞空術を「使えない」のか「使えるが使わなかっただけ」なのかは時おり議論になり、
一部のゲーム作品(例えば「Sparking!Meteor」など。ちなみに前作の「Neo!」だと使用不能設定でバタ足だった)では普通に舞空術を使っている。

その一方、桃白白の「殺し屋」という職業を考慮すると、この移動方法には合理性が存在するという見方もある。
飛行中気を発し続けることになる舞空術を使うと、ターゲットやその周囲に気を察知できる人物や機械装置が存在した場合、自らの接近を知られてしまう。
しかし、彼の移動方法は柱に飛び乗ってからは放物線軌道で惰行するのみとなるため、その間気を抑えることで被発見率を極限まで下げることが可能となる。
ターゲットに気付かれないように接近する必要がある殺し屋にとって、ステルス性の面で舞空術よりもアドバンテージのある飛行手段と言える。
ド派手だから目立つのでは?とか言ってはいけない

かの有名な空想科学読本でも取り上げられたことがあったが、
その時は大陸間弾道ミサイルのように成層圏までいかないと届かないという話になったり、
投げた柱に飛びのるためには柱よりも速い初速でジャンプしないといけないが、空中で減速手段がないため柱を追い越してしまい
結局柱に乗らずともカリンに行けてしまうことが分かった。
だが今更『ドラゴンボール』の世界観にリアルさを求めても仕方のない事なので、あまり触れないほうがいいのかもしれない。
なお、前述のアニメオリジナルにて、カリン塔に昇った際は柱を垂直に駆け上がるという、やはり常人離れしたやり方であった。




「はっはっは…身の程知らずのアンポンタンめ!!3秒で追記・修正をしてやろう」

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最終更新:2024年03月03日 11:51

*1 尾田栄一郎との対談で桃白白の名を出されたとき、誰のことだかわからずに困惑したという。直後に思い出しているので、存在自体を忘れていたわけではない。

*2 服の出来栄えは桃白白自身が「よろしい、注文通りの仕上がりだ」と満足するほど、彼の脳内のデザインとピッタリだった。本来なら1週間はかかるところを無理矢理3日で仕上げるように脅されたため、仕立て屋は「夜も寝ないで仕上げました」と憔悴していた。

*3 何せ、普段受け取っている報酬が「1億ゼニー」という、法外にもほどがある金額なので、普通に考えても「金を持っていない」ということはありえない。

*4 彼に限らず兎人参化も地球に帰ってきていてピッコロ大魔王に協力している。

*5 桃白白本人ではないが、同じく鶴仙流の餃子は、天下一武道会でどどん波を連射している描写がある。

*6 しかも当時悟空は舞空術を使えず、かめはめ波の反動を推力代わりにしていた。つまり本当にただ直進的なだけの頭突きで、高速回避ができるなら避けられただろう一撃である。

*7 「気を温存するため」と「舞空術では時間がかかりすぎる」という理由が大きいと思われる。勿論、「魔封波の練習で消耗していた」のも理由の一つではあるはず。