チートキャラ

登録日:2010/07/15 Thu 13:34:04
更新日:2024/04/17 Wed 01:02:06
所要時間:約 23 分で読めます




チートキャラとは、元々はゲームで不正にデータを改造(チート)して作られた常軌を逸して強いキャラ』の通称ないし別称。
そこから転じて、『公式設定の時点で人智を超えたスペックを持つ最強クラスのキャラクター』を指すようになった。



概要

「チートキャラ」の元来の意味合いは、上述の通りゲームなどで不正にキャラクターのデータを改造し、ルールの枠を逸脱して強くされたキャラクターのこと。
例えば「ダメージを受けない」「当たり判定が存在しない」「一撃で敵キャラを葬るほどのダメージを叩き出す」などの改造がなされていることが多く、
一人用のゲームならまだしも、PvPを前提とした多人数用のオンラインゲームでは、概ね運営によって厳しく規制される。
ここから転じて、「明らかに他のキャラクターよりも際立って凄まじい能力を持つキャラクター」等を俗に「チートキャラ」と呼ぶようになった。

この俗称で呼ばれるキャラクターは、何かしらの一分野、あるいはオールマイティーに絶対的な力を持っているパターンが大半で、
他のキャラクターが戦う場合、能力に差がありすぎて正攻法で上回ることは難しいことから、奇策などの相手の予想を上回る戦法なり、特殊な方法でなければ倒せない。
作品によっては、そもそも同レベルの力を持っている、あるいは主人公補正などの(メタ的な意味で)下駄を履かされたキャラクターでないと同じ土俵にすら立てなかったりする。

また、この手のキャラクターは物語を作る側である作者にとっては扱いが難しいことが大半であり、あまりに強くし過ぎると、特にシリアスな作品では「コイツの存在そのものが作品の世界観を台無しにしている」状態になったり、どんな強敵を出しても、「どうせ味方にコイツがいれば勝てる」と読者側が完全に白けてしまい、戦闘が茶番にしか見えなくなったりするため、後付けで弱点を設定されるなどの弱体化がなされればまだいい方で、殺されたり封印されたりで出番を無くされることもしばしば。
また、インフレが激しい作品だと、チートキャラが更なる上のチートキャラにかませにされる等の現象も起こる。
したがって、作劇の観点ではこの手のキャラクターを無理なく活躍させるには、相応の高い技量が作者に求められると言っていいだろう。

なお、上述の通り「チート」とは元々「不正改造」を意味する単語であり、キャラクターを称賛する言葉としてはあまり相応しいものではないため、
「とりあえず最強キャラ=チートキャラ」のような考えで発言していると、キャラクターや登場作品を馬鹿にしていると誤解して受け取られることもあり、
特に当該キャラクターや作品が好きな人と話している場合、知らず知らずのうちに相手を不快な気持ちにさせているなんてこともあり得るので、使いどころには気を付けよう。

ところで、「チートキャラ」の対極に位置するキャラクターの類型として、「スペックは低いが、それを作戦や創意工夫で補うキャラクター」が存在する。
両者が戦った場合、正々堂々と戦う前者を、ルール無用の後者が外道・卑怯な戦法も用いて戦うという展開になることがあるが、
物語の作風や作者の描写如何によって、受け取り手側には正々堂々と戦っているはずの前者が「強すぎて卑怯」と貶され、
一方の後者は、もしも明らかな不正、あるいは卑怯な手を使っても「勝つためならどんな手段も厭わない」等と評価されるという逆転現象が起こることもある。

▼例

主なチートキャラ

※あくまで例えです












追記・修正お願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • チート
  • 最強
  • 反則
  • 無敵
  • バグ
  • バランスブレイカー
  • 一撃必殺
  • 無双
  • 不毛
  • 最強スレ
  • パネェ
  • 全知全能の神
  • 最強討論
  • 創作
  • チートキャラ
  • もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな
  • デウス・エクス・マキナ
  • 勝てる気がしない
  • 調整ミス
  • オーバースペック
  • 味方だと頼もしいが敵に回すと恐ろしい
  • 賛否両論
  • パワーインフレ
  • インフレ
  • かませ犬
  • けつばん

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年04月17日 01:02

*1 パラシュートをつけていたが、本人は当初ここで死のうと思っていたので途中まで開かなかった。着地の衝撃で骨折するが直後に自力で立ち上がり、後に強引に骨を繋げて治した

*2 1号は映画『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』でカメンライドを使用。W~ドライブは玩具のCSM版ディケイドライバーに音声が内蔵されていた事からの推定。

*3 正確には彼の分身。

*4 当時はまとめて「特殊」

*5 もちろんタネが割れたら意味がない事と、百代が反省して精神を修行し油断しなくなるため。実際スポンサーの資金援助を受けられなかったり、百代の精神を乱す状況まで持っていけなかったりと燕ルート以外では実行前に断念している

*6 およそ16年。

*7 流石にほとんど支持を受けていない説ではあるが