DETONATOR オーガン

登録日:2015/11/01 Sun 13:45:58
更新日:2024/04/06 Sat 20:34:23
所要時間:約 11 分で読めます





悪魔め……許さん!!


オォォォォガァァァァァンッッッ!!!


◆概要

DETONATOR(デトネイター) オーガン』は1991〜1992年に製作されたOVAシリーズ。
全3話で構成されるが、1話につき約50分なので、アニメの尺的には6話分に相当される。
原作・脚本は『ガルフォース』シリーズなどの柿沼秀樹、アニメ制作はAIC。

タツノコプロ製作のSFアニメ『宇宙の騎士テッカマン』のようなアクションを描きたいとの想いから制作された作品*1であり、主人公のオーガンは所々テッカマンと似通っている部分が多い。
後に本家タツノコも本作にインスパイアされ『宇宙の騎士 テッカマンブレード』の製作に至ったという噂が出回っているが、ソース不明で真偽は定かではない。
製作スタッフはキャラクターデザインに『超音戦士ボーグマン』『冥王計画ゼオライマー』などの菊地通隆、
監督に『戦え!!イクサー1』『破邪大星ダンガイオー』などでメカニック作画監督を務めた大張正己を迎え、音楽には平沢進を起用するなどかなり豪華なものとなっており
柿沼・大張両名の見所がリンクした演出とテーマがふんだんに使われている。
アニメ原作・脚本を務めた柿沼秀樹による小説版(大張氏や幡池氏が挿絵担当として参加している)も角川スニーカー文庫より全3巻で刊行された。

知る人ぞ知る作品だったが、2007年に変身ヒーロー物なのに『スーパーロボット大戦W』に参戦した事で知名度が上がった。
余談だが、参戦発表当時は本当に知名度が低く、スパロボファンが作品を知ろうとネット検索をかけても関連商品のネットオークション数件しかHITしなかったという珍事が起きていた。


◆ストーリー

西暦2292年。高度な機械技術が発達した地球へ、遥か数億光年もの宇宙の彼方から謎の侵略者「イバリューダー」が迫っていた。
地球統合国家ユニファの大都市に在住の少年、真道トモルはイバリューダーの襲撃に巻き込まれてしまい、そこで夢の中で現れた「オーガン」と名乗る鎧の戦士と出会う。

オーガンと一体化したトモルはイバリューダーの尖兵を撃破し、多くの惑星を次々に滅ぼしてきたイバリューダーと、更なる激しい死闘へと身を投じていくことになる……。


◆登場人物

【地球統一政府ユニファ】


◆真道トモル/オーガン
CV:山寺宏一
主人公。17歳。
20世紀の"古き良き時代"を愛する少年。ちなみに現代で例えるなら大学卒業前の就活段階相当の状態。
懐古厨であり、20世紀のドイツ空軍兵が着たボマージャケット(小説第一巻ではバイトで稼いだ金をつぎ込んで造り出したオーダーメイドだと判明)を着ていたり
スクールの登校代わりに歴史博物館で20世紀の兵器に見入ったり、
1962年製のジャガーEタイプ(未知が自動工作システム「ヴィルベルヴィント」動作テストで復元作成したレプリカ)を見て喜ぶほどである。
兄(CV:若本規夫)は月面都市の企業「ヴライトン・リミテッド・カンパニー」の
食糧流通課主任を任せられる程のエリートにもかかわらず(逆を言えば兄は身内とは言え自分の仕事の補佐を頼める位にトモルの実力を買っている)
自分の将来が決まっておらず「P.A.S.F.U.(パスフー)」という夢を操る娯楽機器のVR世界で遊び耽る毎日を送っている。

これだけ書くとただの駄目人間でしかないがオーガンと出会い、オーガンと一体化(リンク)することでイバリューダーを相手に戦う漢となる。
最終的にはイバリューダーとの戦いを通じて、未知と恋人になるのだが、リンクの方法が肉体を素粒子化する事による融合・分離であったため
負荷が著しく、決着から18年後、わずか35歳で死亡したことがエピローグで判明している。


◆神先未知
CV:冬馬由美
ヒロイン。16歳。
ユニファの防衛軍、E.D.F(エディフィ)に所属する天才科学者。
眼鏡をかけているが、実際は伊達眼鏡。
ハイレグレオタードというけしからん服(尤も作中の時代では女性の一般的な服装だが)を着ており、年に見合わず真紅のジャガーEタイプを難なく乗りこなす。
科学者としての能力は極めて高く、新生オーガンのアーマーや彼とイバリューダーのデータを基にした量産型ソリッドアーマーの開発も行った。
トモルとはバスの通勤で何度も会っており、イバリューダーとの戦いを通じて相思相愛の仲へと発展していく。

遺伝子操作によって優秀な人間を作り出す「コンプリペント計画」によって誕生した人間、所謂SFで言う所のジーンリッチとかの類である。
スパロボではスパロボユーザーに合わせて「コーディネーターの亜種」みたいな扱いにされていたが。

◆美剣陽子
CV:篠原恵美
E.D.Fの戦闘機部隊・バード中隊の隊長。
髪の色とほぼ同じワインレッドのスーツがトレードマークの勝気な男勝りな女性で、一人称がオレないわゆるオレっ娘
エクテアーマー(マシンモードにも変形する多機能強化装甲服)・バードマン/ハリケーンMk-IIのリンクマン(所謂パイロット)であるが、イバリューダー相手ではエイドにも太刀打ちできなかった。
オーガン/トモルに助けられた後、第2話でオーガンとのリンクを拒みひとり公園で悩むトモルにキスついでに「"守るべきもの"が見つかった時が、戦いの時だ」とアドバイスする。
第3話にてリーブを基にした地球製量産型ソリッドアーマーに乗り換え、イバリューダーとも互角に戦えるようになる。


◆久美・ジェファーソン
CV:笠原弘子
テレビ番組にお茶の間のアイドルとして出演する盲目の少女だが、出生・その他は一切不明。
反則染みた超能力の持ち主であり天変地異や航空機事故を予知する能力だけでなく、テレパシーや時空間操作などもやってのける。
イバリューダーの襲撃をピタリと予言しただけでなく、最終戦では太陽を呼び寄せたりもした。


◆アイザック
CV:田中信夫
未知の相棒である有機スーパーコンピュータであり、UI部分は人間と同じ様な会話や思考が行える程の超性能。
AIは妙に人間臭く、普通に驚いたりもする。
ワイヤーフレームの顔をモニターに表示するが、時代を考えるとかなりレトロ。


◆ノック
CV:関俊彦
トモルの学校での友人。
チャランポラン(小説第一巻でトモルがこう称している)でカルい性格だが意外と利ざといリアリストでもあり、トモルと違って進路をちゃんと考えている。
P.A.S.F.U.にハマってる辺りは類友な部分もあるが。
第1話冒頭、ファーストフードショップ「MAHOROBA」にてトモルがプログラミングしたP.A.S.F.U.の内容と彼が常に着ているジャケットに対し「ヘンな懐古趣味がある」とツッコむあたり、人を見る目はあるようだ。
最終的には俳優となってE.D.FのCMキャラクターに選ばれた。


◆ウェッジ/バージル
CV:梁田清之江原正士
陽子の部下のバード中隊のパイロット。
何気にイバリューダーとの戦いでは撃墜されることはあっても戦死せず生き残っている。
バージルは小説版だとゴードンに名前が変更されている。なんとなく某国際救助隊の兄弟が元ネタっぽく思える。


◆フォレストン局長
CV:石森達幸
E.D.F情報部の局長で、未知の上司。
宇宙からもたらされた電気信号を受信し、それを具体化する「オーガン再生計画」の総責任者でもある。
その一方で、オーガン・リーブからもたらされたソリッドアーマーをエクテアーマーに代わるE.D.Fの正式武装として配備するべく計画を推進しようとするなど野心的な性格。
ただしありがちな「野心の為に目の前の片付けるべき事柄を放棄・妨害する悪役」ではなくあくまで「現実的にやるべき事を見据えて動く大人の人物」である。


【イバリューダー】

宇宙を彷徨う戦闘種族。種族の目的は、自分達以外の種族を戦闘を仕掛けてそのテクノロジーの粋の全てを接収した上で無用なら滅ぼし、そしてまた次の戦いに勝利することのみである。
実は、彼らは元々地球人であり、200年前に遭難した宇宙探検隊が変わり果てた姿である。
白鳥座のブラックホールに飲み込まれたことで、圧縮された時間の中*2を生きる事となり、その中で宇宙に適応した肉体=ソリッドアーマーを得るに至った。
設定上、ブラックホール内での活動可能、最下級のイバリューダーでも一瞬で星を消滅させる、光速の数億倍で移動・戦闘が可能というトンデモスペックで、
実際にこの速度をもって2億6千万光年の距離を追手と戦いつつ月面付近まで300日で到達している。


◆オーガン(アーキタイプ)
CV:山寺宏一
イバリューダーの突撃隊長を務めるデトネイタークラスの戦士であり、『勇者』と称えられるほどのエリート戦士。
総統ミークの親衛隊長はおろか、次期ヘッド・デトネイターの地位が約束されていたが、
その生き方にある時から疑問を感じ、
(小説版でのラングの回想によるとそういった個体は生産のごく初期の内に廃棄処分されオーガン並みに長期運用された者に発生する事は初めてとの事)
自分達から大切なものが失われていると悟り本拠地たる『要塞ゾーマ』を脱走、地球へと向かう。

最終的に地球には辿り着けず追っ手と相打ちになって力尽き身体は反物質溶鉱炉のオーバロードで完全に爆散消失したものの、
地球に自身のソリッドアーマーのデータを送って、地球の技術で新しいソリッドアーマーを作らせ、復活の時を待っていた。
ただし、地球側の低いテクノロジーのおかげで稼働時間の限界や装甲強度の低さなど、完全再現し切れなかった部分も少なくない。
後にトモルと一体化して復活し、地球を守るためにイバリューダーを相手に死闘を繰り広げることになる。

基本の武装は手首に内蔵されたハンドカッターと拳に内蔵されたライトニードル(光針)シューター。
ライトニードルはビームのエネルギー弾体を針状に固形化圧縮した物でイバリューダーの装甲外殻に有効な武装と記されている。
必殺武装は額のカバーがスライドされ精神の高揚を変換させてエネルギー波として放出する額部ビーム砲『P.E.C.(ペクサー)キャノン』
そして胸部装甲を展開して十字架状のポーズと共に重力形成レンズを生成させながら太陽光を一点に収束させて放つ超光線『グランドクルスアタック』。

彼の祖先に当たる個体はトモルの血縁であり、精神的に繋がりがあったのはそのため。

よく知らない人がイバリューダー時代の彼を「オリジナル」表記をしたりするが発表当時の資料などでは「アーキタイプ(原型)」と表記されている。

ちなみにオマージュ元の「宇宙の騎士 テッカマン」との違いとして
  • ペガス(に相当するサポートユニット)が居ない
  • テックウィン(鞭)が無い
  • テックスパー(拍車)が無い
事等が挙げられる。テックウィンに関してはジャケットアートでそれっぽい鞭を持っている姿が描かれているので立体商品やSRW等で取り上げられる可能性は無くはない。


◆エイド
イバリューダーの重装破壊兵である、デストロイヤークラスのソリッドアーマー。
黒いボディのアーマーの下には本体である赤いアーマーを身に纏ったウォリアーズ(一般兵)クラスのエイドIIが存在しており、外装のエイドをパージして戦闘を続行可能。
小説版によるとエイドII内装は本来は格上で歯が立たないデトネイターとの戦闘用に行った特例措置と言う事になっている。

一般兵とは言えど、その強さは地球の兵器では歯が立たない程に強い(というか地球側に対する基礎レベルでのテクノロジー差が有る)ので侮れない。
ちなみにウォリアーズはエイドII以外にも名無しのモブキャラが数種劇中に登場している。

◆リーブ
CV:冬馬由美
オーガンの相棒を務めていたスカウト(斥候)クラスの戦士。
イバリューダーでは珍しい女性型の戦士であり、戦闘よりも情報収集能力などに長けている。
組織を裏切ったオーガンとはパートナーである以上に、ほとんど恋人の様な関係である、本人達には自覚が無かったが。

なお、オーガンの居場所を突き止めるため未知の夢の中に現れた(要はマインドハック・サイコダイブの類を行っている)のだが、
その仮想空間内で彼女を全裸にした挙句、脆弱だが瑞々しいその裸体を見てイバリューダーが失ってしまったものを悟り、
最終的にはオーガン同様にイバリューダーを裏切る事になり……。

オーガンとトモル同様、血縁による未知との精神的繋がりを持つ。


◆ラング
CV:若本規夫
イバリューダー突撃総長のヘッド・デトネイター、オーガンの元上官。
性格は冷酷にして非情、『破壊と殺戮こそイバリューダーの本質』と信じ、相手が非力な女子供であろうと一切の容赦をしない、というより
「無力は悪」と言わんばかりの冷酷なイバリューダーの一面の体現者である。残虐性を持ち、裏切り者にも容赦はしない。
敵の思念を読み取る能力を持っており、オーガンの攻撃を先読みして戦いを有利に進めるが、元々戦闘の中での先読みが発達した力なので
表層的な思考しか読めず、実際の行動が違った場合混乱する。
小説版では、実は寿命が近く、オーガンを自分の後継者と見込んでいただけに、彼の脱走に怒り戸惑っていたことが語られている。


◆イバリューダー幹部
ゾア総司令を補佐する二人の幹部で戦術指揮官。赤いマントを身に纏っている。
上司であるゾアが自らオーガンを始末しようと出撃するのを慌てて止めたりするなど、中間管理職としてかなり苦労している様子が見られる。


ゾア総司令
CV:内海賢二
イバリューダー達を統率する総司令であり、最強の戦士。
部下が慌てて止めようとする程にすぐ戦いに出たがる、体育会系かつ現場主義の持ち主。
イバリューダー最強の戦士という名は伊達ではなく、オーガンも手も足も出せずに圧倒された。
シグナライト号クルーの記憶を鮮明に受け継いでおり、それだけに地球への憎悪や執着も人一倍強い。


◆総統ミーク
CV:笠原弘子
イバリューダーの頂点に立つ総帥である少女。
予知能力を持っており、イバリューダーの行動などはミークの予言で決まっている。
全能者としてイバリューダーからは信仰されてはいるが、実際はゾアの傀儡でしかなく、指揮権などは持っていない。

正体はOVA版だとただのコンプリヘント計画の産物で、もう1人の久見と言える存在。
進化の過程で人の姿を捨てたイバリューダーが、全てを失うことを恐れ人間の姿を保たせたたった一人のオリジナル。
小説版では「超能力航海士の母親が宇宙で産んだ特殊なミュータント(特異体)」であり、
ミークが時空操作能力を使った事でシグナライト号の乗組員が救われた(逆を言えばその能力が途切れるとブラックホールに飲まれる為手を付けられない)とされている。


■外部出演

前述の通り2007年発売の『スーパーロボット大戦W』に登場。スーパーロボット大戦シリーズへの出演は2022年現在も同作(と番外作品の『スパロボ学園』)のみとなっている。
『宇宙の騎士 テッカマンブレード』との設定レベルでのクロスオーバーが行われており、知らない人が聞けば同一作品、同一の世界かと勘違いするほどの馴染みっぷりである。

この作品での『オーガン』と『ブレード』のクロスオーバーで忘れてはならないのは、何といっても「始祖アイバ」である。

この作品におけるイバリューダー誕生の経緯は、シグナライト計画にアルゴス号の一件が組み込まれたことで始まっている。
ラダムの宇宙船と遭遇したアルゴス号は捕獲され、シグナライト号は攻撃を受けてブラックホールに飲み込まれてしまった。
この時、アルゴス号でテックシステムから排除され瀕死だった相羽孝三は、Dボゥイこと相羽タカヤを救出しつつテックシステムのデータをシグナライト号にメッセージ付きで転送。

ホワイトホールから吐き出され過去の宇宙へ飛ばされたシグナライト号のクルーは、孝三のメッセージを支えに生きることを決断、テックシステムのデータを解析し、新たな身体であるソリッドアーマーを造り上げた。
世代を重ねる毎にクルー達から地球人の精神性は磨耗し、生きるための力への信奉と彼らをこの境遇へ追いやったラダムへの憎悪だけが脈々と受け継がれた。

イバリューダー達はそのような背景もあり、孝三を「始祖アイバ」と呼び、生きるための力を与えてくれた偉大なる男として崇拝しているのである。
しかし、時が流れるにつれてメッセージの意味は歪み、生きること=戦い奪い破壊することとなったイバリューダーにとって、生きろと伝えた孝三の意思は
「イバリューダーによる宇宙支配」という全く別の方向へ向かうことになった。

ザ・パワーに取り込まれていた孝三の魂はイバリューダーの暴走を嘆き、機界31原種との決戦のために木星へと赴いたDボゥイと邂逅した際にイバリューダーの打倒を託し、
イバリューダーとの最終決戦ではDボゥイは自分こそが始祖アイバの息子、相羽タカヤであると名乗り*3ゾアと対峙する事になる。下手するとトモルより主人公っぽい。

このように双方のエピソードを見事に絡めたクロスとなっており、現在「始祖アイバ」はWの濃密なクロスオーバーを賞賛する代名詞となっている。


また、トモル周りの設定が若干変わっており、原作ではオーガンとのリンク中はアーキオーガンの意志と融合して「もう一人のオーガン」という独立意志に変化していたのに対し、こちらではアーキオーガンの記憶にトモルの意識がリンクする設定になっている。
そのため、オーガンになっている時でもアーキオーガンを別人として認識しており、それに基づいた言動が目立つ(原作ではリンク中のトモルにとってオーガン=自分自身である)。




教えてやるぞ、慈愛の心が力になることを。

そして……アニヲタのみが持つ、無限の追記・修正を!


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最終更新:2024年04月06日 20:34

*1 バンダイ『B-CLUB SPECIAL デトネイター・オーガン』より

*2 地球時間では200年であるが、彼らの感覚では数千年。

*3 Dボゥイはラダムと戦う事を決めた時に孝三から「相羽タカヤ」の名前を捨てるよう言われているので、ラダムとの決着がついているとはいえ敢えて自分から本名を名乗って戦うというのはかなりの異常事態である。