ポケモンスタジアムシリーズのミニゲーム

登録日:2012/04/03(火) 15:42:55
更新日:2024/03/18 Mon 20:46:17
所要時間:約 7 分で読めます




『ポケモンスタジアム』シリーズの2作目の『2』と最終作の『金銀』には、通常の対戦モード以外にもミニゲームが収録されている。
これにより、ポケモンの対戦に関する知識が無い人でも楽しめるソフトになった。

どれもポケモンたちの特徴や得意なことを存分に活かした作りで、非常に盛り上がること請け合い。
『マリオパーティー』シリーズのように続いていくことも期待されたが、残念ながらこの2作でパーティタイプのミニゲームは終了となってしまった。



◆ポケモンスタジアム2

コーナー自体の名称は「チビッコクラブ」。9種類収録。

  • コイキングのはねるでポン
はねる」の得意なコイキングを使って、画面上部のカウンターを押していく。制限時間内に最も押せた回数の多いプレイヤーの勝利。
Aボタンを押すと跳ね、離すと落下する。つまり、Aボタンを押すタイミングと離すタイミングが大事になる。

  • ピッピのゆびふりきょうしつ
ゆびをふる」の代表的な使い手、ピッピが主役。
奥に先生役のピッピが黒板に4~12つの矢印を書くので、プレイヤーはそれを暗記。その後、一定時間内に十字キーで黒板に書いてあった通りの順番に入力。
ミスする度にピコピコハンマーで叩かれギエピーしてしまい、5回ミスすると脱落。
最後まで生き残ったプレイヤーの勝利。

  • はしれコラッタ
コラッタによるレースゲーム。
A連打で走り、時々現れるハードルはコントローラーのスティックを上に倒して飛び越える。
一番先にゴールしたプレイヤーの勝利。

  • スリープのさいみんがっせん
スリープが「さいみんじゅつ」をかけあう。
中央で振り子が揺れているので、振り子が真ん中にきたタイミングでAボタンを押す。振り子の速度は段々早くなっていき、ミスが多いと眠ってゲームから離脱してしまう。最後まで眠らずにいたプレイヤーの勝利。
でも結局寝るんだけど寝……zzz

  • ビリリはつでんきょうそう
ビリリダマピカチュウが電気を溜めていく。
AボタンとBボタンの色である青または緑のランプが点灯し、それに対応するボタンを押さないと電気は溜まらない。
ゲージが最初に満タンになったプレイヤーの勝利。ちなみに他のプレイヤー(のポケモン)は溜まった電気でビリビリさせられちゃうのだった。
BGMは『ピカチュウ』バージョンOPデモの音楽。

  • ベロリンガのぐるぐるずし
ヘイラッシャイ!
舌が長いベロリンガを使う。
周囲を回転寿司が回っており、そこに現れる寿司を食べていく。
寿司の種類はあがり(20)、かっぱ(50)、たまご(150)、鉄火巻き(200)、いくら(250)、えび(350)、とろ(600)、うに(1,000)の8つで、後ろにいくほど高級。えび以降は登場の際にアナウンスが入る。
あがりは値段が安い上にベロリンガが火傷してじたばたし、しばらく自由に動けなくなる。
Hot!
また、えび、とろ、うには時々ワサビが入っていて、これに当たるとやはりしばらく自由に動けなくなる。
ヒエーーー!
同じネタを連続で食べると得点が最大で5倍まで上がる。この連鎖をどう狙っていくかがゲームのキモで、戦略性の高さを生んでいる。
対人戦になると安価なネタでレーンが埋まってしまった時に、誰がどう膠着状態を崩すかで目が離せない。
制限時間内に食べた合計金額が一番高かったプレイヤーの勝利。
\マイドアリ!/

……それから約20年の時を経て、本当に寿司みたいなポケモンが発見されるとは誰が想像し得ただろうか……。

  • アーボでわなげ
ウロボロスよろしく自身の尻尾を口でくわえているアーボを輪にした輪投げ。的はディグダ。
フィールドには9個の穴が空いており、スティックを弾いてアーボを投げるが、弾いた時間で近距離、中距離、遠距離かが変わる。うまく使い分けるまで慣れは要る。
時々現れる金のディグダをゲットすると2点。
制限時間内に点数の一番多かったプレイヤーの勝利。
BGMは自転車の音楽。

ちなみに、64のコントローラーの持ち方のひとつ「レフトポジション」で操作する数少ないゲームでもある。

  • かたくなるがっせん
「かたくなる」が得意なトランセルコクーンを使ったゲーム。
奥から飛んでくる岩を「かたくなる」で砕いて耐えていく。
岩に潰されると大ダメージなのはもちろん、「かたくなる」中も徐々に体力が減ってしまう。
いかに「かたくなる」の時間を短くするかが勝利の鍵。岩の降ってくるタイミングを掴んで(影を注視して)目押し感覚で発動しよう。
最後まで体力の残っていたプレイヤーの勝利。
BGMは進化や交換の時の音楽。

  • サンドのいどほりきょうそう
あなをほるが得意なサンド
LRトリガーを交互に連打してひたすら掘っていく。
最初に水を出したプレイヤーの勝利。
……優勝したサンドは水を浴びて大喜びしてるけど、原種のじめんタイプだから相性としては弱点なのに大丈夫なのかな?


◆ポケモンスタジアム金銀

ミニゲームの数が12種類に増えた。
また、差しているGBカセットにミニゲームに対応したポケモンがいるなら自分のポケモンを使うことができる。
参加することでなつき度が僅かに上がるということもあり、なつき進化勢が全種参加している。
ニックネームが適用されるのはもちろん、色違いのポケモンだときちんと色が変わる。

  • ゴルバットのどうくつたんけん
暗闇を飛ぶのが得意なゴルバットのゲーム。
どこからか漂ってくるハートを獲得していきながら洞窟を進み出口を目指そう。
道中にいるコイルに触れたり、他のゴルバットから勢いをつけてぶつかられたりするとハートを落とす。
出口に着くまでに一番多くハートを持っていたプレイヤーの勝利。
なおハートの正体はルージュラのキッス。こんな誰得な勝ちがあってたまるか。というか、負けたゴルバットが凹んでるのって正体にズッコケてるからじゃ……

  • カポエラーのベーゴマ
「こうそくスピン」が得意なカポエラーのゲーム。コマは勿論自分自身。
Aボタンで高速スピンを使える。相手の隙を見て突っ込み、「こうそくスピン」で弾き飛ばせ!
最初に5回相手を弾き飛ばしたプレイヤー、または制限時間内に最も多く弾き飛ばしたプレイヤーの勝利。

  • いあいぎりがっせん
ストライクカイロスを使って「いあいぎり」。
上から落下してくる白線がひかれた丸太を斬る。白線より下で白線に近い位置で斬るほど高得点で、逆に白線より上を斬る(タイミングが遅れる)と減点。丸太は全部で5本。
丸太を持ち上げる役はイトマル、背景のシャチホコはコイキング。
得点が最も高いプレイヤーの勝利。頑張ればパーフェクト(100点)も狙えるぞ。
持っていればハッサムも出場できる。

  • オオタチのピョンピョンボール
跳び跳ねるのが得意で胴長なオオタチ
周囲からモンスターボールが降ってくるので、十字キーに対応した草むらに移動しつつ、ボタンを押して弾いてボールを自分のゴールに入れる。
スーパーボールは2点、ハイパーボールは3点、マスターボールは5点。得点が高いボール程見た目も大きい。
制限時間内に最も得点が高かったプレイヤーの勝利。
首長なキリンリキも出場できる。

  • バリヤードのバリアーテニス
バリアーが得意なバリヤード
モンスターボールをバリアーで跳ね返す。タイミングよくAボタンを押せばスマッシュやカーブもかけられる。
……ってこれ、テニスというよりエアホッケーじゃ……?
最初に5点になったプレイヤー、または制限時間内に最も得点が高かったプレイヤーの勝利。

  • ピチューのはつでんきょうそう
前作の「ビリリはつでんきょうそう」とあまり変わらないが、今度は電極が上下左右に登場し、その方向に十字キーを入力しないとゲージが溜まらない。
電極にはAまたはBと書いてあり、そのボタンを押さなくてはいけない。
一番早くゲージが満タンになったプレイヤーの勝利。
ピカチュウも参加できるがピチューと性能は変わらない。
なお、発売頃に掲載されたやましたたかひろ氏の4コマ漫画では、電極はデンリュウの尻尾ということになっていた。

  • ドンファンのぐるぐるレース
ドンファンがトラックを走る。
ラップ毎に2位以下にはカウンターが付与され、カウンターの数だけ土けむりで相手を妨害できる。
ファイナルラップはそれまで走っていたドンファンが身体をまるめて回転し、土けむりで加速もできる。先に9周したプレイヤーの勝利。
上記の要素から逆転のチャンスが多く、走りたいルートの奪い合いが熱い。

  • ピィとププリンのカウントゲーム
ベイビィポケモンの中でもファンシー色が強い2匹。
スタジオを駆けていく指定のポケモンをカウントする。指定のポケモン以外も混じるので、ちゃんと見極めよう。
最終問題は出てくるポケモン全部を数えることになるが、その中に紛れているトゲピーのタマゴやモンスターボールはカウントの対象外。問題毎に正解に近い程高得点が得られる。
得点が最も高かったプレイヤーの勝利。パーフェクト(100点)なるか?

  • コロコロトゲピー
よちよち歩きと回転が両立できるトゲピー
前作の「はしれコラッタ」と似たフィールドが舞台。内容もレースゲームだが3Dスティックがメインになっている。障害物のお花畑・小石・丸太・ディグダを避けつつ、ダッシュプレートで加速だ!最も早くゴールに着いたプレイヤーの勝利。
オムナイトも参加できる。

  • はこんでデリバード
サンタクロースっぽいデリバードを使う。
画面下のコンベアからプレゼントが流れてくるので、それを上の仕分け場所まで運ぶ。途中を移動しているウリムーに当たるとプレゼントを全て落としてしまう。なお超低確率でイノムーが出てくることもある。
前作の「ベロリンガのぐるぐるずし」同様、同じプレゼントを集めて運ぶと連鎖で得点が最高5倍まで上がる。これを狙っていくのがキモ。
グランドピアノやカビゴン人形は得点が高いが重い。ダイヤの指輪は軽く得点も高いが中々出てこない。
特定の条件下だとGBCと64がGBAとGCに変わる。それぞれ元より少し軽い。

  • ラッキーのタマゴだいさくせん
タマゴといえばラッキー
上からタマゴやビリリダマが3レーンに分かれて落ちてくるので、LRトリガーでラッキーの位置を操作しつつビリリダマを避けながらタマゴを手に入れる。
基本的に100個落ちてくる。ビリリダマを取ると5個失う。
最もタマゴを手に入れたプレイヤーの勝利。目指せパーフェクト。

  • イーブイのフルーツダッシュ
なつき進化できる4足歩行のファンシーポケモン、という事でイーブイ
エイパムが中央をボールで隠しており、イーブイはその周囲を歩く形になる。音楽が止まると同時にボールが外され、
沢山のイチゴ、ブドウ、メロンのいずれかの中身が現れるので、反射神経で素早く取る。フェイントをかけることもできる。
ただし中身は果物以外にクヌギダマの場合もあり、クヌギダマに突撃した場合は爆風でふっとばされて次の番が休みになる。4番目に取ると悲しいことに……。
エイパム自体もフェイントをかけてくるので注意。
最も得点が高かったプレイヤーの勝利。


『金銀』にはこれらのミニゲームで戦う「ミニゲームチャンピオン」という機能もある。司会者はだいすきクラブ(男)。
勝利を重ね一番早く指定枚数メダルを集めたプレイヤーの優勝。GBソフトを挿していればメダルは(微量だが)ゲームコーナーにカウントされ、手持ちのなつき度も上がる。

また、ミニゲーム以外にも、ポケモンの知識が問われるカルトクイズがある。司会者はクルミ。
制限時間の100秒以内にどれだけ答えられるかを競う。間違えると制限時間が10秒減る。難しいになるとパラレル(ひっかけ問題)が出てくるので焦りは禁物。




追記・修正はこんなミニゲームの数々を今も愛する方々がお願いします。

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最終更新:2024年03月18日 20:46