七賢者(DQⅧ)

登録日:2015/10/21 Wed 13:08:02
更新日:2024/04/01 Mon 22:00:09
所要時間:約 12 分で読めます








彼らが一人でも生き続ければ、この世界が危機に晒される事は永遠にない。

暗黒神の影が再び世界をおおう日が来たなら、決して彼らを死なさぬよう守る事だ。

他の手段はない。愛すべき我が子孫達がこの教えに従う事を私は切に願う。








『七賢者』とは『ドラゴンクエストⅧ 空と海と大地と呪われし姫君』の伝説に登場する7人の賢者、及びその末裔達の事。

ちなみに読み方は『ななけんじゃ』ではなく『 しちけんじゃ』のようだ。
3DS版で地味に判明した。


概要

闇の遺跡の壁画を信じるのなら、かつて威厳のある姿をした暗黒神ラプソーンの脅威から、
神鳥レティスと共に『光の世界』を救った偉大なる賢者達。


賢者と言っても『DQ3』のような魔法や知識に長けたイメージ通りの賢者から、
魔法剣士や武闘家のような人物やら多種多様な人が賢者になっている。

共通点はいずれもラプソーンを倒すほどに強大な力を秘めている事か。
7人が集った時はたとえ魂だけの存在だったとしても極めて絶大な力を誇る。

他にも全員共通して『賢者のローブ』を身に纏っていたという。
……しかし、七賢者の末裔のゼシカは装備出来ない。
ゼシカが装備出来ないこれをギャリングが着ていたとすると、賢者とはいったい……?
ククールは装備出来るので男性用だったのだろうか……。



劇中の時系列を考えるに竜神族がラプソーンに大敗してから間もない頃に、七賢者はレティスと共に人々を纏めながらラプソーンに挑んでいたらしい。
ただ、ラプソーンとの戦いは『三角谷』の人たち曰く「数百年前」、闇の遺跡の魂曰く「数千年前」と証言が食い違っている。辻褄を合わせるなら何百年にもわたる超超長期戦ということか。

当時の壁画ラプソーンは設定的にデブソーンよりも幾分か弱いが、
それでも竜神族を異世界に追い込むほどの実力者であり、そんな暗黒神との戦いは苛烈を極めた。


戦いの末にラプソーンを追い詰めたものの、倒し切る事は出来なかった。
そこで七賢者はラプソーンを魂と肉体に分離させ封印する事にした。

ラプソーンの魂は七賢者の血を使って『神鳥の杖』に封じられ、トロデーン城の結界の中で保管される事に。

肉体は現在の『聖地ゴルド』がある場所の大岩へ封印され、
シャマル・クランバートルが後世の人が大岩を雑に扱う事がないように、女神像に姿を変えた。


血を封印に使ったため七賢者の末裔が生きていさえすれば、ラプソーンは決して蘇る事はなくなった。
しかし同時に闇の者に子孫が狙われる可能性があるので、
七賢者達は後世にラプソーンの脅威と自らの血を絶やしてはならないと伝えていく事になった。


しかし長い時の中でラプソーン共々、七賢者の存在は忘れ去られてしまっていた。
末裔達が住んでいる町に多少伝説が残っていたり、博識な人が知っているだけの有様に……。
なんなら「偉大なる賢者様が来た、ありがたや」という感じの文献で終わっているところも。

どのくらい忘れられているかと言うと、ゼシカが「ラプソーンを倒したら七賢者のように伝説になれるかな?」と考え、
その直後に「よく考えたら七賢者は全然伝説になってないや」と落胆するほど後世に伝わっていない。

そのため蘇りつつあるラプソーンの行動が、
賢者の末裔殺害ツアーである事に主人公達が気付くのに時間が掛かる事に。


封印を解くのに必要な『賢者の末裔』とは単に血が繋がっているだけではなく、継承者と呼ばれる子孫ではないとダメ*1

シャマル・クランバートルの子孫にライドン・クランバートルがいるが、この一族は家名を受け継いでいるだけで賢者の末裔ではない。
というのも何代も前の賢者の継承者・リーザスがアルバート家に嫁ぎ、賢者の血が他家に移動したらしい。
そのアルバート家の現代の継承者はサーベルトだが、その妹のゼシカは継承者ではない。

さらにカッティードの現在の継承者はメディ婆さんだが、
その息子・グラッドはラプソーンも勘違いするほど賢者の血の気配を放っていた。

この事から賢者の継承者は長子から長子へと移っていくものなのだろう。


本編

七賢者たちは自身が取れる最善の策で暗黒神を封印し、後世の世界を守っていた。

しかし現代に蘇ったラプソーンが賢者の末裔殺害ツアーを敢行し、完全復活しようと目論む。

七賢者が残した遺品や主人公達の頑張り虚しく、ラプソーンは復活を遂げてしまう――

しかしそれを阻止したいと思う七賢者の想いがオーブとして、末裔達の殺害現場付近に出現する。*2

そしてラプソーンの戦いの最中で『神鳥の杖』に祈る事で七賢者の魂は現代に蘇る。

かつて天空の花嫁ジャミのバリアを天空の勇者の力で解除したように、
この七賢者も主人公達が手も足も出ないラプソーンの超強力な闇の結界を破ってくれる。


最後に主人公達に世界を託し、七賢者達はあの世へ戻っていった。


七賢者

  • 魔法使いマスター・コゾ
この世界でコゾにしか使えない魔法は片手では足りぬほどだったらしい。
長い旅路の末にトラペッタに落ち着いた。そのためトラペッタの本で地味に存在を知る事が出来る。
末裔が末裔だけに影が薄く、3DS版で末裔が掘り下げられたが、こちらは特に変わらなかった。

オーブは『パープルオーブ

  • 魔法剣士シャマル・クランバートル
湖の騎士ではない。
ゼシカの御先祖様で、剣術と魔法の天才であった。
同時に優れた彫刻家でもあり、ラプソーンの肉体が封印された大岩を女神像に作り変えた。
この女神像は空を自由に飛び人々に勇気を与えた存在をモチーフに作ったらしく、
そのため明言されていないが巨大な女神像はレティスの擬人化であると考えられる。
シャマルの血はクランバートル家とアルバート家に分かれる事になる。

オーブは『ブルーオーブ

  • 神の子エジェウス
CV:不明
6歳にして奇跡の預言者と呼ばれた賢者。
七賢者のリーダー格で暗黒神の存在に最初に気付いたという。
魔物と心を通わせる事も出来たらしく、晩年を過ごした高台には彼と共に過ごしたヘルホーネットとごくらくちょうがいる。
晩年はトラペッタの高台に住み、暗黒神が蘇る未来を知るために生涯を賭ける事になる。その高台には現代の継承者にまつわる石碑を残しているが…
後の時代にアストルティア文字と称されることとなる文字で石碑にスタッフの嘆きが書かれているのは有名。
結界破りの際に喋るのでボイスが追加されたが、クレジットされておらず声優は不明。

オーブは『ゴールドオーブ』……別に天空城の動力源じゃないよ。
ラーミアのオーブは6つなのに賢者は7人だから、別の神様が出ていた作品から引っ張り出されて来たようだ。
ん、そういえばその作品の主人公も魔物と心を通わせていたような?
ただイエローオーブと紛らわしい為か、作中ではオレンジ色に光る。

  • 無敵の男ギャリング
50人の騎兵隊を一人で倒す豪傑であり、強運の持ち主。
後にベルガラックのカジノを創業し、有数の大富豪になった。
街の銅像等によると外見はチーズおじさんに似ており、伝承に違わぬ筋骨隆々の男。「賢」という字とは程遠い見た目なので、現代のギャリングからこのことを聞かされたメイドは爆笑したとか。
死後、特別な水晶玉にその意思を残しており、子孫に『竜骨の迷宮』に挑むという跡継ぎ行事を決めている。
なのだがこの継承の儀式、最終的には掌に焼き印を刻むという相当無茶な儀式である。
3DS版で出番がちょっと増えた。

オーブは『イエローオーブ

  • 大呪術師クーパス
暗黒神を封印した後、いずれ魔の者が封印を解こうと末裔達を襲うだろうとクーパスは考えた。
その際強力な呪術の力は一目で賢者の末裔だと分かってしまう。
そこでクーパスは力を弟子のハワードに託し、ひっそりと旅に出た。
しかし…

旅の最中にギガンテス、エルフのラジュと出会い、
『三角谷』に人と魔物が暮らす集落を作り、暗黒神の事を後世に語り継がせていく。

オーブは『グリーンオーブ

  • 大学者カッティード
その知識は比類する者はなく、世界に知らぬ事はないとまで言われた賢者。
封印後は故郷の雪国に戻りレティスの存在を後世に伝えようと石碑を作り上げる。
この石碑周辺に強力な結界を張っており、憑代の状態の暗黒神では近づけない。
後にこの石碑に竜神王が『追憶の回廊』を作る。

オーブは『レッドオーブ

  • 天界を見てきた男レグニスト
もっともを知る人間らしく、神鳥に『レティス』と名付けたのは彼。
マスター・コゾと並んで影の薄い賢者。
というのも伝承もほぼ無く、闇の世界の神は出てくるのに光の世界の神についての話もない。
そのためレグニストが見てきた天界について何も分かっていない。
作中でそれっぽいのは精々『月の世界』ぐらい。

オーブは『シルバーオーブ


末裔達

  • マスター・ライラス
マスター・コゾの子孫で全ての元凶ドルマゲスの師匠。
厳しい師匠だったらしい……が、トラペッタに来た時点で他界しているため姿は分からない。
PS2版ではこれぐらいしか分からない空気な賢者だったが、3DS版にてようやく全貌が見えてきた。
街の人々が言うように非常に厳しい性格であり、何よりも不器用な老人だった。

ドルマゲスを弟子にしていたが何年も雑用ばかりに押し付け、魔導書さえ読ませず自分は何かの薬の研究ばかりだった。
ある日そんな生活に嫌気がさしたドルマゲスは魔導書を盗み読みする。
それを目撃したライラスは「犬でも飼っていた方がましだ!」と激昂。

これが原因でドルマゲスは『神鳥の杖』を盗んでしまい、ラプソーンに操られてしまう。

操られたドルマゲスがライラスの元へ戻るとライラスは先ほどの件を謝罪、
実は今まで作っていた薬は魔法の才能が無いドルマゲスに魔力を与えるという、ライラスの愛情が籠ったドルマゲスのための代物であった。

しかしラプソーンに操られていたドルマゲスには既に声は届かず、ライラスは殺害されてしまったのだった――

……という複雑な師弟関係を経てDQ8は始まった事が3DS版にて明かされた。

正直ライラスは不器用な人、というのが全てなのだが、
他にフォローするとしたら、ライラスの修行方法は日本では特に珍しくはないという事だろう。

伝統的な修行方法の一つに、入門した者に雑用を押し付け不満を抱かせる事で学習意欲を高め、
やる気のある者を選別し、教える事を惜しめば惜しむほど弟子の技を盗もうとする意欲へと繋がっていく。
……というものがあるのだが、ライラスは魔導書を読ませようとしないので、盗ませようとは思っていなかったのかもしれない。
しかし、ドルマゲスは何年も雑用をこなし、独学ではあるが、
光球を操る本人曰く「ちゃちな手品」*3は扱えたので、意欲自体は確かにあった。
…けど、意欲はあってもそこまでの才能は無かったようで、戦闘用呪文はラプソーンに操られたゼシカがレベル以上の技を使っていたにも関わらずコイツはからっきし*4。悲しいなぁ…
追憶バージョンではイオナズンを習得したが、この時点ではもう屁でもない威力。悲しいなぁ…

まぁ、盗ませなかったのはミクワという前例のように、
ライラスが言うとおり碌に魔法の才がない者が魔法を扱うのは危険だからだろう。
しかし、指導をしないどころか努力する機会すら奪っておきながら、
説明もしない(実際は上記の様に遅かったと言う方が正しいが)彼の行為は、
不器用と言うには余りにも無惨に弟子の何もかもを踏み躙る結末となってしまった。

なんにせよ二人にはあの世で仲直りしてもらいたいものだ。

  • サーベルト・アルバート
CV:入野自由
シャマルの子孫で現代の継承者。そしてゼシカの兄。
ゼシカ同様の赤茶色の髪で、主人公によく似た容姿をしている好青年。
一人称はオレだが、大事な時は私。

家柄を自慢する事もなく、村の用心棒を自ら買って出るほど良く出来た青年で、リーザス村の人々に好かれている。
母親と上手くいかないゼシカにとって唯一心を開いていた頼りになるお兄ちゃんであり、ゼシカが ブラコンに育った元凶。
ゼシカとは時々喧嘩していたようだが、大抵の場合ゼシカが泣くとサーベルトが謝って兄妹喧嘩が終わっていたようだ。

そんなサーベルトの死がゼシカを旅に出させる事になる。

先祖から剣術の才を授かっているが、魔法の才は妹へ受け継がれている。といっても、「一流の人が見れば子供騙しにすぎない」と本人が評する程度には魔法が使えた模様。
似たような分かれ方はDQ11のベロニカセーニャにも見られる。
DQ11は過去作オマージュが多いので、もしかするとここが元ネタなのかもしれない。

3DS版ではゼシカの賢者の才が開花した後、形見の『サーベルトの鎧』をアローザから譲り受ける。
これを受け取って宿に泊まる事でEDを分岐する事が出来る。

……ちなみに『サーベルトの鎧』は何故か売る事が出来るのだが……絶対に売ってはいけない。

  • オディロ修道院長
CV:山野史人
現法皇の親友でエジェウスの子孫。マイエラ修道院で院長を務めている。
懐の深い優しい人物であり、ククールマルチェロ兄弟の育ての親。
粉屋の息子でありながら、良家の出にしかなれない(マルチェロ談)法皇に推薦された事もある偉大な老人。
ダジャレが大好きで『毎日10ダジャレ、5ギャグ』を目標にしていて本棚でダジャレが読めるが、主人公が生暖かい目で見るような出来である。

ドルマゲスとのやり取りは本作の中でも名シーンと評判。

妻子はいないようだが、決してククールの言う男同士が抱き合うような関係が好きだったからではない……はず。

  • ギャリング
世襲制なのか先祖と同じ名前の継承者。
ベルガラックのカジノのオーナーで素手で熊を殺せたという豪傑。DQ3の似たような逸話みたいに鉄の爪を使っていたわけではあるまい
しかし主人公が訪れた時には既にドルマゲスに殺されていた。

自分が生きていれば世界は平和だと豪語しており、先祖の教えを守っていたようだが、
フォーグとユッケという養子を引き取れど実子を作ってはいなかった。
先祖に血を絶やすなと言われていたのに……。

金持ちなだけあってバトルロードの参加者だったらしい。
さらに、フォーグとユッケはSSランクに『大富ゴールデンズ』のオーナーとして登場する。
使用モンスターがギャリングの遺したモンスター達なのか、彼らが新たに調達したものなのかは不明。金に物を言わせてハンターにスカウトを頼む参加者もいるようだが。

  • チェルス
CV:関雄
クーパスの末裔で三角谷出身の気弱な青年。
故郷を旅立ったもののリブルアーチ周辺で生き倒れてしまいハワードに助けられる。
以後ハワードに献身的に尽くすようになるが、チェルスは毎日のようにハワードに苛められるようになる。
PS2版では犬の餌とかを食べさせられたりしたが、3DS版では流石にカットされた。

ハワードと出会ったのは偶然ではなく必然であり、かつてクーパスから力を託されたハワードのご先祖様が、
クーパスの末裔を守るために世界に危機が訪れるとお互いの子孫が出会うように、自分の一族に因縁の呪術を施したからだった。
しかし当のハワードの子孫はその宿命を忘れ驕ってしまい……。

またラプソーンは力の有る無しで賢者を見分けているのではなく、血の気配で見分けているらしくクーパスの策略は無駄であった。
それどころか結果だけでみると子孫から抵抗の術を奪ってしまった上に、
チェルスは苛められたまま生涯を終える結末になり、クーパスのした事は最悪な結末を招いてしまった。
しかし、チェルスはこれでも「ハワードに仕える事が出来ただけでも幸せ」と考えており、最期も自身のことよりもハワードの身を案じていたのだった…

  • メディ
CV:竹口安芸子
カッティードの継承者。通称メディ婆さん。
薬師であり、犬のバフと共に先祖から託された遺跡を愚直に守っている。
息子のグラッドも薬師であり、時期次第ではグラッドが継承者になっていただろう。
雪崩に巻き込まれた主人公達を救ってくれたり、ヌーク草を飲ませてくれたりと良い人なのだが、
魔犬レオパルド達に家を焼かれるわ息子を人質に取られるわと災難が続く人。

そして――

メディ婆さんの最期はシリーズ恒例の主人公の前で行われているのに介入出来ないイベント。
……しかしDQ8はグラフィックがリアルなため、命の恩人が殺される所を棒立ちで見過ごす主人公一行によく突っ込みが入る。
ただ、この時はグラッドが人質にされていたせいで迂闊に手が出せない状況だったことは留意。
その割には反応が薄いが、これは堀井雄二が「オーバーリアクションは感情移入を妨げる」と語っている。

  • 法皇
CV:佐々木敏
レグニストの末裔であり今まで居そうで居なかった、現代における宗教関係者のトップ。*5
法皇の館に住み、教会の腐敗に頭を悩ませている。
オディロの友人であり、法皇自身もまた教会嫌いのククールに尊敬される立派な人物である。オディロを法皇に推薦したのは彼。
犯罪に手を染めるマルチェロを更生させようとしているが、そのマルチェロに暗殺されてしまう。
その上マルチェロに「法皇は何もしてくれなかった」と大聴衆の前で言われてしまう始末。

イベントは任意故に進め方によってはライラスに並ぶ影の薄い賢者。
3DS版ではライラスの出番が増えたため拍車をかける。


関連人物

CV:子安武人
かつてマスター・ライラスの弟子だった男。
その過去は上記の通り。詳しくは項目参照。

  • アローザ・アルバート
CV:泉裕子
サーベルトとゼシカの母で、リーザス地方の現領主。嫁入りした身なのでシャマルの血は引いていない。
家訓第一の考えでゼシカと仲違いしてしまうが、後々に彼女の旅立ちを認めている。
まぁ突然の事件で息子を喪い、それが原因で娘が仇討ちという無謀なことを挑もうとするのだから止めるのも当然か。
ドラクエ11にも娘共々ゲスト出演。かつて「ぼん! きゅっ! ぼーん!」と称されたゼシカのボディだが、アローザはそれを上回るナイスバディらしい。

CV:竹達彩奈
シャマルの子孫にしてサーベルトの妹。
兄の死をきっかけに旅に出て主人公達の仲間になる。
サーベルトとは違い魔法の才能がこちらに受け継がれているが、
短剣スキルを上げれば長剣の装備も出来、伝説と呼ばれるはぐれメタルの剣、3DS版ではあのロトの剣まで装備出来る。
詳しくは項目参照。

  • ハワード
CV:斎藤志郎
クーパスから力を受け継いだ弟子の子孫。
力を譲り受けた事実は長い年月の中で忘れられ、自分が賢者の末裔と勘違いして傲ってしまっていた。
唯一心を開けるのは愛犬レオパルドだけで、「人間として終わっている」とリブルアーチの人々に評されるほど外道な振る舞いをしている。
本当の末裔であるチェルスをも虐げており、呪われしゼシカに「あんな見かけだけの男」「自分を守るべき男がそのことをまるで覚えていないなんて」と言われてしまっている。
最終的にチェルスは殺害されてしまい、自身のしでかしたことの重大さに気付き、仇討ちとしてレオパルドの殺処分を主人公達に依頼している。
呪術師として実力は本物で、ゼシカの才能を開花させてベギラゴンとマヒャドを習得させてくれる。メラゾーマはレベルアップで覚える。
ちなみにハワードの没デザインはモリーに流用された。
DQ10での魔犬レオパルドの豆知識によると愛犬家だったようだ。

  • リーザス・クランバートル
CV:御沓優子
サーベルト兄妹の曾祖母のそのまた曾祖母であり、賢者の継承者であった女性。
サーベルトとは違い剣術・魔法共に極めている女性であり、同時に彫刻家としても天才と言うまさに賢者の末裔であった。
リーザス像が生涯最高傑作であり、リーザスがアルバート家に嫁いだ事で、賢者の血脈も移動している。
リーザスの名は村の名前はおろか地方の名になっているなど、生前がいかに凄かったかが分かる。ローレシアのようだ。

ちなみに御沓氏はモリー直属のバニーガールのマリー役も兼任している。

  • ライドン・クランバートル
CV:山岸治雄
シャマルの子孫。しかし前述の通り現在この家系からは賢者は生まれない。
現在のクランバートル家は数代に一度、天才彫刻家が生まれてくるらしく、ライドンはその天才達の中でも屈指の天才と評されている。
現在は『ライドンの塔』を建設中。
孫に非常に甘い。

  • フォーグ(CV:阿部敦)
  • ユッケ(CV:原優子)
当代ギャリングの養子として引き取られた兄妹。フォーグが兄、ユッケが妹だが、「拾われた子なんだから私が姉かもしれない」とユッケは語る。
喧嘩ばかりしているが仲は良く、兄弟に対していい思い出のないククールに対してユッケは「たった一人のきょうだいなんだから大切にしろ」と言っている。
ククールからは「だったらお前も喧嘩するなよ」と極めて真っ当なツッコミを受けている
主人公の助力もあって最終的には家を二人で継ぐこととなった。
3DS版ではモンスターバトルロードのランクSS2回戦の相手として戦う。

  • グラッド
CV:広瀬彰勇
メディ婆さんの一人息子。
多くの人の役に立つため、遺跡を守る使命を捨て薬師の道を選びオークニスに住むようになった。
それでもメディはグラッドのことを気にかけていた。
賢者の血をかなり濃く受け継いでおり、ラプソーンも一度は勘違いしてダースウルフェンを差し向けるほど。

  • ラジュ(CV:佐藤美由希)
  • ギガンテス
クーパスに助けられたエルフとギガンテス。
三角谷の長であり、チェルスの死を看取った主人公達に、仇討ちのために、かつてクーパスが手に入れたとされる「暗黒大樹の葉」を託す。
暗黒魔城都市復活後は主人公達の無事を祈っている。
ラジュ役の佐藤美由希氏は幼少期のククール役も兼任。

CV:合田絵利
レグニストにより名付けられた、異世界を渡るとされる神の鳥。
その正体は……。






追記・修正は暗黒神に命を狙われてからお願いします。

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最終更新:2024年04月01日 22:00

*1 というか、軽く見積もっても数百年単位で昔の人々なので、単に「子孫である」というだけならそれこそ気の遠くなる人数が該当しかねない。

*2 開発後期に急遽追加された要素らしく、PS2版だとオーブ集め途中に仲間会話をすると「こんなところで道草食ってないで早くラプソーンを倒すぞ(意訳)」となじられる。

*3 といってもこれは一流の魔法使いを目指すドルマゲスだからこその評価であり、道化師としてトロデーンに入った時はトロデが絶賛する程の扱いを見せ、杖を盗み出す際も衛兵の目眩しに使用していた。その時に自分がやろうとしている悪行と、その「ちゃちな手品」の正しい使い道に気付けば…

*4 一応ベギラゴンとマヒャドを第二形態で使うのだが、どちらの属性にも才能のあるゼシカもこれらを使用し、ハワードの力で正気を取り戻した後に習得するため、ドルマゲスのそれはラプソーンの力に完全に依存したものと考えるのが自然。

*5 ただし「法皇」というのは出家した上皇のことであり、正しく表記するなら「法王」となる。宗教絡みのネタなので意図的に避けたものと思われる。