界王類七動目 ジュランネル

登録日:2015/10/09 Fri 07:36:27
更新日:2024/04/17 Wed 22:55:05
所要時間:約 18 分で読めます




《界王類七動目ジュランネル》とは、デュエル・マスターズのクリーチャーである。
DMR-17「革命編 第1章 燃えろドギラゴン!!」にて収録された新たなジュラシック・コマンド・ドラゴンで、その変わった性能から一部で話題を呼んだ。

前置き~デュエマにおけるドラゴンについて~


雄々しき翼とその巨躯で他者を圧倒し、灼熱の炎で全てを焼き尽くす強大な魔獣、ドラゴン
いまや、ファンタジー世界においてその名を見ないことはまずないといえるほどの存在であり、
漫画や小説、ゲームなど数々の娯楽作品においてその暴力的な力を振るい、その作品を象徴する存在として名を遺してきた。
日本の人気カードゲーム、デュエル・マスターズにおいてもその存在感は変わらず、
最初期から主人公格の愛用する花形種族として、(振るわなかった時期こそあれど)多くのプレイヤーから人気を集めていた。


デュエル・マスターズにおけるドラゴンの特徴のひとつに、「召喚に必要なマナが多く出しづらい重量種族」というものがある。
デュエマのドラゴンはそのイメージに違わぬ強大な力…つまり強力なパワーと能力を持ち合わせる者が多く、
場合によってはバトルゾーンに呼び出しただけでゲームが決まってしまうレベルの凶悪なカードも存在している。

しかし、そんな凶悪クリーチャーがあっさり呼び出されては、すぐにゲームが決まってしまい実に面白くない。
つまりドラゴンは強力な能力を持つ代わりに、重い召喚コストを課すことで釣り合いを取っている、というわけだ。

で、実際どれくらいコストが重いかだが、個体差はあるものの軽くても4、5マナを必要とするものが多く、それ以下のコストのドラゴンは数えるほどしか存在しない。
もちろんこれは軽さに見合った能力のドラゴンの話で、エクスサイクリカなどの切札クラスのドラゴンともなるとコスト7以上のものがほとんどであり、
などのゲームを決めるレベルのドラゴンともなると、優に10を超えるほどのマナが必要となる
そんなわけであるから、元祖ドラゴンサポートの《コッコ・ルピア》をはじめとして、ドラゴンのサポートカードには「コスト軽減能力」を持つもつものが非常に多い。

一方で《緑神龍ドラピ》や《黒神龍ゼキラ》、《地堀類蛇蝎目 ディグルピオン》など、「維持には工夫が必要だが軽い」ドラゴンもちらほらと存在している。


そして革命編で、また新たな方向性の低コストドラゴンが1体産声(……寝息?)をあげた。

概要


界王類七動目 ジュランネル SR 自然文明 (1)
クリーチャー:ジュラシック・コマンド・ドラゴン 24000
このクリーチャーは、バトルゾーンにタップして置く。
自分のマナゾーンに自然のカードが6枚以下しかない場合、このクリーチャーをアンタップできない。
ワールド・ブレイカー

ドラゴンの常識を覆す脅威のコスト1!そしてそのコストに見合わない異常なパワーと相手のシールド全てを粉砕するワールド・ブレイカー!
コスト1ドラゴンとしては3体目だが、「9マナないと自壊する《ドラピ》」、「召喚できない《ジュラピ》」と違い、
バトルゾーンに出すこと自体にはなんの制限もない。

そんなドラゴンが24000ものパワーとワールドブレイカーをもっていて大丈夫なのか?

大丈夫だ、問題ない。

こいつを縛る枷は次の2文。

このクリーチャーは、バトルゾーンにタップして置く。
自分のマナゾーンに自然のカードが6枚以下しかない場合、このクリーチャーをアンタップできない。

今更言うまでも無いが、デュエマにおいてタップ状態は「行動終了」を意味し、これを再び使用可能にするには「アンタップ」させる必要がある。
つまりこのクリーチャーは「7マナ以上ないと攻撃することができない」のである。

ちなみにこの「アンタップできない」というのは、アンタップステップでアンタップできないだけではなく、
《逆転王女プリン》《メタルコックのタイマー》などの「強制的にアンタップさせるカード」を使ってもアンタップさせることはできない。

アニメではこの独特な能力を、「バトルゾーンに出た時から眠り続けているが、マナがたまるごとに《ジュランネル》のアップとともに画面が鼓動、ネガ反転し、アンタップすると同時に目覚める」という形で反映させている。

こいつを何らかのクリーチャーに進化させ、それをアンタップさせた後で「カード指定除去」のカードで上の進化クリーチャーをはがす「退化戦法」を使えば、
無理矢理アンタップさせることも可能だが、このクリーチャー自体は淡泊な準バニラクリーチャーでしかないため、もっとほかのドラゴンを使った方がいい。


ならばこのカードは所謂カスレアなのか?

答えは「否」。

先ほども述べた通り、このクリーチャーは「バトルゾーンに出すこと自体には何の制限も無い」

すなわち「置き物」としては最高クラスの性能を発揮するカードなのだ。

例えば2マナで使った《フェアリー・ライフ》《霞み妖精ジャスミン》の能力で増えたマナを使って「ついでに」召喚したり、
《ドンドン撃つべしナウ》《チャケの心意気》などの「クリーチャーを1体選び、そのクリーチャーに攻撃を集中させる」系統の防御カードの対象に選べば、
24000もの高パワーでゼニス拳で語り合うどころか歯牙にもかけず返り討ちにすることすら可能である。

え?吸い込まれる?コスト1の置き物クリーチャー吸い込んだところでなんの意味があるんです?

また、このカードはコマンド・ドラゴンであるためその種族恩恵をしっかり受けることができる。
特にドラゴンが出た時、もしくはドラゴンがいるときに効果を発動するタイプのカードと相性が良いのだ。

先述したとおり、大抵のドラゴンは重くて出しづらく、他の軽いドラゴンも早期の召喚となると、ディスアドバンテージの要求だったり、
出てもすぐに自身の能力で退場したり、そもそも召喚できなかったり、という風に何らかの問題を抱えているものがほとんど。
こいつはこいつで7マナたまるまではただ寝ているだけだが、他のカードの能力を起動したいだけであれば特に問題はないため、
軽い上にアンタップ制限以外のデメリットを持たないこいつは最適ともいえる。*1

デメリットの解除自体もマナブーストを得意とする自然文明ならば難なくその条件を満たすことが可能。
余ったマナで「ついでに」出せるのでブーストしつつ複数体ばらまいておけば、条件を満たしてターンを迎えた瞬間大量のワールドブレイカーが一斉に牙をむく
という相手にとってはこの上ない脅威となる。

その巨大さから放置するとワンショットキルを狙われる危険性があるため、システムクリーチャーなどの除去されてほしくないカードが他に存在する場合には、
そちらから気をそらす囮としても機能し得る。

え?こんな寝てるだけの穀つぶしを除去したところで何の意味が・・・ああ、そっちには死活問題でしたね・・・

また、地味ながらその高いパワーから《古代王 ザウルピオ》などを、《轟く侵略 レッドゾーン》から守ることができるのもありがたい。

弱点は低コスト故の「コスト指定除去」と「常時タップ状態なので常に攻撃の対象になる」スレイヤー持ちクリーチャー。
あとはタップしているクリーチャーを破壊する《時空の凶兵ブラック・ガンヴィート》なんかにも弱い。
無敵のパワーに見えて案外脆いため、意味もなく召喚して隙をさらさないほうが良い場合も。


脳筋に見えてその実非常にコンボ性の高いカードでもあり、総じて「普通に使うのは難しいが、創意工夫で幾らでも輝けるクリーチャーである」といえる。
前線で眠りこけて働かない文字通りの寄生虫と化すか、覚醒して大暴れする破壊神と化すかは使い手次第といえるだろう。

注意すべきは「7マナ溜まって解除されるのはアンタップ制限であり、幾らマナを溜めても基本的にバトルゾーンに出る時はタップインである」ということ。
そのためいくらスピード・アタッカーを与えようがブロッカーを与えようがそのターン中の活躍はまったくもって期待できない。


ジュランネル「7マナ溜まったら起きる。溜まっててもちょっと休んでから起きる。


相性のいいクリーチャー


地掘類蛇蝎目 ディグルピオン VR 自然文明 (3)
クリーチャー:ジュラシック・コマンド・ドラゴン 6000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンに自分の他のドラゴンがあれば、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。自分のドラゴンが他に1体もなければ、このクリーチャーをマナゾーンに置く。
W・ブレイカー

他にドラゴンがいればドラゴン版青銅、いなければ自分がマナ送りになるドラゴン。
1マナで《ジュランネル》を設置しておけば3ターン目に「P6000のWBドラゴン」をバトルゾーンに維持することができ、速攻相手にも十分な殴り返し要員になれる。

始原塊(ジュラシックハンマー)ジュダイナ 自然文明 ≡V≡ (4)
ドラグハート・ウェポン
自分のターン中、ドラゴンを1体、自分のマナゾーンから召喚してもよい。
龍解―自分のターンの終わりに、バトルゾーンに自分のドラゴンが3体以上あれば、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップする。

古代王 ザウルピオ 自然文明 ≡V≡ (7)
ドラグハート・クリーチャー
クリーチャー:ジュラシック・コマンド・ドラゴン 12000
T・ブレイカ―
自分のシールドが1枚もなければ、自分は相手のクリーチャーの攻撃を受けない。

恐・龍覇 サソリスレイジ UC 自然文明 (8)
クリーチャー:ジュラシック・コマンド・ドラゴン/ビーストフォーク號/ドラグナー 11000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、コスト3以下のドラグハートを1枚、または、自然のコスト5以下のドラグハートを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。(それがウエポンであれば、このクリーチャーに装備して出す)
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置いてもよい。
ガードマン
W・ブレイカー

ジュラコマの王様兼製造機とその親友の強化体。

《サソリスレイジ》は出た時に1マナ追加することができるため、事前にマナに《ジュランネル》を忍ばせておけば、
増えたマナを使って「ついでに」召喚することができる。
更に他のドラゴンが1体でも存在していれば、《ジュダイナ》は即座に《ザウルピオ》に龍解、相手のダイレクトアタックを封じることができる
こうなると相手は、「いるだけでとどめを刺せないカード」「いるだけでゴリ押しされる可能性のあるカード」+2体のドラゴンの処理を強いられることになる。

《ジュランネル》を「スレイヤー」から守れる《サソリスレイジ》の「ガードマン」も見逃せない。

養卵類 エッグザウラー UC 自然文明 (4)
クリーチャー:ジュラシック・コマンド・ドラゴン 4000
自分のパワー5000以上のクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを1枚引いてもよい。

龍鳥の面(コッコ・スタイル) ピーア UC 自然文明 (4)
クリーチャー:ビーストフォーク號 2000
自分のコマンド・ドラゴンの召喚コストを1少なくしてもよい。ただし、コストは1より少なくならない。
自分のコマンド・ドラゴンをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置いてもよい。

ジュラシック・コマンド・ドラゴンにおいてリソースを確保するための重要なカード達。
コマンド・ドラゴンを出せば出すほどアドバンテージを稼げるこの2体と、軽くて出しやすい《ジュランネル》の相性は非常に良い。
《ピーア》がいれば、ブーストで次の切り札を出す準備を整えつつジュランネルでのワールドブレイクを狙え、
《エッグザウラー》がいればこちらの手札を減らさずに場を展開することができる。

また《ディグルピオン》ともども《ピーア》がいれば実質消費マナ0で出せるため、2体ともバトルゾーンに存在していれば、
手札から好きなだけ《ジュランネル》and《ディグルピオン》を繰り出し、増えた手札の中にどちらかがいれば更に展開
という動きを繰り返すことで場とマナを一気に肥やすことができる。
もちろん相手がこれに対処できなければ一斉攻撃か、更なる展開が待ち構えているわけで…

王龍ショパン P(UC) 自然文明 (8)
クリーチャー:キング・コマンド・ドラゴン 6000
バトルゾーンに自分のドラゴンがある時、このクリーチャーは「S・トリガー」を得る。
ガードマン
このクリーチャーは相手プレイヤーを攻撃できない。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選び、このクリーチャーとバトルさせてもよい。

ドラゴンがいればトリガーになれる、かつての連ドラの守りの要。
こちらも1マナで《ジュランネル》を設置すれば、いつでも飛び出してきてくれる頼もしいトリガーになる。
「スレイヤー」の自爆特攻におびえる《ジュランネル》を「ガードマン」で護ってくれる盾にもなる。

なおこの二体には「バトルゾーンで寝ていたことがある」という意外な共通点も。
類は友を呼ぶ、ということなのだろうか…

天風のゲイル・ヴェスパー SR 自然文明 (10)
クリーチャー:グランセクト 12000
W・シンパシー:パワー12000以上のクリーチャー(このクリーチャーを召喚する時支払うコストは、バトルゾーンにある自分のパワー12000以上のクリーチャー1体につき2少なくなる。ただしコストは0以下にならない)
T・ブレイカー
自分の手札にあるクリーチャーすべてに、「W・シンパシー:パワー12000以上のクリーチャー」を与える。

自分のパワー12000以上のクリーチャーの数だけ自分のコストを2減らし、さらに手札の味方にも同じ能力を与えるえらく太っ腹なクリーチャー。

ハチャメチャに軽く、ハチャメチャにデカい《ジュランネル》との相性は抜群であり、
《ジュランネル》を繰り出せば繰り出すほど召喚コストがモリモリ減っていく。
さらにその減りまくったコストが後続にも適用されるため、後は手札の数だけやりたい放題、お好みのフィニッシュ体制を整えることができる。

もっぱらコスト軽減のために使われるものの、勿論ゲイルデッキにもマナブーストを入れることができるため緊急時にはフィニッシャーとして扱うことも出来なくはない。

龍素記号Mm スペルサイケデリカ SR 水文明 (7)
クリーチャー:クリスタル・コマンド・ドラゴン 7000
このクリーチャーまたは自分の他のコマンド・ドラゴンを召喚してバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から4枚をすべてのプレイヤーに見せる。その中から呪文を1枚相手に選ばせ、残りを自分が好きな順序で山札の一番下に置く。その後、その呪文をコストを支払わずに唱える。
W・ブレイカー

自身または自分の他のコマンド・ドラゴンの召喚に反応して呪文版ミラミス効果を使えるサイクリカの関係者?

《ジュランネル》は「コマンド・ドラゴン」なので《サイケデリカ》の能力発動条件を満たせる上に、コストが1なので召喚も楽。
《フェアリー・シャワー》などのブースト呪文をうっかりめくってしまい、相手にドヤ顔でそれを指定されても、
その増えた1マナで《ジュランネル》を出してドヤ顔でもう1回相手に呪文選択を迫るという返しもできる。

魂の大番長「四つ牙」(クワトロ・ファング) R 自然文明 (6)
サイキック・クリーチャー:ビーストフォーク/ハンター 6000
自分のターンのはじめに、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置いてもよい。
W・ブレイカー

自分のターンが来るたびにブーストを行うことができるサイキック・クリーチャー。

かつてはクリーチャーをアンタップさせる前に「自分のターンのはじめに発動する効果」を使えたため、

「5マナで《フェアリー・ホール》、1ブーストしつつ《「四つ牙」》(ここで6マナ)→次のターンの初めに《「四つ牙」》効果で1ブースト(7マナ)→アンタップステップに自然のマナが7枚以上あるため《ジュランネル》の制限解除、アンタップ」

という動きが可能だった。
しかし2017年3月25日のルール変更に伴い、アンタップステップが「ターンのはじめ」より前になってしまったため、このコンボが成立しなくなってしまった。

緑知銀 フェイウォン P 光文明 (3)
クリーチャー:メタリカ 1500
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のクリーチャーを1体タップしてもよい。そうしたら、カードを1枚引く。
このクリーチャーをアンタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーまたは自分のタップしているクリーチャーに変更してもよい。

星の導き 翔天 VR 光文明 (6)
NEOクリーチャー:メタリカ 5500
NEO進化:自分の光のクリーチャー1体の上に置いてもよい。(クリーチャーが下にあれば、これをNEO進化クリーチャーとして扱う)
このクリーチャーをアンタップして、相手クリーチャーの攻撃先を、このクリーチャーまたは自分のタップしているクリーチャーに変更してもよい。
相手のターンのはじめに、このクリーチャーがタップしていたら、光のコスト8以下の進化ではないクリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンにタップして出してもよい。

迷い込んだ迷宮の果てで待つものは、力無きものには超えることができない龍の門番だった。

ジョーカーズ参上!!から本格参戦した新種族メタリカ。
彼らの「タップされている自身をアンタップすることで、相手の攻撃先を自身かタップしている味方に変更することができる」能力、
通称誘導能力との相性は特筆すべきものがある。
前述の通り《ジュランネル》「バトルゾーンにタップインで出現し、条件を満たすまでアンタップしない」クリーチャーであるため、
能力などで破壊されたり、タップ状態のメタリカがいなくならない限りはずっと壁として活躍してくれるのだ。


関連カード


天斬の悪魔龍 ジュランデス VR 闇文明 (1)
クリーチャー:デーモン・コマンド・ドラゴン 24000
ワールド・ブレイカー
このクリーチャーは、バトルゾーンにタップして出る。
自分の墓地にあるカードが13枚より少なければ、このクリーチャーはアンタップされない。
このクリーチャーがアンタップする時、自分の墓地にあるカードをすべて山札に加えてシャッフルする。

文明、種族、アンタップ条件が変更された亜種ともいえるクリーチャー。

こちらはマナゾーンの文明に依存しないため闇文明以外のデッキでもアンタップされる可能性があるが、アンタップ時に墓地をすべて空にしてしまうため、
複数体の《ジュランデス》を同時に起こすことは出来ない上に、攻撃などでタップ状態になったら再び墓地肥やしをしなければならないため、
《ジュランネル》以上に癖が強いクリーチャーとなっている。

攻撃するたびに13枚もの墓地肥やしをする《不吉の悪魔龍 テンザン》とのデザイナーズコンボが存在しており、
組み合わせることでお互いの弱点を補いつつ、ツートップの超高打点による猛攻を仕掛けることができる。

龍装者 ジュランジュ R 自然文明 (9)
クリーチャー:ドラゴンギルド/グランセクト 24000
ワールド・ブレイカー
自分の他のクリーチャーを召喚した時、このクリーチャーを自分のマナゾーンに置く。

《ジュランネル》の骨を身に纏った巨大なミミズのクリーチャー。

《ジュランネル》の亡骸は生前と全く同じ姿勢を取っており、その遺骨にすっぽり収まる《ジュランジュ》が印象的な1枚。
その威圧感を放ちつつもどこか儚さと時の流れを感じさせる秀逸なイラストは評価が高い。
イラストレーターも《ジュランネル》と同じ人物であり、曰く「(ジュランネルは)思い入れのあるイラストだったのでまた描けて嬉しい。」とのこと。

なお、肝心の性能だがはっきり言って微妙の一言。しかも《ジュランネル》の強みをほぼ全部殺している。
《ジュランネル》最大の強みだった低コストは9マナにまで引き上げられてしまったため、ばらまいてアドバンテージを取ることは厳しくなり、
それと引き換えに手に入れた能力は、味方が出てくるだけでマナゾーンに引き籠るというとんでもないデメリット能力。
いくら打点が高いからといって、すぐに戦線離脱するのでは使いにくいことこの上ない。もちろんその重さのためにブースト要因としても役に立たない。
しかもこの微妙さでレアリティはレア。これでは残念ながらハズレアといわざるを得ない。

イラストと反比例したその微妙な性能から全国のジュラコマ使いやグランセクト使いをひどく落胆させたとか。
皮肉にもこのカードと同じパックで登場した《ゲイル・ヴェスパー》《ジュランネル》の価値を大きく上げているのも一層悲壮さを際立たせる。

アニメでの活躍


アニメではきれいな?ギョウが使用。
《雪精 ジャーベル》により手札に加えられ召喚されたものの、何もせずに寝入るジュランネルに対して「侵略カードより弱い」と完全に油断していた勝太だったが、《フェアリー・ライフ》の連打で7マナ溜まったことで起動。
勝太のシールドをワールドブレイクした。
しかし、ギョウの言葉で熱い心を取り戻した勝太のシールドから放たれた《めった切り・スクラッパー》により、《ジャーベル》ともどもぶった切られてしまった。
上にも書かれている「低コスト故にコスト指定除去に弱い」という弱点がもろに出た形となっている。

その後、本性を現したギョウとルシファーとのデュエルでもギョウが使用。
《裏革命目 ギョギョラス》の能力により、マナから呼び出されたものの、返しのターンでルシファーが勝利したため特に見せ場は無かった。



追記・修正は自然マナを7マナ以上溜めてからお願いします。

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最終更新:2024年04月17日 22:55

*1 そもそもジュランネルの所属するジュラコマという種族自体がそういう種族傾向を持っている。