夢子(東方Project)

登録日:2015/9/22(火) 20:37:00
更新日:2024/01/09 Tue 00:17:11
所要時間:約 2 分で読めます




東方Project第5弾『東方怪綺談 ~ Mystic Square』に登場するキャラクター

夢子(ゆめこ)
Yumeko

種族:魔界人

二つ名:魔界メイド(Maid)

テーマ曲:悲しき人形 ~ Doll of Misery
     the Last Judgement(怪綺談 STAGE 5 テーマ曲)

◆概要

魔界の神である神綺によって創造された最強クラスの魔界人。生みの親は“夢子ちゃん”とちゃん付けで呼んでいる。
ブロンドのセミロングに赤いロングスカートのメイド衣装で得物はや短剣と、咲夜さんとは対称的なデザインをしている。
東方Projectでは3人目となるメイドさんで、原作者は「やっぱ、メイドさんは敵キャラに限るね(ぉぃ) 」というコメントを寄せていた。
他面ボスと違い漢字表記なのは、神綺と同様に「今までのキャラと違ってビジュアル系にしよう」と構想していた時の名残だと思われる。
デザインの元ネタは真・女神転生IIのアヌーンではないかと、ファンから推測されている。

神綺がパンデモニウム(万魔殿)へ侵入した自機(靈夢魔理沙魅魔幽香のいずれか)と会話している最中に突如として登場する。
夢子は人間界から現れて魔界で大暴れした彼女らに怒りを覚えており、また主人の手を煩わせまいと自ら始末に買って出ようとしていた。
神綺は交渉する振りして倒すスキをうかがっていたのだが、夢子の乱入でその目論見が頓挫してしまったため、後を任せる事にして自分は撤退する、
というのが『東方怪綺談 ~ Mystic Square』STAGE 5 最後の審判 ~ Judgement Dayにおけるストーリーの流れである。

性格は強気で挑発に乗るなど感情的とも取れるが、義憤に駆られてるところもあり、普段はどうなのか不明。
GOOD ENDの直前では共通のシーンとして、涙目の状態で神綺にしがみ付くという泣き虫?な一面が見られる。
ちなみに神綺はGOOD END1で「こいつら言うこと聞かなくて」と靈夢に漏らすほど魔界人から敬られていないのだが、
夢子は終始「神綺様」と様付けで自機に敗れた際は「神綺様~ごめんなさ~い」と口にしており、忠誠心は篤く感じられる。

戦闘面では難易度にも左右されるが、ラスボスの神綺を上回る強さで多くのプレイヤーを苦しめた。
OMAKE.txtで攻略担当の靈夢が(泣)を入れたり、東方幻想的音楽では原作者が「最難関説がちらほらと…」とコメントしている。
弾幕は六段階制で、第一段階は17WAYの剣と16WAYの赤弾バラマキによる交互、第二段階は剣と自機狙いの線状弾による同時攻撃、
第三段階は5WAYの白弾乱射と5WAYの針状緑弾による交互、第四段階は第二段階の色違いにレーザーが追加された強化バージョン、
第五段階は画面両端から飛来する剣と5WAYの光弾による同時攻撃、第六段階は左右各16WAYの変則弾というラインアップになっている。
なお第二段階及び第四段階の弾幕はESP Ra.De.(エスプレイド)のガラ婦人第2形態と似ているが、おそらくリスペクトだろう。
風神録にとりが使うスペルカード洪水「ウーズフラッディング」は第五段階と同質の弾幕であり、セルフオマージュなのかも知れない。
体力は低めだが、移動中は透明な姿でダメージを与えられない。


◆余談

怪綺談のEXTRA END3では、魅魔に敗北したアリスがメイド服の着用と給仕を強要されているが、
これは命じた本人が語っていた通り、神綺に仕える夢子を見て自分もメイドを欲しくなったからだという。
どうやら悪霊さんをメイドフェチに目覚めさせてしまったようだ。

道中曲の『the Last Judgement』には原曲があり、本来は4面ボスであるマイ用のテーマ曲として採用される予定だった。
しかし余りにも合わず別途作曲される事になり、FMチックゲーム風にアレンジされてSTAGE 5テーマ曲へ昇格した経緯があった。
元ネタは闘神都市IIの“可愛い強さ”ではないかと言われている。

テーマ曲の『悲しき人形 ~ Doll of Misery』は原作者曰く「初めて日をまたいで作った曲」「悲しく激しくをテーマに頑張った曲」であるためか、
「かなり気に入ってますんで、聞いてあげてくださいね」というコメントを残している。「ほんとにちょっとだけ狂ってるかも(笑)」という不穏な発言もあるが。
天空璋5面ボスとして登場した舞&里乃のテーマ曲『クレイジーバックダンサーズ』と導入部が似ていると指摘される事が多い。

◆二次設定

二次創作では旧作出身ゆえに、出番はどうしても限られてしまう。
それでも合同誌が頒布された事もあり、PC98版のキャラクターでは恵まれている方ではあるだろう。
モブを除いて5名いるメイドさん(他はる~こと・夢月アリス・咲夜)の中では、最も長身かつグラマラスに描かれる機会が多い。
自堕落ないしサボリがちな神綺に振り回されたり、他面ボスであるルイズサラユキ・マイ・アリスの姉的存在として振る舞うなど、
生真面目な性格の持ち主あるいは常識人としてしっかり者のポジションを得ている。
カップリングの相手は主従関係から神綺、場合によってはアリスや咲夜も候補に挙がるが、投稿サイトも含めて百合作品は非常に少ない。
靈異伝の魔界組(YuugenMaganElisSariel)や魔界一角の法界で封印されていた白蓮と絡む機会も極めて稀である。

非公式の東方Project人気投票や第5回東方ニコ童祭東方人気投票では、比較的知名度の高い夢美・魅魔・神綺・幻月には及ばないものの、
カナや夢月と並ぶ位置で旧作勢としては健闘している。




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最終更新:2024年01月09日 00:17