シンフォギア・システム

登録日:2015/08/29(土) 02:32:58
更新日:2023/10/24 Tue 13:48:59
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シンフォギア・システムとは、戦姫絶唱シンフォギアシリーズに登場するシステムである。
別名「FG式回天特機装束」。

概要

自衛隊特異災害対策機動部二課所属の櫻井了子女史により開発された特異災害=ノイズに対抗する唯一無二の「兵器」。*1
このシンフォギア・システムを作り上げた理論は櫻井理論と呼ばれ、異端技術研究界では画期的なものだったのだが、
様々な理由から完全に理解し運用・シンフォギア製造が出来るのは櫻井女史ただ一人で、かつ彼女はある事情から実質故人となってしまっていたため、
二期・三期の頃には理論は公開され世界中で研究されているが、櫻井女史のレベルに至る研究者は現れておらず、システムが損壊しても完全な修復は不能である。
聖遺物が完全であった古代の巫女フィーネそのものである櫻井女史以上に理解出来る人間もそうおらんだろうし…
彼女に次ぐ知識を有していたナスターシャ教授やウェル博士が次々に落命してしまった事で研究の発展は一時的に頓挫し、現状は櫻井了子の残した遺産とも言うべきシステムを使い回して保たせている。
四期ではウェル博士の残したLiNKER製造のレシピが記録されたチップを入手した事や、技術人員としてエルフナインが加入し大車輪の活躍を見せているが
櫻井了子の見たものに届くか否かは不透明である。

このシステムの特徴は今となっては異端技術の塊の上、欠片しか残っていない聖遺物の力を引き出すために「歌」が必須となることである。
それも誰でも良いということではなく、適合係数と呼ばれる数値が一定以上ないと聖遺物が反応しない。

戦闘中は纏う者の意志に呼応し旋律を奏で、それに合わせて歌うことで戦闘力を発揮していく。
胸のペンダントは集音マイク。つまり、「戦うカラオケマシーン」みたいなもんである。
また、戦闘中に歌唱が止まると攻撃力などが低くなってしまう。
イメージ的には常に歌でバフを掛けながら戦っているMMOの吟遊詩人が近いかもしれない。

その力は、ノイズのような特異災害はもちろん通常物理法則にとどまる現行兵器も圧倒するなど強烈。
人間がただ扱うには危険が伴うため、シンフォギアシステムには総数301,655,722種類のリミッター・ロックが施されており、
装者の技量・フォニックゲインの大きさなどの要素が一定に至ると解除されていく仕組みとなっている。
ロックが解除されるとシンフォギアの黒い部分が減り白の面積が増え、露出度も上がっていくなど外見で見分けやすい*2

作中で製造されたのは
  • 天羽々斬(日本神話に登場する八岐大蛇を仕留めた剣)
  • ガングニール(北欧神話の主神オーディンの槍)
  • イチイバル(北欧神話の狩猟神ウルの弓)
  • アガートラーム(ケルト神話の神ヌアザの装着する「銀の腕(義手)」、及びヌアザ自身の異名。原作者的に多分この人の左腕由来)
  • イガリマ(シュメール神話の戦女神*1ザババの双刃の片割れ)
  • シュルシャガナ(同上)
  • 神獣鏡(中国における神仙思想を表した鏡の聖遺物)

以上の7つである。


使用条件

前述の通り、適合係数が高く聖遺物に歌を届けることが出来る「適合者」であるのが絶対条件。
性別差があるようで、基本的には女性のみが纏うことが出来る。
メタ的なことを言うと作品のテーマが「少女の歌には、血が流れている」というものなので男性はお呼びでないのだろう。
後に、第4期『AXZ』において明かされた設定によると、男性は生物学上において、女性の下位にあたるため、
シンフォギアやファウストローブといったエネルギー固着式プロテクター適性に適合しないとのこと。
…もっともこの作品にはNINJAやOTONAのような聖遺物に頼らずとも恐ろしく強い男性も存在するのだが。

また、シンフォギアと適合者には相性が存在しているため、一人の適合者に扱えるシンフォギアは原則一種類のみ。
マリアのように二つのシンフォギアに適合した「ダブルコントラクト」は極めて稀な例外である。*3

ちなみに、神獣鏡のようにヘリに搭載しエネルギーリソースとしての活用も出来なくはない。
アメリカ政府系の聖遺物研究機関F.I.Sの独自技術の1つである。
この場合、ステルスシステムの起動に使用していた。

適合者
適合者とは狭義で言うと「生まれながらにシンフォギアとの適合係数の高い者」、広義で言うと「シンフォギアと適合した者」である。
作中に登場した正規適合者は幼いころに天羽々斬を起動した日本政府認定一号風鳴翼、イチイバルの他にも完全聖遺物ネフシュタンの鎧を纏った日本政府認定二号雪音クリス
類稀な才能を持っていたとされるセレナ・カデンツァヴナ・イヴの三人。
他の適合者のうち奏・マリア・調・切歌・未来はLiNKERと呼ばれる薬物で適合係数を引き上げなければならない。ただしXDおよびAXZを見る限りこの中の一人はLinkerがいらなくなった模様。
残る響は体内に聖遺物を取り込んで融合した『融合症例』、つまりは擬似適合者のような状態からガングニールに適合して正規適合者になるという破天荒なことをやってのけたスペシャルである。
適合係数は感情にも対応して上がることもあるらしく、奏はノイズに対する深い憎悪、未来さんは響へのが元の適合係数を引き上げ、LiNKERでブーストしてついに適合を果たしたという。
融合症例から正規適合者に変化した響も、土壇場で昂った感情にガングニールが応えた一例とも言えなくはない…かもしれない。

ちなみに、脳の「愛」を司る領域を活用することで負荷を軽減することこそウェル博士が見つけた負荷の少ないLiNKERの秘訣であったことが四期にて発覚。
つまり愛こそが適合に不可欠なものであるということらしい。

その特異性故、適合者探しは困難を極めていた。
一期での私立リディアン音楽院が音楽科を中心に据えたマンモス校で越境入学者の受け入れにも積極的だったのは適合者探しの隠れ蓑という理由もあった。

LiNKERの危険性
LiNKERがあれば適合者を量産できるんじゃないか?と思われるかもしれないが、
身体への負担は特大であり、尚且つ適合係数がある程度ないと結局適合出来ずに副作用のみが溜まって最悪死ぬという非常に危険な薬である。
そのため、制限時間や体内洗浄法などが用意されているが、根本的な危険の解決には至っていない。
また、Gにおけるウェル博士とナスターシャ教授のやりとりによれば、
たとえシンフォギアへの適合が見込まれたものであっても、LiNKERを使えば誰でも適合者になれるというわけではない模様。

F.I.Sではウェル博士を中心に開発を進めることで、負荷を従来型より減らすことに成功しており、奏以下の適合係数しか持たないマリア・切歌・調を低いリスクで適合者に仕立てている。
しかし、二課及びS.O.N.G.*4では奏の喪失以降は正規適合者の翼・クリス、特例適合者の響とLiNKERを必要としない人材が豊富になったこともあり
三期になった今でもLiNKER技術は奏に供給していた負荷の大きいmodel_Kで止まっている。
四期以降はウェル博士の置き土産である研究データがマリアたちを通して伝えられ、エルフナインの手により解析が完了したので
今後は少ないリスクでの運用が可能となるだろう。とはいえ適量を適切な処置と共に使わなければリスクは相当に大きい。

融合症例
聖遺物との融合を果たした状態の人間のこと。該当者は一期・二期10話までの響、その響を参考に完全聖遺物・ネフシュタンの鎧を身体に組み込んだフィーネが該当する。
前者は奏のギアの欠片、後者は完全聖遺物と身体との融合をしているため、聖遺物の力を少ないフォニックゲインでシンフォギアより効率良く引き出すことが可能。
さらに、聖遺物の特性を引き継いでおり、ガングニールの爆発的なエネルギー生成・放出やネフシュタンの鎧の超再生能力を発揮できる。
後述の絶唱並の一撃も、絶唱を戦術に組み込む荒業も融合症例故に出来たことである。
しかし、心身の不調でバランスを欠くと聖遺物の破壊衝動を制御できず呑まれて獣と化す、
負担がかかる行動を取ると融合が進みすぎて聖遺物が人間でなくしてしまうどころか、肥大化した体内の聖遺物が身体を貫いて致命傷という危険極まりない状態。
立花響という少女が巻き起こした奇跡は、死と隣り合わせの決死行だったのだ…

シンフォギアを起動させ身に纏うための聖詠、戦闘中にシンフォギアが奏で戦闘力を高める戦いの歌、最後の切り札である絶唱と三種類が存在する。

聖詠
聖詠はそれぞれに歌詞やメロディに違いがある。かつては翼やクリスが「tron」、奏の聖詠のみ「zizzl」で終わることから正規適合者と後天的適合者で違いがあるのでは?という考察がなされていたが
LiNKERで適合した切歌と調も最後のフレーズが「tron」で終わったためまた謎が増えた形となった。
ガングニール・アガートラームと2つのシンフォギアを纏ったマリアが前者の聖詠が「zizzl」、後者が「tron」で終わっているため、聖遺物との相性で変化する可能性もある。

この聖詠を歌うことで聖遺物を起動、そのエネルギーからシンフォギア形成し纏う。
変身中、元々着ていた服はコンバーター(マイクになっているペンダント)に格納されており、変身を解除するときにシンフォギアの代わりに戻ってくる仕組み。
ただ、コンバーターを破壊されたときや、変身解除ではなくシンフォギアをパージした場合、服はすぐに戻ってこないので、服を生成するまでは全裸になってしまう。

歌詞は心の底から浮かぶものらしく、心に迷いがある時など心象に乱れがあるときは聖詠が浮かばず変身不能になってしまうこともある。

戦闘中の歌
戦闘中に流れる曲は心象風景や適合率、ロック解除がどれだけされているかで変わるようである。
歌いながら戦うことで聖遺物の力をより強く引き出し、力が増して行く。
敢えてフォニックゲインを抑えて歌うことで、再びロックを復活させて旧態のギアを纏うことでギアからのバックファイアを抑えるアーリーシルエットという手法も存在する。

歌詞は聖詠同様、心の中から浮かび上がるものである。
つまり、真っすぐ行ってブチ砕く!お前の戒名は何だ?墓に刻んでやるから早く言えよ?ヒャッハー!地獄に送ってやんぜェー!といった歌詞はすべて装者の心象風景である。
歌詞もそうだがシンフォギアさんは曲のレパートリーも多い。
口笛を吹いたり ユニゾン用にアレンジしたりパワーアップに際してアレンジ曲や新曲を用意するなど本当に器用なメカである。
が、往々にして奏者の心象風景を素直に綴ったものになるため、正気に戻ったときに知らないうちに恥ずかしい歌詞の歌を歌っていたことに気付くなんてことも。

歌をユニゾンさせながら戦うなど、装者同士が協力することで一人では生み出せないほどのフォニックゲインを得ることも可能。
特に同じ女神ザババの聖遺物のギアであるシュルシャガナとイガリマの装者である調と切歌は聖遺物同士の相性が最高クラスであるため、
歌をユニゾンさせることで莫大なフォニックゲインを得ることができ、一人だけでは未だ発展途上な戦闘力を爆発的に、後述の決戦機能発動レベルまで高める事ができる。

絶唱については後述する。

戦闘力

前述の通り、現行兵器を遥かに凌駕するエネルギーを引き出すことが可能なため、単体の人間が扱う「武器」としては非常に高い性能を持つと言える。
本来の相手といえるノイズに対しても滅法強く、ノイズが人間に対する絶対的な矛と盾としている「炭素転換*5」と、
「位相差障壁*6」の2つをバリアコーティングと調律により全く無効化する。ノイズからしたら迷惑千万である。
とはいえ、あくまで相手の即死攻撃と絶対防御を無効化するだけであり、撃破するにはギアを振るい倒すのが基本になる。

一応ギアを纏うことで身体能力が格段に上がり、外部からの衝撃もある程度はギアが吸収してくれるため、極短時間であれば、それまで戦闘訓練を積んでいない素人でも戦うことが出来る。
しかし、長く戦うために肉体の鍛錬による自己研鑚がなければどうにもならない場面も出てくる。
要は体力が資本ということである。歌いながら戦う訳だし。

響を除けば、大体の場合武器である心象風景に応じたアームドギアを生成しそれを使っての戦闘になるため、戦闘に必要な体捌きに加えその武器への習熟も必要になる。
無手で戦う響にしても、ギアを纏えるようになってから風鳴弦十郎に師事を仰ぐようになるまでの約一ヶ月間は、「戦闘を行っている」とはお世辞にも言えず、
「逃げてる間に偶然倒せた」あるいは「先述した破壊衝動に呑まれて力任せに蹂躪していった」という有様で、戦い方に不安やムラがあるとか以前の問題だった。

ただし他の異端技術と単純に比べた場合、絶対的な優位性があるわけではない。
そもそも当初の開発理念は「特異災害=ノイズの鎮圧」のため、他の異端技術との戦闘は考慮されていない可能性が高い。
想い出を燃やし莫大なエネルギーを引き出す錬金術の前にはかなりの苦戦を強いられ、協力者にシンフォギアを改修してもらうことになったくらいである。

一方、通常兵器として運用された場合はこと凄まじい戦闘力を発揮する為、概要に記載されている通り、憲法に抵触する武器として見做されかねないおかげで当初は諸外国にも秘匿の存在とされていたが、
作中の数々の危機において世界中に存在が知れ渡ってしまう。
活動範囲の拡大及び出動にかかる時間を少しでも短縮したい二課、自分達の監視下に置きたい各国家の思惑が絡み合う事で、
安保理の規約に従う事を条件に独自権限を持たせた超常災害対策機動部タスクフォース『S.O.N.G.』として再編成されている。

なんせ宇宙から帰還したシャトルの墜落を阻止(被害が出てないとは言ってない)し、小国とはいえ軍事政権国家の軍事力をたった3人の少女が真正面から捻じ伏せるというトンデモ外交*7を見せ付けているのである。
利用しない手はない。そもそも敵に回したくないだろう。
シンフォギア世界ではまだいくつもの超常災害が世界中に眠っている状態なので、シンフォギアはそれらを打ち砕く為の矛であり、いざという時には自分達を守ってもらう盾でもあるのだ。大人って汚いッ!

リビルド

何らかの要因によってシンフォギアのロックの一部が組み替えられ、ギアを纏う者の技量や心象、バトルスタイルに応じてギアの形状が変化すること。
この用語自体が登場したのは4期におけるラストバトルだが、因みに公式サイトにおけるストーリー紹介では「新生」という言葉に「リビルド」とルビがふられている
前述した無印から続くロック解除による変化や、二期でアンチLiNKER対策で翼さんが使った敢えての退化アーリーシルエット、後述する決戦機能の一つエクスドライブモードなどもこれにあたると思われる。

細かいところを取ると、無印に置いてパージされた響のギアのヒールが以降最初から外れた状態で纏われるようになったり、
GXに置いてガングニールを纏ったマリアのギアのマントが消失していたのもこれだと思われる。

心象変化
スマホアプリ『戦姫絶唱シンフォギアXD UNLIMITED』のイベントにおいて、度々登場するリビルド形態。
装者の強い想いを反映して、ギアのロックが一部解除され、形状と性能が変化する。
基本的に、ギアの出力自体は平時と変わらないが、気候・地形といった周囲の環境への適応力や、『呪い』に対する耐性等といった精神的・概念的な防御力が向上する。
身も蓋もない言い方をすれば衣装差分を用意するための設定である
ゲーム的にはイベント特効時以外は通常ギアと格段に差があるわけではない。
心象による変化の為、基本的に装者の意思で通常ギアとの使い分けが可能。

余談だが作中世界では『○○型』と称されるが、公式HPやラジオ等で紹介される時は専ら『○○ギア』と称される。

+ 以下、イベント内で出現したギア
水着ギア
 イベント『ヴァルキリーズ・サマー』で登場。使用者はマリア・翼・クリス。
 海辺で大量発生したノイズに襲われた際、バカンス気分を邪魔された事による怒りと、
 水の中での機動力を強く欲した事でリビルド。
 常夏の島の暑さを遮断、不安定な砂浜に対するグリップ力、水の抵抗を減らすといった、砂地や水辺への対応力が増した形態。
 外見は呼んで字の如く水着の形をしているが、舞台が常夏の島ということを反映してか、頭に南国っぽい花がくっついてるのも特徴。
 水場での戦闘であることを反映してか、必殺技も水を使った演出のもになっている。クリスに至ってはアームドギアが水鉄砲型になっている。
後に続編イベント『ヴァルキリーズ・エンドレス・サマー』にて、響・未来・調・切歌も訓練を受け変化に成功している。

和装ギア
 イベント『和装乱舞』で登場。
 ビジュアル自体はアプリ実装前に放送された戦姫絶唱シンフォギアRADIO出張版で公開されていた他、アプリのOPにも登場している。
 使用者はクリス・切歌・調。
 呪いの刀・ムラマサを取り込み、武士の技法と周囲に不幸をもたらす呪いを帯びたノイズに対抗するために
 防人や武士の心得を叩きこまれたことでリビルド。
 ノイズの振りまく呪いを防ぎ、かつ攻撃に対する防御力も向上している。
 水着ギアと比べると、個々人の差が大きく、
 クリスは長弓を携えた巫女っぽい姿、切歌は薙刀を武器にした芸者っぽい姿、調は巨大な手裏剣を手にしたくのいちっぽい姿になっている。
 リビルド自体は司令の2日間耐久時代劇アクション映画鑑賞特訓で出来たものの、普段と勝手が違う武装を上手く扱うことができなかったため苦戦。
 変化したギアを真に扱いこなすために、翼を講師に迎えた防人講座を受けることとなった。
 そこ、切ちゃんはAXZ最終話の手裏剣鎖鎌のがそれっぽいとか言わない

クリスマスギア
 イベント『雪上のクリスマス』『暁のサンタクロース』で登場。
 S.O.N.G.の雪上訓練中にクリスマスをみんなで楽しみたいという想いを反映してリビルド。
 『雪山型』や『雪上型』ではなく、『クリスマス型』であるところがポイント。考案者の響曰く、「雪山への想いじゃ足りないかなって」。
 寒さを遮断し、軟らかい雪の上でも沈まずに行動できる。
 また、手で振るう武器を持つ翼やマリアにとっては、刀身の低温癒着を防ぐといった恩恵もある模様。
 前までの二つと違い、6人の装者全員がこの形態になれるようになったものの、
 訓練直前にクリスマスに関する通過儀礼とも言うべき残酷な真実を知ってしまった切歌は、訓練中は変化させることが出来ず、
 OTONAたちのサポートもあってようやく変化させることが出来た。

振袖ギア
 イベント『振袖ラビリンス』で登場。
 使用者は翼・響・マリア。また、イベントストーリーとは関係ないが、奏と未来の振袖ギアも実装されている。
 哲学兵装『大火の振袖』に込もっていた呪いにあてられてリビルド。
 振袖が生み出した異空間でのみ、通常のギア以上のポテンシャルを発揮できるが、
 それ以外の場所では鉛のごとく重くなり、力も入らなくなるという超局地仕様のギアとなっている。
 おまけに呪いが心象の深い部分に刻まれてしまっているため、触媒となった振袖の謎を解かない限り、
 装者の意識で解除できないというどこかで聞いたことのある呪い仕様となっている。
 なお、ゲームにおける戦闘においては普通に強いのでご安心を。


決戦機能

通常でもかなり強烈な強さを誇るシンフォギアだが、とっておきの決戦機能がまだ残されている。
もっとも、リスクがあったり条件がキツかったりするのだが。

絶唱

これが私達の、絶唱だぁぁぁぁぁぁぁーーーーッ!!!!

特定のメロディを歌うことでエネルギーを極限まで高めてぶっ放す、シンフォギア最大の威力を持つ攻撃。
ちなみにメロディは聖詠と違い聖遺物ごとに異なることはなく、共通のメロディ・歌詞で発動する。
その威力は絶大だが、バックファイアも尋常なものではなく正しく扱わないと最悪死ねる。
正しく扱ってもバックファイアが大きいため、継戦が難しくなってしまう。
要するに撃つ場面を間違うとエライことになるということである。
詳しくはこちら

聖遺物融合状態の響は当初絶唱並のエネルギーを攻撃に込めることが出来ており、一発一発が絶唱に匹敵する拳というとんでもない存在であった。*8
更に、響の「手を繋ぐことで力を束ねる」特性を活かし、S2CAという絶唱を戦術に組み込む荒業まで実現してみせ、スキルの未熟さを補って余りある超人であった。
…前述の通り、とんでもないリスクを抱える事になったのだが。

なお、聖遺物ごとに絶唱に特性があるとされ、例えばガングニールは「一点突破の螺旋波動」、イチイバルは「広域拡散殲滅」、天羽々斬は「指向性を持たせて放つ」、
イガリマは「魂ごと斬り裂く防御不能攻撃」、アガートラームは「エネルギーのベクトル操作」等。
ただし装者のセンス次第で撃ち方は変更可能で、ガングニールで広域拡散殲滅をした奏、イチイバルで一点集中射を行いカ・ディンギルを逸らしたクリスの例がある。

エクスドライブモード

シ・ン・フォ・ギィィッ――ヴウゥワアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!

一時的にギアに掛かるロックの内いくつかを開放し、シンフォギアとしての全力を繰り出す限定解除形態。
白を基調にしたギアへと組み替えられ、飛行能力や絶唱並の莫大なエネルギーを自在に行使可能。
黙示録の赤き竜と化したフィーネや、莫大なエネルギーを抱えた怪物ネフィリム・ノヴァを相手にするに相応しいデタラメな強さを持つ。
しかもこの形態で絶唱を撃つことも可能。その破壊力は地球に降り注ぐ月の一部を破砕し流星に変えるほどである。

ただし、このモードを起動するには莫大なフォニックゲインを必要とする。一期はフィーネにより月が破壊され地球が滅ぶ土壇場で爆発的にフォニックゲインが高まった結果、
二期の際は70億人類が一時的にバラルの呪詛から開放され言語の垣根がなくなったことで揃ってマリアの喚起に合わせて歌う事ができたこと、
ナスターシャ教授がレイラインに沿ってフォニックゲインを集約させたことが重なってようやく起動出来た奇跡であり、戦術に組み込むことは到底出来ないとされていた。
三期ではキャロルが放った70億の絶唱を凌駕するフォニックゲインに対し、これを6人の装者の連係にて収束・調律することで起動。
これは装者たちが意図的にエクスドライブを起動した初の事例であり、過去の経験を元に成し遂げられた「奇跡の殺戮」――奇跡ならぬ「軌跡」の体現であった。
しかし多くてたかだか数百人で70億人並のフォニックゲインを叩き出したリディアン校歌パない

イグナイトモジュール

この衝動に…塗り潰されてなるものかッ!

エルフナイン、そこで聴いていて欲しい。君の勇気に応える歌だッ!

だったら…カッコよくなるしかないデスッ!

自分のしたことに向き合う強さをッ…!

私はもう一度、夢を見てもいいのですかッ!?

他の誰かが許しても、あたし様が許せねぇってんだッ!!

「「「「「「イグナイトモジュール!抜剣ッ!」」」」」」

\ダインスレイフ/


融合症例時代の響が時折聖遺物の齎す破壊衝動に突き動かされ、獣と化して暴走することがあったのだが、それを解析・応用したもの。
強化型シンフォギアのマイクユニットの両サイドに装備された2つのレバーを押し込み発動する。
発動時に鳴る\ダインスレイフ/という電子音が仮面ライダーの変身ベルトのそれに似ているとか、胸元から取り外した後の天に掲げながら発動させるモーションがウルトラマンの変身みたいと評判。

その仕組は極悪な呪いを持つ魔剣ダインスレイフの欠片をシンフォギアに組み込み、呪いを敢えて発動させて暴走状態とし、それを意志で制御することで莫大なエネルギーのみを引き出すというもの。
錬金術、万物を分解するアルカ・ノイズに大苦戦しシンフォギアを尽く破壊されたS.O.N.G.が、
錬金術陣営を脱走してきたエルフナインの助力を得て開発した強化型シンフォギアの目玉となる機能である。

起動後は黒を基調とした、それぞれのパーソナルカラーが入った邪悪な目のような紋様が特色で、ところどころ鋭く攻撃的になったアーマーを纏い、
アームドギアも大型化し攻撃性の高さを露骨に見せるものとなっている。
その姿は、まるでナイトブレイザーのようというファンも少なくない。
その鋭く一種邪悪なフォルムに相応しく、攻撃力の向上はとんでもない事になっており、単独で空を飛べないこと以外はエクスドライブモードにも引けをとらない爆発力を持つ。
今までさんざん苦戦していた自動人形(オートスコアラー)や聖遺物を纏ったキャロルすら圧倒するとんでもない戦闘力を発揮。
ちなみにこれは三段階セーフティの掛かったニグレドモード(黒化)でこの破壊力であり、抜剣を重ねると更なる力を引き出すことが可能である。
ちなみに二段目がアルベド(白化)、セーフティ完全解除の三段目はルベド(赤化)であり、ギアの形態こそ変わらないがオーラの色が黒→白→赤に変わる。
ちなみにレバーのダブルクリックでニグレドをすっ飛ばしてアルベドの起動が可能なので、いきなりセーフティ完全解除も出来ないことはないと思われる。

ただし、「常に血を求め戦場では皆殺し、殺したくないと抜剣しなければ所持者を殺す」というマジキチ魔剣を媒介に起動するものであり、
リスクがないわけがなく起動に失敗すると獣と化して暴走し制御不能となる。
起動出来たとしても最大稼働時間は999.99カウント。
某黄金騎士より長い!と思われるかも知れないが、これは抜剣を重ねセーフティを解除するとより早く減っていく。
時間切れになるとシンフォギア自体が強制解除となってしまうため、仕留め損なった場合一転して不利になることもある。
他にも初回起動する際にダインスレイフが心の弱いところをもろに抉ってくるので心理的に負荷が強く掛かる、
そもそもこれを使わせることこそがキャロルの目的であるという地雷である。
無論、キャロルからすればイグナイトの出力の天井は予測済み。なんてこった。

キャロルが作中一度目に死んだ際に吐いた「その呪われた歌で誰かを救えると思うな」というセリフなど、不穏さしかなかったパワーアップである。
まあ、リスクは思ったより少なめで済んだので胸を撫で下ろしたファンも多いであろう。掌の上で踊らされた挙句記憶失って廃人とか笑えないしな!

三期以降もいざという時は躊躇せず抜く決戦装置として機能している。
アプリゲームのXDアンリミテッドでは初期実装の☆5レアカードとして君臨。特に響のイグナイトカードの攻撃力は破格のものである。
しかし初イベントの片翼の装者では、奏の生存した世界の特殊ノイズ「カルマ・ノイズ」の破壊衝動増幅という特性が弱点にモロにぶっ刺さるものだったため途中から使用不可となり
その後のイベントでもカルマ・ノイズが主な敵となったためほぼほぼ決戦に起用できていない。残念。
四期のAXZでも防御フィールド特化型アルカ・ノイズを撃破するなど決戦装置としての役目を全うするが、
サンジェルマンらの切り札ラピス・フィロソフィカス(賢者の石)のファウストローブの力により強制解除を喰らう*9など、いささか噛ませめいた扱いを受けたワケダ。

ラピス・フィロソフィカスの無効化は響の体内から生み出された愚者の石(Gの中盤で響からニョキニョキ出てきていたアレ)をコンバータに組み込むことにより
一にして全、全にして一・万能の存在であるラピスに対し、何の役にも立たないただの不思議物質の愚者の石の属性が正反対であることから
ラピスの浄化パワーを0にして保つ対消滅バリアを張るという形で浄化を無力化したものの、
そこは本来何の役にも立たない石の力を使うため、バグのように論理汚染が沈殿してコンバータが機能不全となり戦闘不能になる危険が発生してしまう事となった。
それもサンジェルマンの協力で汚染除去が出来たためなんとかなった…かにみえたが…

その後、四期最後の戦いにおいて錬金術のエネルギーを無理やり変換してリビルドするという無茶を通すための触媒として
コンバータに組み込んだダインスレイフのかけらを焼き尽くしてしまったため今後は使用不能の可能性が高い。
予備のダインスレイフでもあれば話は別だろうが…

そしてXVにて、実はAXZで使用された「絆のユニゾン」はこのダインスレイフの欠片が媒介となっていたことが判明。
どういうことなのかというと、そもそもシンフォギアのユニゾン自体がギア間にて共通に共振・共鳴する媒介が大きな助けとなっており、
(つまり元から聖遺物同士につながりのあるイガリマ・シュルシャガナ間で毎シリーズ行っていたのはこれが理由)
この共有する欠片を失ってしまったことで4期で見せた本来つながりのない聖遺物同士のユニゾンが非常に困難になってしまったということ。
噛ませめいた扱いを受けることも少なかったが、それでも非常に大きな恩恵を与えていた為XVでは「瞬間的な出力増大手段を失ってしまった」ことで苦戦する様子も見られたほど。


「錬金術の産物」「3つの段階がある」「二グレド・アルベド・ルベド」等から、賢者の石がモチーフと思われる。


エクスドライブイグナイト

それでも救う!…抜剣ッ!!

\ダインスレェェェェェェイフッ!/

キャロルゥゥゥッ!!


響が使ったのみだがエクスドライブモードに重ねがけでイグナイトモードの起動も可能。
イグナイト同様黒を基本としたデザインで更に全身から黒いオーラが出ており、背中からも巨大なオーラ状の翼が生えている。
非常に禍々しく凶悪に見えるが戦う為ではなくキャロルを救う為に使用された。他の適合者が使えるかは不明。
ちなみに\ダインスレェェェェェェイフッ!/の声は通常時のイグナイトとは違いエルフナインの声であり、ビジュアルもキャロルに向かって必死に手を伸ばすエルフナインの姿と声が響に重なる演出となっていた。

アマルガム

四期ラストでラピス・フィロスフィカスのエネルギーを使いリビルドしたことにより
全員のギアにラピスの力が溶け合い搭載された新規決戦機能。
ダインスレイフの力を使ったイグナイトと同系統、錬金術由来の力である。
四期ラストのゴールデン響とは似てるようでまたちょっと違うらしい。

まずギアの構成エネルギーを分解し凄まじい防御力を誇る黄金のバリアを持つコクーンになり
そこから黄金のバリアをギアに再構成し絶大な攻撃力を持つイマージュとなる二段構えである。
絶対防御と超火力、といえば聞こえがいいがコクーンは攻撃力と機動力激減、かつバリアの維持コストが高いので長時間展開不可
イマージュは絶大な攻撃力を持つが防御力が低い、響以外ギアがデカくて取り回しがイマイチそうという欠点がある。つまりピーキーなのである。
とはいえ、暴走リスクのあるイグナイトやら絶唱を戦術運用してきた装者にとっては大したリスクではない、と思われる。



RN式回天特機装束


スマホアプリ『XD UNLIMITED』のイベント『先覚の協力者 Recapture Operation』で登場した、
シンフォギアのプロトタイプとも言える聖遺物の欠片から作り出された試作装束。
装者の歌で起動するシンフォギアと違い、着用者の精神力、戦意と聖遺物を共鳴・共振させることで、聖遺物を強制起動状態にしている。
エネルギー固着式プロテクターも原則(後述)生成しない為、男性でも使用可能。
融合係数については言及されていないが、聖遺物と使用者間の相性問題はある。

開発者はシンフォギアと同じく櫻井了子。
だが、この櫻井了子はシンフォギアも装者も存在していなかった並行世界の存在の為、
彼女が覚醒した時点で聖遺物が歌(フォニックゲイン)に呼応する事を前提で開発がすすめられてきた元の世界でも
この装束が開発されていたのか、そして現存しているのかは不明。
まあ現存してたらあの人が黙って手をこまねいて司令室に籠ってるワケがない気がするが

起動すれば全身にノイズの接触に耐えるだけの最低限の防御力と、位相差障壁の軽減効果を持つ薄膜状のバリアコーティングが生成される。
更に様々な条件により「LEVEL2」と呼ばれる状態に移行すると、アームドギアの様な装備が生成される。
作中の描写からして、シンフォギアで言うところのエクスドライブに相当する模様。
歌によって起動している訳ではないため、シンフォギアのフォニックゲインによる出力増強や身体能力の強化などは発生せず、
位相差障壁も調律までは行かないためエネルギーロスが激しい。

着用者の精神力をダイレクトに起動エネルギーに転換しているため、使用者の体力・精神力を著しく削ってしまう。
レンジャー部隊でも数秒で限界を迎えてしまい、動かした後は全身疲労で倒れてしまう。
開発者本人曰く、玩具以前のガラクタみたいなもの。
また、試作型のため使用者の問題がどうにかなっても時限式で限界を迎えてしまい、そうなるとメンテナンスが必要になる。

よってこの特機装束の使い手に求められるのは常人離れした体力と精神力……つまりOTONA専用装備である。
ある意味シンフォギア以上に使用者を選ぶあたりは確かに欠陥品なのかもしれない。

RN式ガングニール


『先覚の協力者』で登場したRN式特機装束。ただし聖遺物がガングニールであることが語られたのは後のイベント。
使用者は舞台となった並行世界の風鳴弦十郎である。

そう、あの我等がOTONA、人類最強の日本の最終兵器・風鳴弦十郎司令である。

見た映画によって超人ベクトルが変わるらしい風鳴司令だが、この装束を使う司令は本編世界と同じくアクション映画が趣味。
つまり、視聴者がよく知る司令が、そのままの強さでノイズをぶん殴れるようになったと思っていただければ差し支えない。
ちなみに司令が装着した場合の持続時間は一時間ほど。しかもこれ、司令の体力・精神力よりも装束の限界が先に来た形である。
ちなみにこの時は、響・翼・クリス・調と装束を使用した状態で手合せを行い圧倒し、その直後にネフシュタンと融合したフィーネと戦って勝利を収めている
当の本人は装束が消えた後もピンピンしていた。本当に人間なのだろうかこの人……。

作中では極限まで高まった司令の想いに応えてLEVEL2に移行。右手に籠手状の装備を纏い、更なる力を発揮した。

RN式天羽々斬


『大火を薙ぐ剣』に登場したRN式特機装束。
あくまで実験道具だったガングニールとは異なり、翼のシンフォギアも参考にしつつ実戦向けに開発された。

しかし弦十郎と天羽々斬の相性が悪く、装者不在だったところアルカ・ノイズ対策を求めていた忍者……
この世界では二課に関わっていなかった緒川慎次に盗まれる。その後紆余曲折あって正式に貸与され、事件後は二課に返却された。
緒川の場合、司令とは逆に負荷に苦しんでおり、専用に調整されてようやく長時間戦闘が可能になった。

アームドギアは無いため、攻撃手段は緒川自身の忍術。
翼が天羽々斬&天叢雲剣のデュオ・レリックに成功した際は、呼応してLEVEL2となり忍刀を生成している。


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最終更新:2023年10月24日 13:48

*1 自衛隊にありながら核兵器並…は言い過ぎ…でもないポテンシャルを秘めるシンフォギア・システムは憲法違反に当たる可能性があり、アメリカや周辺諸国に騒がれないため、秘密裏に運用される日陰者であった。

*2 ちなみに、公式では明言されていない

*3 『XD UNLIMITED』ではシンフォギアに別の完全聖遺物の力を付与する「デュオレリック」が登場しているが、ダブルコントラクトとは事情が異なる。

*4 自衛隊特異災害対策機動部二課が、様々な情勢やシンフォギアの強大さを鑑みて、国連直轄のタスクフォースとして衣替えした姿。メンバーはさして変化なし

*5 問答無用で炭素の塊に変えてしまう有機生命体に対する即死攻撃

*6 自身の存在を現世と異世界との間にまたがらせ、現世に対して「存在する」比率を自在に変えることで通常物理法則下の干渉を無効化するという絶対防御

*7 無数の銃弾を浴びせてもノーダメージ、戦車の砲撃を打ち払ってそのまま戦車解体(全て素手によるもの)数百mはある空中戦艦を一撃で叩き切る。前述のシャトル墜落時にはK2の頂上付近を粉砕し標高を世界3位に落とすダルマ落としをやってのけている。

*8 絶唱一発分を叩き込むために数発分のエネルギーが掛かる超極悪燃費だったため、響が戦いになれるに連れてエネルギー消費と一発の威力は下がった。

*9 賢者の石の力により、イグナイトの核になるダインスレイフの呪いを浄化されることによりイグナイトを強制解除された上で反動のみを浴びせられてしまうという、無効化+大ダメージというかたちで完全攻略されてしまった。