ティラノサウルス(古代生物)

登録日:2012/02/09 (木) 18:21:37
更新日:2018/08/05 Sun 18:18:13
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『ティラノサウルス』とは中生代白亜期末期・マーストリヒシアン期の北米大陸に生息していたとされる「ティラノサウルス属」の大型肉食恐竜

ティラノサウルス属には一種しか所属種がおらず、その正式名は「ティラノサウルス・レックス」
これを縮めた「Tレックス」の呼称が、英語・日本語共に広まっている。
また、昔は発音上の問題から「チラノサウルス」呼称も一般的だったが、現在ではほぼ見られない。
なお、実際の表記ではラとノの間にnが入っている為「ティランノサウルス」とする訳もある。

その現代の生物には絶対に見られない姿から日本を含めた世界中で「恐竜の王」だの「恐竜の代名詞」だの言われるほどの人気者。
一般人気ナンバーワン恐竜にして研究者人気ナンバーワン恐竜でもある。
恐竜をテーマにした作品での主役率、もしくは強敵率は断トツに高い。


■生活史


実際、恐竜時代においては、生態系ピラミッドの頂点にある存在だったらしい。

別の時代・場所にいた肉食恐竜と比べても、
単純な大きさではスピノサウルス、ギガノトサウルス、カルカロドントサウルスなどに負けているが*1

  • 立体視可能な目(相手との距離を正確に測れる)
  • 発達した嗅覚をはじめとした五感
  • 肉食恐竜として例外的なほどの頑丈な頭骨
  • 高い運動能力(後述するように異論もあるが)

といった他の肉食恐竜にない特徴から、恐竜ファンの間ではいまだに最強の肉食恐竜に推す声が根強い。

映画ジュラシック・パーク3では序盤でスピノサウルスにあっけなく敗れるが、パンフレットには
「実際に戦ったらティラノの圧勝だから、勘違いしないように」
という旨の(映画的にはぶち壊しな)解説が書かれていたりする。(スピノサウルスは他の恐竜を襲うよりも魚が主食だったと推測されている)
スピノの立場……。

小型の肉食恐竜が主に「爪」を武器とするのに対し、ティラノサウルスは、「牙と顎」を主力としていた。

化石から推測されるその顎の筋力は少なくとも3t。最大で8tとされている。これは大型乗用車をも軽く噛み砕く威力である。
また、小さいながら腕の力も相当強かったとされる(小さすぎて用途が不明なので、何故強くなきゃならなかったのは今だに謎だが)。


なお近年では物理学的な見地における研究により、
あの見るからにちっちゃい腕があるお陰で寝転んだ体勢から滑らかに立ち上がることができた』という説が浮上している。

これは最新のシミュレーション技術のお陰でわかったことで、
ざっくり言うとあのちっちゃい腕を地面につけて足で尻を上げる感じで体重移動することで、
素早く立ち上がれたのではないかという事らしい。
これが真相かは定かでないが、なるほど、それならば腕の力も強くなろうというものである。

ただ、ティラノサウルスは前の時代の大型肉食恐竜(アロサウルスやアクロカントサウルス、ケラトサウルス)の子孫ではなく、
小型の肉食恐竜が二次的に大型化したものだというのが最近の定説である。
よって前足は「小さくなった」のではなく、「体の急激な大型化に対してついていけなかった」のかもしれない。

また、前述の通り頭骨は他の肉食恐竜に比べて肉抜き穴が少ない上太くがっちりとしており、
すさまじい咬合力を実現するために筋肉がギッチリ付いていることは想像に難くなくかなり重たいことが予想されるため
前後のバランスを上手く取るために腕は短くないといけなかったのではという説も存在する。

しかし、ステレオタイプに思い描かれる「肉食恐竜の王者」たる姿には、時おり異論も挟まれてきた。

例えば自ら積極的に狩りをしていたとされるが、現代の研究では「あの脚とあの巨体で速く走れる訳が無い」とも言われている。
そのためハイエナのように屍肉を漁るスカベンジャーであったとか、群れで襲いかかっていたとかの、
「孤独な狩猟者でかっこいいティラノサウルス大好き!」な子供達の幻想を打ち砕く姿の方が筋が合うとされている。


しかし「速く走れる要素は揃っている」ともされており、「王者の風格」たる姿もけして妄想では無いと言う説もたくさんあるので安心してほしい。
というより上の意見出した人の中にも『最低値で20km/h、最高値で50km/h』という意見を持つ人もいる。

というか速く走れない派でも最低速度は『15km/h』(100m走を約24秒)
確かに遅いと言えば遅いが、あの巨体がママチャリでちょっと速めに走ってる速度で走るとかおっそろしいと思う。
また、若くて速く走れる個体が獲物を追い込み、遅いが巨大な老年個体がトドメを刺すという形で集団での狩りをしていた、という説もある。

ティラノサウルスと思われる歯型が治りかけたトリケラトプスの化石も見つかっているので、
仕留め損ねたか、もしかしたら返り討ちにあったのかもしれないがとにかく生きたトリケラトプスを襲うことはあったと考えられる。

同時代北米ではティラノサウルス程強大な肉食恐竜が殆ど見られない為、
成長段階に応じてチーター、ヒョウ、ライオン等の現代の肉食動物のポジションを
たった一種で独占した*2肉食恐竜だったという説もあるが、実際のことは未だに謎のままである。


また最近、遺伝子的にはニワトリに近いと言う研究結果が出され、幼体には羽毛が生えていたと言う説が出た。
この説に関して近年中国でティラノサウルスに近い恐竜で羽毛が確認され可能性が高まっている。
(ちなみに実際のところ別にニワトリに断定する必要性があったわけではないが、身近な鳥類なのでニワトリにしたらしい。
 実際にニワトリにコラーゲン構造と似ているので特別問題があるわけでもないが)

さらには最近、成獣でも全身に羽毛が生えていたという説が出た。まだ成体の羽毛は発見されておらずわからない状態であるようだ。
それに便乗してか個人のイラストを勝手に転載してツ「最新の学説」「復元図」と偽ってイラストを拡散し、デマが広まってしまう事態が起きた。
成体のティラノサウルスに毛があるのがデマなのではなく、個人の絵を最新の学説として紹介するのがデマなので誤解なきよう。

ただ、成体が羽毛を持っていたとしても、保温機能があったとすれば高確率で熱中症になると推測されており、
生えてたのは体の一部もしくはかなりの低密度だったという説が有力。

これは意外に知られていないことだが、実はオスよりメスのほうが大きい。

■姿


色は残念ながらわからない。
しかし赤だったりティガレックスみたいな色かもしれないという妄想を掻き立たせてくれる。
翠説、虹色説などいろだけでも多数の説があり、いろいろな人たちが絵や模型を作成して夢を広げている。
イビルジョーみたいにゴーヤかもしれない
もし羽毛が生えていればそこから色素を見つけ色を特定出来るのだが。

そういう意味ではプロの方でも子供の恐竜の塗り絵は新発見が多いらしいとか。




ゴジラみたいに直立してる姿を思い浮かべる者もいるだろう。

「てめえらに頭下げて生きるくらいならよ……。思いっきり背筋伸ばして死んでやるぜ!!」

ティラノサウルスかっけー!


……と言うのが一昔前のイメージだったが、
現在は、その姿ではバランスが取れないとされており、背中を曲げ、
尻尾でバランスを取る前傾姿勢であったとされる。(ついでにゴジラみたいにかかとを地面につけて歩かないし、尾を引きずることもないとされる)
ちなみにチャールズ・ナイト氏はこの時期に尻尾を引きずらないティラノサウルスを書いていたりする。
(尤も研究者の間では、足跡の間に尻尾の跡がないため、少なくとも尾は浮いていたのは割と初期から常識だったようだが)


近年、復元図もその格好になりつつある。

例を挙げるとすれば、1992年の『恐竜戦隊ジュウレンジャー』ではゴジラ型のティラノサウルスが登場したが、
その後の『未来戦隊タイムレンジャー』および『爆竜戦隊アバレンジャー』では前のめりのティラノサウルス型メカが、
そして2013年の『獣電戦隊キョウリュウジャー』ではトサカに毛が生えたティラノサウルス型メカが登場した。

ゾイドのデスザウラーとジェノザウラーも同様の関係。
ちなみにデスザウラーは昔ははっきり「ティラノサウルス型」と言われていたが、
現在この復元図の変化の煽りか、「恐竜型」とぼかした言い方になっている。
一方でゴジュラスギガは直立型と前のめり型で変形することで、モチーフをぼかさず「ギガノトサウルス型」としている。
あとティラノモンは今も昔も直立型である。


■映画


映画のタイトルイメージに乗っており、映画のメイン恐竜である。ティラノは白亜紀だけどこの映画のタイトルへのその手の言及は禁句
都合良く柵の電流が切れて、さらに都合良くグラント達の車が柵の前で止まっていたため、グランド達に襲いかかってきた。
ラストはグラント達に迫ったヴェロキラプトルに横槍を入れるように襲いかかり、皮肉にもグラント達を助けることになった。

原作小説ではロケットランチャー型麻酔銃で眠らされているのでラストシーンには登場しない。
足が遅いかもとは思われてなかった時期なので、そりゃもう全力で車を追ってくる。

前作に引き続き、夫婦と子供を含めて三匹が登場。
後半、雄と子供がサンディエゴに連れてこられるが、雄は脱走しサンディエゴを蹂躙した。
足は遅い説を反映して、前作より走るスピードがゆっくり。

一応登場するが不遇。
スピノサウルスと対決するも首をへし折られた。
タイトルロゴもスピノに奪われる不遇っぷり…

タイトルロゴこそ取り返したが本編での出番は多くない。
劇中のパーク内でもかなりの人気を誇るあたりあの世界でも恐竜といえばコイツらしい。
終盤に過去作のファンへのサービスシーンがあったりする。

同シリーズにおける詳細についてはティラノサウルス・レックス(ジュラシック・パーク)の項目を参照。

ヤングギドラにもしゃもしゃ食べられていました。あとはヤングギドラのちぎれた尻尾を、トリケラトプスと仲良く並んで眺めてたり。













ぬいぐるみは座っている。


寝ているのもある。

画像出典:カロラータオンラインショップより
「ぬいぐるみ おすわりシリーズ ティラノサウルス(上)」
「ぬいぐるみ ねそべりシリーズ ティラノサウルス(下)」
url:http://www.colorata.com/fs/colorata/c/st_dinosaur/






追記、修正はティラノサウルスに噛まれてからお願いします。

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