バットマン:アーカム・ナイト

登録日:2015/08/22 (土) 12:15:05
更新日:2024/04/09 Tue 11:52:56
所要時間:約 37 分で読めます





THE END BEGINS
BE THE BATMAN






バットマン アーカム ナイト』(Batman: Arkham Knight)とは、DCコミックスのヒーロー「バットマン」を題材にしたゲーム作品。
Rocksteady Studios開発。PS4とXbox One、PC版が発売されている。

バットマン:アーカム・シティ』から開発元の違う『バットマン:アーカム・ビギンズ』を挟んで4年ぶりの新作。
アーカムシリーズの最終章と銘打たれた作品で最新機種を舞台にバットマンの最後の戦いが描かれている。

開発元の違う『バットマン:アーカム・ビギンズ』を含めシリーズおなじみの要素を継承しつつ全てが進化し新たな要素が追加されている。



・美麗なグラフィック
PS4とXbox Oneをベースにした結果、グラフィックが大幅進化。常に降りしきる雨や肌の質感などがかなりリアルに再現されている。
またムービーシーンのモデルと実際にプレイするモデルが共有されており、ムービーシーンでも変更したスキンが反映される。

・バットモービルが登場
今作の目玉要素。今まで散々な扱いだったバットモービルが登場し運転できる。ゴッサムを駆け回れるほか戦闘でも活躍する。

・様々なアクションの追加
周りのものを利用してテイクダウンを行う周辺利用テイクダウンや不意打ちを仕掛け複数の敵を一撃で倒すフィアーテイクダウンなど様々なアクションが追加された。
また、他の仲間と同時に戦うデュアルプレイも追加された。その結果、シリーズ経験者でも新たな戦い方で遊ぶことができる。

・マップがさらに広大に
舞台が『バットマン:アーカム・ビギンズ』までのゴッサムの一角からゴッサム本島に移った。
その結果、広さは『バットマン:アーカム・シティ』の5倍、高低差はシリーズ最大級になりよりバットマンらしさを味わえる。
また街のあちこちにはおなじみの小ネタが存在する。今作には他のヒーローの存在を示唆するネタが存在する。

・サイドミッションの明確化
今まではプレイヤーが任意に発見するものだったが、今作ではストーリーを進めていくとアルフレッドの報告などでサイドミッションが追加されていく。
そのため、サイドミッションを進めるには街を飛び回って情報を集める必要がある。
また、真のエンディングを迎えるためには全てのサイドミッションを解決しなければならない。

・日本語吹き替え
シリーズで初めて日本語吹き替えを実装。物語をより理解しやすくなった。
一方で、英語音声が削除されていたためシリーズファンの反感を買い、署名活動にまで発展した。
これを受けてか、後にアップデートで英語音声との切り替えができるようになった。



こういった要素が追加されまさに最終章にふさわしいクオリティとなっているが、ワーナージャパンの宣伝や適当な人選の日本語吹き替え、バットモービルによるミッションの大変さ、一部サイドミッションの場所の分かりずらさや煩わしさなど不満点も上がっている。

DLCはシリーズおなじみのスキンやチャレンジの他、謎の男レッドフードの活躍を描いた『レッドフードストーリー』、ハーレークィンでプレイできる『ハーレークィンストーリー』、現役時代のバーバラの活躍を描いた『家族の問題』、クリア後を舞台にした『ゴッサム市警封鎖』、『コイン投げ』、『キャットウーマンの復讐』、本編にミッションを追加する『シーズン・オブ・インファミー』が存在する。
ただし、国内ではシーズンパスが配信されなかったため、一部のコスチュームDLCが日本語版では入手不可となってしまっている。





【ストーリー】

  • 本編
ジョーカーの死から9ヶ月後のハロウィン。突如スケアクロウがゴッサム中に恐怖ガスの爆弾を設置したと宣言。
ゴッサムは大パニックに陥り、犯罪者とそれに抵抗する人を除いて住人は姿を消した。
ゴッサムの守護者であるバットマンはスケアクロウを止めるべく街へと飛び立つ。その先に衝撃の再会が待っているとも知らずに。

  • 家族の問題
バーバラがまだバットガールだった頃、ジョーカーによるゴードン誘拐事件が発生した。
ジョーカーのバットマンを呼べばゴードンを殺害するという言葉に従い、バットガールは1人でアジトに現れた。
途中ロビンと合流しバットガールはゴードン捜索を開始した。





【キャラクター】

ゴッサムの守護者であるダークナイト。
ジョーカーの死後、平和になりつつあるゴッサムでも活動を続け今回の事件にも立ち向かう。
市民からはジョーカーを殺したと思われており、その存在を疑問視する声も上がっている。
また様々な人物から最近暴力的になったと言われている。
ブルース・ウェインとしてもアーカム・シティ再開発の費用を出すなど活躍している。


バットマンのサイドキック(相棒)。
デュアルプレイとチャレンジモード、DLC『コイン投げ』でプレイ可能。
バットマンからとある任務を受け活動しているが本人はバットマンの援護に行きたがっている。
本シリーズではバーバラとの仲が親密になっている。
DLC『家族の問題』にも登場。バットガールの援護を担当する。
DLC『コイン投げ』では脱走したトゥーフェイスを再び捕まえた。


元初代ロビンで、現在は独立しナイトウイングとして活躍している。
デュアルプレイとチャレンジモード、DLC『ゴッサム市警封鎖』でプレイ可能。
スーツがアーマー風になっている。
今作ではメインストーリーでも出番があり、ペンギンの武器輸出を追って戦いに参加する。
DLC『ハーレークィンストーリー』にも登場。
アイビーを逃がそうとするハーレーを倒そうとするが返り討ちにあってしまう。
DLC『ゴッサム市警封鎖』ではペンギンの脱走計画を聞きつけゴッサムに帰還しペンギンの脱走を防いだ。
DLC『シーズン・オブ・インファミー』の追加ミッションの1つ『水面下』にも登場。


猫を模したスーツに身を包む女盗賊。
デュアルプレイとチャレンジモード、DLC『キャットウーマンの復讐』でプレイ可能。
アーカム・シティから脱獄後も変わらず盗みを働いていたがリドラーに騙され人質となってしまう。
DLC『キャットウーマンの復讐』ではリドラーに復讐するために彼の隠れ家を襲い、資金を盗み隠れ家を破壊した。


  • オラクル(バーバラ・ゴードン)
ゴードン本部長の娘であり、元バットガール。
今作で初めて姿が登場する。クロックタワーの秘密基地で活動する。
ゴードンからは街を出るように言われたが、それを無視してバットマンに協力する。
いつも通り通信でバットマンをサポートするが……。
DLC『コイン投げ』ではロビンを通信でサポートする。


  • バットガール(バーバラ・ゴードン)
現役時代のバーバラが名乗っていたヒーロー。
チャレンジモードとDLC『家族の問題』でプレイ可能。
バットマンから教わった戦闘やガジェットの知識に加え、専用の遠隔ハッキング装置を使い戦う。
最終的にゴードンを救うことに成功するがゴードンと親子として向き合えないからか複雑な表情を浮かべていた。
本編ではオラクルの時計塔に彼女の活躍を書いた新聞記事と共にコスチュームが隠されている。


  • レッドフード
赤いマスクに赤いフードをかぶったヴィジランテ。2丁拳銃を使って戦い殺しもいとわない。
チャレンジモードとDLC『レッドフードストーリー』でプレイ可能。
ペンギンの部下との武器取引を準備するブラックマスクの部下を突如襲撃し、武器の場所そしてブラックマスクの居場所を聞き出す。


  • ジェームズ・ゴードン
GCPD本部長でオラクルことバーバラの父。
街に残った部下たちと共に悪人どもの対処に当たる。世間からは今までの活躍から次期市長候補と思われている。
バットマンがジョーカーを殺したという噂もある中、バットマンへの信頼は失っていない。
DLC『家族の問題』ではジョーカーの人質となっていたがバットガールとロビンに救われた。


  • アルフレッド・ペニーワース
父トーマスの代からウェイン家につかえる執事。年を取ったからか眼鏡をかけている。
『バットマン:アーカム・シティ』と同様にバットマンを通信で援護する。


  • ルーシャス・フォックス
ウェイン・エンタープライズのCEO。有能なビジネスマンであると同時に有能なメカニック。
今作が初登場となり外見は髭を蓄えがっちりとした体の持ち主。
バットマンの正体がブルースであることを知っており様々なガジェットやビークルの提供を行っている。
DLC『ゴッサム市警封鎖』ではナイトウィングを通信で援護する。


  • アーロン・キャッシュ
シリーズではおなじみのアーカム・アサイラムの元守衛。
バットマンとゴードンの力添えもありGCPDに復帰した。
ゴードンのサポートの他、GCPDにある証拠品の解説も行う。
DLC『ゴッサム市警封鎖』にもちょっぴり登場。
DLC『キャットウーマンの復讐』では声だけ登場。





【ヴィラン】

  • スケアクロウ(ジョナサン・クレイン)
恐怖に魅入られた元心理学者。
バットマン アーカム・アサイラム』でキラークロックに顔を引き裂かれたが、顔を自分のマスクのように整形した。
体中に恐怖ガスの入ったチューブを巻きつけている。
自分を傷つけたバットマンとバットマンを生み出したゴッサムを憎んでおり、様々なヴィランを集って復讐を開始した。
エースケミカルの化学工場を爆発させ恐怖ガスをゴッサムだけでなくアメリカ東海岸全体にまでばらまこうとする。
自分以外の誰かを傷つけられる恐怖に眼を付け人質作戦を多用する。


  • アーカムナイト
オリジナルキャラ。バットマンに似たマスクと迷彩柄の装備を身に着けている。
スケアクロウに協力する謎の人物。強力な軍隊と兵器を率いゴッサムを占拠した。
バットマンをどのヴィランよりも知り尽くし、技術はバットマンに勝るとも劣らない。
バットマンを強く憎み殺そうとしており、バットマンを苦しめようとするスケアクロウと意見が食い違う場面もある。


  • ハーレークィン(ハーリーン・クィンゼル)
ジョーカーの元情婦で現在は彼に代わって一味をまとめている。
外見は『バットマン アーカム・アサイラム』の服装と『バットマン:アーカム・シティ』の服装を足したようなものになっている。
スケアクロウの協力者の1人。ジョーカーを殺したバットマンを今も強く憎んでおり復讐のためにスケアクロウに協力する。
チャレンジモードとDLC『ハーレークィンストーリー』ではプレイアブルキャラ。
特徴的なガジェットとメイヘムモードと呼ばれる特殊な技を使って戦う。
親友のポイズン・アイビーを救うためブルードヘイブンの刑務所に侵入する。
途中ナイトウィングの襲撃を受けながらもアイビーを救うことに成功した。
DLC『家族の問題』にはコミックやアニメでお馴染みの衣装で登場。出番は少ないが見た目は非常にエロい。


過去の事故で顔面の半分を焼かれた元地方検事。
スケアクロウの協力者の1人。他のヴィランと比べると積極的にかかわることはなくゴッサムの銀行で強盗を行っている。
銀行ではプレデター戦となる。最初は警報音で居場所がばれにくい代わりに時間制限がある。
敵を一定数倒すと時間制限が無くなるが警報音も無くなる。
今作ではハービーとトゥーフェイスの意識が共存しており喋るときはどちらか一方が話す。
DLC『コイン投げ』では留置所を脱走しブルードヘイブンの銀行から盗んだ金を処理していたがロビンに敗北した。


  • ペンギン(オズワルド・コブルポット)
小柄な体格が特徴的な裏社会のボス。
頭髪がなくなりトレードマークの傘も持っていない。
スケアクロウの協力者の1人。ダミー会社North Refrigerationを使ってブルードヘイブンから武器を輸出している。
バットマンを倒すために他のヴィランやチンピラに武器を売っている。
バットマンはナイトウィングと協力して街の各所にあるペンギンの武器貯蔵庫を破壊して回る。
DLC『ハーレークィンストーリー』では何をするか分からないハーレーのナビゲーターとして声だけ登場する。
DLC『ゴッサム市警封鎖』ではブルードヘイブンの部下を使ってGCPDから脱走しようとするがナイトウィングに防がれてしまう。


  • リドラー(エドワード・ニグマ)
謎に異常なこだわりを持った知能犯。
ゴーグルにアロハシャツとかなりラフな外見をしている。
スケアクロウの協力者の1人。何度も恥をかかされたことを恨みバットマンに挑んでくる。
未使用の下水道をわざわざ購入してまでバットモービル用にコースを作り上げた。
チャレンジの内容はバットモービルを使ったものとキャットウーマンと協力して行うものがある。
前作同様チンピラや警官を部下に引き入れているほかお手製のロボットも使ってくる。
リドルの数は減っておりを集めなくてもチャレンジに挑戦できるが、リドラーと決着をつけるためには全てのリドルを集める必要がある。
DLC『キャットウーマンの復讐』ではまだ留置所にいて電話でコンピューターに指示を出していたがキャットウーマンにしてやられてしまう。


  • ポイズン・アイビー(パメラ・アイズリー)
植物を操る力を持ったエコテロリスト。
ハーレーに救出されスケアクロウの計画に参加するよう言われるが拒否したため彼らに捕まっていた。
スケアクロウを探していたバットマンに助けられGCPDの牢屋に入れられた。
DLC『ハーレークィンストーリー』ではナイトウィングに捕まってブルードヘイブンの刑務所に収監されていたがハーレーによって脱獄させられた。


  • ファイヤーフライ(ガーフィールド・リンズ)
元映画の特殊効果担当の連続放火魔。火傷した肌をむき出して登場する。
スケアクロウの協力者の1人。消防署を標的とした火事を起こしている。
火事の現場のスプリンクラーを作動させると飛び出してきてバットマンを挑発するように飛び回る。
燃料切れになるまで追い続けると倒すことができる。


  • 連続殺人犯
ゴッサムのあちこちに謎の死体を残す犯罪者。
死因はいずれも鎮痛剤の過剰摂取、死体は顔や指紋など身元を特定できるものを酸で焼かれており
血液も何かで汚染されDNA鑑定ができない状態になっている。
また死体の近くにはオペラが流れ文字が残されている。
バットマンは科学捜査と自身の推理力を使って犯人を追いつめることになる。


  • キラークロック(ウェイロン・ジョーンズ)
特殊な皮膚病でワニのような外見を持つ犯罪者。
『バットマン:アーカム・シティ』よりもかなり巨大化しており尻尾まで生えている。
DLC『シーズン・オブ・インファミー』の追加ミッションの1つ『水面下』に登場。
悪い噂の多い刑務所アイアンハイツの飛行船に捕まっていたが、飛行船を墜落させた。
本編終盤にも少し登場する。


  • マッドハッター(ジャービス・テッチ)
不思議の国のアリスに心酔し自身をいかれ帽子屋に見立て犯行を繰り返す男。
洗脳や精神操作を得意とする。
DLC『シーズン・オブ・インファミー』の追加ミッションの1つ『ワンダーランド』に登場。
警官3人を人質にとりバットマンにゲームを仕掛けてくる。


  • ミスター・フリーズ(ビクター・フライズ)
低温下でしか生きることができず特殊なスーツに身を包む科学者。妻のノラの病気を治す研究を行っており、そのためなら犯罪もいとわない。
DLC『シーズン・オブ・インファミー』の追加ミッションの1つ『寒さとともに』に登場。
船を隠れ家に研究を続けていたが、何らかの事故で冷凍装置が暴走し船が氷漬けになりバットマンに見つかってしまう。


  • ラーズ・アル・グール
暗殺集団リーグ・オブ・アサシンズを率いる国際テロリスト。
ラザラス・ピットという泉の力によって何度も蘇り世界で暗躍している。
DLC『シーズン・オブ・インファミー』の追加ミッションの1つ『影との闘争』に登場。
『バットマン:アーカム・シティ』で死亡したと思われていたが……。


犯罪の道化王子とも呼ばれたバットマンの宿敵。
『バットマン:アーカム・シティ』で死亡しオープニングで遺体が焼かれる様子が描かれる。
彼の死をきっかけにゴッサムの犯罪は低下していった。
DLC『家族の問題』ではゴードンと警官たちを人質にとり、自分とバットマンの関係に割り込んだバットガールとロビンを殺そうと企む。
最後はバットガールとロビンに敗北するが、ハーレークィンを置き去りにして逃走した。





【その他】

  • アズラエル(マイケル・レーン)
元警察官で現在は聖デュマス騎士団の戦士。炎で描かれたバットシンボルの近くに現れる。
服装が原作に近いものになっている。バットマンを観察し続けた結果、バットマンの技術をコピーしている。
『バットマン:アーカム・シティ』での予言が実現しバットマンが死ぬと信じており、自らが後継者になるとバットマンに宣言する。
しかし、バットマンは彼が後継者にふさわしいかを確かめるべくテストを受けさせる。
アズラエルのサイドミッションでは彼を操りバットマンのテストに合格する必要がある。
チャレンジモードでも使用可能。


  • トーマス&マーサ・ウェイン
ブルースの両親。
絵や写真の他、終盤のとあるシーンにも登場。





【メカニック・場所】

  • バットモービル
新型のバットモービル。
ゴッサム中を駆け回れるだけでなくイモビライザーによる妨害、ウィンチによる障害の破壊など様々な機能を持つスーパーカー。
また、本作ではバトルモードと呼ばれる戦闘形態への変形が可能となっている。
バトルモードでは対暴動鎮圧用の銃、戦車すら破壊する60ミリ砲にバルカン、そしてミサイルなどを使用できる。
なお、どちらの形態でも人を引いた場合は相手が感電するだけで済むので問題無い。


  • バットウィング
新型のバットウィング。デザインは『バットマン:アーカム・ビギンズ』のものに近い。主にバットモービルの強化や偵察を行う。
またバットモービルと合体してバットモービルを運ぶことが可能。なお外見は非常に薄いが人を2,3人運ぶことも可能。


  • バットスーツV8.03
新型のバットスーツ。各部が金属製となっているが新技術のおかげで今まで以上に速く動けるようになっている。


  • 海の遊園地
DLC『家族の問題』の舞台。ある石油王が5歳の娘のために作った遊園地。
完成を目前にして娘が亡くなり石油王も姿を消したためそのまま放置されていたところをジョーカーが改造した。


  • MIAGANI ISLAND、BLEAKE ISLAND、FOUNDERS'ISLAND
今作の舞台となるゴッサムの本島。『バットマン:アーカム・シティ』や『バットマン:アーカム・ビギンズ』で舞台となった島の北西に位置する。
それぞれの島は独立していて橋でつながっている。3個の島の真ん中にはレディー・オブ・ゴッサムと呼ばれる巨大な像がある。










以下ネタバレを含む解説










  • ブラックマスク(ローマン・シオニス)
黒い髑髏のような仮面が顔に張り付いたギャングのボス。
レッドフードからゴッサムから出ていくよう警告されていたが無視したために彼の襲撃を受け殺された。


  • エドワード・バーク
オリジナルキャラ。DLC『家族の問題』の舞台、海の遊園地を作った石油王。
不治の病の娘ケイティを元気づけるために、友人の医師クィンゼルことハーレークィンの提案した遊園地づくりを始める。
ケイティとの会話とジャック・ホワイトことジョーカーのアイディアをもとに海の遊園地を完成させた。
また、ジョーカーから『バットマン アーカム・アサイラム』に登場したぺネロペ・ヤンを紹介されている。
ケイティの治療と称した実験が行われていたと思われるが、最終的にケイティは遊園地を見られぬまま死去。
失意のエドワードはジョーカーに遊園地を譲り、自身はジョーカーからもらった薬を飲み笑い死にした。


  • ジョーカー
『バットマン:アーカム・シティ』でバットマンにジョーカーの血を輸血された結果、バットマンは少しずつジョーカー化が進んでいた。
エースケミカルで恐怖ガスの影響を受けた結果、ついにバットマンの目の前にジョーカーの幻影が現れるようになる。
何度もバットマンに語り掛け彼の精神を追い詰め、時には彼の行動を妨害してくる。
ジョーカーの目的はバットマンの体を乗っ取ることにある。
またバットマン以外にも感染者が4人おり彼らはPANESSA映画スタジオで隔離されている。


  • ジェームズ・ゴードン
エースケミカルの爆発を阻止した後、バットマンからバーバラがアーカムナイトに捕まったこと知る。
加えて、バーバラがバットマンを手伝っていた事実を知らされた結果、彼と仲違してしまう。
以降、単独行動を取り警察の指揮はキャッシュが行う。


  • ミスター・ザズー(ビクター・ザズー)
殺した人間を生きたように飾り付けるシリアル・キラー。殺した後に自分の体に傷をつける。
バーバラがさらわれた際に調べる監視カメラにその姿が映る。
また今作でも彼の作品がリドルの1つになっている。スケアクロウの計画から外されたらしい。


  • レックス・ルーサー、ケイト・ケイン
ウェイン・タワーの留守番電話に伝言を残していた人物。
レックス・ルーサーはスーパーマンの宿敵でバットマンとしてもブルースとしても因縁がある。
ケイト・ケインはブルースの母方の遠縁にあたる人物。原作コミックではバットウーマンとして活動している。


  • サイモン・スタッグ
セントラルシティにあるスタッグ・エンタープライズのCEO。
ペンギンからアーカムナイトがいると言われたスタッグ社の飛行船で兵士たちから暴行を受けていた。
兵士たちから救われたが、バットマンがジョーカーの幻影に苦しんでいる間に再び兵士たちに捕まってしまう。
本人は関係ないと言っていたが実際はスケアクロウに協力してクラウド・バーストに使用する新型の恐怖ガスと電池の開発を行っていた。
しかしスケアクロウが金儲けに一切興味が無いと知り彼を裏切ろうとするが失敗したのだった。
再びバットマンに救われ本当のことを話そうとするが恐怖ガスにより恐怖にのまれバットマンに気絶させられた。
クラウド・バースト発動後は飛行船内で身を隠していたがバットマンに発見されクラウド・バーストの欠点を教えた。
その後、GCPDに捕まり留置所に入れられてしまった。


  • オラクル
エースケミカルが爆発する直前、アーカムナイトに誘拐されてしまう。
バットマンはアーカムナイトを追いながら彼女を懸命に捜索する。
しかしスタッグの飛行船でスケアクロウとアーカムナイトを取り逃した直後、彼女の居場所がバットマンに知らされる。
バットマンはその場所に急行するがオラクルは恐怖ガスの影響でバットマンを怪物と思い込み彼の目の前で自殺してしまう。


  • ポイズン・アイビー
オラクルの自殺の直後、アイビーに恐怖ガスが効かなかったことを思い出したバットマンから協力を依頼される。
バットマンに自分を植物園にあるゴッサムで最も長命な木へと届けさせ、木の根を刺激することで木を復活させるよう頼む。
バットモービルのソナーで根の中心を刺激された結果、木は復活し力が必要になるまで待機することとなった。


  • クリスティーナ・ベル
オリジナルキャラ。ジョーカー感染者の1人。スターシティにあるクイーン・インダストリーの役員。
流産の際にジョーカーの血液を輸血されジョーカー化が進み11人の幹部を殺害した。
見た目もジョーカーに近くジョーカーのバットマンに対する執着心を受け継いでいる。
ハーレークィンが映画スタジオを占拠した後、幽霊屋敷のセットでバットマンが現れるのを待っていた。
チンピラを殺害しロビンに襲いかかるなど暴力性を見せたが彼女自体は弱く確保された。


  • カリスマジョニー(ジョナサン・ブラウン)
オリジナルキャラ。ジョーカー感染者の1人。ゴッサム・シティで人気の歌手。
ジョーカーの血液を輸血され元々問題視されていた行動がより派手になっておりファンに暴行するまでになっている。
ジョーカーの芝居のような言動を受け継いでいる。
ハーレークィンが映画スタジオを占拠した後、音響ステージでバットマンが現れるのを待っていた。
自身の体と周りに爆弾をセットしていたためバットマンはカリスマの歌に付き合うこととなった。
この際、バットマンにはジョーカーが歌っているように見える。
バットマンが歌を聴いている間にロビンが爆弾を解除したことで確保された。


  • アルバート・キング
オリジナルキャラ。ジョーカー感染者の1人。連続ノックアウト勝利の記録を持つ元ヘビー級のボクシング選手。
またの名をゴッサムのゴリアテ。日常治療の際にジョーカーの血液を輸血されジョーカー化が進み家族全員を入院させた。
見た目に大きな変化はないがジョーカーの暴力性を受け継いでいる。
ハーレークィンが映画スタジオを占拠した後、ワイルド・ウエストのセットでバットマンが現れるのを待っていた。
この頃にはかなりジョーカー化が進み口数も多くなっている。バットマンとロビンの乱打にも耐えるタフさを見せたが敗北、確保された。


  • ヘンリー・アダムス
オリジナルキャラ。ジョーカー感染者の1人。マッカラム大学の校長。
日常治療の際にジョーカーの血液を輸血されたが他の患者と異なりジョーカー化が進んでいない。
彼の免疫がジョーカー化を解く鍵だとバットマンは思い研究を続けていた。ヘンリー自身は隔離生活に嫌気がさしていた。
ハーレークィンが映画スタジオを占拠した後はバットマンに協力。
しかし実際はヘンリーもジョーカーの持つ狡猾さを受け継いでおり、ジョーカー化していない様に見えたのも演技。
ハーレーとも以前から共謀しており、彼女を侵入させたのは彼だった。
他の感染者が全て確保されると正体を現し感染者達を次々に殺害、バットマンにも手をかけようとする。
その寸前、バットマンにもジョーカー化の症状が現れ強い後継者を残そうとする意志が働き自殺した。


  • ハーレークィン
バットマンがクラウド・バーストを捜索している間にPANESSA映画スタジオを占拠する。
ジョーカー感染者と共に脱出しようとするが次々に確保されたため自分でバットマンを止めようとする。
ロビンとバットマンのコンビネーションの前にあっさり敗北し確保された。
その後、正体を現したヘンリーが他の感染者を殺害していたため動揺するがすぐに彼をジョーカーと認める。
しかし彼も自殺したことで力が抜け映画スタジオに隔離された。


元2代目ロビン。数々の悪事を重ねるジョーカーを殺さないバットマンにいら立ちを覚えており独断でジョーカーを殺そうとした。
しかし逆に捕まった彼はジョーカーから拷問を受け、洗脳された揚句に殺されてしまった。
ジョーカーはこの時の様子を撮影しバットマンに送っており、この事件はバットマンの心に大きな傷を残した。
ジョーカー感染者を確保している途中、その時の様子がジョーカーにより幻覚としてバットマンの前に映し出されている。


  • ロビン
バットマンからジョーカー化の治療薬作りを頼まれていた。
バーバラが誘拐された後もそのことを知らされずに治療薬の開発を行っていた。
ハーレークィンによる襲撃には1人で対処できず感染者を開放されてしまうが、バットマンと協力して全員の確保に成功した。
しかし、ヘンリーの行動によってバットマンもジョーカー感染者の1人であると知ってしまう。
ロビンはバットマンを隔離してスケアクロウを対処しようとするが、ジョーカーに説得されたバットマンによって逆に隔離されてしまう。


  • クラウド・バースト
スケアクロウの切り札である新型恐怖ガスの噴射装置。街全体を覆うほどの射程範囲を持つ。
新型恐怖ガスはうつ病を治す可能性のある化学式から作られており、
例え完全防備であったとしても衣服を通り抜け眼や皮膚から直接侵入する性質を持つ。
バットマンがポイズン・アイビーを援護している隙を突いてアーカムナイトの戦車に搭載して発動。
アイビーの植物やバットモービルにダメージを与え街を壊滅状態にする。
ガスとジョーカーの幻影に苦しみながらもバットマンはスタッグから得たニンバス電池を搭載することによってバットモービルは復活。
アイビーに教わったもう一本の植物アイアーナを地下から刺激することで植物も復活。
毒ガスを薄くされたことで場所を特定されバットモービルと直接対決となる。
アーカムナイトは戦車の圧倒的火力でバットマンを追いつめるが、弱点の冷却回路を攻撃されクラウド・バーストは破壊、戦車も撃破され敗北した。
敗北後アーカムナイトはバットマンによってガスから逃れ、バットマンがジョーカーの幻影に苦しんでいる間に姿を消した。


  • ポイズン・アイビー
クラウド・バーストによるガスを植物の力を使っても浄化できず死にかけていた。
しかしゴッサムを救うため自らの命を犠牲にして全てのガスを浄化、力尽きた彼女の体は綿毛のようになって消滅した。


  • アーカムナイト
+ 重要ネタバレ項目
クラウド・バーストをめぐった戦いに敗れ姿を消していたが、ゴードンを救いにアジトまでやって来たバットマンの前に再び登場。
巨大な削岩機を使いバットマンを追いつめるが地下工事のために仕掛けられていた爆弾によって敗北。
その後、ゴードンの元までたどり着いたバットマンの前に現れその正体を明かす。
正体は死んだはずのジェイソン・トッドであり、バットマンに送られた映像やジョーカーに再現された幻は嘘だった。
実際には、ジェイソンは生存しアーカム・アサイラムの片隅でジョーカーに一年以上拷問され続けていた。
心身ともに傷ついたジェイソンはジョーカー、そしてバットマンを憎み、殺害しようと企んでいた。
正体を明かしたジェイソンはバットマンに似たバイザーを外し、仮面を赤く変えバットマンに戦いを挑みむ。
2丁拳銃を変形させたスナイパーライフルでバットマンを狙い撃つも死角からの攻撃で敗北。最後はバットマンに説得されて姿を消した。
その後、スケアクロウと戦うバットマンたちの前にバットマンの相棒・ロビンとして現れ、スケアクロウの持っていた拳銃を撃ち落とし彼らの窮地を救った。

本編終了後を描いた『レッドフードストーリー』では新たなレッドフードを名乗り、苛烈なダークヒーローと化している。


  • オラクル
自殺したと思われていたがそれはバットマンが恐怖ガスで見た幻であり、本物はゴードンに命令するための人質としてスケアクロウに捕まっていた。
アーカムナイトとの戦いを終えゴードンと共にスケアクロウを追い詰めたバットマンの前に姿を現す。
ゴードンがバットマンを撃つのを見させられ、さらにはスケアクロウによってビルの屋上から落とされてしまう。
しかしゴードンに急所を外されていたバットマンに救われてGCPDに向かった。
その後、GCPDが軍隊の攻撃にあった際はバットマンを援護し勝利に貢献した。


  • バットモービル
アーカムナイトの操る巨大削岩機によって粉々にされてしまう。
実は予備機を用意しており、オラクル救出直後に現れた戦車からバットマンたちを救った。
予備機は色が灰色で黄色ラインが入っている。


  • レイモンド・アンダーヒル
オリジナルキャラ。17号ステーションの消防署長。ここ何週間で多発する放火事件を追っていた。
父親も消防署長で消防署を家族のように愛しており、彼もまた消防署員たちに尊敬されている。
ほとんどの人が逃げ出したゴッサムにも出動したが他の17号ステーションの消防隊員と共に暴徒に襲われバラバラに捕まってしまった。
消防隊員の中で最後にバットマンに救われたが、実は消防隊員の大量リストラを防ぐためファイヤーフライに無人の建物を教え火事を起こさせていた。
他の消防隊員の証言からこの事実を突き止めたバットマンに留置所に送られてしまうが、今回の事件に出動するなどその信念は本物だった。


  • ピッグ教授(ラズロ・バレンティン)
連続殺人犯の正体。豚の仮面を付け豚のような吃音を発するサイコパス。元は有能な科学者だったが統合失調症を患い狂気に堕ちた。
「おかしなサーカス団」と呼ばれるサーカス団を隠れ蓑にして、人間を拉致しドロトロンと呼ばれるものに改造していた。
街に死体として飾られた者達には、いずれも身体に何らかの異常やそれによる治療の跡があり、バレンティンはそれを原因として手術に失敗する形で命を奪っていた。
6人もの人間が死体として飾られており、仮面を顔に癒着され身体も大幅に整形されていた事から身元特定が非常に困難になっていた。
だが、バットマンによってそれぞれの身体異常個所から被害者の身元が識別され、更には彼らの行方不明になった場所と時間に、おかしなサーカス団が通ったという共通点から正体がバレてしまう。
所有物件の一つである美容院「プリティドール・パーラー」の地下で、オペラを歌いながら手術を行っていたところにバットマンが現れる。
バットマンに大量のドロトロンをけしかけ自身も包丁で攻撃するが敗北、逮捕され留置所に入れられた。
ちなみに、原作では仮面を外した素顔は描かれていなかったが、本作では逆にほとんど仮面を被らず素顔で行動している場面が多い。


  • ドロトロン
ピッグに改造された被害者達のなれの果て。
顔には仮面が癒着され、体は男女の区別が出来ないよう整形が行われている等、もはや社会復帰が不可能ほど悲惨な姿となっている。
痛みに抵抗があり、更には薬で精神も完全に破壊されている事から、ピッグの命令には何でも従ってしまう。
ピッグが逮捕されると彼らも留置所に入れられているが、その際に探索モードで彼らを見ると「恐怖」の状態になっている。


  • マンバット(カーク・ラングストローム)
バットマンの前に現れた蝙蝠のような生き物。その正体は生物学者のカーク・ラングストローム。
自身の聴覚障害の治療のために吸血コウモリの遺伝子と人間の遺伝子を組み合わせる実験を行っていた。
自身の体を使った人体実験に失敗し蝙蝠の化け物になってしまい、妻のフランシーヌを殺害しゴッサムを飛び回っている。
バットマンによって作られたワクチンを2度打たれたことで大人しくなり留置所についたころには人間の体に戻っていた。
本人の意思に関係無く暴走する危険性がある為に、アイビーの入れられていた特別な独房に入れられ自分の行動を後悔している。
事件解決後、彼の研究室に向かうと妻の死体が消えており、割れたモニターにForever My Loveと書き残されている。
原作設定から推察すると、彼女も死なず蝙蝠の怪物になってしまった可能性がある。
またゲーム機の日付をハロウィンに合わせると脱走し街に現れる。


  • ハッシュ(トーマス・エリオット)
かつてブルースの親友だった有能な医師。
自身の両親を殺害しようと事故を起こしたが、ブルースの父トーマスに母親の命を救われたことでブルースを逆恨みしている。
『バットマン:アーカム・シティ』でアイデンティティー窃盗犯として活動し姿を消していた。
前作『アーカム・シティ』で手に入れたブルースの顔を使ってウェインタワーに侵入。
遅れてやって来たバットマンにルーシャスとウェインタワーを人質にとってブルースを連れてくるように命じる。
バットマンが正体を見せると動揺し、バットマンに銃を向けた隙を狙われ敗北した。
見た目がブルースそのものだったため留置所には送られず事態が落ち着くまでウェインタワーの地下に置かれることになった。


  • ファイヤーフライ
3件目の犯行でついに力尽き、最後は自分のジェットパックで留置所まで運ばれてしまう。


  • アズラエル
レディー・オブ・ゴッサムでの試練を達成することでバットマンに認められる。
アズラエルはすぐにでも後継者として活動したかったがバットマンに拒否され一旦姿を消す。
バットマンはアルフレッドからアズラエルの素性と彼の脳にある異常を知らされそれをクロック・タワーで調査する。
その結果、アズラエルの意思は聖デュマス騎士団に洗脳操作されており、騎士団はバットマンの死を望んでいたことが明らかになった。
事実を知ったアズラエルは頭の中に響く騎士団の声に従うか自分の意思に従うかを選択することになる。
剣を取りバットマンを殺そうとした場合はバットマンに返り討ちにあい逮捕され、騎士団を信じ続けることになる。
逆に騎士団の声を無視してクロック・タワーを出たり剣を取ってもバットマンを殺さなかった場合は、彼と和解。
騎士団ではなく神に従うと言い、聖デュマス騎士団と決着をつけるべく、そのまま姿を消す。


  • トゥーフェイス
犯行中は自分の顔が傷ついた事件のことを語りバットマンやゴードンを責めている。
3件目の犯行で姿を現すも敗北し逮捕される。バットモービルで移送中もバットマンを責めておりバットマンも悲しげな態度をとっている。


  • ジャック・ライダー
ゴッサムの有名ジャーナリスト。バットマンを尊敬している一方で、ブルース・ウェインのことは軽蔑している。
アーカム・シティから脱出後、刑務所を批判する記事を書き他の冤罪だった囚人の釈放に影響を与えた。
GCPDの片隅に居座りこの事件の取材を行い元の地位に返り咲こうとしている。カルト教祖ブラックファイアの行方を追っておる。
オラクル救出をした後に彼のもとを訪れるとブラックファイアの情報を手に入れてレディー・オブ・ゴッサムに向かっている。
そこでライダーは儀式の生贄にされかけておりバットマンに救われた。


  • ディーコン・ブラックファイア(ジョセフ・ブラックファイア)
詐欺師にしてカルト教祖。
ゴッサムのホームレスを使ってゴッサムを支配しようと企んでいる。人の血を浴びて若さを取り戻しているという。
自分がミアガニ族のシャーマンでレディー・オブ・ゴッサムの地下の洞窟に閉じ込められたとも言われている。
レディー・オブ・ゴッサムでチンピラ達を相手に儀式を執り行っていたがバットマンに邪魔されて逮捕された。


  • デスストローク(スレイド・ウィルソン)
凄腕の傭兵。『バットマン:アーカム・ビギンズ』でバットマンに敗北しておりそのことを恨んでいる。
姿を消したアーカムナイト代わって軍隊の指揮を執る。全ての輸送車、望楼、爆弾、チェックポイントを破壊すると
バットマンと戦車による直接対決となる。強力な戦車で挑むも敵わず肉弾戦を挑もうとするが、かつて程の勢いが無かった為なのか一撃で敗北し、留置所に入れられた。


  • ナイトウイング
ペンギンを追いブルードヘイブンからゴッサムへ来ていた。
同じくペンギンを追うことになったバットマンと合流し、協力を打診するが拒否されかく乱機を渡しその場を後にする。
その後、バットマンがペンギンを取り逃がしペンギンの部下にやられかけたところを救う。
その後2人で協力してペンギンの部下を倒し、再び協力を申し入れペンギンの武器庫破壊を協力することになった。
バットマンと3ヶ所の武器貯蔵庫を破壊するがその後単独行動をしてペンギンに捕まってしまう。
最後の武器貯蔵庫でペンギンの部下になぶられていたが、バットマンに救われ共に部下を全滅させる。
バットマンが武器を破壊しようとしていた間にペンギンに捕まってしまうが、バットマンとのコンビネーションでペンギンに勝利。
その後、バットマンから褒め言葉とブルードヘイブンを任せるという言葉を受け取りゴッサムから去って行った。


  • ペンギン(オズワルド・コブルポット)
バーバラとアーカムナイトを探すバットマンに襲撃されアーカムナイトがサイモン・スタッグの元に向かっていることを吐いてしまう。
その後、バットマンとナイトウィングに4ヶ所の武器貯蔵庫を破壊されるが、単身乗り込んできたナイトウィングを確保しバットマンに宣戦布告。
やって来たバットマンと解放されたナイトウィングに部下は全滅させられてしまうが、隙を突いてナイトウィングを人質に取る。
しかし、ダイナミック・デュオのコンビネーションに敗北し目の前で武器を破壊され逮捕された。


  • リドラー
アーカムナイトにさらわれたオラクルを追うバットマンの前に現れる。
バットマンが確実に勝負を受けてくれるようにキャットウーマンを孤児院で人質にとって彼女に爆弾付きの首輪を付けた。
首輪の鍵をチャレンジに成功するたびに一つ与えるという勝負を仕掛け復讐を果たそうと目論む。
全てのチャレンジを突破し孤児院を出ようとするバットマンとキャットウーマンの前にロボットに乗ってやって来る。
ある程度戦うと全てのリドルを解くまで孤児院に閉じこもってしまう。
全てのリドルを解いたバットマンが孤児院にやって来ると姿を現し戦闘になる。
手下のロボットを全て倒さないと消せないバリアを張っており、キャットウーマンにしか倒せないロボットを使って苦しめた。
だが、キャットウーマン自身が援護に入ったことで敗北し逮捕された。


  • キャットウーマン
バットマンと協力してチャレンジを解き爆弾付き首輪をはずす。孤児院から出た後、バットマンと別れる。
その後、リドラーとの最後の戦いでロボットに苦戦するバットマンを助けに現れる。
2人で協力してリドラーを倒した後、バットマンから別れを告げられ最後に口づけを交わした。


  • キラークロック
飛行船を墜落させた後、所長を誘拐し飛行船の奥に姿を消す。
実はその特異な体質に眼を付けられ、他の囚人と共に非人道的な実験を行われていた。
その復讐のために所長を殺そうとしたがバットマンとナイトウィングに阻まれ、実験の責任を問われた所長と共に捕まった。


  • マッドハッター
バットマンに3人目の警官を救出させる際に暗示をかけ、自分の元に戻って来た彼に飛び出す絵本の中で戦う幻影を見せる。
その幻影の中で警官を殺させようとするが失敗し捕まった。


  • ミスター・フリーズ
ノラを人質に取られバットマンと戦うようアーカムナイトの軍に命令されていた。
しかし、それでは問題が解決しないと気付きバットマンにノラの救出を依頼する。
バットマンがノラを救出した後、軍の攻撃を受けるがバットマンの援護もあって危機を脱しノラと共にゴッサムを去って行った。


  • ノラ・フライズ
ミスター・フリーズの妻。不治の病にかかりフリーズに冷凍保存されている。
DLC『シーズン・オブ・インファミー』の追加ミッションの1つ『寒さとともに』に登場。
フリーズを従わせるために軍の人質となっていたがバットマンに救われる。その際、冷凍保存から解放され眼を覚ます。
事件解決後は病を治すことより一緒にいる時間を選びフリーズと共にゴッサムを去って行った。


  • ラーズ・アル・グール
『バットマン:アーカム・シティ』で負った深刻なダメージによって喋ることがままならないほど衰弱している。
Elliot Memorial Hospitalの地下で不純なラザラス・ピットの生命維持装置につながれていた。
自分の元に現れたバットマンに、リーグの正規軍と反乱軍との間で起きる戦争に巻き込まれ無実の人々が死ぬことを知らせる。
加えて、自分の娘でバットマンと浅からぬ関係にあったタリアの名前を出し、自分の命を救うよう頼んだ。
ラザラス・ピットの源流から取り出したエキスを手に入れ再び彼の元を訪れると彼を助けるかどうかを選択することになる。
助けた場合はタリアの妹で反乱者の代表だったナイッサを殺害し姿を消す。
助けなかった場合はナイッサに殺されかけるがバットマンに救われ留置所に入れられる。
その際にはバットマンに褒め言葉を送っている。


  • ナイッサ・ラーツコ
ラーズの娘でタリアの妹。
DLC『シーズン・オブ・インファミー』の追加ミッションの1つ『影との闘争』に登場。
復活するたびに邪悪になるラーズが嫌になり彼の抹殺のために反乱を企てていた。
ラーズの復活のカギとなるラザラス・ピットの源流を探しに現れたバットマンの前に姿を現す。
バットマンに自分の思いとラーズを助けなければ自分がリーグを率いゴッサムから手を引くと語り姿を消す。
その後、ラーズを助けた場合はバットマンを殺そうとするがラーズに殺されてしまう。
ラーズを助けなかった場合はラーズにとどめを刺そうとするがバットマンに止められ約束を守りリーグと共に姿を消す。


  • ロビン、ジェームズ・ゴードン
GCPD襲撃後、スケアクロウの人質となってしまいバットマンはスケアクロウに降伏することになった。


  • ジョーカー
+ 重要ネタバレ項目
スケアクロウに降伏したバットマンがアーカム・アサイラムへと移送される間、両親の死に場所で自分を殺害させる幻影を見せ人殺しという感覚を植え付ける。
その後、バットマンがスケアクロウに捕まり恐怖ガスを注入されたことで、完全にバットマンの体を乗っ取ってしまう。
しかし、その姿に動揺したスケアクロウに再び恐怖ガスを注入され、地震の恐れる自分が灰になり誰からも忘れられる幻影を見てしまう。
平静を装っていたジョーカーだったが幻影を進んでいくうちにバットマンを目覚めさせてしまい、最後はバットマンに心の独房に押し込められ姿を消した。


  • スケアクロウ
+ 重要ネタバレ項目
スケアクロウの真の目的はバットマンの正体を明かし彼がただの人間であることを見せつけることで、他の人間の希望を無くし恐怖させることにあった。
降伏したバットマンをアーカム・アサイラムまで移送し、彼の正体をメディアが見ている前で明かさせようとする。
ロビンを傷つけることでゴードンにマスクを外させ、バットマンの正体がブルース・ウェインであることを世界に公表する。
さらにブルースを恐怖させるために恐怖ガスを注入するが、これによってジョーカーがブルースの体を乗っ取ってしまう。
その姿に動揺したスケアクロウが再び恐怖ガスを注入した結果、ブルースは体の主導権を取り戻しジョーカー化の症状も消え恐怖ガスにも耐性ができてしまう。
その姿に納得できずブルースを殺そうとするが、隠れていたレッドフードの援護によってブルースは解放され、今度は逆に自分が恐怖ガスを注入されてしまい、コウモリの化身の幻影を見て恐慌を起こす。
そして最後はゴードンに殴られ逮捕され、留置所に送られた。


  • ヴィッキー・ヴェイル
ゴッサムで人気のジャーナリスト。
ウェインタワーの電話に伝言を残しているほか、バットマンの正体を報じるメディアの1人としても登場。


  • カレンダーマン(ジュリアン・デイ)
自分の名前にデイという言葉が入っているから日付にまつわる犯罪を行う変った男。
エンディングでウェイン邸に集まった人ごみの中に紛れている。また彼の隠れ家がリドルの1つになっている。


  • バットマン/ブルース・ウェイン
+ 最重要ネタバレ項目
スケアクロウとの戦いを終えたバットマンはアルフレッドに「ナイトフォール作戦」の準備を進めるよう指示した。
正体を知られたバットマンに対する反応は大きく変わっており、警官たちは彼をブルースとして扱い犯罪者は彼を恐れなくなった。
全ての事件を解決し決心のついたバットマンはマスクを外しゴッサムを見渡すとバットシグナルを破壊、ウェイン邸へと飛び立ってゆく。
ウェイン邸の周りには多数のマスコミが待っており、戻ってきたブルースがアルフレッドと共に屋敷へ入ると、ウェイン邸は爆発し全ては炎と共に消えた。





This is how it happened...
This is how the Batman died.
























平和を取り戻したゴッサムシティ。
市長となったゴードンはティムとバーバラの結婚式へ向かう車の中でブルースのこと、そして恐怖から解き放たれた犯罪者たちについて考えていた。
ちょうどその時、かつてのウェイン夫妻のように人通りの少ない道でチンピラに絡まれる裕福な一家がいた。
そこに現れるバットマンと思しき人影。真相を知ったチンピラは恐れるはずもなく食って掛かる。
だがその刹那、彼らの目に飛び込んできたのはマントを広げた蝙蝠の怪物そのものだった。




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最終更新:2024年04月09日 11:52