ザ!鉄腕!DASH!!

登録日:2015/08/20 Thu 00:30:32
更新日:2024/04/08 Mon 11:10:43
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ザ!鉄腕!DASH!!』とは日本テレビ系列で放送されているTOKIO出演のバラエティ番組。

略称は『鉄腕DASH』または『DASH』で、

TOKIOがTOKIOになった全ての元凶。





◇概要

「人間の限界に挑戦する」をコンセプトとして、TOKIOが様々な企画に挑戦するバラエティとして、1995年11月2日に木曜深夜枠で『鉄腕!DASH!!』のタイトルでの放送開始。
このコンセプトはある意味現在でも変わっていない。
ジャニーズタレントがレギュラー出演しているバラエティ番組では最も放送期間の長い番組であり、日テレの看板番組の一つと言っても過言ではないだろう。

当初は文字通りの体を張った企画を多数放送していたが、2000年の「DASH村」開始以降は全国各地を舞台とした長期ロケ企画がメインとなり、基本的に1回の放送で二つのコーナーが放送される。

やったらめったら絶滅危惧種やら貴重映像が見つかることに定評がある。
花火の爆発する瞬間なども撮影したことがあり、後年のテレビ番組が挑戦していることでも実はかつてやってたということもある。

派生番組として、2011年の元日より「各分野の達人*1を集めて無理難題に挑んでもらう」というコンセプトの番組「ウルトラマンDASH」が放送されており、2022年以降は毎年8月の放送に変更された*2
内容は「走ってくるバスの窓にボールを蹴り込めるか*3」や「BMXで地面を走らず机まで行けるか」等。
挑戦前に「なんでこんな事をしないといけないのか」というゲストタレントを交えた寸劇があり、挑戦になるところで「ここからは現実です」というテロップが出て雰囲気が完全に変わるまでテンプレ。
もちろんTOKIOもメチャクチャな企画を振られ、途中リーダーがこの無茶振りへの練習中に骨にヒビが入るほどの負傷した事もある。
その時に「まさか、はしごのパフォーマンスで、病院をはしごすることになるとは」とリーダーらしいコメントをしていた。
TOKIOメンバーからはこのような文面を真面目なニュースで読まされたキャスターに同情が集まった

視聴者の反応

ゴールデンタイムでは安定した視聴率を誇っており、2006年度には「子供とメディアに関する意識調査」において、「親が子どもに見せたい番組」第10位に選出され、
民放連から2010年5月14日・2011年春に発表された「青少年に見てもらいたい番組」の1つとしても本番組が選出されている。
またその逆に、老人ホームを始め高齢者からの人気もかなり高い番組でもあり、
最近では特番によって放送されない週であってもTwitterのトレンドに上がることも多く、大人や子供の年代・男女の性別問わずに楽しめる事の証左と言えよう。

事実、他局にとって日曜日の日テレは、2時間前の番組次の番組と共に越えられない壁となっており、2016年秋改編は皆揃って「打倒・鉄腕ダッシュ」を掲げ日テレ包囲網を形成。
ネット上でも「鉄腕DASH死亡www」というスレッドが建てられ危機的状況に追い込まれる。何かがおかしいが気にしてはいけない。
なお当の日テレはそんなこと気にせず次の番組とのコラボを作った模様。

その結果20%の高視聴率を叩き出し包囲網を見事突破、逆に無双し貫録を見せつけた。
打倒を掲げるのはいいがこの時間に集中しては逆に食い合う結果になるのはわかってただろうに……

しかし、2020年代以降は「千鳥の鬼レンチャン」or「クセスゴGP」(フジテレビ)にコア視聴率で負ける日も出てきたりする。

歴史

開始当初はスタジオでVTRを見るという形式であり、司会として福澤朗と研ナオコが出演していた。
1998年4月12日よりタイトルを現在の『ザ!鉄腕!DASH!!』に改め日曜夜のゴールデンタイムに進出した。
2000年には、農業や酪農に挑戦しながら村を開拓していく「DASH村」がメインとなっていった。
番組開始時からこの頃まではスタジオでの公開収録があり、司会者もいたが(TOKIOはあくまで番組レギュラー的な立ち回りだった)何の説明もなくフェードアウト*4し、全編ロケ形式となって現在に続くスタイルが確立された。
野球中継により放送されない週も多かったが、このころから視聴率が大きく上昇し始める。

番組開始からずっとTOKIO5人で走り続けてきたが、2018年に山口達也が、2021年に長瀬智也がそれぞれグループ・番組を去ってからは後述するリチャード・シンタロー・岸の後輩3人がレギュラーで入るようになった。単なる「山口・長瀬の補欠要員」ではなく、寄る年波に勝てなくなった残るTOKIOメンバー3人の分まで働き、3人が教わった技術や知恵を受け継ごうと努力している。
そのせいかTOKIO不在で番組が進む回も最近は多い。

◇主なコーナー

大体の企画内容(例:島の開拓)はスタッフが考えるのだが、その中で何をやるか、作るか(例:舟屋の建築、リゾラバ)はTOKIOが決めているという。
また100日単位の(普通に数時間スペシャルが可能なレベル)企画も1時間の番組内で完結させることもある。

◆DASH村

「日本地図にDASHの文字を載せる」事を目的に、新たな村落を作るプロジェクトとして2000年6月4日放送分よりスタート。
次第に当初のコンセプトは無くなり、いろいろな物を自給自足できるかというのが目標となった。
現在のTOKIOを形作った原点の企画と言っても過言ではないだろう。

捨てられた村の土地を借り、三瓶明雄氏をはじめ地元の多くの人に支えられながら、農業や酪農など様々なことにTOKIOが体当たりで挑戦しながら村を開拓していく。

場所は非公開であったが、福島県双葉郡浪江町山間部の津島地区にあった。
なお、Googleマップで検索すると「DASH村」とちゃんと出てくるので日本地図でこそないが「地図にDASHの文字を載せる」というコンセプトは叶っている。

2011年3月11日に発生の東日本大震災に起因する福島第一原子力発電所事故の影響により、現在このコーナーは休止となっているが、時折「福島・DASH村」として紹介されている。
2021年に一度許可を取ってのロケが行われたが、人の出入りこそなかったがだいぶ荒廃した姿になっていた。
なお、村にいた動物たちは現在は各々別の引き取り場所で暮らしている。八木橋や北登はもうこの世にいないが、元気に過ごしている動物たちもいる。

DASH村の企画としては、現状は男米の品種改良が進んでおり、2017年にはチヨニシキと交配させた新品種「ふくおとこ」チヨニシキの霊圧が消えた…?の育成が始まっている。
  • 村でTOKIOが作ったもの
平屋家2軒、農産物(米、野菜、果物等多数)、井戸、無農薬農薬、漬物、門松、木炭、相馬焼、和紙、キムチ、
俵、豆腐、うどん、湯葉、そば、凍み餅、納豆、砂糖、春雨、落花生、五右衛門風呂、墨、
豆板醤、醤油、梅干し、福神漬け、湯たんぽ、巣箱、ラー油、煎茶、
他多数

ちなみに2回ほど火災が発生している。

キノコの生育用に定点カメラを設置していたところ、たまたまオニフスベの生育も撮れ、これまでどのような生育なのか謎であったオニフスベの映像を世界で初めて撮影に成功した。
他局の番組では遂にTOKIOをまねてイチゴの品種改良を行った農家さんが登場。

TOKIOはこの企画をきっかけに福島県との縁ができたことで、震災後は県のPRにもノーギャラ出演。政府の農業がらみの会議に出たり、実現こそしなかったものの東京五輪聖火リレーのランナーにも選ばれた。

震災から10年がたった2021年、福島DASH村から5キロ離れた葛尾村で新たに開拓・コメ作りをスタートさせることになった。
2023年は大玉村にコメ作りの拠点を移し、長年放置されていた棚田を復活させる。

ちなみに近頃、同じ日テレ日曜の番組で、DASH村に似たような企画を実施しているとは口が裂けても言ってはならない。*5


◆出張DASH村

DASH村がある福島県浪江町への立ち入りが制限されたことに伴う代替企画。
DASH村で培った農業の知識を活かして、全国の農家に出向き、特産品の作物の収穫手伝いや、生産地ならではの食べ方を学ぶ。
この企画が始まるころにはTOKIOは土を見ただけでその性質や特性がわかるまでに成長していた。何かがおかしいが気にしてはいけない。
また今までのDASH村等の企画やこの企画で身に着けた技術を他の農家のところで披露して驚かれたり喜ばれたりする。
最後に農家さんにその土地ならではの料理をごちそうしてもらった際にリーダーがダジャレを言うまででワンセット。


◆DASH島

2012年9月16日放送分よりスタート。
広さ東京ドーム10個分、かつては人が住んでいたが現在は放棄され村の遺構のみ残る無人島*6をTOKIOが、これまでに「DASH村」や「DASH海岸」で培ってきた様々な技術や経験を活かしながら開拓していく。
必要な食糧や道具は基本的に島に自生するものや漂流物を活用してTOKIOが手ずから作成する。
被災したDASH村に代わる現在のメイン企画。

これまでに、
  • 舟屋を基礎も含めて一から建造*7
  • 過去に使われていたものの再利用とはいえ井戸を作成
  • 線路を敷設して資材運搬用のトロッコを作成
といったことをしており、村の時と比べて内容がよりスケールアップしている。しかし、これでもまだ探索していない場所がたくさんあったりする。
ただし「島に来る生物を守るため」として、島に生える樹木の伐採は禁止されているらしく、
水路やトロッコは本来なら切り倒して直通させるであろう部分でも木々を避けていることが多い。
さらに浜辺の水路の土台を作りのためその材料となる石が必要となった。
だが、波に削られた丸い石は材料に適さず、近場の手頃な石はすべて使い切ってしまったため、
波の浸食が少ない北側の岩場から石を採取することになったのだが、その道中は漂流してきた小枝などが堆積して足場が悪い坂道が存在するため運ぶのが重労働……

そのため城島、松岡、長瀬は舟屋作りで使った足場丸太と板を番線で組み投石器を作成。
『ローリングストーンズ』と名付けられたその投石器は一度の解散(という名の故障)を経てついに完成。
自他ともに認める兵器がここに誕生した。

島にオオスズメバチが出た時は城島が業者と一緒に退治。
この経験からTOKIOは機材さえあれば業者の手を借りずに自力でスズメバチに対処可能となり、
実際に再び舟屋にキイロスズメバチが巣を作った時はプロの手を借りずTOKIOとスタッフで駆除に成功した何かがおかしいが気にしてはいけない。

そしてついにはこの島においても農業の魔の手が……?

2021年現在は
  • 舟屋
  • トロッコレール
  • 舟屋まで水を運ぶための水路
  • 金属加工用の反射炉の建設
  • 島内山間部にある神社の再建
が完了している。反射炉は完成時点では不完全だったが*8、炉内の再整備によって性能向上に成功、アルミ製の皿とスプーン置きや城島の胸像などを作る事に成功している。

2020年4月現在、反射炉の次の開発計画として、島の裏側への移動手段にすべく過去に島で使用されていたロープウェイの再生が行われている*9*10
水路の時と異なりロープウェイのルート上にあった樹木類は伐採されている。

またこのロープウェイ開発の途中で島にコンクリート製の溜池が発見され、こちらも養殖池にする目的で調査が進行している。
その第1段階として2021年11月の放送分にて松岡が推していたバナメイエビの養殖に成功、島でエビ天*11を作るに至った。
溜池内に日陰を作るための屋根とエサやりのための足場を兼ねた桟橋も追加されている。
また溜め池に水を張るべく新宿DASHでも使用した風車を利用した揚水機を作成、一時的なものとはいえ遂にDASH島に動力が誕生した。



番組プロデューサーの島田氏へのインタビュー記事によりなんとこの番組にも台本があった事が判明。ちなみにその内容は、

  • DASH島のロケ台本
 1.集合場所・集合時刻
 2.満潮・干潮時刻
 3.日没時刻
 4.本日の作業目標

「台本というより工事の予定表ですね」byインタビュアー

なお、DASH村と同じくGoogleマップで検索するとちゃんと場所がわかる。
ただし、島には既に正式名があるため「DASH島」の文字はない。
過去に同局のバラエティで、芸人コンビが無人島から脱出したり、全裸で懸賞生活で過ごした男が、つかの間のバカンスを楽しんだ場所といえば、30代以上の勘のいい方はわかるだろう。

全国50人しかいない井戸職人の技術を伝えたり、跳ね鶴瓶や三和土など時代に埋もれた技術を伝えるなどこれまた貴重映像が多い。

ちなみに2016年12月25日の新宿DASH生放送の際、DASH島では生放送が行えない理由が斎藤ディレクターにより明かされた。

1.電気がない。
2.準備しても、時化たら上陸できない。
3.夜にできる作業も少ない。
4.そもそも、真っ暗で何も映らない。
5.ってか、日中疲れるから夜は休みたい。
6.何がいるか、何が出るか分からない。
7.舟屋内のオッサンだけでは絵面が地味

(アイドルとして)何かがおかしいが気にしてはいけない。

視聴者からは1、3、4の問題に関して、「TOKIOが自分たちで安定した発電装置を作ればDASH島も生放送できる!」とかなり斜め上な期待をされており、斎藤Dもそれをネタにツイートしている。

2021年3月28日の放送で種麹について取り上げた際、番組内では「種麹はTOKIOでも作れない」というテロップが出た。やっぱり何かがおかしいが気にしてはいけない。
フォローしておくと種麹の管理には細菌や微生物が大きく関わってくるため
本業で日本各地どころか海外まで飛び回るアイドルやテレビ業界人たちはどんな微生物を持ち込むかわからないため不得手なのである。

夏の終わりにはTOKIO全員で「リゾラバ*12」と称したレクリエーションに興じる姿が放送されている。


◆DASH海岸

2009年4月12日よりスタート。
横浜市が所有する東京湾内の工業地帯にある入り江を借り受け、海洋環境の専門家である木村尚氏の指導のもと、
TOKIOのメンバー(城島と山口)が渚の再生に挑む。当初は長瀬や太一も来ていたのだが引継ぎの手間がかかるため固定された。

タイトルに「海岸」とついてはいるが、DASH海岸での生態調査・作業の他に、他の海や河川に出向き、生態調査や渚づくりの参考にするための研究も行う。

開始当初はヘドロにおおわれ、生き物の姿などほとんどいない荒れ果てた入り江だったが、砂を入れて干潟を作ったり、竹箒などを使い生き物の隠れ場所を造ったりなどの努力が実り、見違えるほどに豊かな環境に回復した。
ときどき論文書いて発表できるレベルの海洋の専門家が驚き興奮を隠せないような発見があったりもする。
例えばロケ中に
  • 絶滅危惧種の「スナヤツメ」を発見(それも二度。おまけに二度目は産卵期にしか見ることのできない目の開いた姿)
  • DASH海岸では東京湾で7件しか発見例がない「ノコギリガザミ」を発見(見つけるきっかけはスタッフ)、
  • 世界的にも超貴重な鮫の「ゴブリンシャーク(ミツクリザメ)」を発見
などドキュメンタリー番組並みの発見をすることがある。

結果2010年には国土交通省から「自然環境の再生に関する取り組みをオンエアし、啓蒙普及に貢献した」として「海の日表彰」を受けた。
2014年には民間人立入禁止の「第二海堡」に国土交通省から「生態系の調査のためなら」と正式に上陸許可が下り、メディアとして初上陸を果たしている。
2017年にはなんと昨年にシン・ゴジラの蒲田くんのモデルとなったことで有名になったラブカを生きたまま捕獲。
再び起こした偉業に「シン・ゴジラで日本に上陸したゴジラはTOKIOに会いに来たラブカ」とネタにされることに。
しかし、今回のDASH海岸の尺は10年に1度のカニにほとんど費やされるのであった。ラブカよりカニに尺が費やされるDASHはすごい
さらに東京湾では幻クラスと言われるイシガレイがDASH海岸に現れた。レア度で言えばラブカと互角かそれ以上らしい。

そして2018年には前年に捕獲したヨシキリザメの歯を使い、様々な文献などを参考に縄文人が使用していたとされる「サメの歯の銛」を製作。
実際に東京湾で使用しタコやエイを獲ることに成功した。
このことは「サメの歯を使った漁具で本当に魚が獲れる」という考古学としても非常に大きな成果となり、
ついにはTOKIOの作った銛が期間限定ではあるが横浜市歴史博物館に展示されるという、最早アイドルという枠を飛び越えた(とっくに飛び越えているが)偉業を成し遂げた。

中には「そんなに貴重な発見がホイホイ見つかるの?」と思う人もいるかもしれないが、
これは海洋研究を始めとした様々な研究に予算や人員の余裕が殆ど無く、DASH海岸ほどの長い期間で研究を行える機会がそうそうないため。

研究には期間・機材・人員が必要だが、それらには当然予算がかかる。
予算を得るためには
  • その研究の目的が学会等で理解され(この研究はやる意味があるのか)、
  • 正当な手段の下に行われ(ちゃんとした手順で行われているか、法には触れていないか)、
  • きちんと成果や実績が出せた(この研究によりこの成果は導かれたのか、ただの偶然ではないか)
と認められることが重要である。

だが、地球の表面積のうち70%を占め、全水量の97%(真水3%のうち、2.2%は北極や南極等の氷。人間が使えるのは0.8%)を占める海洋において、
環境を変えるのは1年2年ぽっちの研究では余りにも足りない。

番組の企画であれば予算はともかくとして、人員として番組スタッフが手伝い、企画が続く限り無限ともいえる研究期間、
更には放送自体が研究の成果と実績の発表となるため研究者や専門家、漁師の方々にとっては願ったりかなったりの環境なのだ。
そして放送を見た人の中で海洋学に興味を持つ人が出てくれば更に上記の問題は解決していく好循環を形成できる。

もっともこれはメインの出演者であるTOKIOやスタッフのやる気と人脈によってここまでの規模になったのであり、
村の開拓という超長期ロケを行ったこの番組だからこそ成し得た偉業であることは、この番組を好きな人ならば容易に想像できるだろう。
実際、予算と時間をかけられず人脈も(海外ロケの場合が多いため)そこまで広くはない次の番組では、内輪ネタで撮れ高が十分稼げることもあり目的としているものを見つけられないことも多い。

前述の銛の制作に関しても
  • サメの歯から銛を作りたいと思う発想
  • 材料の調達・加工を全て自分で行う
    (サメの歯は自分で獲ったのはもちろん、柄の部分も例によって海岸の漂着物から調達。視聴者にとっては慣れた光景だがやはり博物館の人には驚かれた)
  • 実証実験として協力してくれる漁師さんがいるという人脈
    (過去にお世話になった三浦の漁師さんに頼んだ)
が無ければできない事である。

とはいえ、そうはいっても何度も出会っている彼らには視聴者も驚きを隠せないようで、「TOKIOが強運なのではなく希少生物の方からTOKIOに会いに来ている説」が浮上。さらに派生すると「スタッフいくら払った!」とネタにされることも
ついには「TOKIOが捕まえられないのはリーダーの嫁だけ」と言われてしまった*13
2019年、ついにリーダーが嫁を捕まえたので、これで捕まえられない物は無くなった気がする。

TOKIOもなかなかの知識を持つようになり、木村さんや不定期参加(現在はほぼレギュラー)の桝太一、さらにゲストの専門家や漁師も来るため、揃うと本題そっちのけで別のことに集中してしまいロケが長くなるという。

2021年の正月スペシャルでは防衛省と財務省の許可を得て観音崎付近の調査を実施。
案の定ロケ時間が押しに押しまくるどころか本来の目的である聴測所跡の調査をする時間が足りなくなってしまったため再度許可を得て1週間後に調査を実施。コロナ禍でロケに出られなくて打ち切られる番組の多い中コレである。
明治から100年間変わる事のない江戸前本来の磯の様子を伝えた。

2023年にはテレビ放送開始70周年という節目もあって、日テレと同じ年に開局(ただし日テレより開局は先)したNHKの裏番組『ダーウィンが来た!』とのコラボが遂に行われるまでになった。

◆新宿DASH

2016年8月7日放送分より開始。TOKIOの「開拓」第4ステージ。出演者・スタッフ曰く「リアルポケモンGO」

1日の乗降客数世界1位の新宿駅を始め、都庁、歌舞伎町など、多くの人でにぎわう「眠らない街」新宿。
しかし、そんな新宿も江戸時代は畑や雑木林ばかりで、キツネやホタルが見られるなどのどかな場所であった。
そんな昔の新宿に「戻す」のは無理でも、「今の時代に合った生態系を作って、生き物が共存できる街」を目指していく。

用意された「拠点ベース」として、高田馬場にある東京富士大学全面協力の下、屋上*14を借り、付近の生物の生態調査、そして生物が暮らしやすい環境作りを行っていく他、「カラスの被害」「ハチの大量発生」などを防ぐため、生き物・人間双方に得になるよう対策を講じていく。
また、「自分たちで調査した」経験を持つ、大学の間にある神田川も水源として利用している。

例によって1年目には屋上に畑を作り上げ様々な作物を栽培。
2年目からはさらに生き物を呼ぶべく、長瀬デザインの「ハート池」を建設。東京では絶滅危惧種に指定されている様々な生物を発見している。
また、
  • 畑に使った土から偶然生えてきた江戸時代に育てられたウリ科の植物「マクワウリ」
  • 環境省が管轄する新宿御苑から特別に譲り受けた「福羽イチゴ」
  • 深大寺から特別に譲り受けた「深大寺ソバ」
など、品種改良がおこなわれる前の原種作物を育てることに挑戦。特に福羽イチゴに関しては50株保有していた環境省から10株から80株に増やすことに成功している。

国分「新宿御苑の人に見せてあげたいね」

さらには貴重な在来種にして絶滅危惧種のミナミメダカの繁殖にも挑戦。こちらも10匹から66匹に増やすことに成功している。
その他にもできた設備を元に「自然薯」「ジャンボマッシュルーム」などこれまでDASHで出会った農家さんたちの道具を借り「屋上でどこまで作物を育てられるか」に挑んだり、後述する「DASH人脈食堂」の食材調達や米作りの作業も行っている。

また、夏には特別編として「虫嫌い」で知られる嵐・二宮和也を連れて「東京でカブトムシを見つけられるか」にも挑戦。東京に残る数少ない緑の場所で貴重なカブトムシ・クワガタムシを捜索する。
が、向かう場所はオランダ大使館自衛隊敷地内など例によって人脈のスケールがデカイ。

二宮「鉄腕DASH違うんですよ…」

しかし、一方でDASH村からの仲間であり、震災によって東京に引っ越してきた柴犬の北登が「のんびり遊べる場所」としても整備を進めていたが、
その北登は野菜を収穫する前の2017年2月17日、空の上の明雄さんのところに向かっていってしまった。
16歳5か月、人間に換算して80歳前後という大往生であった。


◆DASHご当地PR課

開始当初はDASHガレージという名前で、昔なつかしいおもちゃを巨大化したものを自分たちで作り実際に動くようにするコーナーだったが、
その後全国各地の特産の製品を巨大化するコーナーになった。

これまでに、鏡3000枚で太陽光を集めて焼肉を作る(大阪府大阪市)、全長1kmの流しそうめん(広島県尾道市)、高さ5m、射程100mの超巨大弓(宮崎県都城市)などといったぶっ飛んだ挑戦をしている。
巨大弓制作の際には「とうとう攻城兵器を作った」「DASH島が日本から独立か」などと視聴者に言われていた。

一方で、リーダーの思いつきやこだわりのせいで成功しそうだったものが失敗してしまう残念なケースもいくつかある*15
が、実際に観光客が増えたり、ふるさと納税の額が増えたりと、実際に「PR」としては成功している。さすが超人気番組。

後述するが、舟を作成して船出・搭乗した場合にはBGMとして大抵『宙船』が流れ、視聴者の笑いを誘っている。
そして大概沈む。

毎年冬になるとスキー場を貸し切って雪玉を転がして大きく育ててゴールを目指す企画もある。


◆DASH0円食堂→人脈食堂

2013年4月14日放送分よりスタート。
全国各地に存在する様々な名物や美味しいものの中から、出荷できないキズものや、普段は捨てられてしまっているような食材をもらい、TOKIOが料理する。

商品として成り立たなくても加工して再利用ができる場合や自家利用・他人にあげるとして消費される場合はアウトとなり、もらうことはできない。
日本列島1周目として東京から西へ沖縄まで、2周目として逆に北へ北海道までを制覇し、現在は毎回変わるゲストとともに様々な場所を巡る。

道の駅にて情報収集し、食材探しを行うが、撮影交渉及び食材を譲ってもらうための交渉は全てメンバーが行い、完全にアポなし。
そのため、普通の取材と勘違いされることも多いし、アポなしで来たことを怒る農家さんも居る。
尤も、疫病等の感染を考えれば当然と言え、怒られてもその後はフォローが入るため良好な関係を築いている。

特にゲストに毎回行われる「養鶏場の試練」では過去に怒った方(理由は後述)の映像が使われるのが恒例。
一応毎回映像使用許可を取っているようで、以降は快諾しており、スタッフに卵をプレゼントするなど良い関係になっている。

手に入れた食材を使って調理したあとは、食材を提供してくれた方に振る舞い、みんなで美味しくいただく。

最近は全国の農家さん達の間でも企画内容が知れ渡っているようで、特に説明しなくてもTOKIOが訪れるだけで食材を提供してくれることもある(この番組への率直な感想を言ってくれる場合も)。

普段何気なく食べている物の生産現場や流通を学ぶこともできるのだが、本来理由があって廃棄される食材をタダで要求するという企画に対しては批判の声もあり(理由がなく捨てられるものもあり、廃棄するものであっても再利用方法を見つけて役立ててくれるのなら、と好意的な農家さんや工場の方も勿論居る)、番組内では最も賛否両論なコーナーである。

コロナを経てからはこの企画でお世話になった人たちの人脈を利用して料理を作り上げる「人脈食堂」に変わった。
2022年1月に2年ぶりに0円食堂が再開するものの、キッチンカーを放置しすぎて故障していたというヲチから始まった。
また2023年現状では知名度も上がった為に向こうから売り物にならないものを持ってくることも増えているが、どうやって食品を渡そうかのせめぎ合いが行われている節がある。


◆グリル厄介

2017年開始。テーマ曲は「特攻野郎Aチーム」
詳細は個別項目が出来ているのでそちらで。
全国にいる日本本来の生き物を脅かす、2000種以上の外来種。
これら厄介だが罪のない命を、人だけが持つ料理という力で美味しく頂き、日本本来の自然の復活に繋げる企画。
基本的に毎回異なるシェフに調理を依頼しているが、カミツキガメ以降の一時期は後述の「食事処 味利」に依頼する事が殆どの時期もあった。


◆初物奪取

江戸時代、「初物を食べると寿命が75日延びる」と信じられていた事に因み、年々老化が進行する城島がその年の初物、
それも捕獲・収穫した直後の「初物中の初物」を食べ続ける事で理論上不老不死を狙うという企画。
上述の通り、基本的に城島が中心となって行われる。
漁や採集の最前線にお邪魔し、確保した市場に出回る前の初物を日本一早く頂き最強の初物のご利益にあやかろうというもの。
性質上、どうしても企画中に初物が手に入れられない事も多く、その場合は予備策として初セリに出た初物を競り落とす事で初物入手を目指す。

2019年、2020年と初マグロの「初物中の初物」の入手には続けて失敗しており、
また2020年は挑戦前の城島の迂闊な発言により、城島は2020年一杯マグロを食べられなくなった
2021年のチャレンジで遂に成功、念願の初マグロの奪取に成功すると共に、ついでにスタッフに高級寿司店の寿司詰め合わせを差し入れした。


◆DASH巨大食堂

2021年開始。
「でっかいヤツらを美味しくいただく」をコンセプトに掲げており、巨大なのだが味がイマイチなため見向きもされない海の生き物たちを美味しく頂き、食糧難解決に向けて行くというプロジェクト。

当然ながら食材も自ら釣り上げてからようやく始まる企画なのだが、巨大故に釣り上げるのは非常に難しく、メンバーのスケジュールの空きの無さも相まって、成功率は低い。
しかしながら、いずれの回も巨大な食材そのものを獲得したり、予め捕獲してあるものを受け取るなどして、どうにか目的を成し遂げている。
予算がかさむ割に成功したためしがなく打ち切りも囁かれたが、2023年2月12日の放送回にて、遂にリチャードがアブラボウズを釣り上げるのに成功。
流れとしては「グリル厄介」に近いが、最大の違いはプロの料理人に頼んで調理法を編み出すのではなく、城島自らが調理経験を活かして試行錯誤の末に料理を完成させるという点。
3回目のロケの時は「おさかな本舗 たいこ茶屋」の大将が助っ人で来てくれたが、せっかく来てくれたというのに途中で退場させてしまい、完成した料理もお裾分けしている様子もなかった。
料理を完成させた後は、それを小分けにして合計何人分の人が食べられたのかを集計する。


料理したもの一覧
  • カマストガリザメ
沖縄で大量発生しているサメ。ちなみに城島はサメの駆除も経験済みである。
元々はロウニンアジを狙っている際に釣れたものだが、これもこれで買い手が付かず廃棄される魚なので、そのまま巨大食堂の企画に持ち込んだ。
そして、元々アジフライを作ることを考えていたシンタローの案を汲んで、アジフライならぬサメフライを作り上げた。

  • ホシエイ
アカエイの仲間で、黒色の体に白い斑点が特徴のエイ。その巨体で漁師が仕掛けた網に絡まる迷惑者。
あまりのデカさに城島もこれを料理しようとしていたことに対して「ちょっと異常やと思うこのコーナー」と口にしてしまう。
今回はリチャードの案で煮付けを作ることにした。ちなみに城島はエイの調理も経験済みである。

  • ロウニンアジ
通称GT(Giant Trevally:巨大アジ)。時には海面近くを飛ぶ鳥すらも食べてしまう大食い。
こちらはイソマグロを狙っていた際に漁り上げたものだが、このチャレンジの丁度1年前にロウニンアジを狙っていたため、そのまま企画に持ち込むこととなった。
よって、念願だった巨大アジフライを作ることが叶うのだった。ちなみに城島はアジフライの作り方も経験済みである。
なお、番組内でもテロップで注意書きがなされているが、ロウニンアジは毒をもつ場合があるので、大型のロウニンアジには注意が必要。

  • アブラボウズ
カサゴ目ギンダラ科の深海魚。実際にこの魚を使用した「あぶらぼうず伝説」なる駅弁も存在する。
高級魚のクエに似ているため、クエ鍋ならぬアブラボウズ鍋として調理された。
ただ脂分が多いため食べ過ぎは禁物。ちなみに直前に釣れてしまったバラムツはもっと脂分がきついので、流石にこちらは調理されなかった。

  • ダイアンアナゴ
東京湾でシャコなどを食い荒らす、通称海のアナコンダ。
城島となにわ男子の大橋和也が2匹ずつゲットし、城島が2番目に釣った140㎝ものを食材として、アナゴ丼に調理。
ぬめり取りと厚い皮を切るのも大変だが、一番の苦労は太い骨の除去とのこと。

  • ヒラマサ、マダイ
ヒラマサは通称海のスプリンター、マダイの巨大なものは通称日本海のレッドモンスター。
どちらもこのコーナー初参加の岸がゲット。ヒラマサは身が硬く脂分がほとんどない95㎝ものだったが、マダイはこのコーナーの趣旨とは異なる53㎝の食べごろサイズだった。
この2匹に64㎝の食べごろサイズのヒラマサ、ついでに釣れたイサキとシイラを使い、巨大海鮮丼を作った。

◆DASHメシ遺産

2022年9月放送分から開始。
全国各地の食文化を次世代に残すべく、農林水産省が管理・公開している「うちの郷土料理」
まだそこに載っていない隠れた郷土料理を求めて、太一とゲストが田舎町を駆け巡る。
当然、調査手段は基本的に聞き込み。帰るまでの制限時間(6時間前後)内にその地ならではの料理が見つかるかは二人(+スタッフ)のコミュ力と体力に懸かっている。


◆DASHバーガー

2024年3月17日放送分から開始。
ラーメン、カレーに続く番組オリジナル料理第3弾。
和牛をベースとしたハンバーガーを創り、世界大会での優勝を目指す。

◇過去の企画・不定期企画


◆ソーラーカー日本一周
2001年11月18日からスタート。
山口と松岡が中古車オークションでダイハツ・ハイゼットを落札し自分たちの手でソーラーカーに改造した。
公道を走るための検査ではライトの角度などから1度目こそ失格となるも調整を行い2度目で無事合格。
「だん吉」と名付けて晴海埠頭まで試験走行を行った後、海岸線に日本一周の旅に出た。
ソーラーパネルも旧式かつ手作りで作ったソーラーカーなので、走れるのは日暮れまで。急な上り坂は天敵。
おまけに軽くするためエアコン等もついていない(このため冬のロケでは目出し帽やらホッカイロやら持ち込んだこともある)。
何度か不具合が起きているため、その都度近くの工場に持ち込んでかつてJAFに弟子入りした経験を活かして直す事もあった。
何かがおかしいが気にしてはいけない。


当初はただ海岸線に沿って日本一周を目指すだけだったが、次第に通りかかった地域にある名所や行事・特産物・料理なども紹介する旅企画の要素も含まれるようになった。
TOKIOが別の仕事で運転できない時はスタッフや地元の有志の人達が代わりに運転する。
2010年4月11日放送分で、TOKIOメンバー5人(この時期メンバーのソロ活動もあって、番組に全員出演することは全くなく、このゴールが久しぶりにTOKIO5人がそろって出演する回だった。*16)で、スタート地点の東京・晴海にゴールし完結。走行距離は17,704Kmであった。

メンバー曰く夕方になるとリーダーが寝ちゃうため退屈だったという。

長瀬が番組とグループを去る最後の放送となった2021年3月28日、11年ぶりに行った「どこまで行けるか」企画で開始時の収録スタジオだった後楽園ホールを目指し3000歩を城島・国分・松岡が歩く中、長瀬は城島からの指令で都内のある場所に眠っていたソーラーカーと10年ぶりに再会した。ただ、車検がとっくに切れていたため再び走らせることは叶わず修理だけ行い、自走ではなくローダーで運ばれてメンバーと再会することとなった。

余談だが、同様の企画としてレイルウェイライター・種村直樹による「日本列島外周気まぐれ列車」が雑誌で連載されており、その遅筆ぶり*17から一部の鉄道ファンではこれとどちらが先にゴールするかで話題にもなった。この番組のおかげで種村の外周が取り巻きの内輪ネタや旅行貯金ネタばかりと内容のなさが露呈しただけとなった。


◆世界一うまいラーメン作れるか?
2014年4月27日放送分からTOKIO結成20周年を記念しスタート。しかし、完結したのは2016年3月20日放送分。
これまでに学んできたことを活かし、「世界一うまいラーメン」を作ることを目指す。

これまで、麺に必要な小麦粉は耕作放棄地となった福島の畑を一から再生して小麦を育てることで作り、出汁に必要な鰹節・昆布・はTOKIOが自分達で海に潜ったり漁に出たりして採集してきた。何かがおかしいが気にしてはいけない。
また麺の打ち方やスープの作り方などもラーメン界の巨匠たちからレクチャーしてもらい、TOKIO自身が挑戦する。
一度はダメ出しを受けたものの、さらなる研究と食材の厳選でプロをうならせるほどの「世界一うまいラーメン」が完成。
さらには一般の人にもTOKIOのラーメンとは知らせずに食べてもらい、高評価を得ることができた。


が、材料にこだわりすぎて原価630円、そこに光熱費、人件費等を加えると想定価格2000円以上というシロモノになってしまった。
というわけで、改めて「千円以下、数百円程度の価格でありながら美味しい『日本中のラーメン』こそ『世界一』」という結論に至り完結となった。

その後は『新宿DASH』でも土壌改良に昆布の成分が良いことからこの企画でできたつながりが早速役に立った。さらにその後、2022/7/31の放送にて、ラーメンが一夜限り復活され、関ジャニ横山などから絶賛を得た。


◆俺達のDASHカレー
2018年5月20日スタート。ラーメンと並ぶ国民食であるカレーライスを一から作ろうという企画。
実は上記の第一回放送の前週が山口の一件を受けて急遽制作された回だったため、この企画は4人になって程なく立ち上げられた企画と言える。
2020年3月29日放送分にて完結した。

カレーの具である野菜類はTOKIOの持っているノウハウを活かせば作れるわけだが、問題はスパイス。
長瀬がカレーの本場インドへ飛び、現地の家庭のカレーの作り方を学び、スパイス農家の下へ行って栽培方法を学ぶ。
しかしもらったメモ書きがヒンディー語で長瀬はおろか番組関係者に読める人が居なかったので西葛西の江戸川インド人会会長に解読してもらった。
そして会長からは衝撃の事実を知らされることに…。
移動式スパイス栽培車とかとんでもない物が生まれたのもこの企画。
以降、研究や取材を進める内に判明した長瀬の味覚センスの謎の高さを活かす形で彼主導で進行して行く。

その後も企画は水面下で進行していたが、後に番組初となる畜産として目指して密かに始動していたポークカレー用の養豚が、
豚コレラの流行で無念の断念となったことが発表された*18

そして養豚に代わる挑戦として松岡が独自にエビの養殖を開始
こちらはつつがなく成功するも、スパイスに対してエビの主張が強すぎると判断され、結局エビカレーにする事は断念、ポークカレーに決定した*19

遂にスパイスとメイン具材が決定した後、「本当に美味いか視聴者の判断に委ねる」としてレシピを公開、全国のご家庭に向けて再現を依頼した
更に、最後の隠し味にブルーチーズとキムチの汁のどちらを選ぶかを決め切れなかったため、その両方を採用し、
「安心感のある味」のブルーチーズ型をポークカレー2020、「口にかき込みたくなるカレー」のキムチ型をワイルドポークと命名した。
そのどちらの方がより美味いかはTOKIOメンバーの4人では半々に分かれたため、
最終的な「一番美味いカレー」はレシピを再現した視聴者の判断に委ねられるという結果となった。

またDASHカレーの完成に合わせ、城嶋が島の反射炉を使用してメンバーの名前入りアルミ製の皿とスプーンを作成したが、
皿は型に文字を反転させずに彫った為に名前が鏡文字になってしまい、スプーンも流木を型にしたせいで異様に太かったため、
スプーンについてはスプーン置きに使われる結果となった。


◆DASH!!ご当地バイト
2012年7月1日放送分より開始。
「忙しい人たちのために「ネコの手」ならぬ「TOKIOの手」を」がコンセプト。
さまざまなことを経験したTOKIOのメンバーが全国各地へ出向き、イカ漁やアジ漁、カニ漁やフグの養殖、サメ退治、ハブ退治、スズメバチ退治などのバラエティに富んだアルバイトをお代なしで手伝う。
給料の代わりに最後にはそのお仕事でしか食べられない賄い料理をいただく。
ハブでもハチでもTOKIOは笑顔で食べられる。何かがおかしいが気にしてはいけない。
出張DASH村やDASH海岸と統合する形で終了。なお、ハブとハチ、サメに関しては年に一度ほど研修という形で放送されている


◆謎の道具の正体をつきとめろ!!
過去に使われていた「謎の道具」の利用法を知っている人をTOKIOが制限時間内に探しだす。
出題者は荒俣宏。


◆水鉄砲合戦
城下町を舞台に、TOKIOチームの「鉄腕軍」3人が地元住民を相手に水鉄砲で戦う。
参加者は水にぬれると色が変わるゼッケンを着ており、ゼッケンが濡れると失格。
城を含めて全部で3つチェックポイントがあり、城の前にあるゴールの旗を濡らせば鉄腕軍の勝利となる。


◆TOKIO VS 100人の刑事
TOKIO5人と元警視庁刑事の二戸昭吾(通称:二戸キャップ)率いる100人の刑事による鬼ごっこ。
制限時間内にTOKIO側が一人でも逃げ切ればTOKIOの勝利。
TOKIOメンバーはビーコンで刑事の接近を察知できる。
またビーコンでなくとも「一定以上心拍数が上がったら現在位置が知られてしまう」といった違った形式で行われたこともある。

これら「水鉄砲合戦」と「100人の刑事」は後に、フジテレビでは「逃走中」などのシリーズ、TBSでは「THE鬼タイジ」などと他局の特番に企画が派生していったので、鉄腕DASHはテレビの野外ロケと集団で行うゲームを組み合わせたルーツ的な番組とも言える。


◆リレー対決シリーズ(早朝リレーシリーズ)
深夜時代・ゴールデン初期を代表する企画。ゴールデンに進出して最初の放送もこの企画でスタートした。5人が電車その他とリレーで対決を行う。
主な対戦相手は「宇都宮線」「鶴見線」などだが、特に起動加速度日本一を誇る「阪神ジェットカー」はシリーズ最強のライバルであり、負けたTOKIOがリベンジマッチをし、更に20周年企画で「再戦」したりと因縁深い。
当時CDデビューして間もなかったTOKIOを、「電車と走る人たち」とお茶の間に印象付けた。
最初の方から何かがおかしいが気にしてはいけない。
2020年のウルトラマンDASHで競歩vsTOKIO&嵐という形で久々に登場した。
2022年の同番組でもパラアスリートvsTOKIO達として久々の登場。


◆ストリートミュージシャン列伝
第1回放送から始まった深夜時代の企画。
TOKIOの本職趣味・音楽に関する企画。
リーダー・達也・太一が小アーティストとして全国を回って集めた投げ銭でCDを作ってわざわざインディーズで発売したり、
これに対抗して松岡・長瀬が忌野清志郎とサポートのドラマーを誘って「ぴんく」というバンドを組んで、地方FM局のコンテストに参加して決勝まで行ってみたりと、何かがおかしいが気にしてはいけない。

だが、この企画以来TOKIOの音楽業界での評価が上がり、ジャニーズ御用達音楽家以外のシンガーソングライターや自作曲が増えるなど、
ただの「ジャニーズアイドルのバンド」から「本格派バンド」に脱皮したきっかけともいえる。


◆ザ!レストア!DASH!!
2016年開始。
まだまだ使えるのに、いつの間にか忘れ去られた道具をTOKIOが復活させる、という企画。
TOKIOの新たなレベルアップが狙いにあるらしい

第1回は使われなくなったミカン運搬用のモノレールを修理し、山梨県南巨摩郡・上佐野の坂道に新たなモノレールを設置した。

第2回はかつてDASH村でも使ったことのある足踏みミシンを修理。
電源要らずでどこでも使える利点を活かし、破れた帆の補修に苦労していた岡山大学ヨット部がそれを使用することになった。


◆DASH何の日調査隊
2015年開始。
「今日(放送日)は何の日」なのか調べ、それに関係する何かを企画し行う。

0円食堂同様単週企画かと思いきや、スケールが大きすぎるので年一ペースという放送間隔である。
肉の日だからと言って月一で牛育てる訳にはいかなかったようだ。

第1回の5月17日は伊能忠敬の命日だったので、海が荒れたため忠敬が未測量だった城ケ島に上陸し、実際に伊能忠敬が行った方法で測量を試みた。
結果的には角度こそ近かったのだが、途中から距離が狂ってしまい、忠敬の偉大さを改めて知る結果となった。

そして第2回(1月14日)では「ゴールドラッシュの日」にちなみ、金鉱山に出向き、金鉱石を採掘。
さらに、昔ながらの手作業で精錬を行い、約100kgの鉱石から0.15gの純金(700円相当)を手に入れた。
なお、この金は指輪に組み込まれ(指輪を作るには少なすぎたため)、漬物作りでお世話になった「三瓶孝子」さんに贈られた。


他多数。

TOKIOの体力的な問題からか、最近はTOKIOが走り回るような企画はあまり行われていない。
……のだが、時折思い出したようにリーダーを雪山で風呂に漬けたり、リーダーを巨大雪像から逃げ回らせたりしている。


◇TOKIOが持っている資格など

城島:移動式クレーン運転士免許、車両系建設機械運転者の資格の区分の内、車両系建設機械
山口:一級小型船舶操縦士、潜水士免許、大工学校卒、モデルロケット3級ライセンス
長瀬:ニ級小型船舶操縦士
松岡:調理師免許、潜水士免許
国分:炭焼き職人、モデルロケット3級ライセンス

他多数


BGM

BGMの選曲センスが妙に良いことでも有名。
一般バラエティらしい選曲だったかと思えば唐突に盛り上がりどころでパシフィック・リムメインテーマを流したりと視聴者を唸らせている。
上述のラブカ捕獲の際には実際にシン・ゴジラのあのBGMが流れ、視聴者の腹筋にダメージを与えた。

またTOKIOの楽曲が流れることもあるが、スチロール製のボロ舟の船出に『宙船』を流すなどの自虐的な使い方が多い。
もちろんDASH海岸のテーマ「遥か -はるか-」などそうでない曲もあるが。

特に宙船についてはこの番組のおかげで「もう『宙船』がまともに聞けない」と言われたり、“沈没しそうな”船が予告に出るたびに「『宙船』が流れるかな?」とか言われたりもする。
ついには他の場面で使われると「負けフラグ」扱いに。だが、熊本県八代市のイグサ船は見事ほぼ無傷で川を下り、『宙船』が勝利BGMとして使用された。

村でよく流れていた神楽笛をメインメロディーとしたどこか郷愁を誘う和風の曲は「ヒヲウの夕暮れ」という曲。
かつてNHKのBS-2で放送していた「機巧奇傳ヒヲウ戦記」で使われていた。
DASH村がスタートした2000年に放送しており、当時見ていた読者の方も多かったのではないだろうか。

DASH島では『モンスターハンター』の音楽が多用されており、多い時は1回の放送で4曲も使う。
特に「島」繋がりということもあってか孤島汎用戦闘曲である『海と陸の共震』の使用率が高い。
これに関して「似合う」「違和感ない」と視聴者からも好評。とくに山口達也が前挽大鋸を使った回での使用が人気のようだ。
ちなみにDASH島企画のタイトルコールやエンディングクレジットで流れているのは、2011年全日本吹奏楽コンクール課題曲のⅡ『天国の島』。

一方、クライマックスやタイムアップ直前に流れる曲としてはロバート・マイルズの『Fable』や『Children』が有名。
こちらも良曲だったりするが、近年はあまり使われなくなってしまった。
村や島の曲よりもこちらを推す人もいる。


◇登場人物&スタッフ

専門家勢以外では体育会系のスタッフが多く、頭脳派ADは募集中だが、意外な資格持ちがわりと多い。
また、名前テロップの側に「好きな〇〇」と妙なプロフィールを付記される事にも定評がある。

TOKIO
該当項目参照。
釘打ちよりも電動ドリルに苦労する。
ついに「日本唯一の土木系アイドル」とぶっちゃけられてしまった。

◆島田総一郎
この番組のチーフプロデューサー(2022年1月現在)であり、ある意味元凶ながら急流で溺れかけたりといろいろ酷い目にあう。通称:島P
元格闘家でかなりムキムキ。背筋力は200㎏を超えるため力仕事もお手の物。長瀬より背がデカい。
Twitterにおける広報担当その1。
2023年4月現在はこの番組に加えて「嗚呼!みんなの動物園」「マツコ会議」「超無敵クラス」「午前0時の森」「はじめてのおつかい」といった番組でチーフプロデューサーを担当。かつては「幸せ!ボンビーガール」なども担当しており、「東京から来た漁師(たまにミュージシャン)」のテロップを作りだした張本人。
うどん大好き。

◆斎藤慎一
プロデューサー(2022年1月現在)。島長ともいわれており、島で作業するスタッフのまとめ役。
主にぐっさんの言動に気を揉んでおり、「もう島住んじゃおうかな?」と発言した際には、「まだ時期尚早です!!」とスライディング土下座で止めるあたりその気苦労がうかがえる。
が、その一方で島に常駐するスタッフをダーツで決めようとしていたり、もうちょっと開拓が進んでから…などと言うあたり島で生活することに抵抗はないようである。
松岡とは同学年とのことで、松岡をイジるテロップは彼が作っているものと思われる。
広報担当その2。彼のTwitterアカウントでは主に島が放送される時に呟かれるが、時折普段のDASH島の風景が投稿されている。
好きな漫画は「魁!!男塾

◆足立宰
AD(アシスタント ディレクター)ではなく(アシスタント 大工)たるその人。口調からして関西出身と思われる。
身長167㎝の小柄ながら1日5食な高燃費でハイパワーを叩き出す凄い人。
時にリーダーのサポート・代打としても活躍、「ご当地PR・紙の船編」では負傷したTOKIOに代わり後半1人で担当。
スタッフすらネタにする日曜ゴールデンらしからぬ画という事態にはなったが見事大役を果たした。
この働きぶりから視聴者からは「(明雄さんを6人目としたうえで)7人目のTOKIO」という称号が着いた。
嗅覚に定評があるようで漂着物の鑑定に駆り出されることもしばしば。が、そのせいか寿司はさび抜きが好みとのこと。
地元の漁師も驚くサイズのサメにも敢然と立ち向かうが怖いものはおばけ。
2022年1月現在は別番組に異動している。

◆北村朋広
制作会社であるIVSテレビ制作の社員で寡黙な若いAD。途中からDに昇進し、2022年1月現在は演出担当。
趣味は寺社仏閣巡りに相撲観戦とかなり渋い。
恒例となりつつあるリーダーとの相撲では今のところ4戦全勝。
リーダーとは開拓仲間でありライバルである。
アイドルを投げ飛ばすスタッフがいるがなんも問題が無い当たりこの番組の特殊性がうかがえる。
最近新しい部屋を開いたとか。
嫌いな言葉は「無気力相撲」
足立ADと並んで人気のあるスタッフ。

◆佐藤丁丈
異動時点ではディレクター。身長180㎝を超えるDASH島の巨人。
ぐっさんから呼び捨てにされるあたり関係の深さがうかがえる。
リーダーとの七夕相撲では相手力士に選ばれていたが体格差があるため交代した。
2022年1月現在は別番組へ異動している。

◆原章修
ほぼ9割肉体派揃いのADの中でも頭脳派(多分)。
主にDASH海岸の見守りを担当しているが、理科の教員免許を持っているため、
解説が手慣れているほか、「摂餌行為」「狂飆」など使う言葉が非常に専門的。しかもかなりスラスラ出てくる。やはりDASHクオリティ。
このためある意味国語の勉強にもなる。
その語彙力に先輩ADはついていけなかった。
2022年1月現在は別番組へ異動している。

◆三浦洋平
TOKIOとともに2年間ラーメン修行したAD。
企画終了までに作ったラーメンは100杯以上で湯切りも完璧にマスターしている。
しかし、企画終了後には達也いわく「スタッフ辞めてラーメン屋をやる!」と言い出す騒ぎになったとのことで、その後もラーメン企画の復活を目論んでいるとか。こう言いながらも2022年1月現在はディレクターに出世してDASHに携わり続けている。

◆山口礼斗
5代目村民で北登を預かっていた。
当初は当然戸惑ったそうだが明雄さん達の指導によりその後新男米の企画を担当していた。
なお、ほかにも「山口」の名字を持つスタッフがいるため達也共々名前で呼ばれていた。
2022年1月現在は別番組に異動している。

◆山口太一
姓は山口、名は太一とTOKIO二人の名前を持つAD。
DASH村での8年以上の農業経験もあり、雑用以外でも度々登場して名前をいじられる。
2022年1月現在は既にDASHのスタッフから離れているが、その後しばらくして彼の実父が「グリル厄介」で厄介者の調理担当シェフとして登場した。

◆ランボー&コマンドー
本名は佐藤と西田。
肉体に定評のある若者D二人組(以前はAD)、主にDASH島担当。
力仕事が必要な時は決まって登場、本人たちも「いいトレーニングになります」だとか、
一緒に作業している新米ADに対しても効率的かつ同時に筋肉を鍛えられる身体の動かし方を説明するなどブッ飛んでいる。
夜通し行われた反射炉加熱作業の仮眠の時間中も、中々寝付けなかった末に二人揃って筋トレしようとしてテロップに「休む気 あるのか」「頼む 休んでくれ」などとツッコまれていた。
なおコマンドーは2023年5月14日放送分をもって降板。今後はテレビ業界を引退しフィットネス業界へ転職するとのこと。

◆草間リチャード敬太
専ら「リチャード」の愛称で呼ばれるTOKIOの後輩。関西ジャニーズJr「Aぇ! group」のメンバーとして芸能活動も行っている。
タレントとしての魅せ方やダジャレはまだ修行中の身。
2018年頃から番組にゲスト出演するようになり、度々島の開拓や外来種の捕獲に参加する様になる。
超初期はADという身分で登場していたが、いつの間にかJr扱いになった。
京都出身で、子供の頃から山で遊んでいたため山が得意という見た目通りのワイルドな人物なのだが、性格は常識人寄りであり、
何かと型破りなTOKIOや後述のシンタローに振り回されがちな傾向にあり、ツッコミ役になっている事も多い。
シンタローや岸など同年代のメンバーに比べ自身やグループの一般知名度が低い事を気にしており、企画の一環で大声で名乗ったのがウケたのを契機に大声キャラの道を模索しているフシがある。
番組で役立てようとガス溶接の資格を取得する。

◆森本慎太郎
愛称は「シンタロー」
同じくTOKIOの後輩で、現在はSixTONESとして活動中。
上記リチャードとの同時期から番組に参加する。
島に自生していたよく分からない植物やら島に流れ着いていた藻やらを平気で食べたり、時化る真冬の海に素潜りして獲物を捕って来たり、
40年以上放置されていた溜め池の水を味見しようとしたりするなど、時にはあのTOKIOすらもドン引きさせる野性味溢れる強者。
それでもヌタウナギの気持ち悪さにはかなりの抵抗感を持っていたが、城島の手解きと練習によりヌタウナギの伝統的肝抜き法を継承し、
「二代目ヌタウナギマスター」となった。
後輩コンビではおバカキャラ担当なのだが、船舶免許を取得したり、米作りではトラクターの運転を習い始めた辺り、やっぱりDASH関係者である。
また小型ショベルの免許も取得。城島のように中型ショベルカーは運転できないものの、細部の掘削に役立つ。

◆岸優太
やはりTOKIOの後輩。かつてはKing&Princeのメンバーだった。
当初は主に新宿DASHをメインにしていたが、葛尾村での米作りが始まって以降はそちらにもメインのメンバーとして参加している。
元々は番宣のためのゲストとしての出演……のはずだったのだが、かつてのTOKIOの如く「農業は元よりその他の知識すらゼロ」の状態から、
主に太一とリーダーのちょっと厳しくも優しい先輩達の指導を受けてるうちにあれよあれよと準レギュラー化。
そのやりとりから「村が始まった頃のTOKIOと明雄さん」を思い出す視聴者も多い。
リチャード・シンタローと比べて比較的大人しい目のキャラだが、
  • ラディッシュをラディッツと言い間違える
  • 太「そば好きなんだって?」優「週7で食べるくらい好きです」太「週7って毎日で良くない?」
など天然・おバカキャラなところも披露しており、その都度太一からツッコまれている。
また企画が進むに連れて「手先が器用」という個性を発揮するようになり、特に細々とした単純作業は慣熟も作業スピードも早い。
2023年5月のキンプリ脱退後も引き続き番組に携わり続けたが、同年9月末に事務所を退所。しかし、日本テレビはスポーツ紙の取材に対する回答として「岸さんは『鉄腕DASH』の大切なファミリーと考えており、今後ともその(出演継続の)方針に変更はありません」という何物にも変え難い最高の言葉を送りファンを喜ばせた。実際、退所後の同年10月15日放送分のスペシャルにも登場*20…とこれだけでも珍しいが、なんとその日は岸が滝沢秀明氏の事務所「TOBE」の移籍を発表した直後だったことでも大きな話題となった。にもかかわらず、その日の放送を最後に出演が途絶えている。

◆横山裕
関ジャニ∞改めSUPER EIGHTのメンバー。
元々はDASHデミー賞のみの出演だったが、徐々にグリル厄介などのロケに参加するようになる。

◆松島聡
Sexy Zone改めtimeleszのメンバー。
岸と入れ替わるように2023年10月から新宿DASHに参加、以降出番を増やしている。

◆松田元太
Travis Japanのメンバー。
岸と入れ替わるように2023年10月から新宿DASHに参加、以降出番を増やしている。

◆城島人形
どんな企画にも体当たりで挑むリーダーだが、
パラシュートでの落下や燃え盛る屋内など失敗すれば大惨事が予想される企画の際に、リーダーに代わって挑戦する人形。顔はあまり似ていないけど。
大抵、強力すぎる装置の衝撃でヅラが飛んだり、バラバラになったりと無残な姿となってしまう。
本当はリーダーが生身でやりたいようだが、流石に止められてるそうな。

◆アヒル隊長
普通ならお風呂場でのお子様相手のおもちゃとして大活躍だが、この番組では小型カメラを装備させて海に潜水、水路が何処に続いてるかの潜入捜査。
巨大流しそうめんのテスト走行として絶壁からジャンプさせられたりとハードな仕事をこなす。
何回か死を覚悟するような場面もあったが無事に生還し、まさに隊長らしい活躍をみせている。
DASH村の村長も兼任しており、村ではその疲れを癒すかのようにゆっくりと水につかっていた。その映像が度々「インサート」*21と呼ばれるアイキャッチ代わりの映像で使われており、2021年夏にDASH村を後輩3人とリーダーで訪ねた際もそのことに触れてそのインサート映像まで流されている。
元々このおもちゃにこれといった名前はなかったが、番組内でTOKIOらに「アヒル隊長」と呼ばれたのが世間に定着し、今ではメーカーも「アヒル隊長」を商品名にしている。また、生産は終了していたが番組によって人気が出たため再生産されたとかないとか・・・。
現在はアイキャッチ代わりに季節の装いをして飾られている。

◆三瓶明雄
農業協同組合より農業指導員として紹介された農業の達人。
明雄さんと呼ばれ、明るい笑顔、福耳、太鼓腹でTOKIOやスタッフのみならず全国の視聴者からも大いに慕われていた「みんなのおじいちゃん」
その人気たるや出張DASH村で農家の方からトラクターにサインを求められたほど。
「DASH村」において、企画開始当初からTOKIOと共に村の発展に携わり、野菜や米の作り方から動物の飼い方、大工仕事の基礎など
様々なことを教えてくれた、TOKIOの師匠ともいえる人物。直接的な教え以外でも様々な形でTOKIOを現在も成長させている。
特に口癖の「まだまだぁ~」は現状に満足せずもっと高みを目指し前へ進む言葉としてTOKIOを支えている。
あまりにもTOKIOと馴染みすぎて「TOKIOの6人目」なんて言われる事もあった。

DASH村が休止した後も「出張DASH村」等に出演していたが、村へ帰ることは叶わず2014年6月6日、急性骨髄性白血病で福島県伊達市内の病院で84年の生涯を閉じた。
番組では明雄さんが亡くなった直後の放送で急遽明雄さんを追悼する企画が挿入された。
しかし、明雄さんがいなくなってもTOKIOとの絆はしっかりと繋がり続けている。
2016年にはTOKIOオリジナルの新男米と明雄さんが生前育てていたチヨニシキとを掛け合わせることで更に美味しくなることが判明している。
さらに城島が結婚した際には「ニュースリーダー」の生放送を終えたその足で城島が明雄さんが眠る福島の墓前を訪れて報告している。
上述した「6人目のTOKIO」という言葉もリーダー自身の口から出た。
死してなお切れないTOKIOとの絆、なお高みを目指すための教えに全国の視聴者が感涙に咽んだのは言うまでもない。

◆三瓶孝子
村での開拓を手伝った漬物名人の女性。
TOKIOも孝子さんの漬物は大好きであり、この味が記憶に残っている米を探し当てる重要な手掛かりとなった。
前述したようにリーダーから金の入った指輪を送られた。
実はDASH村の土地の所有者で番組に提供したのは孝子さんの夫・宝次さんで、出演オファーが過去にもあったが当時町議会議員だったため、村の場所もばれることから出演を辞退していた(2021年夏に城島と後輩3人が村を訪ねた際に初めて出演)。村は住人でないと簡単に入れない「帰還困難区域」の中にあるため、現地に行けないTOKIOやスタッフに代わり、宝次さんが今でも定期的に建物の状況を見回ったり草刈りなどの管理を続けている。

◆木村尚
「DASH海岸」のコーナーの指導役。潜水士免許も持っており、若い頃はわりとハンサム。
NPO法人「海辺つくり研究会」の理事を務めており、これまでに全国各地で海洋環境に関する講演や子供向けのイベント、海の再生のための活動を行ってきた海の専門家。
明雄さんが村の師匠なら、木村さんは海の師匠。

もともとはアドバイザーだけで出演するつもりはなかったそうだが、ある時テレビに映ってしまい、それを機に積極的に出演するようになったそうである。
DASH海岸は想定していたよりもずっと早く生き物が戻ってきたどころか前述のように論文書いて発表できるレベルの発見があるため、しばしば興奮した言動をしている。
2016年11月におめでたく、60歳の還暦を迎えたため、DASH海岸メンバーwith桝太一&飲み友になった中村孝明*22による還暦祝いが行われた。
マヨラーだが年齢のため控えろと言われているほか、タルタルソースも好物。
上記の出演するつもりがなかったとは思えないくらい活き活きした表情を見せることも多くなっている。

◆桝太一
同志社大学のハリス理化学研究所で助教を務める科学者で、かつては好きな男性アナウンサー5年連続第1位で殿堂入りを果たした日テレアナウンサー陣の顔だった。アナウンサーでは珍しく理系。
東京大学大学院卒業というエリートであり、スキューバーダイビングライセンスや潜水士の資格も持つ普通に超人。
大学ではアナゴを、大学院ではアサリの研究をしており、海洋生物に関する知識は専門家なみにある。他に昆虫も好き。
その際、高確率で潮干狩りをしている幼少期の桝の映像が流れる。

その豊富な海洋生物への知識と東京湾への愛情からDASH海岸に参加。
当初は会社に無許可でロケ参加していたのだがさすがに怒られ、それなら「有給とっとこ」と有給休暇申請しロケに押しかけで参加。山口の降板後は実質的な後釜として調査・作業に参加している。本人の天国である

珍しい生き物を見つけるとロケをそっちのけで興奮して熱く語り出し、大概ロケ時間が長くなる。
一方、木村先生のみならずDASH村を始めとする様々な企画で経験を積んだTOKIOとの差にツッコむなどギリ一般人寄り。
また、『ZIP!』で見せたダンスなど不器用気味でもあり、「漂流した木を使ってのルアー作り」では鉈一本で作り上げる城島に対しやすりを使ってもボロボロであった。

2021年の春までは『ZIP!』の司会だったため早朝から行わなければならない漁に参加できないこともあったが、同年春に後輩の水卜麻美に『ZIP!』を託して勇退。福澤から受け継いでこの番組の前にやっている『真相報道バンキシャ!』のキャスターとなってからは立て続けの出演になっている。

2022年春で日テレを退社し、フリーアナウンサー兼同志社大学でメディアにおける科学技術の伝え方についての研究を行うことを発表。この時点では『バンキシャ』の続投を表明したが『DASH海岸』の方は不明であり視聴者を心配させたが、大学側も番組を「サイエンスコミュニケーションの完成形」「研究活動の範囲内」と称しており「これからもお邪魔したい」「ダメなら休みの日に来ます」と宣言し、こちらも参加続投を宣言した。

◆歌丸スコップ
落語芸術協会怪鳥会長の桂歌丸師匠が描かれた緑のスコップ*23
2016年、歌丸最期最後の笑点の大喜利に出演した際に賞品として獲得。
開拓が 墓 はかどるように役立てて欲しいと言っていたが流石に恐れ多く、 毛が ケガ無しの願掛けとして舟屋に飾られている。
角度によってはちらほら映ることがあり、大笑いでTOKIOを 天国 上から見守っている。
また、2014年にも結成20週年記念でゲスト出演し、これまた歌丸師匠の描かれたヘルメットが贈られたが、絵のように禿るからか、三遊亭小遊三師匠のように頭が大きく入らないのか、歌丸師匠に寿命を吸い取られるからか、擦れて絵が禿たり傷ついた結果、藁人形の如く歌丸師匠に何かあったらシャレにならないからかは不明だが使われておらず所在不明であったが、
2018年に「追悼 桂歌丸展」において展示された中にこのヘルメットも飾られていた。

◆采女社長
0円食堂で訪れた養鶏場「采女ファーム」の社長。
しかし突然アポも無しに現れた挙句に廃棄予定の卵を要求する長瀬に憤慨、激怒させてしまう*24
しかしその後のDASH側の真摯な対応もあって和解、現在では度々DASHスタッフに卵や卵製品を送っている程に良好な関係となっている。
またこの経験を受けて、0円食堂にゲストが来た時は養鶏場は必ずゲストに任され0円食堂の洗礼を受けさせられる事となった。
これだけなら企画の中で出会った一社長であっただろうが、本題はここから。

その後、0円食堂で養鶏場の話題が出ると その度に必ず件の長瀬が怒られた時の映像が流れるようになった。
その回数、2018年4月時点で13回。初放送は2014年だったので、3ヶ月に1回のペースで放送されていることになる。
ちなみに、同じく何度も何度も繰り返される事でお馴染みのニコルの死亡シーンが流れた回数は合計14回である。もうすぐ追い付く
13回目のロケ地は奇しくも愛知県大府(オーブ)市であった。
そして10回以上放送された現在でも、 放送する際には毎回毎回必ず電話で映像使用の許可を取っている。
許可を取る様子も度々放送されているが、社長の声色は毎度とも非常に優し気で、映像の使用を正に快く許可して頂いている。

「人脈食堂」ではこちらで扱っている卵を目黒区の販売所で購入している。

◆岩田利夫
東京都品川区東大井にある大衆食堂「食事処 味利」のマスター。
元はホテルのシェフという経歴から、その腕前は折り紙つき。
客からのリクエストに答えてメニューをいくつも追加したために100前後ものメニュー数を誇り、
そして多くのメニューを1000円以下で提供する「安ウマ料理請負人」。
グリル厄介でカミツキガメを捕獲した際に初めて調理を依頼され、「カミツキガメの唐揚げ」などを提供してくれた。
それ以降グリル厄介の準レギュラーとなり、運び込まれる珍品をその度に美味しく調理してくれる。
何を持ち込まれても困惑はしても動じる事はない肝の太さに定評がある。
残念ながら「食事処 味利」は閉店した模様。

◆福澤朗
ご存じジャストミートで出演当時はまだ局アナ。この番組が始まった時に司会者兼実況役としてレギュラー出演していたが、『DASH村』の開始後いつの間にか居なかった事にされた。
しかし城島が再挑戦を目指した企画「リレー対決シリーズ」においてナレーションとして出演したこともあり、かつての縁が無かったことにされたわけではないようである。

◆山口美江
ご存じ元祖バイリンギャル。番組スタートから暫くの間司会者として出演していたが雑貨屋さんを開くため1年で番組を卒業した。2012年死去。

◆本上まなみ
ご存じおでんくん。
番組開始から暫くアシスタントみたいな立場で出演していたがすぐに卒業した。その後ウッチャンナンチャンのウリナリ!!に異動し、勝俣邦和と一時は交際関係に至ったのはまた別の話。

◆研ナオコ
ご存じ「ナオコばぁちゃん」(©カックラキン大放送)。
山口美江の代わりに司会者となり、ゴールデン進出後も出演していたが福澤と共に『DASH村』の開始後いつの間にか居なかった事にされた。

他にも日本全国のお百姓や漁師、職人、学者の皆様がゲスト出演し、その腕前・知識を披露したりTOKIOと一緒に童心に還ったりしている
またそれによって作られ、積み上げていったたつながりが、より面白い企画と驚きの結果を実現させていっている。
他にも体力要員として、ジャニーズ事務所のタレントが各コーナーにゲスト出演することが多い。


◇番組内で出た主な名言・迷言・フレーズ


達也がMCを担当していた同局の「幸せ!ボンビーガール」では、しばしば「資料映像」としてこの番組の映像が使われていた








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最終更新:2024年04月08日 11:10

*1 概ね五輪メダリストなど、現役のスポーツ選手が多い。

*2 2022年のみ正月にも放送。

*3 余談だが、この企画に成功した中村俊輔が海外でも取り上げられたとか。

*4 もっとも、DASH村が始まった直後の放送では週によってはオープニングでスタジオにメンバーが入場してくる数十秒間しかスタジオパートが無いという状態だったこともあった。

*5 こちらは里山の再生・生態系の復元とDASHよりも科学的なアプローチを行っており、環境省から表彰されるなど違う方面ですごいことになっている。

*6 こちらは現在に至るまで場所が非公表である。ただ、この局のグループである制作会社のAX-ONが所有しているとも言われている。

*7 資材として、島が放棄された時のまま残っていた小屋などを解体し流用している。

*8 炉内の滑らかさが足りなかったため、鉄が溶ける温度までは上げられず、アルミなら溶かすだけなら溶かせても出口から出る前に冷えて固まってしまっていた。

*9 島の周囲は岩場であり、また地形の険しさから山を越えるのも危険であるため、安全に島の裏側に回るには体力的には多少大変でも船を出す必要があった。

*10 ケーブル自体は島に来た当初から発見されていたため過去にロープウェイが使われていた事には初期から気付いていた様であるが、ロープウェイの起点となる機械の発見は19年末になってからであった。

*11 片栗粉を衣にしたため正確には「エビ竜田」?

*12 本来は「リゾートで(行き摩りの相手と)一時の恋に走る」といった意味。

*13 ちなみにネットニュースでこれを確認したリーダーは「うまい」と膝を叩きそうになったが、本音はやはりアイドル界の貴重独身生物になりたくないらしい

*14 私有地につき一般人はもちろん、学生も立ち入り禁止しているが、2021年にネットニュースのインタビュー企画に応じた島田プロデューサーによると「大学の職員さんや個人で屋上緑化をやっている方が「TOKIOさんの屋上の池を参考にしたいんで、ちょっと見学を…」なんてこともあるんです。」と語った事がある。

*15 尤も、明確な弱点を作っておくことにより失敗した時に協力した業者の方のせいではなくせる、そんな弱点があるのに成功したらその業者のレベルの高さを示せるという狙いがあるものと思われる。

*16 そういう事もあってか、その後山口脱退までは春と秋の改編期に放送するスペシャルとDASH島で「リゾ・ラバ」を行う時に5人が揃っていた。

*17 連載は1980年から開始、途中種村の病気や掲載誌の交代などもあり、最終的には2009年ゴールとなった。

*18 TOKIOやテレビスタッフはロケの関係で日本全国や海外を頻繁に移動していることもあり、流行終息が見えない中での衛生管理がネックとなった。

*19 なお、こちらのエビに関しては別企画で松岡が天ぷらにするという形で活かされることに。

*20 ただし、このスペシャルのロケは退所前に収録済みと思われる。

*21 番組の進行中に差し込む映像とか食レポで出されるメニューに箸やフォークを入れて切れ目を見せたりするところをアップで撮る映像をこう呼ぶ。

*22 2013年12月8日放送のアカエイ調理回にて。木村さんとも魚談議に酒を交わす仲に

*23 なお、シャベルとスコップの違いは明確にはされておらず、大きさで分かれているが地域によっては逆ということもある。

*24 衛生管理が非常に重要な養鶏場にあって部外者はそう簡単に入れられる訳はなく、当然の反応と言える。ちなみに長瀬が訪れた時配達に行くところだったので時間指定されたクライアントへの連絡が必要になったり予定を変更せざるを得なかったのも怒る理由だったのだろう。