四脚(AC)

登録日:2015/08/08 Sat 15:43:00
更新日:2024/04/10 Wed 21:17:30
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ここではフロム・ソフトウェアのメカカスタマイズアクション『ARMORED CORE』シリーズに登場する脚部カテゴリーについて解説する。
読みに「しきゃく/よんきゃく」のどちらを用いるかは、レイヴン/リンクス/ミグラント個人によって異なる模様。


概要

その名の通り可動脚が4本あるが、某わんわんおのような四つん這いではなく、上半身はあくまで独立している。
おおまかな構造としては、上半身を接続する腰部ターレットモジュールから、放射状に可動脚が広がっている。
半人半獣のような、実在生物に当てはまらない独特な形状だが、あえて言うなら足以降の腹をぶった切ったカマキリか?

多脚タイプの常として安定性に優れるからか、AC/MTを問わず広く用いられる脚部形態ではあるが、
MTの場合、安定性を活かして砲力重視の機体に採用される傾向があるようだ。
ACでは後述の特徴から、比較的機動性を残しつつ重火力化が可能なため、短期決戦志向のユーザーに好まれる傾向にある。
ブレードモーションが範囲こそ最狭だが最大威力を引き出せる突きなのも、拍車をかけている……たぶん。

さて、ここからは四脚の特徴(ほぼ各世代共通)について解説する。

まずメリットとしては、以下の三点がわかりやすいか。
  • 積載量の割に堅い
これはデメリットでもあるので、まとめて解説する。
  • 地上での機動性に優れる
多脚タイプのわかりやすいメリットとしてか安定性や旋回性が高く、小回りが利く。
機動力を確保しつつ多少の被弾では怯まないので、強引な攻めもある程度は可能。
  • 地上限定ではあるが、キャノン兵装を使用可能
キャノン兵装にはチェインガンのような瞬間火力が高く、かつ比較的軽量なものがあるため、
タンクよりも高機動かつ、ある程度抗しうる火力を得られる。

次にデメリットを挙げていこう。
  • 重量の割に防御力や積載量が低い
そりゃ積載量が控えめなら、それと比べて防御力の割合は高まろうってものである。
ただし、数値自体は平均以上のものが多く、余分なものを積まない(というか積めない)ため、
結果的には同レベルの機動性を持った他の脚部より硬くなることも。
  • エネルギー消費が桁違い
間違ってもエネルギー火器を積めるようなパラメータではない。特にプラズマ系。
ちなみに『SL』には、主砲積みつつEN消費最悪な四脚+両腕ロケットという、「お前どうやって主砲買ったの?」
「というか、そもそもどうやって生き残ったんだ?」という疑問以外浮かばない、超残念ランカーがいる。
  • エネルギー管理が煩雑
上述のEN消費は待機時EN消費にも波及しており、余剰出力が低くなる傾向にある。
余剰出力はジェネレータ=ENゲージの回復力に直結するため、他の有脚型に比べると空中戦が不得手。
また、キャノンをフル活用しようと思うと小ジャンプ移動すら制限が加わるため、結果的にEN消費が跳ね上がる。


要するに『機体操作やアセンブルに慣れてから使いましょう』な、一見さんお断りの脚部という事だ。


各世代固有の四脚の特徴

○第一世代(初代-MOA)
初登場。脚付いてんのにホバー移動。脚という名のホバークラフトである。
地上ブーストができない代わりに通常移動速度が速く、また移動しながら即座にブーストで浮き上がることが可能。この特性を活かした低空空中斬り、通称「へにょ」は四脚の特権。
また、このシリーズの移動速度限界には機体サイズが関わっているため、二脚系に比べて垂直方向に小さく水平方向に大きい四脚(とタンク)は、
空中での限界移動速度が水平方向には速く、垂直方向には遅くなり、重量や消費ENからくるイメージに反して空中戦も得意。
というか構成次第では空中戦をメインにすることも可能。
ただし四脚共通で安定性が低い上に加速も悪いため、固めには滅法弱い。
なお、前述の通り強化人間でなくとも地上でなら構えずにキャノンを使えるのだが、 逆に強化人間であっても空中でキャノンを使うことはできない

○第二世代(2-AA)
特に前世代と変わらず。第一/第二世代を通しての使用感は、端的に言えば「キャノンが撃てるフロート」
各世代で空中ブースト速度が特に遅く、ぶっちゃけ速度以外劣化タンク。あえて言わずともカモ。シリーズ最凶クラスの強さを誇る隠しランカーも四脚だって?あいつは強化人間・基準違反・OP数とインチキの塊だから…

○第三世代前半(3-SL)
歩行タイプに変更されたため、ヌルヌルホバーがオミット。代わりにブーストダッシュをゲットした。
四つ脚をガションガション言わせながら忙しなく歩く様をどう思うかは、個人差がある模様。

ミラージュ製は被弾時安定性が中二脚並みかそれ以下なため、多少堅くても油断してはならない。
被弾時安定性以外は手堅くまとまっているミラージュか、ピーキーな面があるが固められにくいクレストか。
RE/006以外はきちんと考えて組めば応えてくれるので、戦術や好みに合ったアセンブルを心がけたい。
RE/006?クソ重くて燃費も(全脚部平均で)そんなに良くなく紙装甲で積めないのに、価値あんの?

○第三世代後半(NX-LR)
重量と積載余剰の関係がシビアになったため、機動性はそれまでよりもやや低下した。
だが、フレームの冷却性能が最初で最後の意味あるパラメータとなったため、余剰積載を推力で補えるようになった。
多少ラジエータを軽量化してもフレームである程度補えるし、それでなくとも高出力なブースターを載せやすいからだ。
新規カテゴリーのレールガンが四脚の特性にマッチしているため、ある程度は空中砲撃も行えるように。

しかし被弾時安定性は相変わらず高いものの、着地時安定性が一気に悪化。ドッスン≒死亡フラグ。
LRまで行くとジェネレータが高出力化したため、晴れて強カテゴリーに加わった……が。
中二脚がそれ以上に猛威を振るっていたため、テンプレフレームとまでは行かず。

『フォーミュラフロント』では「旋回性能の高さ」「被弾時安定性」の高さが注目され、
発売以降猛威を振るったガチタンアセンブルに対抗するための「回り込み機」の脚部として一躍脚光を浴びることになる。
発売中期以降、所謂「アセンブルの3すくみ」(ガチタンは引き撃ち機に勝ち、引き撃ち機は回り込み機に勝ち、回り込み機はガチタンに勝ち~)
が発見されてからは、回り込み機体のテンプレとして
「高安定の4脚にあるだけの高火力・機動力・冷却性能を持たせ、被弾を度外視して接近するAIを組みタンクに肉薄、敵の死角に回りこむ」
というアセンブル・AI設定が確立された。

PSP移植での復刻パーツは癖こそあれど性能良好で、なかなか面白い機体が組める。

○第四世代(4-fA)
フロート撤廃に伴い、まさかまさかのカテゴリー統合が実現。
ブーストダッシュ時に脚部を折り畳み、常時空中ブースト扱いという、浪漫度の高い進化を遂げた。
システム面はともかく実情は初代への回帰とか言ってはいけない、いいね?
空中機動性の方が高いネクストACの特性上、高度を問わず高速度域を維持できるが、
俯角を取りづらく下方死角が広いので、基本的には地上戦向け。

前方への推力偏向補正が強いせいか、側面や後方へのブースト機動はちょっと苦手。
これを活かし、中遠距離からミサイルを投射、クイックブーストなどで一気に距離を詰めて強襲攻撃や、
速度に物を言わせての強引なヒット&アウェイなど、攻撃的な戦術を容易に行える。
攻撃面ではタンクにも劣らない反面、相手にペースを与えると差し込まれやすい。
二脚や逆関節ほど細やかな機動が取れないため、動きが直線化しやすいのだ。

高い機動性、APはともかく重装甲かつ高安定性、大積載を高水準で併せ持っているが、地上特化な機動特性から、
地上-低高度を駆け抜けつつの突撃か、機動性と積載量を活かした狙撃という、両極端なアセンブルになりやすい。
どちらのタイプにせよ、防御力と機動力を活かして動き回るか、積載量を活かした重武装系が人気のようだ。

アセンブル傾向が両極端に特化しすぎるため、下手に慣れるとまともな機体が動かせなくなる危険性がある。
ただし対戦メンバーに一人でもいると、良い意味で引っかき回してくれるので、マンネリは減る。

常時ブーストなため特に差し支えはないが、歩行性能は大幅に悪化していたりする。
ネクストの脚全部そうじゃねーかって言われたらそれまでだがな!

○第五世代(V-VD)
キャノン運用時に構えが必要になったが、固有効果として構え時安定性やリロードが強化される。
その際に後脚のアンカーを地面に打ち込むという、芸コマかつ浪漫度の高い演出がニクい。
また、ブースター起動時の滞空時間が群を抜いて長く、トップアタックを仕掛けやすい。
従来に比べ燃費も改善しているため、空中での取り回しやすさは大きく向上した。

反面機動性はガタ落ちし、従来のような高機動砲戦機としては使用不可能。
APやCE防御はともかくKE/TEの脆さも目立ち、パルスやプラズマなどの天敵に張り付かれれば蒸発待ったなし、
最善手を取り尽くしなおかつ運に恵まれて大破炎上
、といったところ。
中近距離からの高低差を活かしたトップアタッカーか、遠距離兵装を積んで移動砲台的な運用がベターか。
ライバルは防御性能も戦術も似通った重量逆関節。V時代は重逆が強かったため四脚は冬の時代気味だったが、VD時代は四脚が強かったため重逆が冬の時代を迎えていた。

○第六世代(Ⅵ)
10年ぶりのシリーズ再始動となったTGA2022において発表されたアナウンスメントトレーラーにて、フロムソフトウェアのロゴが出た直後に颯爽と登場。
タンク射突型ブレードといったACらしさを存分に発揮した面々と共に、アーマード・コア復活の狼煙を盛大に上げて見せた。
本作では専用アクションとして高度を維持しつつEN消費を抑えて空中に留まることができるホバリングモードが追加され、逆関節とはまた違った方向性の空中戦に強いという特性が与えられている。
6からキャノン系だけでなくバズーカ・グレネードなどの衝撃力が高い武器や一部の武器のチャージ射撃も構え必須となっているのだが、
四脚はタンクと同様構え不要*1で足を止めずに撃つことができるため、ホバリングと合わせて空中から撃ち下ろす移動砲台戦法が更に強化された。

パラメータ面だが、6にはスタッガーによる硬直&直撃を避けるための「姿勢安定性能」というパラメーターが存在し、四脚は見た目通りということなのかこの安定性が極めて高い。
具体的に言うと本作の四脚2種の安定性を超える脚部はガチタンのみ。アップデートで差は詰まったが、それでも他の脚部を300近く上回る驚異的な安定性能を持つ。
このため他のフレーム選定にもよるがスタッガーに陥りにくく、安定した戦いが可能。
欠点としては負荷が非常に高いので従来とは別の意味でEN武器との相性が悪いことと、構造上仕方ないが重量二脚と比較しても遥かに重いことが挙げられる。
このため、ブースターの性能を上げないとブースト速度が下がり地上*2での機動力が下がる、かと言って性能を上げるとジェネレータの要求がきつく、
ジェネレータをテコ入れすると更に重く……と悪循環になりがち。
6の四脚はたったの2種しかなく、軽量四脚が無いためパーツの選択肢も狭い。
また、アップデート前は高負荷なEN武器を除くと腕の構え攻撃全般がそこまで強くなく、ホバリングモードにしないと構え無し攻撃の恩恵を享受し辛かった。

とは言え、Ver1.02.1までは本作最強の脚部カテゴリとして君臨していた。特に重四脚のLG-033M VERRILLは本作最強パーツと断言されるほど。
姿勢安定の圧倒的な高さによるスタッガーのなりにくさはミッションではともかく*3、1度のスタッガーで勝負が決まることも多い対戦では明確なアドバンテージとして機能していた。
更に機体の重さによる機動力の低さはアサルトブーストで帳消しにでき、ホバリングによる滞空戦法でカバーしても良いと隙がない。
そしてモーションが一新されたブーストキックの判定が大きいため、アサルトブーストやレーザーランスなどの追尾性の高い近接武器で突っ込んでキックし、そのまま衝撃力の高いバズーカなどで追撃するなどの近距離格闘戦法もできる。
早い話が重量二脚の完全上位互換として機能しており、重い機体をアサルトブーストでかっ飛ばすのが強い(軽量級は対してそこまで速くできない)という本作の環境に完全にマッチしていたのだ。
だが、Ver1.03.1では「ブーストキックの弱体化」「総重量が重いほどアサルトブースト推力が低下」「AP低下」「ホバリング時の消費EN増加」とかなりの調整を受け、以前のような他を圧倒する性能ではなくなった。
特にブーストキックは重量二脚以下の衝撃力になっただけでなく判定自体も弱体化している。
もっともこのアップデートではバズーカやリニアライフルのチャージ攻撃といった、構えを必要とする腕武器の性能が飛躍的に向上しており、高い安定性で凌ぎつつそれらを当てていくといった運用では未だ現役ではある。

Ver. 1.05では追加パーツとして四脚パーツ「LAMMERGEIER/42F」が追加。
軽量二脚並の防御性能と積載上限の反面、ホバリング状態では過積載にしなければ推力400で飛行できる上にネクストACを彷彿とさせるQB速度を持つという軽量四脚とでも呼ぶべきパーツとなっている。
圧倒的機動力で引きながら構え武器を撃ち下ろせる性能から対人を始めとして猛威をふるった結果、Ver. 1.06で推力や対空時のEN性能が下方修正。
しかし「構えが発生しない」「高高度で高速移動可能」という強みは唯一無二のため、弱体化してもなお最強クラスの脚部パーツの一角として認識されている。

各作品の著名な四脚使い

○リンクスミンクス(初代)
武器腕ミサにWスラッグという、なんとも言えない構成の機体を操る。
作中ではパッとしないが小説作品『ザ・フェイク・イリュージョンズ』では活躍した。

○アディーン(PP)
四脚に命をかける変態チーム『モールニヤ』のナンバー2。四脚で強化人間な月光波マイスター。
うかつに突っ込むと光波でボボボる、明らかにリーダーより強いヤツ。

○EX300(MOA)
武器腕レンコンに四脚に強化人間と、全力でシステムに愛された畜生。PSAC最強最悪の呼び声も高い。
が、継戦能力が死んでる上にEN火器がないため、実は最硬タンクを落とせなかったりする。
ちなみに武器腕レンコンに四脚アセンのレイヴンには3のOXがいるが、そちらの強さはというと…。

○メイトヒース(2)
第二世代の四脚はカモだと言ったな、 あ れ は 嘘 だ (こいつに限れば)
四脚に唐沢月光大グレプラズマキャノンと大盤振る舞いな最下位補充ランカー。『最下位=最強』の始祖。
たまに唐沢を乱射しすぎてチャージングしちゃうお茶目さんだが、それを抜きにしても強さは別格。なんならトップランカーのアレスより強い。
これだけの強さながら、頑張ればクリア前に出す事もできる。腕に自信のあるレイヴンは是非。

○ビットバイパー(AA)
『専属レイヴン消去』で敵対する三馬鹿の一人。喋り方が粘っこいヤツと覚えておこう。
脆い上に息切れ必至のアセンだが、瞬間火力だけは本物。サクっと潰しておきたい。

○ファナティック(3)
みんな大好きファナ姐。自分の誤射はいい誤射、主人公の誤射は絶許なジャイアニスト。
四脚にEシールド特盛り+近距離特化な火器選択なのでEN効率と有効射程がアレで、距離を離せば楽勝。

○ホーンテッド(SL)
E砂と弱左砂という、なんとも微妙なダブルトリガー。背部装備はなかなかウザいので存外侮れない。
が、遠距離特化という触れ込みのくせに、FCSが近距離特化という壮大なネタアセンだったりする。

○ピン・ファイアー(NX)
W指マシ重四脚親子のトーチャンの方。通称『パパファイアー』
垂直ミサで引き撃ちすればカモだが、正面から殴り合うと驚くほどの難敵と化す。
…と思いきや、ミッションでは少々の段差も飛び越えられないという欠陥ロジックのせいで結局は垂直ミサでハメ殺される事に。

○吉々利々(NB)
軽グレとガトマシに800マシを織り交ぜ、機動性に物を言わせて張り付き、瞬間火力と熱でハメ殺すスタイル。
近づかれる前に主砲か何かで焼き尽くすのがベター。

リム・ファイアー(NX,LR)
W指マシ重四脚親子の助けるつもりは元よりない方。親父を殺されてやさぐれたのか、NXから声変わりしオッサン化した。親父でも乗り移ったか?通称『子ファイアー』
独立系レイヴンとしては最高額の賞金と、それに見合った強さの持ち主。
ちなみに彼の声は同作の武村ディレクターが演じている。

アンシール(4)
「雑魚が、死に腐れ」でおなじみ、ベルリオーズの後ろからちまちま狙い撃ってくるウザいヤツ。
ベルリオーズがなかなかの強さのため、気付くとこいつの支援射で死に腐っていることがままある。

王小龍(fA)
リリウム関係で全リンクスのヘイトを一身に受ける畜生爺。晴れてミッションに登場したのでこっちで紹介。
いっそ清々しいまでにリリウムの影に隠れる固定砲台だが、突っ込んで上から蜂の巣にしてやろう。

シャミア・ラヴィラヴィ(fA)
風穴大好き蜘蛛女。トガりまくった第四世代の四脚に鋭く適合したアセンで、高速で地上を滑走しながらの張り付きに特化している。
ミッションにおいてはマップの視界の悪さで脆弱性をカバーしている強敵。ただしCOM僚機には関係のない話なので、社長あたりならたやすく撃ち勝ってくれる。

No.3(V)
レーザーキャノンを筆頭に、キャノンを2挺積んだ軽四脚を駆るオカマ。……軽四脚?
その生き様とかっこよすぎる散り際のセリフから人気が高い。まさしくオカマは最強。
全く動かないが火力はガチなため、速攻でブチのめしておきたい。

○クイーンビー(V)
カルト教団の性質も併せ持つ傭兵グループビーハイブファミリーを「表向きに」率いる教祖様。\世に平穏のあらん事を/
胡散臭くどこか雅な言動だが、資料集にて大切な信徒達を「黒い鳥」に殺されまくった事に内心かなり怒っていたらしく、実は信徒思いの教祖様だったという事が判明した。
ミサイルと二種のレーザーライフルを組み合わせながら戦う引き撃ち機体。速度は遅めだが入り組んだステージを利用して攪乱してくる上に、気を抜くと彼女の強烈な『毒針』が命を奪いに来る。

○大慈真人(VD)
傭兵グループ機甲道の創始者にして現・ご隠居。主人公が主要メンバーを殺りまくったので引きずり出された模様。
今にもポックリ逝きそうなCVに、とどめを刺すのを躊躇った例外が続出。お爺ちゃん無理しないで!
変な傭兵グループのリーダーなだけあってか、上記の教祖様と同じくこの爺ちゃんも引き撃ちが得意。さらに乗機はコア以外がフルカスタムの専用フレームで構成されている。

G1 ミシガン(VI)
企業「ベイラム・インダストリー」のAC部隊「レッドガン」の隊長…いや、愉快な遠足を率いる「総長」を務めるお方であり、今作のランク2。
「歩く地獄」の異名を持つ鬼軍曹で、かつては木星圏の大戦にて大暴れした伝説が残っている。
その強さからベイラムに来る前も手が付けられず、元ライバルにして今は相方であるナイルがサシで飲みに誘い、ようやくベイラムに来てくれた。
乗機「ライガーテイル」はで浮きながらガトリングと肩グレネード・ミサイルを撃ちまくり、
隙あらば近距離武器扱いの炸薬弾投射機と四脚特有の範囲の広い蹴りを惜しみなくブチ込んでくるという本作の中でも強めの機体なのだが、
彼とミッションで対峙する際は逐一投入される50機近いMT&ヘリを一緒に相手する羽目になるため、
ミシガンの苛烈な攻撃と同時に死角から飛んでくるMTの攻撃や自機の残り弾数にもかなり気を使う必要がある。
ちなみに彼のコア拡張機能は設置式のパルスアーマーであるパルスプロテクション。MTなどを囲まれるように使われると厄介であり、彼のスタイルがうかがえる。
Ver.1.03.1では弱体化しているパーツも多いが、彼自身は四脚を要塞として用いる(要はアサルトブーストを多用する機動戦闘はあまりやってこない)ので影響が薄く、
むしろ1.5倍の耐久力に跳ね上がったプロテクションを破るのが面倒くさくなっている。

◯V.Ⅲ オキーフ(VI)
企業「アーキバス・コーポレーション」の強化人間部隊「ヴェスパー」の一人。第三部隊の隊長で担当は諜報や情報戦。ペイターより「長官」と呼ばれており企業内でも立場は高い模様。
上述のミシガンと同じく彼も先の大戦にて大活躍したらしく、強化人間としての世代もかなり旧式の第2世代。ヴェスパーに来た理由は旧式ゆえの「脳内コーラル焼き付き」という脳障害を新型(第9世代)への再改造手術で治せるという事を提示されたため。
口を開けば「やめておけ」や「うんざりする」が出てくる厭世家だが、その内心には熱いものを抱えており、人間が人間らしく生きる世界を望んで戦い続けている。
乗機「バレンフラワー」は前のめりなシュナイダー軽コアに大型のアーキバス重腕、そして四脚という中々に歪なデザインのAC。
しかし、反動制御に優れた重腕を活かしてバーストライフルとプラズマライフルを高精度で当ててくる。
空中から放つコンテナミサイル+垂直プラズマミサイルで攪乱しながらライフルで的確に削りつつ、一度スタッガーしてしまえば拡散プラズマをぶち当てにくる戦術が主。
さらにミッションでは四脚の空中戦性能をフルに活かしてとにかく飛び回る。彼にトップアタックを許せば痛打を叩き込まれるので要注意。

V.Ⅴ ホーキンス(VI)
同じくヴェスパーの隊長クラスの一人。第五部隊の隊長で担当は人事の管理や物資補給を行う輜重。
悪い子を閉所へしまったり戦争が好きそうなをしているが、その実態はアーキバスの中でも屈指の「いい人」。部下思いの温厚な老紳士といった振る舞いが印象的。
その一方で強敵相手でも落ち着いた振る舞いを崩さないところや、異変を察知した瞬間に声のトーンが変わりすぐさまこちらを特定して迫るという、まさしく古強者ムーブがカッコいい。
乗機「リコンフィグ」はEN消費の激しい四脚にこれまたEN属性武装てんこ盛りという編成。
だが、四脚の高い積載能力を活かしてEN効率に優れるアーキバス重コアと高出力・高容量のアーキバス重ジェネを積み込んでおり、息切れする事無く戦えるようになっている。
そして彼の本領は異常なまでのレーザーブレードの精度。高火力砲撃機という事もあり「じゃあ近づいて倒すか」と思って接近したら、居合抜きが如し超反応チャージ斬りを当ててくる。腕部パーツは近接適正が高めなのでこれがまた痛い。強化人間というよりニュー〇イプでは?
加えて彼とミッションで対峙する際には素早く飛び回る軽量逆関節機が僚機におり、こちらもこちらで瞬間的な火力に秀でている。攪乱担当の相棒に気を取られすぎると彼の砲撃か居合斬りが飛んでくるわけで……。

◯V.Ⅶ スウィンバーン(VI)
同じく(ry。第七部隊の隊長で担当は資金管理。薄々察した人も多いだろうが、ヴェスパーの隊長クラスは四脚使いが多い。
強化手術のトラウマから人格が歪んでしまったという背景を持ち、脳手術の図解を模した悪趣味なエンブレムを掲げていたり、「指導・教育」という言葉を多用する。
が、同時にACVI屈指のネタキャラでもある。彼とのいろいろアレなやり取りで腹筋崩壊させられた621も多いだろう。
乗機「ガイダンス」はシールドによる守りを重視した四脚。上の同僚二人に比べると全体的な火力面では乏しいが、肩に輝く「EARSHOT」には要注意。
こいつは本作でも単発の火力に秀でた高火力グレネードであり、一撃でも貰うとかなりAPが削れてしまう。スタッガー中に当たろうものならば構成次第で本当に死ぬ。
機体そのものは中距離型の構築だが、左腕のスタンバトンを当てようとブレホを利用した接近を積極的に繰り返すので、その際に至近距離で撃ち込まれると文字通り「指導」されてしまうかもしれない。
ミッションについても前半にて1発アウトのかくれんぼを強いられる上に、ミッション中の選択肢によっては彼の後にもう一機のACを相手にしなければならないので、APとリペアには余裕を持たせておきたい。

○スピットファイア(TCB)
主人公の橘花が所属する傭兵集団「フライトネスト」の所属メンバーの一人。
火力重視の4脚「タイタンフィスト」を乗機とするが、そのアセンは殆ど「LR」のリム・ファイアーの焼き直し。
一応チェインガンがグレネードに変わったりはしているものの、マイクロミサイルやダブルフィンガーは健在である。
父親を尊敬していると言いながら「その父親は相手ACのコアを攻撃しない甘さで死んだ」と捉えている橘花を鍛え直すために勝負を挑む。

○サーティ(BNW)
主人公である深月の師匠、サーティが回想シーンにて「マーウォルス」(ややこしいが、VIで出た同名の軽量2脚とは別物である)に搭乗。
作中の名有りパイロットとしては唯一4脚ACに搭乗している。
機体構成は重4脚に武器腕マシンガン×主砲というゲームではかなり非現実的なロマンアセンブル。
ある任務の中で漆黒の正体不明機と遭遇。圧倒的性能差の前に敗北を余儀なくされた。









追記・修正は下半身を四脚に換装してからお願いします。

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最終更新:2024年04月10日 21:17

*1 例外的に肩武器の地上発射のみ構えが必要

*2 ホバリングモード中の速度は重量依存のためブースターの影響を受けない

*3 ミッションのボス敵はガチタンだろうと容赦なくスタッガーしてくる大技をいずれも有している。とは言え大技以外ではスタッガーしにくく有利に立ち回れるのも事実