円谷光彦

登録日:2015/07/19 (日) 08:27:21
更新日:2023/08/23 Wed 03:20:25
所要時間:約 6 分で読めます




名探偵コナン』の登場人物。

CV:大谷育江折笠愛(一時代役)

帝丹小学校1年B組における江戸川コナンのクラスメイト。
頬にそばかすがあり、コナンよりやや背が高い男の子。体重は20kg。小嶋元太と仲がいい。
常に礼儀正しく、同級生に対しても丁寧な敬語で話す(第2巻に1回だけイヤミな標準語で話す場面があるが)。
これは教師をしている両親の影響であり、人前でも敬語を使うように教えられていたために自然とそんな口調になったらしい。
名前の由来は、架空の探偵(ルポライター)の「浅見光彦」からと思われていたが、
『青いペン軸』によると探偵団の三人は一般公募でつけられた名前なので、「浅見光彦」が由来ではないとのこと。
円谷で光彦といえばこの人が有名だが、登場時期はコナンの光彦の方が断然早い。

元太が人間離れした体格である事をよくネタにされているが、彼もよく見るとなかなか人間離れした頭の形をしている。
前髪の形がそのまま頭の形になっているため頭がハート形のようになっている。作画が崩れやすいアニメ版ではさらに凄い事に…

少年探偵団の中では比較的冷静な性格で、誰よりも協調性を重んじている。初期はニヒルを気取っていたが。
なのでいつも単独で事件を解決しようとするコナン*1に対し、
「(抜け駆けしようとしても)ボクの目はごまかせませんよ…」と詰め寄った事もあった。
用意周到な面もあり、『幽霊屋敷殺人事件』や『大都会暗号マップ事件』などでは様々な事態を予測して必要な道具を用意していた。
また熱血漢な面もあり『愛と決断のスマッシュ』ではテニス大会優勝を目指してトレーニングに過熱する場面も。(この時は蘭に優しく諭されてクールダウンした。)


小学1年生にしては凄まじく豊富な知識を有しており、よく小学1年生とは思えぬ難しい事を言っている。
その知識量は流石に実年齢が高校生で名探偵とも謳われているコナンには劣るものの、
同じ小学1年生の頃の工藤新一と比べてみれば難読漢字が読めたりとかなり優れている。
映画版では行列の待ち時間を推測するフェルミ推定を行ったことも。

国語力以外にも英語や科学にも詳しく、アニメ版ではさらに様々な知識を披露している。中にはコナンですら知らなかった情報も。
模型作りを嗜んでいて、持っている知識からすると割と大人顔負けレベルの加工技術を持っているようだ。
また、大のヒーロー好きで仮面ヤイバーに限らずご当地ヒーローの写真やサインを集めている。
初登場時にも科学の本を読んでいた「サイエンス少年」だが、大怪獣ゴメラ(特撮映画の怪獣)の存在は信じている模様。
知識の方向はやや偏っているが小学一年生にして新一を彷彿とさせるような博識である。


普段はコナンや灰原哀の活躍の陰に隠れてしまっているが推理力もあり、
彼ら2人が不在もしくは行動不能に陥ってしまっている場合には「探偵団の知恵袋」として活躍する。
アニメ版ではコナンの力を借りずに事件を解決した事も。劇場版ではコナンや灰原の意見について行ける発想力も見せている。
一度など推理でコナンに勝った事すらある。*2

彼がいなければ最悪の事態になっていた事も何度かあるので、その推理力や行動力は侮れない、というか小学1年生としてみれば明らかに驚異である。
ただ「工藤」の表札は未だに読めない(笑)。

もちろん、手柄を焦って犯人に捕まってしまうという(年相応に)お粗末な事態もあったが、
幾度と無く事件に巻き込まれて死線を潜り抜けたこともあってか、すっかり度胸も据わりショットガンで脅されても一切動じなかった
良いことなのか悪いことなのか…。

ちなみにニンジンが苦手という小学生らしい一面も。

アニメではグラビアアイドルやお笑い芸人にやたら詳しいなど、園子並にミーハーな一面も見せた。
何気にここらも小1の知識量とは思えぬ。
また仮面ヤイバーに飽き足らず全国各地のご当地ヒーローに詳しく、スクラップブックまで作って大切にしていた(後にそのスクラップブックは事件で紙飛行機になってしまう)。


吉田歩美とは幼稚園からの幼馴染でその頃から好きだったが、後に灰原がクラスに転入してきた事によりその気持ちは揺らいでしまう。
劇場版では「同時に2人の女性を好きになってしまったボクは、いけない男なのでしょうか?」と思い悩んでいたが、
その悩みを毛利蘭に打ち明けた時にアドバイスを貰い、今はまだ仲のいい友達同士として付き合おうと心に決めていた。

そんな灰原とコナンの関係を怪しんだ事があり、「コナンと灰原には何か大きな秘密があるのでは?」と勘ぐった事もあった。(ある意味)正解。

読者からは当然と思ってスルーされがちだが普通そこまで怪しむことは無いし、
実際作中人物は組織関係者などを除けばほとんど怪しんでいないため、やはり凄い。


家族は両親の他に朝美という中学生の姉がおり、顔や声が瓜二つ。二人合わせて「あさみ光彦」というわけだ。
だが光彦に比べて楽天的で、親の前では丁寧語で話すものの普段は砕けた口調で話す。
光彦の事は「光ちゃん」と呼んで可愛がっているようだ。
ちなみに現時点で、母親は1コマのみの登場に留まり、父親に至っては未だ登場シーンが無い(元太・歩美は一応両親とも登場している)。


原作者曰く、「光彦は当初はもう少し嫌な性格のキャラにするつもりだった」とのこと。
これは当初は『ドラえもん』でいう所の骨川スネ夫のポジション(小嶋元太がジャイアン)で作られていたためである。
実際連載初期はそのような描写も多かった*3が、アニメ版で彼を演じている大谷さんの声が可愛かったので性格を変更したらしい。(似たようなことは声優の同じトニートニー・チョッパーでも発生している。流石である)
また「光彦が灰原に恋心を抱く」という設定は大谷さんの提案によるものだとか。大谷さんスゲェ!




「そんないかがわしい追記・修正したら、法律に違反するかもしれませんよ!」

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 名探偵コナン
  • 円谷光彦
  • 大谷育江
  • 折笠愛
  • 帝丹小学校
  • 小学生
  • 少年探偵団
  • そばかす
  • 真面目
  • 天才
  • 科学
  • 冷静
  • 博識
  • 名探偵コナン登場人物項目
  • 秀才
  • 敬語
  • 末っ子
  • たまに熱血

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年08月23日 03:20

*1 ただ探偵団を危険な目に遭わせたくないだけなのだが、当のコナンも正体を知る者以外からすると彼らと同じ『子供』なので何らかの疑念を抱かれて当然

*2 同じ推理にはコナンも到達していたものの「そんな奴はいない」と考えたコナンに対して「そう考える心配性な人もいるだろうし犯人がそうでない確証はない」と考えており、実際に犯人はそんな心配性だった

*3 「村人」に例えられたコナンを「君にはお似合いですね」と馬鹿にするなど