アレキサンドリア・ミート

登録日:2015/07/07 Tue 00:58:11
更新日:2024/03/29 Fri 10:07:44
所要時間:約 5 分で読めます





王子の必殺技は、キン肉バスター、キン肉ドライバー、超人絞殺刑と数かずあるが、ボクの好きなのはそのどれでもない

…ボクが王子の技の中で一番のお気に入りは、地味だが決まった瞬間に描かれる曲線が美しい

バックドロップだーッ!!



概要

漫画キン肉マン』『キン肉マンⅡ世』のキャラクター。通称ミートくん。
シュラスコ族特有の3頭身程度の小さな身体に、額には「にく」と書かれている。
一人称は「僕」だが、『Ⅱ世』では「私」を用いることが多かった。

なおアニメ版『Ⅱ世』では北米での輸出の際に「タトゥーに見える」ということで削除された(この変更は原作単行本でもキン肉親子がネタにしている)。
眼鏡をかけており、外すとつぶらな瞳をしているのが特徴。
「超人界の頭脳」と評される程の知識を持っており、二世代に渡って超人たちの戦いを援護して来た。
インテリキャラの定めとしてか、ゆで作品特有のキャラ性のブレのためか、辛辣なセリフを吐く事も珍しくない。
基本的にはキン肉マン及びその息子キン肉万太郎へのツッコミ役、もしくはセコンド。時には自身がレスラーとしてリングに立つ事もある。

ちなみに、長女のミディアム・レアーは美人で次女のカルビ・レバーはブサイク。後にレアーはサラミと結婚する。
長らく謎だった生い立ちはⅡ世で明らかになった。
ちなみにニンニクを食べると顔だけが巨大化する。


プロフィール

CV:松島みのり、吉田小南美(キン肉マンⅡ世)、上坂すみれ(完璧超人始祖編)
分類:正義超人
出身地:キン肉星
身長:100cm
体重:25kg
血液型:B型
超人強度:50万パワー
生年月日:地球時間の1970年1月1日
年齢:12歳
家族:父ミンチ、母、姉ミディアム(アレキサンドリア)・レアー、姉カルビ(アレキサンドリア)・レバー、義兄サラミ
好物:ミンチボール、ポテロング
趣味:読書、映画鑑賞、城巡り
特技:料理全般(特にカルビ丼)



『キン肉マン』での活躍

ブタと間違えられて地球に捨てられたキン肉星の王子であるスグルを迎えにやってきて、以後お目付け役と世話を兼任する。
登場初期は眼鏡をかけている事が強調された顔つきで、頭身ももう少し高かった。
胸にKINマークがあるのは後発の設定を見るにおかしい気もするが、公式設定によればアレキサンドリア家はキン肉族の血も引いているかららしい。
また、初対面のキン肉マンにカプセル超人ゴーリキをけしかけたり、逆にキン肉マンと共に大暴れする事も。
キン肉マンのパワー・テリーマンのテクニック・ミートくんの頭脳により、キン骨マンや怪獣らを退治している。
マリちゃんとデートしていた事もあり、キン肉マンと一緒になってパンチラに興奮したりしていた。何やってんだか。

超人オリンピックやアメリカ遠征編ではセコンドに。
キン骨マンの策略から抜け出したり、超人オリンピックのマスコットキャラや聖火ランナーになるなどそこそこ活躍もあった。

7人の悪魔超人編ではバッファローマンにより、身体を頭・両腕・両足・胴体・腰の7つにバラバラにされ、10日間以内に全て取り返さないと生き返らない事に。
悪魔超人との抗争の果てに全て取り返され、あわやと言う所もあったがなんとか生き返る。
ロビンマスクVSアトランティスでは足が池の中に投げられた事でロビンの敗因となっているが、
キン肉マンVSアトランティス戦では同じ状況となった際に自力で動いて勝利のきっかけを作った。
なお、バラバラになっても10日以内に揃えばくっついて生き返ると言う無茶な設定は、バッファローマンが悪魔霊術を使った説が有力。
『学研の図鑑 超人』では「バラバラになっても限られた時間意識が持続する」と書かれている。

黄金のマスク編では超人パワーの減少からキン肉マンと共に逃れてセコンドとして復帰。
しかし、夢の超人タッグ編ではまったく目ぼしい出番がなかった。



キン肉星王位争奪戦ではキン肉マンの王位継承を唯一支持できる立場となり、サバイバルマッチに参戦。
1回戦の飛翔チームとの対戦では相手が5人なのに対し、キン肉マンチームはキン肉マンとミートくんだけ。
そしてキン肉マンがミキサー大帝と邪悪五神とミスター・VTRに敗れた事により、とうとうリングに立つ。
超人の戦いを間近で見てきた事により、ロビンマスクのテクニックとテリーマンの速攻を身に着けており、閉門クラッシュからのバックドロップで勝利した。
ただし、キン肉マンがネジを一本抜いていたため完全なミートの力だけの勝利ではないし、試合中によそ見をするなどレスラーとしての心構えはない。
続くキング・ザ・100t戦ではジェット・ローラー・シーソーにより天井に打ち付けられかけるが、テリーマンとロビンマスクの救援により生存。

続く技巧チーム戦では、少しでもキン肉マンらが飛翔チーム戦で負った傷を回復させるために先鋒のザ・マンリキと戦う。
閉門クラッシュからのバックドロップも防がれ、スクランブル・バイスによって全身の骨を砕かれて秘密のぬけ穴に入れられかけるが、
ウォーズマンの参戦によって救われた。

決勝戦の知性チーム戦では、完璧マッスル・スパークを受けたテリーマンと「ウギャアキン肉マーン!」の憂き目にあったウォーズマンが抜けた穴を埋めるため中堅に。
先鋒のキン肉マンVSサタンクロス戦でキン肉マンを助けに入るが、サタンクロスの放った忍法魔界沼で溺れてしまう。
それをサムソン・ティーチャーに救われ、一命をとりとめた。
その後病院に搬送され、真弓によってキン肉星第8超人病院から運命の王子たちのレントゲン写真を持ってくるも知性チームにつかまり、そのまま決勝戦を見届けた。
ロビンマスクの存在がこの世から消滅したシーンで、ミートくんの額にある文字が小百合のママになっていたことは有名。


ウルフマンの引退を描いた読み切りではビッグ・ボンバーズを軽く蹴散らしたブラック・シップに挑む。
しかし、重量級の相手は投げられず逆にやられている。

新章・完璧超人編では、新たな王となったキン肉マンの命で地球に残り、正義超人軍への協力を続ける。
三属性不可侵条約が結ばれてからのファン感謝デーの際に完璧・無量大数軍(パーフェクト・ラージナンバーズ)が地球に襲来。
唯一動けるアイドル超人のテリーマンとマックス・ラジアルの闘いではテリーマンのセコンドにつく。
その後、キン肉マンが地球に戻って来た再会を喜び、ピークア・ブーとの一戦にもセコンドとして立った。


ちなみに初代から5年後の『マッスル・リターンズ』では青年のミートくんが登場。
外見がちょっとアレなせいか、Ⅱ世と矛盾が生じるためか、コミックスなどに収録される際にはジェロニモに描き直されている。


1981年9月30日発売の増刊号(ウォーズマン戦と同時期)に掲載された読み切り『キン肉フラッシュの巻』では、スグルとの出会いが描かれている。
スグルが小学生の時、両親から「この子の世話をしなさい」と押し付けられた赤ん坊がミートであった。
この外伝の設定は、本編とは大きく矛盾するが、ゆでにはよくあることである。

キン肉マンⅡ世』での活躍

地球に再び危機が訪れると考え、キン骨マンに超人保存装置で自らを冷凍保存してもらう。
そして悪行超人が襲来する未来の世界で、キン肉ハウスに来たキン肉万太郎によって目覚めさせられ、二代渡ってキン肉王族の頭脳として働く事になった。
Ⅱ世になってからは地球で子供服を買ったのか、私服にバリエーションが増えている。

d.M.p.(デーモン・メイキング・プラント)編ではチェック・メイトを前に逃げ出した万太郎の代わりに、ミキサー大帝戦と同じ衣装を着てリングに立とうとしていた。

特に目立った出番もないまま(暴力的な)ツッコミとセコンドをこなしてきたが、
火事場のクソ力修練編のボーン・コールド戦にて彼の出生について明かされる。
両親は自分を産んですぐに亡くなり、施設に二人の姉と預けられたが真弓の目に留まり拾われると思っていた。
しかし、人質となっていたシュラスコ族族長ミンチから死の間際に語られた事実は、
ミートが考えていたのともボーン・コールドが「自分を親は金で売った」と語ったのとも異なった。
ミートは乳児の頃から卓越した頭脳を持っており、真弓はそれを正義超人のために役立てようと両親を説得してミートを育て上げた。
そしてそのミートの親と言うのが、死の直前まで息子の名を口にしなかったミンチである。
事実を知ってすぐにミンチがなくなった時は動揺も激しく、万太郎のアドバイスもできないまま逃げ出したが、
ボーン・コールドを追って来たキン骨マンの言葉でセコンドに復帰した。



超人オリンピック ザ・レザレクション編では最終予選の二人三脚でZEIZEI!にてイリューヒンに選ばれ強引にパートナーにさせられる。
関門を協力して突破していくが、ゴールした際にイリューヒンからの握手は断っている。

そして準決勝のケビンマスクVSイリューヒン戦の際、地上30mから投げ捨てられたイリューヒンを受け止めた際に身動き取れない程の大怪我を負う。
いくらなんでもちょっと貧弱な気がするが、そのせいで決勝戦の万太郎VSケビンマスクのセコンドに立てなくなる。
なんとか決勝戦の場に駆けつける事が出来た時、万太郎は既に敗北していた。なお、アニメ版では間に合い万太郎に逆転のアドバイスを与えている。



その後の悪魔の種子編にて、自分の身体が切断される悪夢を見る様になる。
そして与那国島に現れたジェネラル・バラストにバッファローマンと共に向かうが、失踪した万太郎に呼ばれて一人上陸。
しかしその万太郎は悪魔の種子の作った幻影であり、身体を頭・胴体・両腕・両足の6つに分けられ、16日後に恐怖の将へ貢がれてしまう事に。
何度も恐怖の将へ変化しかけるものの、アイドル超人らの死闘で無事に救われた。
ちなみ、バラバラになったミートが自力で活動するシーンは今作では多い。



究極の超人タッグ編では突如現れた時間超人に対抗するため、アポロンウィンドウの地下にあるアレキサンドリア超人図書館に向かう。
ここで久々に眼鏡を外したミートが見れるが、何故かパーティー用メガネも持っていている。アメリカ遠征編で買ったおもちゃだろうか?
なお、21世紀のミートは20世紀のミートと遭遇すると対消滅を起こしてしまうため同行できないため、キッドは特殊な眼鏡を21世紀ミートから受け取っていた。
それをたまたま20世紀ミートが見つけてかけると記憶の同期に成功。
だが、キン肉マンに新世代超人との協力を申し出ると勘当されてしまったため、そのまま新世代超人に協力する。
バリアフリーマンとイリューヒンがカオスに期待を持って特攻したのを聞いた直後に、カオスを馬鹿にするなどのぼんくらなシーンや、
「フィルム越しに見た三大奥義の壁画の透かし彫りを特殊レンズで見る」「マッスル・スパーク練習の際に意味不明な事を言う」など
ゆで理論の極地に達したシーンも多数ある。



キン肉マンレディー』での活躍

冷凍睡眠から目覚めると、超人がみんな女性と言うパラレルワールドで目覚めてしまった。
そしてそこはキン肉マンのストーリーをなぞっている世界だが、ミートくんはこの先起こる出来事を全て知っている。
そのため、テリーマンの足が銃撃される事がなかったりするなど、強くてニューゲーム状態で話が進んでいくが、
様々な改変もあるためうまくいかない事も珍しくなく、キン肉マンレディーが超人オリンピックに参加できなくなる事態も起きた。
7人の悪魔超人編では「悪魔超人が1勝するたびにその部位を永久にもらう呪い」を受け、ショタコンのバッファロー・ボニータに食べられそうになる(性的な意味で)
しかし、その前に作品自体が終わってしまった。



戦績

○ミキサー大帝(バックドロップ)
×キング・ザ・100t(ロビンマスクとテリーマンの乱入)
-ザ・マンリキ(無効試合)
×ブラック・シップ

対戦相手はみな巨漢ばかりであるが、巨漢(ジャイアント)ハンターには程遠い。
しかし、下馬評を覆してミキサー大帝に勝利するだけの実力はあり、このまま経験を積んでいけばアイドル超人の一人に数えられるかもしれない。
万太郎との特訓の際は基礎的なプロレス技を使うなど、超人の激闘を間近で見てきただけの事はあるだろう。
……が、シュラスコ族の男性は成人しても、すこぶる身長が低い描写があるためにやはり厳しい。
身体が小さく、腕力もないせいか使える技も限られている。
なお、ミキサー大帝を投げられたのはてこの原理のおかげだとか。この辺はルーキー時代のフェニックス太郎とも似通っている。



使用技

  • 閉門クラッシュ
相手の身体に対して垂直に交差する様に飛びつき、両肘と両膝で相手を叩き潰す。
ミートの小柄な体格がなせる技。

  • ミート・キッズ魚雷
ダイビングヘッドバット。

  • バックドロップ
ミートくんが好きなキン肉マンの技。
閉門クラッシュからの連撃は死のコースとされている。

  • 天龍チョップ
首筋に放つ強烈なチョップ。
万太郎へのツッコミとして使用している。



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…ボクが王子の技の中で一番のお気に入りは、地味だが決まった瞬間に表示される項目が美しい
追記・修正ドロップだーッ!!

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最終更新:2024年03月29日 10:07