トレック(FE)

登録日:2015/07/04 Sat 19:08:09
更新日:2024/03/04 Mon 18:13:45
所要時間:約 1 分で読めます




ファイアーエムブレム 封印の剣』に登場するユニットのひとり。
ゼロット率いるイリア傭兵騎士団の一員でノアの同僚。
オスティア侯ヘクトルの依頼でリキア同盟軍の傭兵として参戦したものの雇い主であるヘクトルは戦死してしまった。
だがそれを理由に契約を反故にしたり高い給金をちらつかせ寝返りを要求してきた反乱軍からの勧誘をつっぱね、ヘクトルからリキア同盟軍の全権を委任されたロイに主人を切り替えてベルン王国との戦いを続けていた。

そしてオスティア領の市街地にてロイ達の反撃に呼応する形でゼロットと共に出撃する。



  • ユニットとして
初期値と成長率
ソシアルナイト LV.4
HP 25(85%)
力 8(40%)
技 6(30%)
速さ 7(35%)
幸運 5(50%)
守備 8(30%)
魔防 0(5%)
体格 9
属性:風
武器LV:剣E 槍D
装備
てつのやり
てやり
きずぐすり

【加入条件】
自軍2ターン目にゼロットと共に同盟軍として出現。
ロイか、自軍に参入したゼロットで話しかけると加入する。

序盤の難所で有名な7章にて加入。
だが出現位置がやっかいで放っておくと初期配置の関係から、勝手に敵に突っ込んでやられてしまうため出来るだけ早く説得したい。
ノーマルモードですら放っておくとすぐやられてしまい、ハードモードに至ってはあまりに死にやすいので、説得に使えるノアや外伝のために必要なゼロットを加入させといて、こいつはほっとかれる事もしばしば。
まあ、こんなものか・・・
安定した攻略方法*1が動画によって共有されるようになる前までは、7章ハードが最難関と言われる理由のひとつとしてトレックの存在が挙げられていたほど。それくらいよく死ぬ。
それどころか下手に生き残って北に進んで高レベルの竜騎士にちょっかいを出してこっちの出鼻をくじいてくれる事も…。


初期値はレベルにしてはそれなりだが、顔グラを見た熟練のFEプレイヤーは一目見て「あっこいつは育たないな」と判断し、さっさと前線から下げて二軍に落として以降使うことはないと思われる
しかし実際の成長率は力と守備の両方がそれなりに伸びるのため、育ててみるとレベルアップ回数の多さも相まって堅くて強い騎兵として赤緑に無い個性を発揮する。
「移動力8で剣槍斧を使えるジェネラル」と言えばその運用上の強さも分かってもらえるだろう。後世でいうグレートナイト枠だが、あちらよりも移動力がさらに上かつ特効属性が騎馬系のみなので本当に安定感がある。
守備の伸び次第ではハードのサカルートでいくら追撃されても全くへこたれない・必殺を受けない動ける壁役になれる。
速さでは他ソシアルに劣るものの、それでもノアよりは伸びる。幸運の成長率は全体から見てもかなり上位なので回避率はそこそこあって必殺も食らいにくい。
相方のノアより技が伸びにくいが、最初から命中率の高い剣と回避率の高い剣使いに有利な槍を使用でき、CCすれば斧も加わり3すくみをマスター、また幸運の伸びも多少は命中を補うこと等からあまり気にならない。
……というかその技の成長率以外は殆どノアを上回っており*2、ノアはおろかソシアル叩き上げ組で一番優秀*3との評価がつけられる事も珍しくない。
期待値的にはカンストこそないが、魔防を除いて高水準に纏まっている。まぁ封印って魔防伸びない物理キャラ多いし……。

そんな彼の短所は何より地味なこと。
1章からここまでスタメンに違いないアレンやランスフィルさんとロマンスやってるネタキャラのノアどのに比べるとあまりにも地味。
初期のFEを想わせる十人並の顔や、同僚たちと違って特に生かしとく必要もない一般兵的存在。
加入したが最後、第二輸送隊のままクリアしてしまうのもそう珍しくはないだろう。

しかし、ユニットとしては高性能のため一度は使っておくべきだろう。きっと価値観が変わるはずだ。
実は封印の剣は挑戦的なところがあり、ドロシーゴンザレス、トレックのように「美女・イケメンとは言い難い見た目だが成長率が非常に高い」というキャラが多い。
あまりウケがよくなかったようで、烈火の剣以降はこういったキャラは再び数を大きく減らしたが……。なんでやドロシーめちゃくそかわええやん!!


  • キャラとして
彼の個性を語る上で避けて通れない事が昼寝である。
戦場だろうが同僚上司の前だろうが隙あらば寝る。本当に良く寝る。ゼロットに叱咤されるのは日常茶飯事。

趣味は釣りと人の名前を覚えない事。
しかし、釣りはただ糸を垂らしているだけで釣果に拘る面は全くない。曰くただボーっとしているのが良いらしい。
人の名前を覚えないと言う謎の趣味に至っては、自分の名前の記憶すら危ういところである。
ロイで会話して加入する際上官に確認しなくてよいのかと尋ねられた時「戦場でいちいち確認とってたらやってられない」と言うまでは良いが 「なにより、めんどうくさいし」 と言ってのけてロイを唖然とさせた。
いくらゼロットに小突かれ説教されようと全く懲りる様子はないが、彼との支援Aの内容から内心密かに不満を抱いている…のかもしれない。

風貌も性格もボンヤリした男だが、イリアの傭兵騎士と言う商売柄か死生観に関しては相方以上にドライな部分がある。
誰が相手でもどんな時でも泰然自若とした態度を通し、有る意味悟っているほど。ノアやミレディ、ユーノとの支援会話ではそんな彼の悟った観点が見られる。
化け物呼ばわりされるほど醜悪な外見のゴンザレスや敵方から寝返ったミレディに対しても、他の人と同じように分け隔てなくぼんやりと接する。
人の名前を覚えないというあんまりな趣味も、あるいは「思い入れのある相手がいるとやりづらくなる」というイリア傭兵の生き様ゆえのことなのかもしれない。

支援相手は上司のゼロット、その妻ユーノ、同僚で相方のノア、我らがゴンちゃん、赤い竜騎士ミレディ
居眠りして小突かれ説教されたりシンミリしたり、知らずのうちに他人を救ったり、深刻なツッコミ不足だったり、そもそもトレックが支援会話に出てこなかったり*4ととなかなかバラエティー豊かなので機会があれば一見することをお勧めする。

騎士としては相当な怠け者だが、ノアとの支援会話ではカシスというなんと彼よりも間抜けな人物がイリア騎士団に居た事が語られる。
あろう事か騎兵なのに馬どころか武器すら忘れるという、「君ここまで何しに来たの」と素で問いたくなるレベルのミスをやらかしていて、流石のトレックも「おれよりまぬけな奴がいるもんだなあ」とある意味感心したそうな。



そりゃ、全消しや荒らしだっていろいろあるけどさ
でもそれが追記修正していくってことじゃないかなあ

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最終更新:2024年03月04日 18:13

*1 騎馬系の救出を使ってロイをトレックとゼロットの出現位置近くへ動かし、登場と同時に会話を出来るようにする。

*2 厳密にいえば剣の初期レベルがC、かつ体格で1、魔防の成長率でも5%ノアが上回っているが、実際の恩恵が少ない上に力や速さの伸びといった劣る部分を挽回し切れない。さらに騎馬系は体格の大きいと救出値が下がるデメリットにもなる。

*3 封印の剣では、上級加入ユニットなのにやたら強いパーシバルに対して優位が取れるキャラという意味になる。

*4 トレックが落としたメモをユーノが拾って読むというだけの会話。烈火の剣では「顔を合わせない支援会話」は存在したが、さすがに片方のグラフィックが一度も表示されない会話はなかった。