アメイジング・スパイダーマン(映画)

登録日:2015/07/02 Thu 23:45:41
更新日:2024/02/07 Wed 20:19:17
所要時間:約 10 分で読めます




◆アメイジング・スパイダーマン/アメイジング・スパイダーマン2




恐れるな。自ら選んだ、この運命を。


この「戦い」――絶対に勝つ。


『アメイジング・スパイダーマン(The Amazing Spider-Man)』は2012年と2014年に公開されたアメリカ合衆国の映画。
監督は若者の間で人気の恋愛映画『(500)日のサマー』のマーク・ウェブ、主演に『ソーシャル・ネットワーク』でエドゥアルド・サベリンを演じたアンドリュー・ガーフィールド。


【概要】

MARVEL社の人気コミックヒーローである「スパイダーマン」の二度目の実写映画化作品であり、サム・ライミ監督の『スパイダーマン』3部作のリブート作でもある。
2014年には続編の『アメイジング・スパイダーマン2(The Amazing Spider-Man 2)』が公開された。
本来は2011年にライミ監督の第4作が製作予定だったが、ライミの降板によりシリーズを一新したリブート作品の製作を発表、それに伴ってキャストや設定も一新し、心機一転を図った。

主人公ピーター・パーカーの性格やウェブシューターの存在、ヒロインが初代彼女のグウェン・ステイシーである事、「シニスター・シックス」の存在など原作準拠の設定を採用しつつ、
一方でピーターの両親の謎の死の真相というミステリー要素も投入する事により、飽きさせない海外ドラマタッチの長編大作として期待されていた。
もちろん、ライミ版から引き続き一般人の心境に沿ったピーターの苦悩や、ヴィラン達の心情描写も取り入れている。そして何より、このシリーズはアクションが素晴らしい。

第2作の製作段階で4作目までの公開日が発表され、更に悪役陣営に焦点を当てたスピンオフを製作していく事でマーベル・シネマティック・ユニバース(以下、MCU)のようなユニバース化が構想されていた。
スピンオフ第1弾として『シニスター・シックス』の製作が内定し、加えて前作『スパイダーマン3』では微妙な扱いに終わった『ヴェノム』の企画も進行し、製作側の気合は十分だった。



……しかし。
興行成績はメガヒットを記録したライミ版3部作に到底及ばず、製作陣を悩ませた。
それでも2作品それぞれの全世界興収は7億ドルを越えており、世界的に見れば十分なヒット作ではあるが、それでも配給側にとっては満足のいく結果ではなかった。
中でも本国アメリカの成績は伸び悩み、1作目はそれなりのヒットを記録したが、『アメスパ2』では1作目の成績を大きく下回り(それでも一応2億ドルは稼いでいる)、更には映画制作費を国内だけで回収できず、興行的に失敗作と見なされてしまう事態となった。
加えて『アメスパ2』公開時には同時期に公開された『X-MEN:フューチャー&パスト』やMCU系列の『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』、後の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』に負けており、MARVEL作品の波がMCUに移りかけている事を示す結果となってしまう。

シリーズの続行が危ぶまれる中で、かねてよりスパイダーマンの映画化権の譲渡を提案してきたMARVEL側でも大きな動きがあり、『シビル・ウォー』を映画化するに当たり、同作の監督を務めるアンソニー&ジョー・ルッソ兄弟がスパイダーマンのMCU登場を要望してきたのだった。
MARVELの製作社長であり、かつてライミ版に関わった経験を持つケヴィン・ファイギもそのアイデアを支持した事で、ソニー・ピクチャーズとマーベルスタジオの極秘交渉が始まり、最終的にソニーは当初の計画から方針を転換してスパイダーマン映画の建て直しを決断。
『アメスパ2』の公開から1年経たずにマーベルスタジオとの業務提携を締結して、スパイダーマンの映画化権を同社と共有する事を発表する。
それにより、スパイダーマン映画はMCU内の新シリーズとして再リブートし、単独映画の製作・配給権をソニーが引き続き所有しながら、ウォルト・ディズニー・スタジオ配給のMCU作品との間で相互にキャラクターを登場させる事が可能になった。
再リブートされた新スパイダーマンは2016年公開の『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で初登場し、その翌年には単独映画『スパイダーマン:ホームカミング』が公開された。

しかしながらそれに伴い、現行の『アメスパ』シリーズの製作打ち切りが決定し、全2作で大量の布石をばら撒いた挙句、全て放置したまま物語は終わりを迎える事になってしまった。
ハリウッド映画において、シリーズ化を想定しながらも興行的不振や作品自体の不評が原因で続編が製作されなかった作品は多いが、
本シリーズの場合は極端に大コケしてないのに打ち切られた過去に例のないケースとなり、MCU版が好評を得た現在でも本シリーズの打ち切りを残念がるファンは多い。
第2作の興収が予想を大きく下回ってしまった結果(10億ドルを目標値としていた説もある)にソニーが相当危機感を抱いた事が窺える。

もし本シリーズが続行していれば、『ヴェノム』は当初の予定通り『アメスパ』の関連作品として製作され、MCUもスパイダーマンが不在のままユニバースが進行しているため、マーベルヒーロー映画全体の歴史は大きく異なっていたかもしれない。

【物語】

天才的科学者の両親を持つ優しい少年、ピーター・パーカーは、幼い頃両親を謎の事故で亡くしていた。
それから数年後、高校生になったピーターは天才的科学の才能を持ったものの、同級生からはいじめられる日々を過ごす。
ある日、彼は父の書斎にあった形見の鞄の中に、オズコープ社の極秘資料を発見する。
オズコープ社に届けに行ったピーターは、ラボの中へと入り込み、実験動物の蜘蛛に刺されてしまう。
するとその日の帰り道、気が付くと彼は蜘蛛のような身軽さと俊敏さといった超身体能力を身につけていた。
手に入れた大いなる力に有頂天になるピーターだったが、それを咎めた叔父のベンと喧嘩になった晩、自分が見逃した強盗に叔父を殺されてしまう。
叔父殺しの犯人を見つけるため、彼は自分の能力を正義のために使うことを決意し、自前の武器「ウェブ・シューター」も用意した覆面ヒーロー「スパイダーマン」としての活動を開始する。
それから、ピーターはニューヨークの平和を守る傍ら、憧れのマドンナ・グウェンとの恋を育み成長していく。
そして、オズコープ社に勤める善良な科学者で、ピーターの両親とも親交があったカート・コナーズ博士や、気弱だが優しい心を持っている優秀な電気技師のマックス・ディロン、そしてスパイダーマンを恨むハリー・オズボーンやアレクセイ・シツェビッチといった者達が様々な事情で怪人と化し、スパイダーマンに襲い掛かる。全ての鍵は、ピーターの両親が進めていた研究にあった……。


【主要人物】

  • ピーター・パーカースパイダーマン
演:アンドリュー・ガーフィールド/吹き替え:前野智昭
主人公。天才的科学の才能を持つ陰キャでオタクな高校生。
ひ弱ないじめられっ子だが、いじめられてる子を見つけると率先して助けに行くなど、正義感はスパイダーマンになる前から強い。原作準拠で前向きな明るく優しい性格。
コナーズ博士の研究のヒントを与えたり、自分で発明した粘着糸を使った武器「ウェブ・シューター」を作ったりと、発明家としても優れている。
スパイダーマンになった時は敵に向かって軽口で煽るのがデフォ。
ふと見つけた両親の極秘資料がきっかけで、オズコープ社との因縁が浮上しその運命を狂わされることになる。
それは、彼の周りから次々と大切な人を失わせ、彼自身も苦悩の日々に……。

ぶっちゃけ、演じるアンドリュー・ガーフィールドの体格とイケメン具合が相俟って全然負け組に見えない。


  • グウェン・ステーシー
演:エマ・ストーン/吹き替え:本名陽子
ピーターの同級生のブロンド美少女。ピーターが密かに憧れている。
彼女自身も、科学の天才で成績も優秀且つ正義感も強い。
ピーターと徐々に親密になっていき、彼の方からスパイダーマンの正体をカミングアウトされる。
その後、父のといった悲劇を迎えるも、それをものともせず交際を続ける。
『2』ではスパイダーマンとしてのピーターに迷いを生じさせ、ロンドンへの留学を決意するが、彼の熱烈な告白に根負け。
しかし、その直後起こった事件で、悲劇が起こる……。
ちなみに2人を演じたアンドリューとエマはプライベートでも恋人同士。劇中ではずっと2人のバカップルっぷりが披露されている。
……しかし、シリーズ打ち切りから数ヶ月後、破局が明らかになった。
もっともエマの結婚後も友人としての付き合いは続いており、アンドリューが某映画の出演についてとぼけたことでエマにラインでブチギレられたというほっこりするエピソードも。


  • ベン・パーカー
演:マーティン・シーン/吹き替え:佐々木敏
ピーターの叔父さん。
原作通り、増長するピーターを諌めて喧嘩になった直後、強盗に襲われ死亡し、彼をスパイダーマンとしての運命を決定づける。


  • メイ・パーカー
演:サリー・フィールド/吹き替え:一龍齋春水
ピーターの叔母さん。
ピーターを母のように見守り、甥が落ち込んだ時は深い言葉で立ち直らせる。


  • ジョージ・ステーシー
演:デニス・リアリー/吹き替え:菅生隆之
グウェンの父。ニューヨーク警察警部。
娘に深い愛情を持って育ててきた。
当初はスパイダーマンを危険視していたが、リザードとの最終決戦で彼と協力する。
しかし、その戦いで致命傷を負い、ピーターにグウェンを巻き込まないように言い残し息を引き取った。
『2』でもグウェンを危険な目に合わせてしまうピーターの罪悪感の象徴として幻覚で登場している。


  • フラッシュ・トンプソン
演:クリス・ジルカ/吹き替え:石上裕一
ピーターの同級生。ガタイのいいジョックスで、ピーターを始めとするひ弱な生徒をいじめていた。
超人能力を身につけたピーターにコテンパンにされ、その後は彼に謝罪し、打ち解けるようになった(ついでにスパイダーマンのファンになった)。
ベンおじさんが死んだ時はピーターを労わっており、ちょっと良い奴だった。


  • リチャード・パーカー
演:キャンベル・スコット/吹き替え:てらそままさき
  • メアリー・パーカー
演:エンベス・デイビッツ/吹き替え:吉田美保
ピーターの両親。共にオズコープ社に務める研究者だった。
ピーターが4歳の時、遺伝子改造された蜘蛛の研究を成功させた直後身の危険を感じ、息子をベン夫妻に預け身を隠す。
その直後、飛行機事故で死亡したと考えられていたが、実際は殺されていた。その背後にはオズコープ社の存在が……。
未公開シーンでは、死亡したはずのリチャードが息子と再会する様子が描かれていた。


  • 星のタトゥーのギャング
ピーターがベンと口論になった夜に、ピーターの目の前で店のレジの金を盗んだ泥棒。
手首に星型のタトゥーを入れている。
逃走中にベンにとがめられ、彼を射殺した。
ギャング仲間に顔を見られないようにしつつこいつを捕まえるためピーターはマスクをかぶりスパイダーマンを名乗るようになっていく…のだが、その存在は1作目途中でフェードアウト。
2作目に至っては存在を全く語られない。


  • カート・コナーズ博士/リザード
演:リス・エヴァンス/吹き替え:内田直哉
『1』に登場したヴィラン。オズコープ社に務める優秀で心優しい科学者。異種間遺伝子交配の研究を通して、全ての人が平等な弱者のいない世界を作る事を目指している。
生前のパーカー夫妻と親しく、社内に入ったピーターともすぐに打ち解けた。
右腕を失っており、その再生を目的とした新薬の開発を進めている。
会社をクビにされそうになったことやオズコープ社が罪も無い無関係の人間で人体実験を行おうとしたことで焦ってしまい、自分の身体を使った異種間遺伝子交配の人体実験を強行し、ピーターと共に開発した試験薬を自らに打ち込んでしまう。その結果、彼は凶暴なトカゲの怪人「リザード」に変貌。
更に薬の影響で精神的にも歪んでしまい「トカゲの生態系は人間より優れている」といった偏った考えを持ち始め、ニューヨーク市民をトカゲに変えるために試験薬を空中に散布するバイオテロを引き起こそうとするが、スパイダーマンがワクチンにすり替えた事で失敗。
ワクチンの効果で元の人間の姿に戻った事で性格も元に戻り、ピーターを助けるも、騒動を起こした罪で投獄されたが…?*1


  • マックス・ディロン/エレクトロ
演:ジェイミー・フォックス/吹き替え:中村獅童
『2』に登場したメインのヴィラン。オズコープ社の優秀な電気エンジニア。
コミュ障で周囲からバカにされているが、本心は心優しいごく普通の青年。
スパイダーマンが命を救ってくれたのがきっかけで彼の大ファンとなっていた。
そんな中、誕生日に上司からたった一人残業を押し付けられ、作業をしている際に誤って電気ウナギの水槽に落ちてしまい、大量のウナギに全身を噛まれた事で身体に電気を溜め操る特異体質を身につけてしまう。初めは自身の変化に戸惑って、周囲の人に助けを求めるが、同じ「超人」にもかかわらず「ヒーロー」として周囲から慕われるスパイダーマンと、「怪物」として周囲から忌み嫌われる自分とのギャップに絶望した事で凶暴な性格に変貌してしまい、スパイダーマンを抹殺しようと牙を剥く。
歴代スパイダーマンのヴィランの中でもかなりの強敵であり、『アメスパ2』公開当時のキャッチコピー等ではスパイダーマン史上最強の敵と書かれた程。もしかしたらスパイダーマンもグウェンの手助けがなければ死亡していたかもしれない。
しかしながら、本作のヴィランの中でもトップクラスに可哀想過ぎる境遇を理由に、多くのリスナーに同情されていたものの、最期は体内へ許容量を上回る電流を一気に流し込まれた事で爆死してしまったが…?


演:デイン・デハーン/吹き替え:石田彰
『2』に登場したヴィラン。オズボーン家の御曹司で、ピーターの幼馴染
病死した父の後を継ぎ、オズコープ社の2代目社長となる。
しかし、いきなり社長に転身する羽目になった直後に一家に代々伝わる奇病を発症し、精神的に追い詰められた事で、彼はスパイダーマンの血液が自身の病を治してくれるのではないかと思い、本人に直接交渉するが、余計に症状が悪化してしまうのではないかと考えたスパイダーマンからは「危険」と言われ、輸血を断られてしまう。*2
やがて会社をクビにされ、余裕をなくした彼はエレクトロを雇って会社を襲い、蜘蛛から得た薬の予備を危険を顧みず投与する。だが、案の定薬は体に馴染まず肉体を変貌させ、怪人「グリーン・ゴブリン」に変貌させてしまう。
狂気に取り憑かれた彼は、何故か「自分がゴブリンとなってしまったのはスパイダーマンのせいだ」と思い込み、スパイダーマンを襲ってグウェンを人質に取り、戦闘になった際に頭を強打して気絶。後日、刑務所に収監された。
演じたデイン・デハーンは映画『クロニクル』で鬱屈した超能力少年を演じており、本作でもその怪演を発揮させている。


  • アレクセイ・シツェビッチ/ライノ
演:ポール・ジアマッティ/吹き替え:楠見直巳
『2』に登場したヴィラン。ロシア人ギャングで、プルトニウムを盗んだところをスパイダーマンに捕まり、刑務所に収監された。
その後、ハリーの手引きによって脱獄し、サイ型の装甲アーマーを纏って「ライノ」となり、再びスパイダーマンと戦闘になる。


  • ノーマン・オズボーン
演:クリス・クーパー/吹き替え:小川真司
オズコープ社社長で、ハリーの父。
オズボーン家に代々伝わる奇病に冒され、ハリーに後を託し病死。
未公開シーンでは、死後に頭部だけの状態で冷凍保存されたノーマンが描かれており、3作目でグリーン・ゴブリンとなって復活する予定だった。


  • フェリシア
演:フェリシティ・ジョーンズ/吹き替え:森夏姫
『2』に登場。ハリーの秘書。
序盤でオズコープ社の2代目社長となったハリーの権限によってオブコープ社の重要な役職に就くのだが、元は平凡な社員だったフェリシアは当然困惑し、重役達に至ってはハリーに対して不満を募らせる事となる。
その後、病に冒されるハリーを甲斐甲斐しく支えるのだが、いつの間にかフェードアウトした。
未公開シーンではグリーン・ゴブリンとなって社内で暴れ回るハリーと遭遇しており、重役達と違って見逃された。
続編があったらヴィラン「ブラック・キャット」として登場予定だった。
演じたフェリシティ・ジョーンズは後に『ローグ・ワン A STAR WARS STORY』の主演に抜擢される事になる。


  • ドナルド・メンケン
演:コルム・フィオール/吹き替え:家中宏
『2』に登場。オズコープ社の重役で、オズコープ社という腹黒企業を体現したかのようなクズ。
社内で起きたマックスの事故を隠蔽し、エレクトロと化したマックスの事を調べていたグウェンを連行しようとするなど、オズコープ社の運営と自分が権力を得るためにはどんな手段も選ばない。
中盤でハリーがオズコープ社の最高機密「スペシャルプロジェクト」の存在に気づき始めた事で、彼を追い出すと同時にレイブンクロフト刑務所へと投獄した。
だが、ほどなくエレクトロと共に会社に戻ってきたハリーの逆襲で逆に追い詰めれてしまい、ハリーに脅される形でスペシャルプロジェクトの施設へと案内させられ、彼に命じられるまま薬を投与した。
そして薬の副作用で苦しみだしたハリーを置き去りにしてエレベーターに乗ったシーンでフェードアウトしたが、未公開シーンではグリーン・ゴブリンと化したハリーの報復で上空から投げ落とされて死亡する様子が描かれている。


  • グスタフ・フィアーズ
演:マイケル・マッシー/吹き替え:小島敏彦
獄中のコナーズ博士やハリーに語りかける謎の男。
ハリーにはスパイダーマンへのリベンジを唆し、オズコープ社製の装備を使った犯罪集団の準備を整えた。
その一人がライノである。装備の中には4本の触手のようなもの大きな翼のあるものが見られていた。
……残念な事にシリーズの打ち切りで水泡に帰してしまったが。
次回作があった場合にはシニスターシックスを率いるゴブリンと並ぶメインヴィランになる予定だったらしい。


  • ホルヘ
演:ホルヘ・ベガ/吹き替え:西田光貴
『2』に登場。序盤でスパイダーマンに助けられた少年。
スパイダーマンに憧れている市民の1人であり、終盤での出番は必見である。


  • スタン・リー
……やっぱり出てるよ!


【余談】

  • 『2』は当初、2代目ピーターの恋人のMJことメリー・ジェーン(演:シャイリーン・ウッドリー)も登場予定だったが、「キャラをさばききれない」という理由で出演シーンが全てカットされた。
    恐らく3作目以降に登場予定だったのだろうが、その続編が幻のものとなってしまい、MJの登場自体もなくなった。

  • 『アメスパ』のスピンオフとして映画化予定であったヴェノムの単独映画に関しては、『アメスパ』とは別作品として改めて企画が再始動し、2018年にトム・ハーディ主演で公開。
    これを皮切りにソニーが映画化権を持つキャラクターで構成されるMCUとは別のユニバース「ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース(SSU)」が始動したが、『シニスター・シックス』に関しては『アメスパ』の存続が前提となっていたため、こちらは正式に映画化が中止となった。

  • アンドリュー・ガーフィールドは『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』へのオファーが来ていたが、自分の演じてきたスパイダーマンのキャラクターと異なるキャラクター性を持つために断った。
    他には、『アベンジャーズ』の際にオファーが来たエリック・バナ(アン・リー版のハルク)が断ったが、偶然だろうか原作でスパイダーマンとハルクは相棒として活躍する事もあった。


幻の『アメスパ3』以降を望む方、追記修正お願いします。






























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最終更新:2024年02月07日 20:19

*1 コナーズ博士を援助していたオズコープ社は意見の対立で研究成果の没収を目論んだが、それからほどなく起きたバイオテロが原因で断念。その挙げ句にコナーズ博士に全ての責任を押し付けるなど、まさにトカゲの尻尾切りと言える顛末であった。

*2 当初は社長の座には乗り気ではなく、重役達に対して「誰かが異議を申し立てていれば、ややこしい事にはならなかった」と苦言を呈していた。

*3 一時期コナーズ博士の研究に助手として参加していただけでなく、そもそもコナーズ博士がリザードへと変貌したのは彼の助言がきっかけでもあったため、治療薬の開発はお手の物だったのだろう。とは言え学校にある薬品だけで治療薬が作れるピーターの知能がヤバイ。

*4 この間にリザードはピーター1によって治療が成功しているが、こちらとは軽く挨拶をしただけで、殆ど絡みはなし。コナーズ博士自体が今回はライブラリ出演だった為致し方ない面もある。まぁ元の作品で最終的に和解してるしね!