マイッキー(烈車戦隊トッキュウジャー)

登録日:2015/06/27 (土) 01:42:46
更新日:2023/07/05 Wed 05:24:05
所要時間:約 7 分でヨメマース!





※推奨BGM:ビュンビュン!トッキュウジャー


次はぁ~!

見えちゃった……敗北のイマジネーション……。


シュウマイ大好きマイッキー登場!


あれを破壊すれば、トッキュウジャーから闇が……!

ミオの大切なものなら、僕達も守る!


第15駅

心の中にあるもの


あたし、強くなったの!


お乗り遅れにご注意くださ~い!






シュウマイ大好き、マイッキー!

烈車戦隊トッキュウジャー』第15駅「心の中にあるもの」に登場したゆるキャラ。
トッキュウ3号/ミオの思い描く「大切なもの」から生成された、人型のシュウマイらしき謎の生命体である。
頭頂部にはグリーンピースがあり、腹部には緑のオムツをしている。



何なのあれ!?
可愛く…ない!
これシュウマイっぽいな!
…もしかして…


【概要】

他人に指示されると「マイッキー、○○しなーい!」と捻くれて、言う事なす事全て反対にしてしまう天の邪鬼な性格。
元を辿れば、小学生の頃のミオが持っていた縫いぐるみに付加していたキャラクター。つまりミオのイマジネーションの産物。
言われたことの反対の事をしてしまうというキャラ付けも当時のミオが作った設定。
この設定を他人に教えるのは小学生といえど流石に恥ずかしかったらしく、他の友達にも内緒で一人遊びだけに留めていたが、たまたま目撃した事のあるヒカリだけは見覚えがあった。

この回の冒頭でゴルフのパターレインボーライン最新鋭のイマジネーション測定器を使い、トッキュウジャー全員のイマジネーション力を調べているのだが、ミオのイマジネーション力はやけに低く、メンバー中最低である事が明らかになった。
また最初にハンマーシャドーと応戦した際、車掌&チケットの「イマジネーションレベルが最低」という言葉を思い出したミオには“敗北のイマジネーション”が見えてしまい、弱気になった所にハンマーシャドーの攻撃を受けてしまった。
しかしその結果実体化したマイッキーが、ミオの測定値の低さに反して強い力を秘めていた事からも、ヒカリは「ミオは自らイマジネーションを抑えているのではないか?」と推測する。

一方シャドーライン側はマイッキーを壊す事でミオから闇を生み出そうと計画、最終的にマイッキーはミオを庇って攻撃を受け、消滅してしまう。
しかしそれはミオに闇ではなく輝きを生み出させるきっかけになった。

つまりミオは、奇しくもシャドー怪人の作戦にかかってマイッキーが表に出てきた事で、自分でも忘れていたイマジネーション力の再認識ができた。
そしてマイッキーが倒された結果、知らず知らずの内に抑制していたイマジネーションが爆発。ある意味吹っ切れて覚醒した形になり、イマジネーション力も大幅に高まったのだった。

なお、体当たりでハンマーシャドーを軽くぶっ飛ばしていたので、案外普通に戦っても強かったかもしれない。

ゲストキャラクター故に登場はこの回限りかと思われたが、なんと劇場版『烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー THE MOVIE』でもまさかの登場。
子供化したミオのイマジネーションから登場し、二人のコンビネーションでゾーリ魔やクローズたちを滅多打ちにする活躍を見せた。
似た経緯でトカッチのイマジネーションから生まれたヒーロー、リョーナイトはその回限りの登場だった事を考えると、優遇されている方と言える。



【第15駅『心の中にあるもの』エピソード】

「人の記憶から大切なものを読み取って実体化し、目の前で破壊して闇を生み出す」という作戦のもと、シャドー怪人のハンマーシャドーによって生み出される。
実体化直後に早速破壊されそうになるが、逆に頭突きでハンマーシャドーをぶっ飛ばしてしまった。
あまりにも意味不明な存在が突然出てきたため、困惑するトッキュウジャーの面々。

「えーとシュウマイちゃん。とりあえずありがとな」
「気を付けてライト」
「シャドーを追い払ってくれたんだ。敵じゃないよ、いい子いい子」
「マイッキー、いい子じゃなーい!」

と頭をなでるライトを突き飛ばし逃走。
「何すんだよ~シューマイちゃん」
「遊んでるだけよ…。あの子のことは私に任せて!あっ、それからあの子、シューマイじゃなくてマイッキーだから!」
「"あの子"ってどういう事…?」
「……」

「待ってー!」「マイッキー待たなーい!」という遣り取りをしながら猛ダッシュ。飛び出し禁止の警告も無視して道路に飛び出し、危うくトラックに轢かれかける。
しかし間一髪でミオに救助され、「彼女が自分の生みの親」という事を直観的に理解して心を開く。


その頃、何か見覚えがあったヒカリは小学生の頃を思い出していた。ミオが一人、教室で袋から何かを取出しているのを…
「ミオちゃんがあんなお人形と遊んでるの見た事ないよ」
「見られないようにしてたんだよね。それにさっきのレベルテストも不思議だったんだ。ミオのイマジネーションはあんな低いはずがない」
マイッキーの正体が「よくわからないなにか」ではなく、ミオの大切なものであると思い出したヒカリは、シャドーに破壊されないよう二人の元へ向かう。


「また会えるなんて思わなかった。私、こんな大きくなっちゃった。でもマイッキーも大きいからおあいこだね」
「うれしくなーい!」
「もう、いつもそうやって悪戯ばっかり。知ってるマイッキーはほんとは凄くいい子。ただ素直じゃないだけ」

そんな2人に追いつくヒカリ。

「そのせいで大人しくしてって言われたら暴れたんだ。思い出したよ、マイッキーがミオの大切な友達だった事」
「そっか…。やっぱりヒカリには見られてたんだ」
「恥ずかしがる事ないよ。それはミオのイマジネーションが高い証拠さ。…でもだからこそ危険なんだ。シャドーはマイッキーを壊してミオから闇を生み出そうとするはずだ」

やがてハンマーシャドーに見つかるものの、追いついたライト、トカッチ、カグラも交えてトッキュウジャーの応戦が始まる。
しかしハンマーシャドーは予想以上に強く、全員ボコボコに打ち据えられてしまう。
遠くに吹き飛ばされ、守るもののいなくなったマイッキーに迫るハンマーシャドーだが…。



「マイッキーは私が守る!」
「マイッキー、守られなーい!マイッキーがミオちゃん守るー!」

ごちーん!

「マイッキー!!」
「マイッキー、ミオちゃん ま… も…」

マイッキーはそのまま消滅。

「やりましたぞグリッタ嬢。これでトッキュウ3号より闇が生まれます!」
とハンマーシャドーが喜んだのも束の間。トッキュウ3号の体が輝き出した。あのシュウマイのように…?マイッキーのことかー!!
「これは…闇ではない!?どういう事だ?」
「当然だ。今ミオの中にあるのは闇なんかじゃない。シャドーの闇を打ち消す正義の輝きだ!」

変貌したトッキュウ3号は圧倒的強さでハンマーシャドーを追い詰めるが、シュバルツ将軍が現れ、「こいつの能力は使い道があるんでな」とハンマーシャドーを連れ去ってしまう。
トッキュウオーポリスとディーゼルオーファイヤーで足止めのクライナーロボを撃破している間に逃げられてしまったため、ハンマーシャドーとの決着は次回へ持越しとなる。


「心配してくれてありがとう!でももう大丈夫。私、ちゃんと思い出せた。マイッキーの事…。マイッキーが今どこにいるのか…私達の町に戻ればきっとそこにいるから」
「そっか。そうだね」
「また早く帰らなきゃいけない理由ができた」

マイッキーとの思い出を胸に、ミオは改めて自分達の町に戻る決意を固めるのだった。



【余談】

何故か次週の「このあとすぐ!」予告に映っており、まるで6人目の戦士であるかのようにトッキュウジャー達と一緒にポーズをとっていた。
そこは俺の死に場所だ…
時期的にトッキュウジャー加入前のザラムすら登場前だったので仕方ないのだが、ゲストキャラクターとしては非常に珍しい使われ方。

この回(第15駅)の脚本は會川昇。トッキュウジャーでの脚本担当は、引き続きハンマーシャドーの出る次回と、しばらく飛んだ36話の合計3話のみ。
會川氏は後にVシネマ『行って帰ってきた烈車戦隊トッキュウジャー 夢の超トッキュウ7号』の脚本も手掛けている。

デザイナーの篠原保氏の提案で初期は『眼鏡少年』というものだったが、裏設定として添えていた筈のガールフレンド『マインちゃん』が実際のキャラクター像として決定したという経緯がある。

マイッキーの声を演じる渡辺久美子氏は、特撮作品での出演は今作が初となる。
この半年前までは、1時間後の世界わがままなお姫様を演じていた。
人の言う事に「○○しなーい!」と返す捻くれ方といい、ジコチュー自由気ままな行動といい、マイッキーとは共通点が多い上に、声のトーンも非常に近い。
またそちらの世界でも叫んで走り回るニンジンのキモかわ系ゆるキャラが登場する回があった。
いずれにしても元ネタとしてはふなっしーだと思われるが。


マイッキー、追記修正しなーい!

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最終更新:2023年07月05日 05:24