ハリー・ポッターシリーズ(作品)

登録日:2015/06/11 Thu 01:09:23
更新日:2024/02/22 Thu 19:52:23
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ハリー・ポッターシリーズは、1997年より刊行された児童文学シリーズ。
著者はJ.K.ローリング。


【概要】

魔法学校に入学したハリー・ポッターの成長を描く。

児童文学とはいえ、イギリス文学らしく政治腐敗が描かれたり人気キャラがあっけなく退場したりと巻が進むにつれてダークファンタジー色が強くなっていくのが特徴。

著者のローリング女史は当時無名のシングルマザーで、生計を立てるために第一巻を執筆したところ多数の賞を受賞し、73言語に翻訳され世界中で愛されるベストセラーとなった。世界各国に「ポッタリアン」という熱狂的なファンが存在する。

2001年からはアメリカの大手映画会社ワーナー・ブラザース映画製作・配給で実写映画化された。監督が作品ごとに異なるため、作品ごとに違った味がある。
この映画化も相まって、世界中にファンを獲得。『史上最強のファンタジー』という映画版のキャッチコピーの通り、完結した現在でもなお根強い人気を誇っており、
米国のユニバーサルスタジオフロリダ、日本のユニバーサル・スタジオ・ジャパンではテーマパーク「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」もオープンしている。
2023年6月には練馬区の「としまえん」跡地にハリー・ポッターのテーマパークである「ワーナーブラザース スタジオツアー東京」が開園した。

2016年には7巻の19年後を舞台とした演劇『ハリー・ポッターと呪いの子』が公演される。
演劇は英国・オーストラリア・アメリカ・日本と各国で異なるバージョンが制作されており、日本ではTBSの開局70周年事業として2022年から上演。
日本版のハリーは藤原竜也・藤木直人・石丸幹二・向井理といった面々が演じている。

『呪いの子』は当初二次創作だったのだが、後にローリング女史公認のシリーズ続編と認められ、全四部中第二部までを収録した「特別リハーサル版台本」という体裁でシリーズの新作が刊行された。
後に、リハーサルを踏まえて後半をローリング氏が加筆した「愛蔵版」が2017年末に刊行された。
この「8巻・呪いの子」をもってシリーズは完全完結となる模様。

また、教科書として発売された『幻の動物とその生息地』の作者、ニュート・スキャマンダーを主人公に据えた、本編の過去を描くスピンオフ『ファンタスティック・ビースト』がJ.K.ローリング自身の脚本により映画化された。
全5作のシリーズ化を予定している。


【ストーリー】

両親を亡くし、意地悪な親戚に預けられた孤独な少年、ハリー・ポッターのもとに、ある日魔法学校からの入学許可証が届けられ、
それを届けに来た大男から自分が魔法使いの両親の間に生まれた魔法使いだと知る。
彼はホグワーツ魔法魔術学校に入学し、魔法界で様々な人々と出会い、数々の経験を果たしていく。
そして、両親の因縁の仇敵、邪悪な魔法使い「ヴォルデモート卿」の影も、ハリーに近づいていくのだった。



第一巻
ハリー・ポッターと賢者の石

Harry Potter and the Philosopher's Stone
ホグワーツに入学したハリー。
初めて出来た友達にクィディッチの試合と、新しい経験を重ねていく。
しかし、トロールの出現や教師の怪しい行動といった不穏な空気が漂い始め、学園内に隠された「賢者の石」を狙う謎の影が迫る。
映画版の監督は『グーニーズ』『ホーム・アローン』のクリス・コロンバス。


第二巻
ハリー・ポッターと秘密の部屋

Harry Potter and the Chamber of Secrets

2年生に進級したハリー。
ホグワーツ創設者の1人が学園に残した「秘密の部屋」が開かれたというメッセージが刻まれた。
学園の者達が次々と石にされていく中、ハリーは古い生徒の日記帳を使って「スリザリンの継承者」の謎を解こうとする。
映画版の監督は前作と同じくクリス・コロンバス。


第三巻
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人

Harry Potter and the Prisoner of Azkavan

魔法界に、凶悪な囚人『シリウス・ブラック』が監獄アズカバンから脱獄したというニュースが飛び交った。
事態を重く見た魔法省は、ホグワーツにアズカバンの看守「吸魂鬼」を派遣し、学園内に陰鬱な空気をもたらす。
そんな中、ハリーはシリウス・ブラックが自分の父親のかつての親友で、「例のあの人」に寝返ったという噂を聞く。
映画版の監督は『ゼロ・グラビティ』のアルフォンソ・キュアロン。


第四巻
ハリー・ポッターと炎のゴブレット

Harry Potter and the Goblet of Fire

クィディッチ・ワールドカップに「闇の印」が打ち上げられた。
そんな中、4年目のホグワーツで他国の魔法学校との対抗試合が開催される。
予期せぬ4人目の代表として戦うことになってしまったハリーは、果たして勝ち抜けるのか。そして、遂に「あの人」が動き出す…。
映画版の監督はマイク・ニューウェル。


第五巻
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

Harry Potter and the Order of the Phoenix

闇の魔法使い復活を警告するハリーを、魔法省は隠蔽しようと彼を糾弾する。
学園に魔法省役人を派遣し、口を閉ざそうと校則で縛られた最低の学園生活を強いられるハリー。
彼は生徒達を集め、秘密の軍団を結成し闇の勢力に立ち向かう訓練を開始する。
しかし、謎の悪夢がハリーの心を苛み続けていた…。
映画版の監督はデイビッド・イェーツ。これ以降、全ての作品の監督を担当する。


第六巻
ハリー・ポッターと謎のプリンス

Harry Potter and the Half-blood Prince

ヴォルデモート卿復活の知らせは瞬く間に魔法界に知れ渡り、死喰い人も各地で猛威を振るうようになった。
対策として、ハリーはダンブルドアの下で個人授業を受けることになる。
そこでトム・リドルの知られざる過去について触れるが、ハリーの知らない水面下で陰謀は静かに蠢いていた。
そして、闇の魔法のテキストの著者「半純血のプリンス」とは?あの男が、遂に動き出す。
映画版の監督はデイビッド・イェーツ。


第七巻
ハリー・ポッターと死の秘宝

Harry Potter and the Deathly Hallows

最愛の人が次々と命を散らす中、ヴォルデモートを倒すため、彼の魂を全て破壊することにしたハリー。
死喰い人に命を狙われる中で、仲間達と死中の旅へと赴く。
捻じれた運命に縛られた宿命の2人、彼らの運命を左右するのは三つの「死の秘宝」。
様々な人間の思惑が渦巻く仲、ホグワーツを舞台に全ての終止符が打たれる。
映画版は初の前後編となり、両方とも監督はデイビッド・イェーツ。


第八巻
ハリー・ポッターと呪いの子

Harry Potter and the Cursed Child

ハリーの次男、アルバス=セブルスがホグワーツに入学。
しかし、偉大なる父親を持つプレッシャーや出生がアルバスを苛み、大事件を引き起こしてしまう…。
舞台化され、リハーサル用/本番(愛蔵版)が出版された。





ファンタスティック・ビーストシリーズ


第一作 ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅

The Fantastic Beasts and Where to Find Them

1926年、アメリカへとやって来たニュート・スキャマンダー。
だが彼のトランクから魔法動物が逃げ出し、大混乱に。





【主な登場人物】

主人公。世界一有名な眼鏡少年。
「生き残った男の子」として、魔法界をかけた数奇な運命に巻き込まれていく。

ハリーの最初にして最大の親友。
ちょっと頼りないが、やる時はやる勇敢な赤毛少年。

勉強熱心なマグル生まれの秀才少女。
三人組の参謀役として2人を導く。一番の男前。

ホグワーツ学園校長。長い白髭が印象的な老爺。
ハリーに目をかけ、彼を導いていく。

魔法薬学の教授。
何故かハリーを目の敵にするが…。
ある意味、裏の主人公。

ホグワーツ裏の禁じられた森の番人。巨漢。
ハリーを魔法界へと誘った張本人で、様々な(危険が指摘される)魔法動物の世話をするのが趣味。

副校長。変身術学の教授。
グリフィンドールの寮監で、厳しくも熱い心を持つ魔女。

スリザリン寮生。家系を鼻にかけ、ハリー達を見下している。
腕力の足りないジャイアン、或いは無駄に偉そうなスネ夫。
みんなのアイドルフォイフォイ。

ハリー達のクラスメイト。
当初は頼りなかったが、シリーズを重ねるごとに男前に成長。

ハリーより一学年下のレイブンクロー寮に所属する女子生徒。第5巻から登場。
幻獣が見える不思議ちゃん。だがかなり頭がキレ、物事の核心をつくことが多い。

ハリーの里親。叔母のペチュニアがハリーの母、リリーの姉だった。
ハリーを厄介者扱いし、不当に虐げてきた。

ロンの家族。ほぼ全員がこの物語においてあらゆる意味で重要な役割を果たしている。

ハリーの父。
ホグワーツ時代は勇敢で優秀な生徒だったが、徐々に「別の一面」が…。Prongs

  • リリー・ポッター
ハリーの母。
ホグワーツのある同級生とは幼馴染だった。

アズカバンに収監されていた囚人。
第三巻で脱獄し、ある目的でハリーに近づくが…。Padfoot

第三巻の闇の魔法に対する防御術の講師。
穏やかな狼男。Moony

第四巻の防衛術講師。
ダンブルドアの友人で「マッドアイ」の異名を持つ元ベテラン闇払い。

  • ドビー
マルフォイ家の屋敷しもべ妖精。
ハリーを敬愛している。

  • クリーチャー
ブラック家の屋敷しもべ妖精。
シリウスを嫌い、彼の弟のレギュラスを慕っていた。

魔法省大臣。都合の悪いものには蓋をする、典型的ダメ役人。
当初はハリーに好意的だったのだが‥‥。

魔法省上級次官で第5巻から登場。
悪趣味でサディストなピンクババア。

フォイの両親。作品序盤は高貴で偉そうな雰囲気だったが…。
息子のことは愛しているが、教育に対して手を抜くことは許さない主義。

学生時代のジェームズとシリウスの友人(というより腰巾着)。
めざといネズミ男。Wormtail

例のあの人の忠実な腹心。
作中で多くのキャラを殺害した恐ろしい魔女。

魔法界にその名を轟かせる作中最強の闇の魔法使い。別名『例のあの人
幼いハリーを襲うまでの期間に英国魔法界を恐怖のどん底に突き落としたため、今では名前を言うことすら憚られている。
復活と再びの野望成就を目指し、ハリーの宿敵として立ち塞がっていく。


【ファンタスティック・ビーストシリーズの登場人物】

  • ニュート・スキャマンダー
ハッフルパフ寮を中退した魔法生物学者。
魔法生物をこよなく愛し、争いを好まない穏やかな性格。

  • ティナ・ゴールドスタイン
アメリカ魔法省に勤める役人。
仕事でニュートと知り合い、彼と親密な関係になっていく。

  • クイニー・ゴールドスタイン
ティナの妹。
生まれつきのレジメンサー(読心能力者)で、その力に苦しんでいる。

  • ジェイコブ・コワルスキー
非魔法族(ノーマジ)のパン屋。
偶然ニュートと知り合ったことを機に、魔法界の事件に巻き込まれていく。

  • クリーデンス・ベアボーン
魔法使いに憧れる孤児の青年。
鬱屈した環境が絶大な力を持つオブスキュラスを産み、数奇な運命に翻弄される。

  • アルバス・ダンブルドア
ご存じホグワーツ教師。
この時点で魔法省からは危険視されていた。

ダンブルドアと因縁深い闇の魔法使い。
人心掌握に長け、多数の支持者を持っている。


【主な用語】

年少の魔法使いたちに魔法の理論・実践を教えるパブリックスクール。
ハリーたちの通う学校であり、本シリーズの主要な舞台。
11歳からの7年制。全寮制で、4人の創始者の名を冠した4つの寮に分かれて成績を競い合っている。
推定所在地はスコットランド、校舎は湖畔に建つ城(通称「ホグワーツ城」)。
年度初めと年度終わりには、キングズ・クロス駅9 3/4線からホグズミード駅まで帰省&登校用の特別列車「ホグワーツ特急」が運行する。

闇の帝王ヴォルデモート卿の部下たち。
権勢の失墜後も、主の命の下あの手この手で暗躍している。
傾向としてヴォルデモート卿を熱狂的に崇拝するキャラは結構な実力者だが、大多数を占める保身やおこぼれ目当てで参加したキャラは噛ませ

魔法界の政務を取り仕切る組織。トップは魔法大臣。
実際の政府が担う政務と同時に、マグルに魔法の存在が露見しないよう隠蔽することが業務。
こんな名前だが英国内閣には属していない上に、三権分立も怪しいと、読者を含むマグル感覚では理解に苦しむ組織。
これで清廉ならばまだしも、作中、もはや腐敗の温床としか言いようのないほどの腐り具合が判明する。

魔法界のメジャースポーツ。箒に乗って行うバスケットボール…のような何か。

  • マグル
非魔法族。要するに魔法を使えず、魔法界とはかかわりもない一般人のこと。
純血主義者を筆頭にマグルを見下す魔法使いは多いらしく、またダーズリー一家のように魔法族をキチガイ扱いするマグルもいる。アメリカでは「No Magic」を略して「ノーマジ」と呼んでいる。
とはいえ、出生と才能の発現とはあまり関わらないようで、ハーマイオニーのようなマグル生まれの才女もいる。
(逆に魔法族の生まれでもまるで魔法の使えない人物も登場する。こちらは「スクイブ」と呼ばれる)






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最終更新:2024年02月22日 19:52