コンゴウ(蒼き鋼のアルペジオ)

登録日:2015/06/08 Mon 23:18:04
更新日:2020/05/23 Sat 23:40:37
所要時間:約 4 分で読めます






コンゴウは蒼き鋼のアルペジオのキャラクター。
キャストはドラマCDでは桑島法子、アニメではゆかなが務めている。


『霧の艦隊』の大戦艦級の一隻であり、東洋方面第一巡航艦隊、通称『黒の艦隊』旗艦。
旧帝国海軍金剛型戦艦一番艦・金剛を模した船体を持つ。
メンタルモデルは黒いドレスを着て髪を両サイドで纏めた金髪の女性。
旗艦装備時には髪をほどき、ドレスもより豪奢なものになっている。
かつては第三巡航艦隊を率いていたが、ヒュウガ撃沈による第二巡航艦隊再編成の過程で第一巡航艦隊の旗艦となる。
兵器としての本分にこだわりメンタルモデルのもたらす影響には懐疑的。
職務に忠実な堅物ではあるものの艦隊運用には消極的で「めんどうくさい」と呟いていたりする。


◆原作

人間に期待するなどと私も変わったものだ

後述のアニメに比べると脇役であり中間管理職な印象が強い。
部下のタカオは出奔、ハルナ・キリシマは人間に肩入れ、トップのヤマトや同僚のナガトは何を考えてるか分からず、ムサシは好き勝手動いていたりと苦労人ポジが板に付きつつある。
唯一信頼が置ける部下はヒエイ率いる生徒会艦隊だが、こちらはこちらでいまいち創意工夫に欠ける典型的なメンタルモデル揃いとなかなかに大変である。

メンタルモデルには否定的とはいえ、猪突猛進な猪バカの多い霧の中では401と人類を敵対させようと意図的に海上封鎖を解いたりと頭脳的な行動をしている。

401とU-2501の戦闘後ついに出撃を決意し、艦隊を率いて401の撃破に向かう。
切り札の旗艦装備の調整中に前衛の生徒会艦隊を突破した401に先制攻撃を食らいそうになるも、アシガラの犠牲で旗艦装備の起動に成功、401に加えて千早群像・ヒュウガが搭乗するマツシマとの艦隊戦に突入する。

ミョウコウの健闘で401を中破させたり、多数の潜水艦に加えてイセを召喚して戦力的優位を確保し続けるなど終始優位に戦うものの、相手の戦術を読みきるという点においては401と群像に一歩及ばず
海底のメタンハイドレートを利用して浮力を奪われ、身動きが取れなくなったところに401の奥の手であるセイランの攻撃を受けて船体破断、ついに撃沈された・・・かに見えたのだが・・・。

艦が沈みゆく最中、艦の制御をすべて人間のクルーに委ねた401の有り様に怒り心頭になると同時に、自身の考えの傲慢さを401に指摘されそれに呑まれていたことを自覚するも
それならばとマツシマに狙いを定め、最後に残った艦首と主砲ユニットを利用して千早群像の拉致を敢行。ユキカゼやヒュウガの妨害を跳ね除け、群像を「もらい受ける」事に成功する。


◆アニメ

私は千早群像と401、そしてそれに従う者すべてを撃滅する

ヤマト達が登場しない関係でほぼ霧の代表人物的な立場に。自分に付き従うマヤの事は割と大事に思っている様子。
特技は艦隊指揮と超重力砲、好きなものは規律を正す事と裏切り者の粛清。
人類の文化に興味が薄い原作と違い、元ネタが同じ某艦娘よろしく概念伝達空間において紅茶を嗜むようになった。
その一方で原作以上に堅物。自分たちが兵器である事にこだわり、メンタルモデルがもたらす感情といったものを強く否定している。変化を恐れてそれを否定する自分が一番感情的というのがなんとも皮肉である。

霧を裏切ったイオナを粛清すべく艦を派遣するものの、タカオに続いてハルナ・キリシマまで出奔した事でマヤを伴い硫黄島へ来訪。 どいつもこいつも裏切り者ばっかりだ!
群像らとの会談に応じるも交渉は決裂し、イオナを霧に悪影響を及ぼす存在として排除を決意する。
この時出されたバーベキューにも口を付けていないと思われたが、よく見るとピーマンを一口だけ齧っている。おかげで「ピーマンが苦かったからキレたんじゃなかろうか」などと言われる事も。
島から脱出するイオナを追撃するがヒュウガの妨害により撤退する。

その後、一度は400・402に沈められたイオナがタカオと融合して復活すると今度こそ自分の手で401を討とうとするが、この時本人も気づかずに愉悦の感情を覚えており、さらに霧の命令にそむくような態度をとったことからコンゴウもまた変質したと認識され艦隊旗艦を解任、拘束されてしまう。
更に助けを求めたマヤが感情プログラムを持たないただの監視ユニットであったことを明かされ視聴者共々愕然とする。

400・402が401に敗れた頃、マヤを取り込んで異形の姿へ変貌し最後の戦いを挑みに現れる。
もはや自分の中の感情を制御する事が出来ず、自分もろともイオナ達を消し去ろうとしていた。
説得の為に艦へ直接乗り込んで来たイオナの事も強く拒絶する。


何故だ!?何故今のままではいけないのだ!?
変化などいらない!安寧などいらない!
私は独りで良かったのだ!
世界など認識したくなかったのにッ!!

最終回のゆかな渾身の演技は必見。

それでも自身を救おうとするイオナの奮闘によって遂に和解。
初めての友達に「さびしくなったらお茶を飲みに行く」と約束を交わし、何処かへと旅立っていった。

続編である劇場版においては霧にも戻らず行方をくらましていたが、北極海に向かう401の救援に颯爽と登場。髪型とドレスが一新され、よりセクシーさを強調した姿となった。

自己のアイデンティティを喪失して戦えなくなった401を叱咤激励し、ヒエイとの姉妹対決に挑む。

アニメでの一連の出来事によりファンからはすっかりピーマンが食べれない泣き虫なぼっちみたいな扱いを受けている。というか公式からも同じような扱い。ドラマCDではとうとう泣きギレした。

声優を担当したゆかなはコンゴウに対して相当思い入れがあるらしく、劇場版のパンフレットの声優インタビュー欄においてイオナ、群像、タカオ、ヒエイの声優が4人で1ページ分なのに対して1人で1ページまるまる占領して彼女への思いの丈をぶちまけている。


◆艦これ

大戦艦コンゴウだ。貴様らに兵器の誇りを思い出させてやる

コラボイベント『迎撃!霧の艦隊』にてラスボスとして登場。
超重力砲をぶっ放してくるストレートな強敵。

ボスドロップにレア艦が多い為にゲージ破壊後もレア艦目当ての提督たちに何度も何度も襲撃される羽目になった。
イジメられ体質なのはゲームでも同じらしい。


◆船体
レーザーターレット、VLS、魚雷、超重力砲など大戦艦の名に恥じない圧倒的な火力を誇る。カラーリングは『黒の艦隊』の呼び名通り黒。
霧の船全体に言えることではあるが水上艦のくせに潜航可能。流石にその状態では魚雷と超重力砲しか使えなくなる為コンゴウ本人はあまり好きではないらしい。

“旗艦装備”
霧の艦を生み出した何者かが用意した装備の一つ。使用時には超重力砲との換装が必要な様子。
艦の周りを大量の鳥居のような形をしたユニットが囲っている。その正体は艦を召喚する疑似的な3Dプリンターシステム。
呼び出せるのは自分の艦隊の所属艦のみだが、召喚に専念出来れば大戦艦級すら15分で呼び出せると言うとんでもない代物。
メンタルモデルの装いも、髪を解き永野護チックなドレスに身を包んだ、アニメ劇場版とは真逆の威圧的なものに変わる。

“最終決戦仕様(仮称)”
コンゴウがマヤ(と周りにいたナガラ級)をカーニバル吸収した姿。浮遊する大型の球体という異形の姿へと変貌している。
通称:ソルディオスオービット、デース・スター。

マヤ達を取り込んだ事もあってか超重力砲の威力は凄まじいことになっており、イオナらを迎撃しようとしたアメリカの霧の艦をまとめて消滅させた。発射時にはナガラ級をカートリッジ替わりに消費している。
甲板でイオナとコンゴウが大暴れしたり401からの超重力砲を食らったりしたこともあって最終的には崩壊している。



追記・修正はコンゴウにピーマンを完食させてからお願いします

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最終更新:2020年05月23日 23:40