仮面ライダードライブに登場する乗用マシン一覧

登録日:2015/06/05 Fri 15:43:13
更新日:2024/03/09 Sat 23:37:30
所要時間:約 9 分で読めます




この項目では特撮番組『仮面ライダードライブ』、並びに関連映画に登場する乗用マシンを紹介する。


トライドロン

全長:4.9m
乾燥重量:1450kg
馬力:3000ps(2206kw)
最高時速:560km/h
※スペックはタイプスピード時のもの

仮面ライダードライブである泊進ノ介の愛車であり相棒。正式名称は「TRIDORON-3000」
直接操縦する以外にも、ベルトさんによる自動操縦および遠隔操作が可能。
変身の際に特状課のマークの貼られた左カウルが展開、ドライブに装着・交換されるタイヤを生成して射出する。
プロトドライブの敗北を経たベルトさんが「戦士を守れる力」を求めて建造したものであり、
現行のドライブシステムの中核を担っていると言っても過言ではない。
詳しくは個別項目を参照。



ライドブースター

全長:2.8m
乾燥重量:175kg
馬力:250ps(183.9kw)
最高時速:370km/h

飛行能力を備えたカート型マシン。
ライドブースターレッドライドブースターブルーの2台が存在し、両機がトライドロンと合体して「ブースタートライドロン」になる。
先端に装備した機銃による射撃、及びタイヤから発生する電磁フィールドで車体を包んでからの体当たりでロイミュードを攻撃する。

劇中ではマッハがレッドに、チェイサーがブルーに搭乗。
前者は一時的にだが蛮野天十郎に奪われて利用されてしまったこともある。
遠隔操作でもある程度は動かせる為、チェイサーは後者をシンゴウアックスの待ち時間の牽制のために使用したこともある。

中型のグラビティドライブエンジン『コア・ドライビア-B』が内蔵されており、稼働エネルギーが生み出される。
これにより重加速を打ち消す波動を放つことが可能。

因みに単独でも飛行が可能な他、ライダーを乗せて空中戦も行える。
テレビ版での登場に先行して劇場版『スーパーヒーロー大戦GP』に登場した。

トライドロンだけではなくライドクロッサーとも合体・飛行が可能。
こちらは『劇場版 仮面ライダードライブ サプライズ・フューチャー』にて登場した。
また『仮面ライダー×仮面ライダー ゴースト&ドライブ 超MOVIE大戦ジェネシス』では、仮面ライダーゴーストのマシン(?)であるイグアナゴーストライカーとも合体・高速飛行を実現している。

アナザートライドロン

アナザードライブの使役するスーパーカー。割と唐突に出てきてオリジナルと戦いすぐ爆散した。
デザインは改造車を連想する禍々しく刺々しいものとなっている。
ちなみにスペックはトライドロンと同じ。



ライドチェイサー

全長:2.380m
乾燥重量:265kg
馬力:300ps(220.6kw)
最高時速:470km/h
ベース車:ホンダ・NM4-01

チェイスの愛車である漆黒のバイク。魔進チェイサー時代、仮面ライダーチェイサー時代のどちらでも使用している。
追跡と強襲を得意とし、トライドロンに追随できるほどのスピードを持つ。
タイヤ部分の『ラジアルハウンダー』には合成素材も使われており、路面状況に応じて表面の形状が変化する。
フロントカウルのドクロや紫のフレアラインがイカす。
『ドミネーターカウル』は車体を特殊なフィールドで包み、ステルス状態を作り出すことができる。

中型のグラビティドライブエンジン『コア・ドライビア-R』が内蔵されており、稼働エネルギーが生み出される。
これにより重加速を打ち消す波動を放つことが可能。

チェイスが進ノ介に敗北した後、特状課によって回収、ドライブピットに保管されていたが、
シンゴウアックスを収納するスペースを新設された上でチェイスに返還された。

後述のライドクロッサーへの合体ギミックの存在やチェイスの素性から、プロトドライブの専用バイクがハートらに回収され、
ベルトさんが一目見て気付かず、かつ合体ギミックに干渉しない程度に外装を弄り回されたものと推測される。

イレギュラーハンターが乗ってるバイクの方ではない。やってる事はほぼイレギュラーハンターだけど。



ライドマッハー

全長:3.110mm
乾燥重量:275kg
馬力:300ps(220.6kw)
最高時速:460km/h
ベース車:ホンダ・NM4-01

詩島剛の愛車である白いバイク。
正面から一定時間物体が消滅するビームを発射したり、後部から攻撃を防ぐシールドを展開することができる他、
追跡対象をスキャン・分析する機能も備わっている。

中型のグラビティドライブエンジン『コア・ドライビア-R』が内蔵されており、稼働エネルギーが生み出される。
これにより重加速を打ち消す波動を放つことが可能。

運転シートには高性能の衝撃吸収材が使用されているが、そのパーツ名が『ショッカーシート』
まあせいぜいダブルミーニングであって別にショッカー製とかではないはず。搭乗者殺されたし。



ライドクロッサー

全長:2.6m
乾燥重量:540kg
馬力:2,000ps(1,471kw)
最高時速:537km/h

ライドマッハーとライドチェイサーが合体したリアステアリング・アームド・ビークル。
ハーレー博士が研究していたシステムだが、ライドマッハーとライドチェイサーが並走した際に偶然判明した。
なお剛はその全容を知らなかった模様。

合体指令はどちらのマシンからでも発動可能だが、その際合体主導権のない方の乗り手は強制的に振り落とされてしまう。
2台が連結した後、ライドマッハーのリアに施された装甲『クロッシングアーマー』がキャノピーとなって、
ライドチェイサーに覆いかぶさることで完成する。
合体後はそれぞれのバイクのフロントやリアが反対になるため、進行方向もバイク時とは異なり逆になる。

ガトリング砲『ライドガトリング』(フロント)や機関砲『ハンドラーバルカン』
さらにレーザー砲『サドゥンイレイザー』(共にリアタイヤ付近に設置)で弾幕を張ったり、
操縦席付近に施されたアンカーを利用して跳躍するなど、曲芸的な戦闘を得意とする。

大型のグラビティドライブエンジン『コア・ドライビア-CR』が内蔵されており、
2つのマシンのコア・ドライビアをシンクロさせることで、高出力の稼働エネルギーが生み出される。
これにより重加速を打ち消す波動を放つことが可能。


ちなみに初合体時、チェイサーは実質的にバイクをマッハに取られてしまったため流石に驚きを隠せなかった。
流石にチェイスは某ライダーの登場人物である兎のオルフェノクでデュナミストな彼みたいにはならなかったが、
後々の回で逆にチェイサーがマッハからライドマッハーを奪ってライドクロッサーで攻撃してきた際、
剛の場合は本当に彼みたいに激昂してしまうのであった。「俺の… 俺のバイク返しやがれ!!」

ただし両バイクがある程度離れていると合体指令を送ることができない。
剛はそれを逆手に取り、チェイスからライドマッハーを強奪されるのを防いだ。
(合体できないのは)何故だ!?なぜなら、俺はバイクを置いてきた!(キリッ)


劇場版『サプライズ・フューチャー』では仮面ライダーチェイサーが操縦し、さらにライドブースターと合体した飛行形態「ブースターライドクロッサー」が登場した。


また、ライドクロッサーのような「2台のバイクが合体して1台の車になる」マシンが現実にも開発されている。
詳しくは「Lane Splitter」で検索。



トライサイクロン

全長:4.375m
乾燥重量:1230kg
馬力:3333ps(2451kw)
最高時速:600km/h
ベース車:マツダ・ユーノス・ロードスター

『スーパーヒーロー大戦GP』にて、黒井響一郎が駆る4WDオープンカー。
仮面ライダー1号仮面ライダー2号の旧サイクロン号のカラーリングを忠実に落とし込んだ外見が特徴的。

フロントに二門のガトリングガンを、後部にはミサイルランチャーを装備している。
その威力たるや、ガトリングガンの連射だけでも、敵をたやすく粉砕するほど。
また、タイヤのホイールには、リボルギャリーすら一撃で大破させる伸縮式の槍が仕込まれている。
更に後部ブースターを吹かす事で、緑色のオーラを纏って一時的に超加速する機能も備えている。
タイプフォーミュラの力で加速したトライドロンには一歩及ばないものの、凄まじいスピードを誇る。

このように、1973年から稼働している最初期のビークルながら、黒井の卓越したドライビングテクニックも相まって、
後続のライドロンやトライドロンを凌駕するモンスターマシンとして高い性能を発揮した。

ちなみに何故か、縁もゆかりもないはずの立花レーシングクラブのエンブレムが描かれているが、その理由は不明。



スカイサイクロン

全長:11.84m
乾燥重量:5550kg
馬力:4444ps(3269kw)
最高時速:824km/h

『スーパーヒーロー大戦GP』の後日談にあたる『dビデオスペシャル 仮面ライダー4号』で仮面ライダー4号が操縦するプロペラ爆撃機。
メッサーシュミットのようなフォルムで、トライサイクロンに続いて、旧サイクロン号と同じ白地に赤縁のカラーリングで塗装されている。
……が、底面にはショッカー骨戦闘員を思わせる黒字に白の模様が施されてる辺り、ショッカーの趣味の悪さがうかがえる。
ショッカーの地下格納庫からエレベーターで地上に出庫するためか、主翼は上方折り畳み式。

凄まじいスピードで飛び回り、強烈なミサイルや機関砲を連続で放つ。また自動操縦での飛行や攻撃も可能。
黒一色の量産機も存在し、ショッカーに支配された世界においては空を埋め尽くすほど大量生産されている。

両翼に量産機を合体させドリルを生やして飛行もできるが、ブースタートライドロンとゼロライナーの合体攻撃で破壊された。
この機種の左側主翼にも何故か立花レーシングクラブのエンブレムが描かれている。



ネクストライドロン

全長:4.5m
乾燥重量:1700kg
馬力:3900ps(5302kw)
最高時速:808km/h
ベース車:メルセデスAMG GT 日本国内仕様1号車

劇場版『サプライズ・フューチャー』に登場。車型タイムマシンでもある。
未来から現れた謎の敵・ダークドライブの相棒として、ドライブ達を窮地に追い込む桁外れのスペックを誇る最強マシンとして活躍する。
2035年ではトライドロンに代わってドライブピットに格納されている。

設定上2015年時点でこのネクストライドロンを破壊できる兵器は存在しない。

ボディに走る青い紋様『E-ブルーフレーム』は単なる飾りではなくエネルギーフレームで車体各部のエネルギーの調整を行う役割がある他、
ボディ側面に『リトラクタブルウェポン』としてワイヤーフレーム状にビーム砲を構築する事が可能。溜め込まれたエネルギーは砲撃に換算した場合200時間以上の連射を行える。

このように従来のトライドロンにはなかった新機能を備える一方で、
タイヤ部位『G-アッセンブルホイール』の側面からドライブ用のタイヤや武装を生成・射出する機能も健在。
さらに重力制御装置も組み込まれており、劇中では空中に光る足場を作ることによって空中を走ったりビルの外壁に停車するなど三次元的な重力を無視した走行を可能としていた。

ダークドライブのドライバー(=未来のドライブドライバー)に専用マシンとして登録されている。
本来の所有者は泊エイジだが、ロイミュード108に未来のドライブドライバー諸共奪われてしまった。
しかし108が放棄したドライバーにベルトさんのバックアップデータを再インストールした結果、
『未来のドライブドライバー・inベルトさん』状態になったために、ユーザー権限がドライブ=進ノ介へと移行。
進ノ介がドライブに変身した際にはタイプスピードタイヤを生成した。

ドライブがタイプスペシャルに変身した際にも起動。
宙に打ち上げられたパラドックスロイミュードを取り囲むように旋回し、そこにドライブがライダーキックを放ってパラドックスを撃破した。
騒動終結後の本機の所在は不明である。


まさかのベンツである、それも最新型モデルの。ていうか、ほとんどベンツそのもの。
メルセデス・ベンツ日本企業広報課は「今回発表の『メルセデスAMG GT』は、作品を見た子供たちに、
『かっこいいスポーツカー』として夢と憧れを与えるモデルだと考え、車両を提供いたしました」と車を提供した背景を説明している。

だがしかし、デザインがまんまベース車そのものなのが祟って、版権問題等の都合で商品化は難しいと白倉Pは語っている。(これはトライサイクロンも同様。)



プロトトライドロン

全長:4.4m
馬力:2800ps(2059kw)
最高時速:550km/h

クリムが生前使用していた初代ドライブピットに保管されていた、トライドロンの試作機。プロトドライブと同じカラーリングで塗装されている。
トライドロンで言う所のタイプスピード形態のみで運用される。
タイヤ生成機能やタイプチェンジ機能は備わっていないが、将来的に実装されるのを前提としてか、コクピットの分離機能はこの時点で有している。

ダークドライブの駆るネクストライドロンとのカーチェイスの末に破壊されてしまった。


ASTACO ZX450TF(ネクストビルダー)

日立建機から出ている実在の双腕重機ASTACO ZX450TFがダークドライブの携行するシフトカー、ネクストビルダーで強化改造されたもの。
戦闘能力が付加され、車両を容易く粉砕する『破砕兵器』への変形能力を有するほか、ビームを撃つことができるようになった。

現実の車がモデルの架空の車が出ることは仮面ライダーでは珍しくないが、実在する特定製品名の車両が作中で改造されたと設定で明言された珍しいケースのマシンである。
改造後のスペックは判明していないが現実のASTACOのスペック概要を参考までに列挙すると
最大作業半径(アーム先端部):11.93m
運転質量:72,000kg
馬力:353ps(260kw)
最高時速:5.5km
アーム部握力:75t相当
となる。

作中では未来型ロイミュードを実体化し、道路をパトカー(ネクストハンター)、デコトラ(ネクストデコトラベラー)と併走。
この際は時速5.5kmでしか動けないはずが明らかに数十km以上の速度で走行しているため、改造によりスペックが大幅向上したものと思われる。
その後、仮面ライダーチェイサーと交戦しそのアームで拘束。逆に75tの握力が強化されたアームによく耐えたなチェイス
破砕兵器にチェイサーを入れて破砕しようとするが、仮面ライダードライブの攻撃で阻止され逃がす。
更にライドブースターと合体したライドクロッサーに乗ったチェイサーと再度闘い、ビームなどを乱射するが、
アーム部位をライドブースターのローターに叩きこんだところを逆に粉砕された隙を突かれ、チェイサーのシンゴウアックスによって両断、破壊された。


デコトラ(ネクストデコトラベラー)

デコトラックがダークドライブの携行するシフトカー、ネクストデコトラベラーで強化改造されたもの。
運転手としてバット型とコブラ型、2名の未来型ロイミュードを実体化させるほか、ロケットエンジンで加速する能力を得た。

泊進ノ介を見つけ出し轢殺を試みるが、咄嗟に超デッドヒートドライブへと変身され、ロケットエンジンでの加速をも片手で止められる。
その後、運転手の未来型ロイミュード(バット型)は超デッドヒートドライブの手で撃破。
残ったコブラ型とトラック本体も駆け付けた仮面ライダーゴースト・ニュートン魂の力によって斥力操作で叩きつけられ破壊された。


パトカー(ネクストハンター)

パトカーがダークドライブの携行するシフトカー、ネクストハンターで強化改造されたもの。
警官をコピーした未来型ロイミュードを実体化させるほか、車体前面にエネルギー砲を組み込まれた。
事態を把握しきれておらず戸惑っていた進ノ介たちを未来型ロイミュードによって襲撃したが、デッドヒートマッハに本体のパトカーごと破壊された。


ライドブレイザー

全長:2.380m
乾燥重量:265kg
馬力:300ps(220.6kw)
最高時速:470km/h
ベース車:ホンダ・NM4-01

スピンオフ『ドライブサーガ 仮面ライダーブレン』に登場。仮面ライダーブレンの専用バイク。
ライドチェイサーに酷似した外観を持つが、本体カラーは緑でフロントカウルの髑髏は脳味噌に置き換わっている。
なお、機体名は本編中では明かされておらず、『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』のパンフレット解説にて判明した。
制作者はクリスタル・ペプラー博士らしい。

スペックや機能の大方はほぼ完全にライドチェイサーと同等。
ただし緑色のカウル内部には毒ミサイルや毒まきびしなど各種兵装が格納されているとのこと。
また脳味噌部位の機能もライドチェイサーと変わらないが、空冷式モジュールであり高パフォーマンス状態になると艶が増すと言う謎の特性を持つ。

そして動力部位にコア・ドライビアを使用しているため、これが事実ならばクリスタル博士は容姿だけでなくコア・ドライビア製造・運用する技術までベルトさんと同じく有している事に。
ロイミュードの幹部三体や蛮野天十郎でも新たなコア・ドライビアの製造は不可能であり、余計その正体はわからなくなった。


KAMEN RIDER DRIVE…EDIT YOUR PAGE!!


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(*1)日本における車両へのシートベルト設置については、道路運送車両法に基づく「道路運送車両の保安基準」(昭和二十六年七月二十八日運輸省令第六十七号)で定めるところによると、シートベルトは、平常時には乗員の各種動作を阻害しないように、ベルトが自由に伸縮する機構が必要である。そのため、装着時に完全に体が固定されてしまう、主に4点式以上のアフターパーツのシートベルトに関しては、保安基準に適合せず車検にも通らない。

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最終更新:2024年03月09日 23:37