さあ、ショータイムと行こうぜ。ノアル!
エンドマークまであと1時間、はたしてどちらが主役かな?
バルザック・アシモフ及びスペースナイツのノアル・ベルースがパイロットとなる。
白がベースで緑のカラーリングの1号機にバルザックが、青のカラーリングの2号機にノアルが乗り込んで使用する。
まだ試作機ということもあり有効に運用するには色々と問題を抱える部分があるものの、
テッカマンブレード以外にラダム獣を撃破できる貴重な戦力であり、ブレードの負担をかなり軽減できた上にサポート要員として活躍する。
後にバルザック機はスペースナイツのメカフェチのオカマちゃんエンジニアたるレビンによって改良と強化が施されることで、
ノアル機と共にブレードを積極的にサポートを行うことになる。
◆主な装備
●レーザーライフル
ソルテッカマンの右腕に収納されている武器。レーザーサイトによる照準機が搭載されており、命中精度は高い。
レーザー程度ではラダム獣相手でも牽制することくらいしかできないため、
照準機でフェルミオン砲を確実に当てるために利用されるのがほとんどである。
また、単純な武器としてだけでなく、特殊な作業を行う際にも利用されることがある。
●フェルミオン砲
ソルテッカマンの主力武装であり、テッカマンのボルテッカの原理を応用して作られた。
簡単に言えば連発できる小型のボルテッカのようなものであり、ラダム獣も一撃で倒すことのできる威力を誇る。
このフェルミオン砲のおかげで地球側の戦力はラダムにようやく抵抗できるレベルになったと言える。
ただし、逆に威力が高すぎるのでフェルミオンの爆風に味方を巻き込んでしまう危険もある。
また、ボルテッカで使われるフェルミオンと比べて一発ごとの量が圧倒的に少なすぎる為、ラダムのオリジナルテッカマンを撃破することは不可能。
良くて怯ませる程度にしか通用しないが、アーマーの隙間にある素体部分に対してピンポイントで直撃させることができればダメージが与えられる。
1号機はフェルミオンを命中前に撃ち落して衝撃波を発生させ、テッカマンブレードと交戦中の
テッカマンアックスの動きを僅かながらに封じたこともあり、
さらに連合軍のバーナード軍曹は自爆しようとしたアックスの顔面をピンポイントで狙い撃ってブレードの窮地を救っている。
試作機は背部の反物質制御ユニットにフェルミオンのカートリッジを装填することでスーツのエネルギー供給を行っており、
ユニットに接続した大型のキャノン砲を展開し、レドームとバイザーを装着して射撃モードに入ることでフェルミオン砲が発射可能となる。
まだ試作段階である都合上、制御ユニットに一度に貯蔵できるフェルミオンの量にかなり限界があり、通常発射で24発までしか使えない。
ただしボルテッカと違ってフェルミオンの放出量は調整できるのでチャージで威力を高めればその分消費は多くなるし、
威力を弱めて消費を抑えることによってフルオート射撃で大量に連射することも可能となっている。
また、フェルミオンは水の分子に反応して対消滅してしまうため、水中で使用すると暴発してしまう。よって水中での使用は不可能である。
●ニードルガン
レビンに改良されたバルザック機はレーザーライフル以外にも携行武器を所持しており、
ラダム獣の外殻や爪を加工して作られた特殊な弾丸を発射する。
種別はライフルからショットガン、マシンガン、グレネードなど多数存在しており、
いずれもレーザーライフルよりも威力があるので、ラダム獣を撃破することも可能となっている。
フェルミオン砲は威力こそ高いが長期戦には向かないため、ソルテッカマンにとっては貴重な携行武装である。
●拡散フェルミオン砲
レビンに改良されたバルザック機はノアル機とはフェルミオン砲の仕様も変化し、背部の制御ユニットに回転式の砲塔が二基換装されている。
ノアル機のフェルミオン砲と異なり、フェルミオンを360度全方位に発射することが可能となっており、
このおかげでバルザック機は正面にしか攻撃できないソルテッカマンの弱点を克服することとなった。
発射の際は姿勢を屈ませるようにすることでユニットを展開し、フェルミオンを発射する。
1方向に集中発射するだけでなくショットガンのように拡散連射することも可能で、
大多数のラダム獣を相手にしても短時間で撃破することも容易くなった。特に拡散連射は近距離で使用することで真価を発揮する。
キャノン自体が小型化されたおかげでノアル機よりも機動力が高くなっているのも利点となっている。
●干渉スペクトル砲
フリーマンが対ラダムの最終兵器としてテッカマンのテックシステムを解析し研究の末に開発した。
この装置が発射する干渉スペクトルは
テッカマンダガーがDボウイのテックセットを妨害し、クリスタルを破壊した時のものと同じであり、
命中したテッカマンのテックシステムを強制解除することが可能となっている。
それでも完全に解除しきるまでは時間がかかるので干渉スペクトルの影響を受けたテッカマン自体は戦闘を継続させることができる。
ただし、その間は能力が著しく低下してしまい、通常はラダムテッカマンに有効打にならないフェルミオン砲も通用するほどに防御力も低下する。
なお、この干渉スペクトルは素体テッカマンに対しても有効であるが過剰に照射してしまうと死亡してしまう。