ダークジェネラル(ゼントリックス)

登録日:2015/05/25 Mon 23:08:34
更新日:2024/02/21 Wed 10:48:57
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私は陛下の忠実な僕


ダークジェネラルとは『時空冒険記ゼントリックス』の登場人物。
CV梁田清之


クーデターを起こし王宮を乗っ取ったオミクロンがロボット軍の指揮官としてシルバージェネラルと同時に開発させたゼントロイド。
人間より一回りほど大きく丸みを帯びた黒いボディが特徴。
目立ったギミックも無く頭部には目と口があるなど比較的人間に近いデザインを持つ。

ちなみに開発コンセプトは「パワー」と「兵器開発能力」。……そこ、脳筋とか言うな。

人格は男性。オミクロンの側近として作られただけあり主への忠誠心は厚く忠実。
しかしその忠誠が空回りしてしまうことも多く、オミクロンから叱責されたり邪見にされたりして落ち込む場面も多い。
また、兄妹ともいうべきシルバージェネラルがオミクロンのお気に入りであることに嫉妬するなど、本来冷酷なオミクロン側のコミカル部分を担っているキャラでもある。


普段は王宮でロボット兵を指揮しつつオミクロンの命を受けミーガン達がいる7年前の世界に刺客を送り込む役割を担っており、独自開発したゼントロイド群「ダークシリーズ」の指揮官でもある。
なお、ダークシリーズの開発傾向から考えると大艦巨砲主義的な考えが強いのかもしれない。……だから脳筋とかいうな!

その任務上自らが前線に出ることはほとんど無いが戦闘能力自体は(後発のダークシリーズなどと比べ)特別高くは無いようで、高く見積もってもコンプリートモードのクオンタムと同等程度である。


【装備】
  • 掌部ビーム砲
左右の掌に一門ずつ内蔵されているビーム砲。
自分より二回り程巨体のクオンタムを軽く吹き飛ばす威力からゼントリウムのみを攻撃し一時的に機能停止させる程度のピンポイント攻撃まで調節可能。



【劇中の活躍】
序盤にオミクロンの側近としてシルバージェネラルと共に起動。
シルバージェネラルが人間掃討のため前線に出たため一人オミクロンの側近として王宮で活動を始める。
その際、隠し実験室にいたクオンタムを発見。その実力に目をつけ自ら時間稼ぎをしている間に部下に実験室のシステムを掌握させクオンタムを捕獲。
クオンタムのメモリーを消去・洗脳し彼を「ダーク01」へと仕立て上げた。

しかし洗脳時にクオンタムが激しく抵抗したためメモリーの奥にあった一部の記憶消去を断念しており、これが後々クオンタムの洗脳が解けるきっかけとなってしまう。

また、オミクロンの至上命令であるゼントリウムスフィアの護衛・ミーガンの抹殺のため送り込んだダークシリーズがゼウスたちによって次々に撃破され続け任務は失敗。
前線から呼び戻されたシルバージェネラルをオミクロンが猫可愛がりするようになったことも手伝いオミクロンから叱責を受ける機会も多くなり、半ば役立たず扱いされるようになっていった。


しかしそれでもオミクロンの役に立とうとダークシリーズの開発を続行。
そしてその頑張りが認められたのか終盤にオミクロンから新型のデュアルゼントリウムボディを授かる。




◆ダークジェネラル・デュアルゼントリウムボディ


オミクロンが開発していた新型ボディにダークジェネラルが自身のゼントリウムのデータを移し生まれ変わった姿。
装甲は相変わらず黒いがサイズはゼウスやクオンタムと同程度に大型化。細部のデティールも細かくなり全体的に厳つい外見になった。
頭部は初期ボディと似ており目と口があるが戦闘時には口の部分がマスクで覆われる。

最大の特徴は胸部に上下二つ並んだゼントリウムによる「デュアルゼントリウムシステム」。
これはオミクロンが自身の新型ボディ用に開発していたシステムで、複数のゼントリウムを一つのボディに積みシンクロさせることで、既存のゼントロイドを凌駕する圧倒的なパワーを獲得出来る画期的なシステム
(複数のゼントリウムを使うという意味ではオミクロンと同じだが、オミクロンのゼントリウムは各ベースに分散配置されているため直接的な戦闘能力には反映されていない)。

このデュアルゼントリウムを世界で初めて搭載したことでダークジェネラルはボディ換装の時点において作中最強の存在となるに至った。




意地の悪いオミクロンがそんなただ都合のいいことをしてくれる筈も無くこのダークジェネラルに使用されたデュアルゼントリウム、実は未完成の試作品
実働データの収集が不十分で単に複数のゼントリウムをシンクロさせているに過ぎず、ボディにかかる負担が考慮されていない。
そのため最大出力を出すと過負荷でオーバーロードを起こし、最悪の場合システム自体が破損・停止するという欠陥を抱えている。

このことはオミクロンもある程度予測しており、ダークジェネラルに新型ボディを与えたのも自分やシルバージェネラルの新型ボディに使うデータを集めることが目的であったため。
要するにダークジェネラルは自分も気付かない内に実験台にされていたのであった。


【武装】
  • 掌部ビーム砲
旧ボディ同様の配置だがデュアルゼントリウムの恩恵で威力は大幅に向上しており、小型であるにもかかわらず最大出力時はゼウスの最大技・ブラスターストームを上回るほどの威力を発揮する。
また、対象を球体状のビームで包み込み拘束するといった機能も追加されている。

  • アックス
内蔵している二本の棒を連結・延長し先端から青いビーム刃を形成する



【劇中の活躍】
第19話においてオミクロンの命令でボディを換装。
直後の模擬戦では用意されたダーク02・03・04・05の四体を同時に相手取りそれらを一撃で撃破してみせた。

その後タイムマシンを使い過去に飛びスカイベースの近くに転移しバード族の集落にいたクオンタムと再会。
彼の誘いに乗りスカイベースで決闘を行うがファイティングモードを発動したクオンタムを終始圧倒し撃破寸前まで追い込む。
直後に増援に来たゼウスも交え2対1になるが互角以上に渡り合い、二人の全身全霊を込めたビームを同時に受けてなお自身のビームで相殺。
更にデュアルゼントリウムの出力を最大にまで引き上げ(この時ダークジェネラルにゴールデンモードが発現している)押し返そうとする。


いいぞ、この力…最高だっ!


しかし限界以上のエネルギーを引き出したことで遂にオーバーロードを起こしデュアルゼントリウムが停止。
予想外の事態に困惑するが、状況を理解する暇も無くゼウスとクオンタムのビームをまともに受けてしまいダークジェネラルのボディは彼の断末魔と共に爆発四散したのだった。


オ、オミクロンさまああああああああああ!!!!!



ちなみに、この一連の戦闘はオミクロンもモニターしていたが送られてくるデュアルゼントリウムのデータにしか気をかけていなかったためシルバージェネラルが指摘するまでダークジェネラルが死んだことにすら気付いていなかった。
……こんな扱い受けていると知らずに死ねただけダークジェネラルも幸せだったのかもしれない。


また、スカイベース戦で見せたダークジェネラルがデュアルゼントリウムはその後改良されゼウスとクオンタムにも搭載されることになる。




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最終更新:2024年02月21日 10:48