侵略者(デュエル・マスターズ)

登録日:2015/05/07 Thu 18:35:43
更新日:2023/12/28 Thu 00:09:35
所要時間:約 6 分で読めます








侵略はすでにはじまってるんだよ! ---音速のナックルショット




侵略者はデュエル・マスターズ種族である。


概要

シリーズ「革命編」から新登場する特殊種族で、ショッカーに似た鳥の文様をシンボルとしている。
この文様はカードのテキスト欄に描かれる文明のシンボルマークの変わりに印刷されている*1

種族としては初となる、「漢字のみで表記された種族」である*2
「インベーダー」よりこちらのほうが通じやすいからだろうか。
なお、以前にも種族が侵略を目的としている例にオリジンエイリアンが存在する。
このうちオリジンとは「進化」をテーマとする点でも共通する。
また、藤異秀明版の設定ではそれまでの住民を洗脳して侵略者にしているらしい。これらはアンノウンアンノイズに近い。

非進化は「相手の盾を規定枚数以下」(現時点では2枚)にすることでより強くなる性質を持つ。
つまり、「有利なときに更に有利になる」システムである。逆に言えば、劣勢になると巻き返しがききにくい。
この能力はキーワード能力にはなっていないが、アニメでは一括して「侵略モード」と呼ばれている。
進化クリーチャーの多くは「特定のクリーチャーが攻撃するときに」進化できる新能力、「侵略」を持つ。

この特性上、基本的に進化クリーチャーによるビートダウンをメインとする戦術が基本となる。
敵側種族がコントロールデッキではなくビートダウンをメインとするのは珍しい(ないわけではない)。

種族冠詞は、全文明に共通して「侵略者」だが、それとは別に文明ごとに特定の冠詞ルールが用意されている。
それにより所属している派閥が分けられているが、「侵略者」が冠詞のクリーチャーはこれに当てはまらない。
文明ごとの特定冠詞の侵略者とモチーフが変わらないので、おそらく「侵略者」冠詞のカードは、「その文明の侵略者のどれかの派閥に属している」ということなのだろう。
同じサイクルに属するクリーチャーでも文明によって特定冠詞だったり、「侵略者」だったりする。
アニメや漫画では、同じ文明の侵略者でも冠詞によって使い手が違う(例えば、光の場合、ブッダーラは主に三界の侵略者を、デュエマウスは主に九極の侵略者を使う)傾向にある。

また、進化クリーチャーも基本的には同じ冠詞ルールが適用されているが、ブルフレームフォイルが施されている進化クリーチャー(基本的にはスーパーレア)には文明ごとの冠詞ルールに加えて、「超」がつく。
例えば奇天烈の侵略者の場合は、「超奇天烈」、獣軍隊の侵略者の場合は「超獣軍隊」となる。
ただしレジェンドカード及びその派生カードは例外で、《轟く侵略 レッドゾーン》《極まる侵略 G.O.D.》のように「動詞or形容詞+侵略」が頭につく。

DMR-19にて、上位の存在であるS級侵略者が登場した。


背景ストーリー

背景ストーリーでは、平和であったランド大陸の住人達が突然欲望に取りつかれ、その欲望のままに暴れ出した存在であるとされている。
侵略者となったものには、体のどこかにショッカーマークを想起させる鷹の紋章が刻まれている。

基本的にはそれぞれの派閥が好き勝手に暴れているだけで、同じ場所を攻めることはあっても別の派閥同士が手を組んで戦うということはあまりない。
というか、侵略者の異なる派閥を壊滅に追い込むなど『協力体制を築いて戦おう』という戦略的な考え方は全く無い模様。
それどころか同じ派閥内の有力者が敗れてもあまり意に介さないような発言も見られ、協調性は怪しい。
どうやらリーダーがいなくなっても、侵略者が残っていればいずれ新たなリーダーが現れるだろうということらしい。
ジ・アンサー出現以降は、ギュウジン丸を引き続きサポートする侵略者がいた一方で、一部の侵略者派閥は革命軍側に寝返った。

侵略者が現れたとされる日は「侵略の日」と呼ばれているらしく、革命編第1弾では「侵略の日」についていくらか言及されている。
なぜ彼らが生まれたのかはいまだ定かではないが、ウイルスのようなものがばらまかれたという噂があり、前章で散りつつも何らかの禍根を残していった、デッドマンとの関係を匂わせていると思われたが……。

DMR-20では、侵略ウイルスをばらまいた存在はランド大陸を過去に追い出された天才集団と呼ばれる「ジ・アンサー」だったことが判明。
ジ・アンサーの一人である《伝説の正体 ギュウジン丸》世界を支配するために、侵略ウイルスと禁断の解放手段を開発していたのだった。
ギュウジン丸登場以降は、一部のクリーチャーを除いた侵略者は引き続きサポートを行っていた。

だが、ギュウジン丸がドキンダムXに殺害された後に、革命軍側と一緒にドキンダムXに殺戮されていった。

各文明ごとの特徴

光にはエンジェル・コマンドジャスティス・ウイングの侵略者が登場している。
特定冠詞はオラクルよろしく仏教をテーマにした「三界」と、臼と餅をあしらったゆるキャラ風マスコット(というかデュエマウス)をモチーフにした「九極」が存在している。

三界 ブッディ VR 光文明 (5)
進化クリーチャー:エンジェル・コマンド/侵略者 9500
進化-自分の光のクリーチャー1体の上に置く。
侵略-光のコマンド
このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに、自分の手札にあるクリーチャーを1体、このクリーチャーの下に置いてもよい。
このクリーチャーの下に3枚以上カードがあれば、このクリーチャーはバトルゾーンを離れない。
W・ブレイカー

三界 ナラカ・マークラ R 光文明 (6)
進化クリーチャー:エンジェル・コマンド/侵略者 7000
進化-自分の光のクリーチャー1体の上に置く。
侵略-光のコスト3以上のクリーチャー
W・ブレイカー
このクリーチャーの攻撃の終わりに、自分の山札の上から1枚目を裏向きのまま、新しいシールドとして自分のシールドゾーンに置く。

三界の侵略者は、「盤面から離れない」「シールド追加」などの耐性テーマの模様。
背景ストーリーでは光の国を攻め込んでいたらしく、ブッディが《革命天王 ミラクルスター》と戦ったことと、結局退けられ、その後光の国と闇の国を阻む「壁の雪山」を破壊しようとしていることが語られている。
「九極」の侵略者が台頭してきたこともあり、少し肩身が狭い。


超九極 チュートピア SR 光文明 (9)
進化クリーチャー:エンジェル・コマンド/侵略者 15000
進化-自分の光のクリーチャー1体の上に置く。
侵略-光のコスト9のコマンド
T・ブレイカー
誰も、手札からしかクリーチャーをバトルゾーンに出せない。
自分のクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりに光のコスト9の手札を1枚捨ててもよい。

極まる侵略 G.O.D. LC 光文明 (9)
進化クリーチャー:エンジェル・コマンド/侵略者 15500
進化-自分の光のコスト9のクリーチャー1体の上に置く。
侵略-光のコスト9の進化クリーチャー
T・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、光のコスト9のクリーチャーを9体まで、自分の手札またはマナゾーンからバトルゾーンに出す。

九極の侵略者は正確には「一極」から「九極」の侵略者であり、第1弾の時点では《九極 デュエンジェル》のみだったが、第2弾から本格的に暗躍している。
今現在何を目的に行動しているかは不明だが、《侵略者 ノイバウテン》いわく、「俺たち以上に侵略を楽しんでいる謎の存在」らしく、他の侵略者たちからも彼らは謎の存在であるらしい。
DMR-19では、九極の侵略者の目的は『神に近づくこと』だったという事が判明。それを極めてと化したのが《極まる侵略 G.O.D.》というクリーチャーの存在だとのこと。
この九極の侵略者の語る『神』が、従来のゴッド種族同じく極みの名を持ち神としてあがめられたクリーチャーと関係があるのかは不明。そもそもDS~革命編の世界観は今までと異なるしね。

ちなみに、九極の侵略者を束ねるG.O.Dはファンキー・ナイトメアの侵略者を束ねるデュエにゃん皇帝との関係が悪く、最終的に彼らの帝国を崩壊させた。
そのG.O.Dは光の革命軍に撃破され、どこぞの種族と同じく『偽りの神』認定をされることとなる。
G.O.Dを失った九極の侵略者は、自分たちの目指す神の楽園はG.O.Dを倒した革命の力の先にあると考えだし、革命軍側に寝返ることとなる。
その結果、九極の侵略者は侵略者と革命軍を兼ねたクリーチャーが出現することとなる。

九極革命 デュエゼウス SR 光文明 (9)
クリーチャー:エンジェル・コマンド/革命軍/侵略者 9000
ブロッカー
W・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、自分のクリーチャーの数が自分のシールドの数以上なら、自分の山札の上から1枚目を裏向きのまま、新しいシールドとして自分のシールドゾーンに置いてもよい。
革命2―自分のシールドが2つ以下なら、自分の手札に加える、光のクリーチャーでコスト9のシールドカードすべてに「S・トリガー」を与える。

とにかくやたらと「9」にこだわる派閥であり、所属しているクリーチャーは全員コストが「9」さらに進化クリーチャーに至っては侵略元が「コスト9の光コマンド」など、とにかく9づくし。
その重さからヘブンズ・ゲートなどの踏み倒しサポートが欠かせないがうまく踏み倒せれば、相手を封殺することができる。


水はマジック・コマンドリキッド・ピープル閃を中心に構成される。
その他の構成種族にはグレートメカオーアースイータ―がいる。

《奇天烈 ベガス》/《超奇天烈 ベガスダラー》を中心とした「奇天烈」の侵略者が存在しているほか、
派閥が存在しているかは不明だが、「ガチャンコ」を冠詞とし、ガチャガチャをモチーフとする侵略者も存在している。

また革命編第2弾からはアースイータ―が所属する「海帝」の侵略者が登場した。

超奇天烈 ベガスダラー SR 水文明 (7)
進化クリーチャー:マジック・コマンド/侵略者 8000
進化-自分の水のクリーチャー1体の上に置く。
侵略-水のコマンド
W・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手は自身の山札の上から1枚目を見せ、その後山札の一番下に置く。そのカードのコストが5以上なら、バトルゾーンにある相手のクリーチャーをすべて手札に戻す。それ以外なら、カードを2枚引く。

超奇天烈 マスターG SR 水文明 (7)
進化クリーチャー:マジック・コマンド/侵略者 9000
進化-自分の水のクリーチャー1体の上に置く。
侵略-水のコマンド
W・ブレイカー
このクリーチャーはブロックされない。
このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、偶数か奇数のどちらかを選ぶ。その後、相手は山札の上から1枚目を表向きにし、山札の一番下に置く。そのカードのコストが選んだ側であれば、このクリーチャーはバトルゾーンを離れるかわりにとどまる。

「奇天烈」の侵略者は、使い手であるハカセが低い確率に賭けるのが大好きという性格であることから、非常にギャンブル志向のカード群である。
奇天烈の侵略者のデザインルールは名前、容姿ともにギャンブルに関するものとなる。
例:《侵略者 ジャッグラ》(ジャグラー) 《侵略者 バロンスペード》(トランプのスペード) 《超奇天烈 ベガスダラー》(ラスベガスとダラー(ドルの複数形))

効果の発動条件が相手や運に依存されるが決まれば見返りは大きい。
ただ、基本的に外しても損失がないため「それは賭けと呼べるのか」という意見もある。

背景ストーリーでは火の国を侵略すべく海から襲撃を開始した。モチーフのとおりのギャンブル狂の集団であり、リーダーであるベガスダラーですら、ドギラゴンが革命の力に目覚めないことに賭けていたらしい。
だが彼の賭けもむなしく、結局ドギラゴンは「革命0」に目覚めてしまい、彼らによって「奇天烈」の侵略者は撃退されてしまうこととなる。


ガチャンコ ガチロボ SR 水文明 (6)
クリーチャー:グレートメカオー/侵略者 6000
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、自分の山札の上から3枚を見せる。それがすべてコストが同じクリーチャーであれば、バトルゾーンに出す。それ以外なら、好きな順序で山札の一番下に置く。
相手のシールドが2つ以下なら、自分の水のクリーチャーは攻撃もブロックもされない。
W・ブレイカー

ガチャンコ ミニロボ1号 UC 水文明 (3)
クリーチャー:グレートメカオー/侵略者 1000
相手の呪文を唱えるコストは2多くなる。

「ガチャンコ」の侵略者は、フレーバーなどで動き、目的などが全く話されない。・・・というかフレーバーなどで全く何も言及されていない。
上に派閥があるのかが不明、と記述したのもそのため。
かろうじて分かるのが、《ガチャンコ ガチロボ》がガチャロボのごとく小型ロボを生み出していることくらいである。
ただ使い手が前述したハカセの部下であるため、「奇天烈」の侵略者とともに暴れているのかもしれない。
ガチャガチャも一応ギャンブルのようなものといえるか。

テーマとしては「山札を3枚めくってすべて同じコストのクリーチャーであればまとめて踏み倒す」《ガチャンコ ガチロボ》の能力を使ってミニロボ達を踏み倒すというもの。ミニロボ達は全員3コストであるため、3コストのクリーチャーで構成してデッキを組むのがいい。
…と言いたいところだが、肝心のガチロボが6コストであるためそこに不安が残る。
また3コストのクリーチャーを踏み倒すくらいなら、ガチロボ本人も踏み倒せる6コストで統一したほうがいいのではということもあり、そこまでかみ合っているかどうかは微妙である。
幸いミニロボ達はウィニーとして見ると非常に優秀な能力を持つので、奇天烈デッキやグレートメカオーデッキで活躍できるのが救いか。


海帝 ダイソン VR 水文明 (7)
クリーチャー:アースイーター/侵略者 8000
W・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを5枚引き、その後、相手のシールドの数と同じ枚数、自分の手札を捨てる。

海帝の侵略者は、現時点では《海帝 ダイソン》しか登場しておらず、モチーフ、能力傾向などはいまだ予測の域を出ない。
しかし、ダイソンのフレーバーテキストによると彼らは侵略者のエネルギーを回収してどこかに送り続けているらしく、第2弾にて突如として現れた正体不明のクリーチャー、その名も《正体不明》との関連が疑われている。


闇はデーモン・コマンドファンキー・ナイトメアで構成される。
ホラー映画をモチーフとしており、デーモン・コマンド側はホラー映画に出てくるようなホリックな見た目をしている一方、
ファンキー・ナイトメアはその設定がぬいぐるみ故にか、ハロウィンなどでみかけるようなポップなお化けになっている。

特定冠詞は「復讐」が存在する。

復讐 チェーンソー SR 闇文明 (6)
クリーチャー:デーモン・コマンド/侵略者 9000
W・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の手札をすべて捨てる。こうして捨てた手札1枚につき、相手は自身のクリーチャーを1体選んで破壊する。

超復讐 ギャロウィン SR 闇文明 (6)
進化クリーチャー:デーモン・コマンド/侵略者 8000
進化-自分の闇のクリーチャー1体の上に置く。
侵略-闇のコマンド
W・ブレイカー
このクリーチャーまたは自分の他のクリーチャーが破壊された時、このクリーチャーがタップしていたら、相手のクリーチャーを1体破壊し、《超復讐 ギャロウィン》以外の闇のクリーチャーを1体自分の墓地から手札に戻す。

その名のとおり、自分へのディスアドバンテージを相手へのディスアドバンテージに変換して復讐する能力を持つ。
ただ、彼らのフレーバーテキストで、「やられる前にやり返した。」だの「やられてなければ、やられたことにしてやり返す!」だの書かれていているので本当に復讐しようとしているかは怪しい。というか理不尽である。
他の派閥としては、ファンキー・ナイトメアの侵略者を束ねると考えられる《デュエにゃん皇帝》がトップに立つ『デュエにゃん帝国』なる国家が存在する。

具体的には「自分が手札を捨てるときに相手にも同じだけ捨てさせる」「自分のクリーチャーがやられたときに(条件を満たしていれば)相手クリーチャーの破壊と自分のクリーチャーのサルベージ」といった具合である。これだけ見ると、「相手の妨害をやり返す」というまさに「復讐」の侵略者であるが、闇文明はもともと自分にディスアドバンテージを負うカードが多いので、「むしろ自分で被害を負っておいて、それと同じことを相手に強いる」という、「それ八つ当たりじゃないのか」と言いたくなるような動きがこいつらのやり方である。

背景ストーリーでは壁の雪山を壊すべく行動し、闇の国を襲った。だが、どちらかというと、同じく闇の国を襲った「獣軍隊」の侵略者のことのほうが多く記述されており、彼らについては「獣軍隊」の侵略者共々《魔の革命 デス・ザ・ロスト》によって壊滅寸前にまで追い詰められたことが書かれているくらいである。


デュエにゃん皇帝 VR 闇文明 (5)
進化クリーチャー:ファンキー・ナイトメア/侵略者 6000
進化-自分のクリーチャー1体の上に置く。
侵略-ファンキー・ナイトメア
W・ブレイカー
このクリーチャーの攻撃の終わりに、コスト6以下の進化ではないファンキー・ナイトメアを1体、自分の墓地からこのクリーチャーの下に置く。
このクリーチャーが破壊された時、このクリーチャーの下にあったファンキー・ナイトメアをすべて、自分の墓地からバトルゾーンに出す。

ステニャンコ UC 闇文明 (2)
クリーチャー:ファンキー・ナイトメア/侵略者 1000
スレイヤー
自分のターンのはじめに、このクリーチャーが自分の墓地にあれば、自分のクリーチャーを1体破壊してもよい。そうしたら、このクリーチャーをバトルゾーンに出す。

小規模だが、「デュエにゃん帝国」の派閥も別に存在。
ファンキー・ナイトメアの侵略者を束ねるデュエにゃん皇帝は、九極の派閥のトップであるG.O.Dと因縁を持っていたようだが、ファンキー・ナイトメアの侵略者の応援を受けながらもG.O.Dに敗れ、皇帝の率いる国家も滅ぶという悲惨な結末に。
《ミケニャンコ》、《センドウ・ニャンコ》など同時期に種族に侵略者を持たないネコ型ファンキー・ナイトメアが登場しているが、関連は不明。


火はソニック・コマンドヒューマノイド爆で構成される。
特定冠詞は、「音速」と「轟速」。
見た目、名前のデザインは、どちらもバイクやレースゲームを意識したものになっており、そのために今までは武士を主なモチーフとしていたヒューマノイド爆も非常にメカメカしい見た目になっている。
また非進化ソニック・コマンドは全員バイクに乗っているが、進化すると乗っているバイクと合体する。

轟速 ザ・レッド C 火文明 (4)
クリーチャー:ソニック・コマンド/侵略者 4000
スピードアタッカー

音速 ニトロフラグ R 火文明 (3)
クリーチャー:ヒューマノイド爆/侵略者 3000+
パワーアタッカー+2000
相手のシールドが2つ以下なら、自分の火のクリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。

SAからすぐ進化を狙いに行くのが基本戦略であるため、早い話が【速攻】で使えということになる。
実際《轟速 ザ・レッド》は単純なSA付きフレンチ・バニラだし、《音速 ニトロフラグ》は盤面全SA化を優する。

なおヒューマノイド自体は近年は速攻とは一歩離れた種族ではあったが、
《鬼切丸》や《爆冒険 キルホルマン》《炎舌実況DJ・ショー》と《機神装甲ヴァルボーグ》といった速攻向けのクリーチャーはおり、
STやSBも揃い、取り回しがききづらいが1コストクリーチャーまでも擁することから、
これらを侵略者ヒューマノイドでサポートすることで新時代の【赤単ヴァルボーグ】を作れると期待も集まりつつある。
通常型【赤単速攻】に比べてネタであったとされる【赤単ヴァルボーグ】がここにきて復権すると誰が予見しただろうか?

背景ストーリーでは、「三界」の侵略者との戦いで疲弊していた光の国を襲撃し、瞬く間に光の国を侵略する大金星をあげ、そのまま勢いに乗って火の国を侵略すべく強襲する。
彼らのリーダーである《轟く侵略 レッドゾーン》は侵略者の中でも規格外の力を持ち、火の国での戦いでもその力をいかんなく発揮して火の国を壊滅寸前まで追い込み、《燃える革命 ドギラゴン》の革命0をもってしても持ちこたえるのがやっとというところまで追い詰める。

しばらくして闇の国で暴れていた侵略者たちを壊滅させたデス・ザ・ロストが火の国に到着、ドギラゴンに味方するが、それでもなお倒せないという化け物じみた強さを発揮し、彼らを苦戦させた。
しかし、ミラクルスターの命がけの祈りによって未来から呼び寄せられた未来の革命0のドラゴン、《時の革命 ミラダンテ》がドギラゴン達の加勢に現れたことによって形成は逆転、暴れに暴れたレッドゾーンも奇跡を超えて終結した過去、現在、そして未来の革命0の前に燃え尽きてしまうこととなった。

レッドゾーンの強大さは他の派閥にも知れ渡っていたらしく、彼の敗北を聞いた《奇天烈 コイコイ》は非常に驚いていた。そんな強大なリーダーがやられたにも関わらず、「音速」、「轟速」の侵略者達本人は「だが、いずれ第2、第3のレッドゾーンが現れる!それまで時間を稼ぐのだ」と意外と大丈夫そうだった。
実際にその台詞の如く、第2、第3のしてレッドゾーンがクローンと誕生する。

その後には、音速の侵略者はドキンダムXの禁断解放に成功する。しかし 《音速 ソニックブーム》など、一部の音速の侵略者は「自分たちが利用された」と唖然としている様子だが……?
DMR-20では、《音速 メテオ08》は正体不明を名乗っていた天才集団の計画と彼らの唯一の計算違いを振り返った。


自然

自然はゲリラ・コマンドビーストフォーク號ミステリー・トーテムで構成されている。
特定冠詞は「獣軍隊」と「幻影」。

獣軍隊 ランボンバー R 自然文明 (5)
進化クリーチャー:ゲリラ・コマンド/侵略者 9000
進化-自分の自然のクリーチャー1体の上に置く。
侵略-自然のコマンド
W・ブレイカー
このクリーチャーを自分のマナゾーンから召喚してもよい。
自分のターンの終わりに、このクリーチャーを自分のマナゾーンに置く。

超獣軍隊 ゲリランチャー SR 自然文明 (6)
進化クリーチャー:ゲリラ・コマンド/侵略者 11000
進化-自分の自然のクリーチャー1体の上に置く。
侵略-自然のコマンド
W・ブレイカー
このクリーチャーが、相手のターン中にタップしていて、そのターンまだ攻撃されていなければ、相手のクリーチャーは可能ならこのクリーチャーを攻撃する。

「獣軍隊」はその名の通り軍隊をモチーフにしているが、戦争の向こうの平和を求めていたり、ゲリラ戦法を得意としているなど、どちらかといえばテロリズムを意識したものになっている。
今までの自然文明のセオリー通りマナやパワーを生かした戦いを得意とするが、マナゾーンから召喚されたと思ったらすぐにマナゾーンへと戻っていったり、攻撃を強要したり、場のクリーチャーにコマンドを付与して連続で侵略するなど、よりトリッキーで神出鬼没な戦いを得意とする。

背景ストーリーでは戦争の向こうの平和を求めたビーストフォーク號達が呪術の力を維持するための仮面を脱いだ集団であるとされている。
リーダーである《超獣軍隊 ゲリランチャー》を中心として闇の国を襲うが、闇の国の王である《革命魔王 キラー・ザ・キル》が革命の力に目覚めたことにより、その戦いは終わりなき戦いに突入したかと思われた。
しかし、キラー・ザ・キルが過去に存在した闇の国の英雄《暗黒鎧 ザロスト》を復活させ、暗黒の儀式で自らの命と引き換えに、彼を《魔の革命 デス・ザ・ロスト》へと進化させたことで、形勢は一気に闇の革命軍に傾き、デス・ザ・ロストの革命0によって、「獣軍隊」は壊滅状態へと追い込まれてしまった。
その後、残った獣軍隊の侵略者にはギュウジン丸に味方しているクリーチャーが存在したが、ギュウジン丸死亡後のドキンダムXの暴れ方を見て禁断とイニシャルズこそが真の侵略者だったことが皮肉な物だと自虐的に語る獣軍隊も存在した。


幻影 ミスキュー VR 自然文明 (6)
クリーチャー:ミステリー・トーテム/侵略者 3000
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、クリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。その後、そのプレイヤーは自身の山札をシャッフルし、上から1枚目を見せる。それがクリーチャーであれば、バトルゾーンに出してもよい。

超幻影 ワラシベイベー SR 自然文明 (7)
進化クリーチャー:ミステリー・トーテム/侵略者 11000
進化-自分の自然のクリーチャー1体の上に置く。
侵略-自然のパワー6000以上のクリーチャー
W・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の他のクリーチャーを1体マナゾーンに置いてもよい。そうしたら、自分の山札の上から3枚を見る。その中からミステリー・トーテムまたは自然の侵略者を1体、バトルゾーンに出してもよい。残りを好きな順序で山札の一番下に置く。

「幻影」の侵略者は既存のトーテム達に比べて、より元ネタであるトーテムポールに近い姿をしている。
「獣軍隊」の侵略者にもましてトリッキーな能力の使い手であり、クセのある踏み倒しとそれによる巨大クリーチャーの呼び出しを得意とする。
未だ数が少ないため、その実力はまだまだ未知数ではあるが、今後より強力な侵略者が登場すれば、さらに力を発揮することだろう。

背景ストーリーによると「獣軍隊」の侵略者が敗れた時も壁の雪山で踊っているなど奇怪な行動をとり続けており、やはり謎が多い。
謎が明かされる前に革命編が終了、革命ファイナルがスタートしたが、謎が明かされる日は来るのだろうか。


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最終更新:2023年12月28日 00:09

*1 先行登場の《音速のナックルショット》を除く

*2 同時期の革命軍もそうではあるが、こちらのほうが先行登場の分だけはやく登場している。