バルキリー・ドラゴン

登録日:2015/05/04 (月) 21:30:12
更新日:2023/04/23 Sun 00:11:21
所要時間:約 5 分で読めます







バルキリー、それは予兆。




概要

バルキリー・ドラゴンとは、デュエル・マスターズのクリーチャー。

DMC-03「勝舞火炎強化拡張パック」にて初収録。レアリティはスーパーレア。他にも

  • DMC-36「ヘヴン・オブ・ドラゴン」
  • DMC-61「コロコロ・ドリーム・パック4(エターナル・ヘヴン)」
  • DMX-02「デッキビルダーDX ハンター・エディション」

などでも再録され、プロモーション・カードにもなった。
なお、DMC-61からレアリティがレアに格下げされている。

長年アーマード・ドラゴンのサーチの定番カードだったことで有名。

スペック

バルキリー・ドラゴン SR(R) 火文明 (7)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン 7000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札を見る。その中からアーマード・ドラゴンを1体選び、相手に見せてから自分の手札に加えてもよい。その後、山札をシャッフルする。
W・ブレイカー

cip能力でアーマード・ドラゴンをサーチする。
山札からアーマード・ドラゴンを手札に加えるかどうかは強制では無く任意。
もちろんだが、アーマード・ドラゴン以外のドラゴンはサーチ不可能。

cip能力の範囲は広いとは言えないが、このドラゴン全体のスペックは安定した性能であると言える。

アーマード・ドラゴン限定ではあるが、状況に応じてドラゴンを呼べること自体が普通に強い。
当然アーマード・ドラゴンは強力なカードが多いので、呼べるカードは多種多様。
《フレミングジェット・ドラゴン》で一撃必殺を行うも良し。
超竜バジュラ》などの進化アーマード・ドラゴンなどをサーチし、綺麗に進化する動きも良し。

単純なアタッカーとしてもそこそこで、コスト7・パワー7000のW・ブレイカーと、攻撃要員としても十分に働ける性能ではある。
そのため、かつては2体目以降のバルキリー・ドラゴンを手札に加えるという戦い方も見られた。
ただ、近年はインフレが加速しているので他のドラゴンと比べると見劣りする部分が目立ってきてしまってはいるが。

このように、確実な動きができるドラゴンではあるのだがサーチ能力を持つカードは基本的に軽ければ軽い程使いやすいのでインフレが進み、軽量サーチカードが増えてからは採用率が低下。

特にドラゴンのサーチカードでは《闘龍鬼ジャック・ライドウ》などの強力なライバルが増加。
また、環境の高速化の影響でバルキリーでサーチするほど余裕が出にくい環境になってしまった。
さらにエピソードシリーズ以降では、火文明内でアーマード以外の強力なドラゴンが大幅に増加。
全体的にバルキリーには肩身の狭い状況となってしまってると言える。

それ以外でも、DMでは滅多に見られないレアリティの格下げが行われるなど可哀そうな目に合っている。
だが、現在でもそのサーチ性能自体は見劣りしておらず、ある程度強力なクリーチャーであることに変わりは無い。

漫画での活躍もあって、今でもアーマード・ドラゴンで一番好きなカードがこのクリーチャーという人も多い。

相性の良いカード

バルケリオス・ドラゴン VR 火文明 (7)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン 6000
G・ゼロ-バトルゾーンにアーマード・ドラゴンが2体以上あれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
W・ブレイカー

G・ゼロ持ちで有名なアーマード・ドラゴン。

既に場にアーマード・ドラゴンが1体出ている時に、バルキリーを出してバルケリオスをサーチしよう。
G・ゼロの条件を満たしているので、そのまま踏み倒せる。
このコンボは、バルケリオス登場当時から紹介されて広く知れ渡っていたコンボでもある。

関連カード

超竜ヴァルキリアス SR 火文明 (9)
進化クリーチャー:アーマード・ドラゴン 13000
進化-自分のアーマード・ドラゴン1体の上に置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、進化ではないドラゴンを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。
T・ブレイカー

DM-16で登場した強力な進化アーマード・ドラゴン。

見た目や名前が全体的にバルキリーに似ている。
登場時期が転生編なので、バルキリーが転生したってところか。

能力は、サーチでは無くドラゴンを踏み倒す。
上記のバルケリオスと共にシナジーを形成しており、このクリーチャーをバトルゾーンに出しバルキリーを踏み倒してバルケリオスをサーチする事で一気にドラゴンを3体並べる事ができる。
名前が似ている事等からおそらくデザイナーズコンボだろう。

バルキリー・裂空・ドラゴン P(UC) 火文明 (6)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン/サムライ 6000
自分のドラゴンが攻撃する時、自分の手札からエンジェル・コマンドを1体捨ててもよい。そうした場合、自分の山札を見る。その中からドラゴン1体またはクロスギアを1枚選び、相手に見せてから手札に加える。その後、山札をシャッフルする。
自分の《ボルバルザーク・紫電・ドラゴン》が破壊される時、かわりに自分のエンジェル・コマンドを1体破壊してもよい。
W・ブレイカー

今度はサムライとなったバルキリー。

アタックトリガーで手札を犠牲にサーチが可能。
紫電の身代わり効果と言い、全体的にエンジェル・コマンドを犠牲にする。
重量級同士のドラゴンとエンコマの組み合わせは当時としてはかなり使いにくすぎたが、
後にドラゴンともエンコマとも扱えるようになったエンジェル・コマンド・ドラゴンが登場。このカードも若干使いやすくなった。
とはいえ事実上手札を補充できないこのカードを採用するかどうかはまた別の話なのだが。

凰翔竜機(おうしょうりゅうき)バルキリー・ルピア P 光/火文明 (5)
進化クリーチャー:アーマード・ドラゴン/ファイアー・バード 5000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
進化-自分のアーマード・ドラゴンまたはファイアー・バード1体の上に置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札を見る。その中からドラゴンを1体選び、相手に見せてから自分の手札に加えてもよい。その後、山札をシャッフルする。

ファイアー・バードを兼ね備え、進化多色クリーチャーと化したバルキリー。

本家と違い、サーチ出来るドラゴンに制限が無い。
所持種族も増加し、進化クリーチャーであるために出した直後にアタッカーとしてすぐ動ける。

だが、進化クリーチャーの割にはパワーが低く、除去されやすい面が難点。
このクリーチャーの強みはルピアであるためボルシャックNEXでリクルートできる事と進化クリーチャーであるためそのまま殴って革命チェンジが行える事。

偽りの名(コードネーム) バルキリー・ラゴン P 火文明 (7)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン/アンノウン 6000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札を見る。その中からドラゴンを1体選び、相手に見せてから手札に加えてもよい。その後山札をシャッフルする。
W・ブレイカー

偽りの力を得て、悪役のアンノウンへと成り下がったバルキリー。

コストが本家と同じだが、パワーが1000低下している。
しかし、縛りなくドラゴン種族をサーチ可能となり、自身も二種族持ちとなった。

ところで、偽りの名が『バルキリー・ラゴン』って隠す気が無いだろお前。

デュエル・マスターズ プレイス

バルキリー・ドラゴン VR 火文明 (7)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン 7000
バトルゾーンに出た時、自分の山札を見る。その中からアーマード・ドラゴンを探索し、1体を公開してから手札に加えてもよい。その後、山札をシャッフルする。
W・ブレイカー

DMPP-01 第1弾「超獣の始動 -MASTER OF DUEL-」で収録。DMPD-03「超竜の咆哮」でも収録された。
レアリティがベリーレアへと変更されており、スーパーレアへの再昇格までには至らなかったが高レアへと戻った。

基本的なスペックでは変更点はないが、プレイスの仕様の都合から山札からのサーチが探索へと変更されている。
一見本家よりも自由度が下がっているような気もするが、これはプレイスのゲーム自体の影響なので劣化とは言えない。
探索は探索可能な対象が多いとランダム性が強くなるが、バルキリーの探索の場合は種族指定されていることで狙ったカードを比較的引き当てやすくなっているので使いやすい方だろう。

補足

レアリティ変更

概要などでも述べたが、レアリティ格下げという珍しい措置をされたカード。

確かに、格下げされたDMC-61時点の環境でスーパーレアというほどのスペックでもなくなったのは事実。
とは言え、昔からのデュエリストには何か寂しさを感じた人もいるのではないだろうか。

ちなみに、他にレアリティを変更されたカードは《グレイト・カクタス》が存在する。
そう言えば、グレイト・カクタスもサーチカードでしたね…

上述したようにプレイスではレアリティがベリーレアへと変更されているので、これを考慮するとレアリティ変更が2回も行われたカードになる。
しかも変更時のレアリティがすべて違うので、結果としてスーパーレア、ベリーレア、レアをそれぞれ経験することになった。

名称の由来

名前の元ネタは想像がつくと思われるが、北欧神話の戦乙女と呼ばれている半神のヴァルキリーから来ていると見られる。
様々な創作物でひっぱりだこな存在でもある。
ちなみに、半神っていうのは人と神様の間に生まれた存在のことを表す。

バルキリー・ドラゴンのサーチ能力は仲間を呼ぶ能力である。
元ネタのヴァルキリーとイメージ的にマッチしている。

でも、バルキリー・ドラゴンが元ネタ同様に女性って感じはしないのだが…。
しかしよくよく考えればドラゴンの性別なんて曖昧なものだし、バルキリー自体が男性とは明言されていないし…。
ちなみに、プレイスで声優を担当した陣谷遥は男性であるため、ここから読み取るならば少なくとも人格的には男性寄りである。




追記・修正、それはWiki篭り。

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最終更新:2023年04月23日 00:11