伊織順平

登録日:2011/08/08(月) 03:42:17
更新日:2024/04/17 Wed 11:17:39
所要時間:約 11 分で読めます




テレッテッテー、順平はレベルアップー

アトラス社のゲームソフト『ペルソナ3』に登場するキャラクターであり、以下はキャラ情報。



誕生日 1993年1月16日

血液型 B

所属 月光館学園高等部2年F組

部活 帰宅部

ペルソナ ヘルメス→トリスメギストス
アルカナ 魔術師

キタローが月光館学園に編入した当日に話し掛けてきたノリの良い男子生徒。

主人公に続いて特別課外活動部(S.E.E.S)に入部と同時に寮に入寮、ペルソナ能力を行使しシャドウと戦っていく。

召喚するペルソナは『ヘルメス』。後に『トリスメギストス』に転生する。

火炎属性であるアギ系の魔法や物理攻撃を多数取得するが、学力が芳しくないせいか魔力が伸びる事は少ない。

属するアルカナは魔術師。

刀や大剣を武器に使うこと三枚目で声優が鳥海浩輔、初期ペルソナがヘルメスと前作ペルソナ2の要素を多く含んだキャラともなっている。
大剣を振るう為か威力は高いがやや命中率が低いのが目立つ。本人曰く〝気にしちゃダメって事!〟らしい。

日常での順平はムードメーカー。曲者揃いのメンバーのなかでは、比較的空気が読める方で、険悪な場を和ませようと一役買う苦労人である。
しかし度々やらかす残念な言動のせいか、女性陣からの評価はそこまで高くない。
ゆかりに厳しい突っ込みをくらったり、風花に「三枚目」呼ばわりされたりと酷い有り様。彼が何をしたっていうんだ…まぁ色々してるんだけど。
先述したように学力も低く、期末テストの前には絶望した様子や、結果発表当日には朝早く登校する姿が目撃されているが性格が性格だけに反省する様子は無いという始末。

当初はおちゃらけた雰囲気一辺倒だが、物語が進むにつれライバル視していた主人公と自分との能力の差に苛つく事が増え、八つ当たりじみた言動が目立つようになる。
割と突然険悪になるので、その度に不快感を感じたプレイヤーも多い筈。

とはいえ一応フォローしておくと、これは彼が自身の在り方を真剣に悩んでる証である。

全戦無敗のボクシング部主将を初めとして、大企業の文武両道ブリリアント令嬢カリスマ級の魅力を持たないと一緒に下校することすら叶わないイマドキ女子高生など、
特別課外活動部の面々はいずれもそれぞれ際立った能力の持ち主だったりする。そんな仲間達に囲まれた彼からは度々卑屈な言葉が漏れる。
そして何より、同学年でありながら自分の二歩も三歩も先を行く信頼厚いリーダーあらゆる分野で卓越した能力を発揮する同級生

日頃は軽薄な振る舞いをしながら、その実、何をしても劣等感に苛まれ、自分の存在意義について悩みもがく彼の姿は、良くも悪くも等身大の若者であると言えるだろう。

また、ポータブル版で新たに追加された女性主人公を選んだ場合に限りコミュニティ(アルカナは魔術師)が発生する。
コミュニティでは女の子である主人公を気遣う彼の優しさや、自身の抱える悩みに立ち向かう強さなど、新たな一面を垣間見ることが出来る。
コミュではハム子とラーメンを食べに行ったり映画に行ったりと「何このリア充」という展開が連続するが、
その中で彼の家庭事情を覗かせる場面があり、一概に明るい展開が続くとは言えないほろ苦さもある。
魔術師コミュをある程度進めた上で彼が寮に入った時期を見返すと、なんとも言えないものがある。

が、余り早くコミュレベルを上げてしまうと、ストーリーとの兼ね合い上、再びダークサイドに落ちる残念な子になってしまうのでそこは気を付けよう。


そんな彼も物語中盤、ある出来事をきっかけにチドリと面識を持ち、交流を育み絆を得て、やがて自分自身の心と向き合っていく。


因みに彼女との出逢いによりハム子は唯一告白をフられてしまい、関係は「友人以上恋人未満」といった所でストップする。
ストーリー面では何かと主人公を気遣い、選択肢に気負いしてしまう部分が多々あるハム子を同性のゆかりとは違うアプローチで支えてくれる。
但しモノレール暴走事件ではおてんばだの天然呼ばわりされる上に、美鶴に早期から全幅の信頼を寄せられるハム子に嫉妬のような物を抱えてしまう。
更に「女の子なのにリーダー任せて大丈夫スか?(意訳)」という率直な心配をしたら、
美鶴に「女だからという理由で彼女を貶める事があれば只では済まないぞ(意訳)」と返される貧乏くじのおまけ付き。
一応没データ内では順平と恋人関係になった上での3月5日があり、ボイスまで収録されているので恐らく実装する予定だったのだろうが、
チドリの生存ルートとの兼ね合いで没になったのだろう。
仮に死亡ルート前提のEDだとすると、大切な人を立て続けに2人も亡くすのは順平にとって精神的ダメージがデカすぎるので仕方ない。

FESの後日談では、前述のチドリとの交流や一連の出来事を経て大きく成長し、精神的に大人になっており、
決めきれないアイギスやキタローのことを引きずるゆかりに比べ、かなり大人びた発言が多くなり、きれいなテレッテと言われるようになる。


そして本編から3年後の時間軸となる格闘ゲームP4U2にもフェザー☆ピンクと化したゆかりっちと共に参戦。
キャッチコピーは『単純度数AAA(トリプルエー)、お気楽度数TTT(テレッテッテー)! 逆襲の全力空転スラッガー

フリーターとして日々アルバイトに精を出す生活を送っているが、
美鶴が組織した『シャドウワーカー』にも、緊急時に招集される非常要員、通称『エクストラ・ナンバーズ』として籍を置いており、
モデル業が忙しいゆかり、中学生活を平穏に送らせてやりたいという美鶴の厚意で呼び出しがかかることがほとんどない天田と違って予定に融通がきき易いためか、
時折召集されて活動していた。

また、それらの活動の合間には少年野球チームの監督も務めており、
子供たちには少しナメられてる気配はあるものの、喧嘩の仲裁をしたりチームワークを意識するように指導したり、立派に監督をやっている。
時にアルバイト、時に特殊部隊、そして休日には野球少年たちの指導という三足のわらじを履いているが、忙しい反面、順平本人は現在の生活を『充実している』と話す。
どうやらFES版でのチドリが生還するルートがP4U2でも採用されたらしく、
P4U2の時点でもチドリとはうまく付き合っているようだが、フリーターという職業故か、結婚はしていない様子。

P4U2でも事件の舞台となった八十稲羽には、ゆかりや天田、ラビリスら他のシャドウワーカーと同じく、美鶴たちの消息不明を受けて招集された…わけではなく、
少年野球チームの試合の後、疲れきって電車で眠ってしまって終点まで乗り過ごしてしまい、
その終点がたまたま八十稲羽だったという偶然が重なって八十稲羽に足を踏み入れた。テレッテェ…
携帯電話も電池切れ寸前で、事情を説明して合流しようとしたゆかりと電話が繋がったものの説明が不十分なまま連絡が途絶え、
突然現れた謎の塔が事件と関係していると踏んでそちらに向かうことになった。

S.E.E.S.のメンバーとはほとんど顔は合わせていなかったようで、天田たちと顔を合わせた時は再会を喜んでいたが、
プロテイン先輩の裸マントという特殊すぎる出で立ちには流石にドン引きしていた。
ラビリスとも初対面し、アイギスの姉とは聞いていたがここまで美人だとは思わなかった、と感想を漏らした。
ラビリスは順平のしている野球に興味津々な様子で、『今度教えてや!』と言われている。

少年野球の試合の後たまたま来てしまったという設定のためか、服装は野球のユニフォームにバットを携えた野球スタイル。キャップ帽は後ろ向きだが。
身長は高校生の時より伸び、トレードマークのちょび髭は健在。髪はボサボサ。

戦闘スタイルは『野球』で、大根斬り(バットを垂直に振り下ろす打法)やバント、スライディングなど、P3と同じように戦闘の挙動は野球の挙動ばかり。
トリスメギストスは基本的に不意打ち気味なモーションが多く、唐突に上から降ってきたり、下から蹴り上げてきたりする。かと思えば画面に残って連続で攻撃してくることもある。

そんな順平の一番の特徴は『野球ゲージ』であり、相手をクリーンヒットするとランナーが出たり点が入り、
空振りするとストライクやアウトカウントが貯まっていくという、独特すぎるゲージを持つ。
うまく点数を貯めて10点を超えると『勝利の雄叫び』が自動で発動し、まるでマリオのスター状態のように眩しく輝き、攻撃力などが大幅にアップするが、
一方で点が取れないままでは火力不足で勝つことは困難。

そのトリッキーな挙動も含め、勢いに乗れば強いが乗れなければ弱いという、良く言えば意外性にあふれた、悪く言えば不安定なキャラ性能と言える。ある意味とても順平らしい。


ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス』にも登場。可愛らしくデフォルメされたキャラクターたちの中で一人だけギャグテイストが強いデフォルメをされている。
同じようなポジションの花村陽介と同じくギャグやツッコミ担当だが、たまにボケた時のツッコミを担当するのがゆかりっチのため、陽介よりもキツイツッコミを入れられる苦労人。
伊織順平アワーもあるよ!

ペルソナQゲーム内の性能解説でも「能力的に2番手な感じ」と性能ですら順平マジ順平(形容詞)な扱いを受けている……が、言うほど悪くはない
むしろペルソナQ最強キャラの一角である。
まず、Lv14という序盤の段階で味方の攻撃に通常攻撃で追撃する「デスチェイサー」を習得。
単純な火力は勿論、支援ゲージ稼ぎや「連鎖の○刃」起爆にも有用な超重要スキルで、しかもペルソナ合体では継承不可の半固有スキルのため他キャラだと使いづらい。
順平が順平してない。
後半にデスチェイサーのスキルカードを量産できる時期には影が薄く……もならず、
その頃には順平専用パッシブスキル「黄金の双翼」でむしろ輝き始める。
この黄金の双翼により、順平は敵を対象にするスキルを使用後HPSP消費無しでもう一度そのスキルを発動する
例えばヨシツネを持たせれば八艘飛びならぬ十六艘飛びを披露し、
脳天落としなどの妨害技を持たせればFOEや大ボスでさえ完封する。
誰だお前。
流石に100%黄金の双翼が発動する訳ではなく「中」確率となっているが、体感ではそれ以上の確率で追加攻撃してくれる。
条件ドロップが設定されている雑魚敵をうっかり2回行動で普通に倒してしまって困る程度には発動する。
別の敵を指定していても1回目の攻撃でトドメを指した場合はタゲを変えて発動し、順平のやや遅めな速も相まって結果が読めない。
良かったちゃんと順平だった。
ちなみに黄金の双翼の下位互換「豪傑の双腕」なら他キャラでも使えるが、
こちらもデスチェイサー同様の半固有スキルで覚えさせにくく、発動率も戦略に組み込めるほどではない。




有り得ねーよな、オレ…
オマエのこと、フツーに彼女とか思ってたけど…んな、生易しいもんじゃねーよな。
すげー大事な…すげー、すげー、大事な…大事な、大事な…


良かった…
いた…


ヘヘッ、アイツら空気読めよな…



……もう、離さねえから…




テレッテッテー♪追記&修正ヨロシクー!!

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ペルソナ
  • ペルソナ3
  • P3
  • 月光館学園
  • S.E.E.S
  • ヘルメス
  • トリスメギストス
  • 赤点
  • お調子者
  • 愛すべきバカ
  • 一途
  • あだ名命名人
  • テレッテッテー
  • テレッテ
  • ヒゲ男
  • 修学旅行はトラウマ
  • 伊織順平アワー
  • お手上げ侍
  • 勝ち組
  • リア充
  • 鳥海浩輔
  • 初代キャプテン・ルサンチマン
  • 中田敦彦
  • 伊織順平
  • 単純度数AAA(トリプルエー)、お気楽度数TTT(テレッテッテー)
  • 逆襲の全力空転スラッガー

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年04月17日 11:17