エラリー姫百合

登録日:2015/04/22 Wed 22:15:15
更新日:2022/12/24 Sat 07:38:41
所要時間:約 9 分で読めます







そう、これは証明へのファクトです!







CV:高森奈津美
年齢:15歳
前作の主人公・小林オペラの後を継ぎ、ミルキィホームズの指揮をする。



人物

黒く長い髪をサイドテールにした美少女。
ホームズ探偵学院では優秀な人材が集う指揮クラスに所属し、成績も学院トップクラス。
そのためミルキィホームズの皆とは放課後まで話す機会が無いため、普段は主にユタカと会話している。

真面目な性格で、固苦しい言葉使いで話す。
とはいえアニメほどではないが、ゲーム2のミルキィの皆は割とボケるためツッコミに回る事が多く、その際は乱暴な口調になることもある。
その真面目な性格ゆえG4のだらけた勤務態度を許すことが出来なかったり、
犯人逮捕の為にG4が犯した軽犯罪を神津警視に報告したりと融通の利かない所もある。

嘘はつけないタイプで、思った事は直ぐに口から出ているため何気ない一言が相手を傷つけている事も。
ミルキィホームズからはヒメちゃん、ヒメさん、ヒメと呼ばれている。
シャロからあだ名で呼ぶように求められたときは『ひよこまんじゅう』と名付けるなど、少しずれた感性を持つ。

警察学校に入学する前の記憶をシャロと同じく失っており、最近変な夢を見るようになっている。

お洒落に興味は無く、落ち着けるからと学校の制服を気に入っている。
それゆえ女の子らしくないと言われており、シャロたちにエラリーと言う名前は怖いとダメ出しを食らった。
さらにシャロたちにコーディネートされ、何かとんでもない姿になったようす。
しかし本人は見られることもお洒落の楽しみなのかと気付いたため、気にしなかった。
遠山咲にも服装の事で駄目出しを貰い、服装交換を強制的にされた。この時の姫百合はかなり可愛い。

小林先生ほど恋愛感情には鈍感では無く、むしろ敏い方。
作中ではコーデリアが小林先生に恋をしている事を見抜いたが、コーデリアに口止めされた。
ミルキィホームズは前作で小林先生に攻略されたため、
どちらかと言えば姫百合は成長した彼女たちに攻略される側。百合の名は伊達じゃない。
姫百合の好みの男性は神津警視であるため(恋はしていないが)、明智小衣からライバル心を持たれていた。

突然探偵になってしまったため、最初は不安を感じていたがミルキィホームズと関わっていき、
小林先生にアドバイスを貰い探偵として成長していった。

重要な局面では神津警視から助言を貰う事が多い。

探偵になって日は浅いもののかなりの推理力を持つ。
謎を証明する時は小林先生並に熱くなり、上記の丁寧口調が嘘のよう。

非常事態に直面しても教科書通りの適切な行動を取る事が出来るものの、
小林先生に比べ経験不足なうえにミルキィホームズに心を開ききっておらず、
彼女たちをちゃんと見ていなかったため男の犯人にエリーで足止めさせたり、
コーデリアに子供の避難誘導をさせたりと、人選ミスをする事があった。

決め台詞 「そう、これは証明へのファクトです!」 「これでQ.E.D.です!」等があり、シャロたちが証明の為に発言した後「ですっ!」と区切る。
しかし姫百合は指揮クラスでの小林先生の模範の授業で「そう、これは重要なファクターだ」と決め台詞を言うのを恥ずかしがっている。
そのうえ自分の決め台詞ですら言うのを嫌がっている。
本人曰く探偵は言わないといけないから仕方なく言っているらしい。
しかし姫百合が最初にこれを言ったのは転入の際の事件の時。つまり正式に探偵になる前から言っている。
ちなみに小林先生の恥ずかしい決め台詞を授業で言わされていると言った時、
ミルキィホームズも嫌そうな顔をしたため、あの決め台詞を皆恥ずかしいと思っていたようだ。小林先生ェ……。

そんな姫百合の為にミルキィホームズが考え出した新たな決め台詞が……、
  • 「全ての謎は解けた。犯人はお前だっ!」
  • 「お、お願いです……悪い事は止めてください……」
  • 「神に祈って懺悔でもするんだな!」
  • 「犯人はお前にゃ! 悪い事はもう止めるにゃ! 懺悔するといいにゃ!」
……直球に怪盗に脅された様な台詞に痛い台詞、最後は罰ゲーム並みの恥ずかしさ。



トイズ

  • インダクション
他人のトイズを強制発動させることが出来るトイズ。
姫百合は自分の意思で扱うことが出来ない。
トイズは小林先生が言うように未知の力で人それぞれだが、『自身の意思によってのみ発動出来る』という法則性があった。
しかしこの力はそれを覆す力であり、神津警視はこれを危険視し迂闊に使っては駄目だと忠告した。



活躍

元々は警察官を目指して警察学校に通っており、『Genius4』に研修に行くくらい優秀だった。
しかし怪盗5963号との戦いの最中にトイズが目覚めた為、ホームズ探偵学院に渋々転校する事になった。
そして生徒会長代理……もとい生徒会長のジョセフィーヌ・ミステールの試練を乗り越えミルキィホームズの指揮官に選ばれた。

ミルキィホームズの一員として『Lの遺産』を巡って新怪盗帝国と戦っていくうちに、
トゥエンティの見事な策略によってミルキィホームズが逮捕されてしまう。
アニメではいつもの事だがゲーム版では一大事であり、それを姫百合が乗り切った事で、
シャロ達と一段と仲良くなったが、同時にトイズを満足に使えない自分に悩む事になる。

小林先生との交流を経て悩みを振り切った姫百合だが、心配したシャロ達は姫百合を温泉に連れて行ってくれる(好感度が高いキャラが)。
そんな最中事件に巻き込まれるものの、怪盗カリオストロの正体を見破り追い詰めることに成功する。
しかしそれは黒幕であるユタカの計画通りであり、ユタカのトイズ『イクステンション』に、
姫百合の『インダクション』が共鳴してしまい、ミルキィホームズのトイズが暴走してしまう。

シャロは強化暴走した力が浮かばせた巨大なオブジェから姫百合を守り、
コーデリアは肌の感覚まで強化された所に姫百合に抱きしめられたため、万力で潰された様な衝撃を受けて、
エリーは力と重さだけが強化されたため、通常の硬化では自分の重量に体が耐えられず、
ネロは周りの電子機器の暴走から姫百合を守るために、それぞれ重傷を負ってしまう。
正直コーデリアさんが一番の重傷。

記憶を取り戻した姫百合は、実は同じ孤児院の家族だったユタカ――ジャンについて行く事になる。

そこでジャンの企み『ロストトイズ計画』の詳細を聞かされる事になる――

その後数々の事件を経てやりたい事を見つけた姫百合は、皆より一足早く卒業する事になる。

その時一番好感度が高いキャラから、
シャロの場合は姫百合との思い出の詰まったアルバムを。
ネロからは姫百合が危険な事に首を突っ込まないように、生まれたばかりのハムスターを預かる。
コーデリアからは、亡くなった妹から貰った髪飾りの一つを(髪に沢山ついている花のアレ)
エリーからはいつか本を書こうと、学院に入ってからの事件を記録した大切な本を貰う事になる。

それ以外の3人から『ブラックパール』 『ブルーダイヤ』『クリスタルプラグ』の欠片をもらう。

探偵学園入学を初め姫百合は流されてばかりだった、トイズすらも。
シャロ達に関わって色んな事を学んだ姫百合は探偵でも警察でもなく、
助けたいと思う人々に手を差し伸べたいと思うようになり、世界中を巡る事になった。



以下ネタバレ















  • 過去
実は姫百合は前作のラスボス怪盗Lが育てていた孤児院の子供の一人。
怪盗Lは元々義賊でトイズに関係する事件で家族を失った子供達を引き取り、世界中に孤児院を作っていた。

しかし小林少年に敗北して気が狂ってしまう。その状態で小林少年に復讐するためにトイズを復活させようと研究を開始する。
研究の結果トイズは生命力に直結した力であり発動限界を超えるほどの負担、つまり死にかけると消滅してしまうが、
逆に死にかけるほどの生命力を与えられるとトイズが復活する事があると判明する。

そのため狂ったLは大切に育てていた子供達に人体実験を施し、姫百合とジャン以外は全滅してしまう。
その後実験が失敗したと思い込んだLは二人から記憶を消して、アンリエットの元で準備を開始する。

この実験はトイズの復活が目的であること、
ジャンは自分が持つトイズが原因で孤児なったような発言をしているため、姫百合達は元々トイズを持っていたと思われる。
ただ今のトイズは同じ実験で植えつけられたとも言っているため、今のとは違うトイズだったのかもしれない。

  • インダクション
インダクションの力の本質は他人のトイズの制御権を得る力
これを使いこなす事で相手のトイズを無効化する事が出来る。
アニメで登場した際に明神川アリスのトイズを借りて盾の道を作るなど、コピー能力のような使い方をした。
カリオストロとの違いはストック出来ず対象が近くにいないと駄目だが、
能力が劣化せず姫百合が使っている間はオリジナルは使えないといった所だろうか?


これは怪盗Lのトイズ復活計画の実験で植えつけられた人工トイズであり、
ユタカのトイズを拡張するトイズと共鳴するため、どちらかが力を使うと強制的に発動する。

しかも二人が揃うと周りのトイズ使いのトイズを暴走させることが出来る。
ユタカの力で強化されたトイズが姫百合の力でコントロール出来なくなる。
そうなるとトイズの持ち主は制御できない強化された自身のトイズによって自滅してしまう。
作中描写を見るに、エリーやコーデリア、カリオストロのように、
派生や複数の能力の持ち主の方が大きなダメージを受けてしまうようだ。少なくても自己強化系の暴走は危険。

イケメンブー太の天敵と言って良い。


アニメ

第二幕では担当声優の高森氏がモブ役で出演している。
ラジオによるとこの時期にゲームの収録があったらしい。

姫百合本人が登場したのは『ふたりはミルキィホームズ』の第8話。
何でも自分を見つけるために世界を旅しているらしい。そういえばハムスターはネロに返したのだろうか……?それとももしくは一緒に旅を…?
さらに指揮クラスでは小林先生に並ぶほどに有名になっている模様。

ゲーム2での小林先生のように旧主人公の風格を見せたが、
その際アリスの力を多用したため常盤カズミの心に影を落とし、その結果TDで……。
ヒメちゃん、なんてことを……。



その他

小林先生とは違い作中で怪盗カリオストロの正体を見破り逮捕する事が出来た。
だが……、
  • ジョセフィーヌ生徒会長代理はアンリエット生徒会長の姉である。
  • 怪盗カリオストロは怪盗アルセーヌの姉であり、二人は怪盗Lの実子である。
  • 怪盗カリオストロの正体はジョセフィーヌ生徒会長代理。
といった証明へのファクトが揃っているのに、
アンリエットの「ジョセフィーヌが勝手に姉と名乗っていただけ」という嘘で姫百合(とIDO)は騙されてしまう……。


当初「ヒラリー姫百合」と誤植されていた。
名前の由来はアメリカの推理小説家であるエラリー=クイーン。



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最終更新:2022年12月24日 07:38