春のニンジャ祭り!(手裏剣戦隊ニンニンジャー)

登録日:2015/04/14 Tue 18:46:30
更新日:2019/04/21 Sun 01:24:42
所要時間:約 14 分で読めます




さかのぼる事40年前、1975年4月5日!
地球に最初のスーパー戦隊が誕生した!
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忍 び な れ ど も 忍 ば な い ! !



手裏剣戦隊ニンニンジャー』の忍びの7(脚本:下山健人、監督:竹本昇)。
放送日は4月12日。よい忍者の日と覚えよう!



【あらすじ】


蛾眉雷蔵、そして妖怪テングとの戦いで、己の無力さを知ったニンニンジャーの面々は、いつになく本気で稽古に打ち込んでいた。
また、風花は天晴に助けてもらった礼を言おうとするが、どうも素直になる事ができなかった。

彼らを見守る旋風が、ニンニンジャーを更に強くするため、忍術の先生を招き入れた。
その人物とはなんと、ニンジャレッドとハリケンレッド。
そう、かつて地球を守った、偉大なる戦士達だった!
2人はニンニンジャーに「忍者とは何か」を訪ねる。
天晴は「恐れるべからず、悩むべからず、侮るべからず」と自信満々に答えたが、鷹介は「少し違う」と言った。

「人に隠れて悪を斬る。それが忍者だ」

「人も知らず、世も知らず、影となりて悪を討つ。それが忍者だ」

「忍びなれども忍ばない? そんな事言ってるようじゃ、到底本物の忍者にはなれないぞ」

ニンニンジャーの代名詞ともいえる台詞をいきなり否定され、ショックを受ける天晴だった。

場所を移してニンジャレッドとハリケンレッドの激しい立ち回りが始まる。
二人とも得意の「分け身の術」に「身変わりの術」、そして「超忍法・空駆け」を使い、見学しているニンニンジャーを圧倒した。
ニンニンジャーにもそれらの術を実践させようとするが、霞や八雲でさえも満足に術を操る事ができず、苦戦していた。
結果、5人とも評価は散々で、特に天晴は5段階評価で1と、最低点数を出してしまう(天晴は「よっしゃー1位!」と喜んでいたが)
「天晴は実戦に連れて行けるレベルじゃない」と厳しい評価を受け、更に修行を厳しくすると鷹介は言う。
だが、天晴はその言葉に「もっと厳しい修行を頼むぜ!」と、まさかの前向きな姿勢で応えた。

一方、十六夜九衛門は「終わりの手裏剣」の存在を追う為、腕時計を用いて妖怪「ネコマタ」を目覚めさせる。
ガマガマ銃によって妖怪の出現を察知したニンニンジャーは現場に向かおうとするが、先ほどの評価のため、天晴は縄で縛られて置いてかれてしまった。
九衛門、ネコマタと対峙する6人だったが、最強を名乗るだけあって、ニンジャレッド、ハリケンレッドでさえ苦戦してしまう。
ネコマタは「終わりの手裏剣」を手に入れるべく過去へと向かうが、そこへ縄を噛み切って追ってきた天晴が飛び込んでいってしまった。
天晴を止められなかったことを悔やむ二人の口から、衝撃の事実が語られる。
なんと、ネコマタは10年前にも現れ、「終わりの手裏剣」を探しながら次から次に忍者を血祭りにあげ、ニンジャレッドとハリケンレッドにも牙を剥くがそこに見たことのない赤い忍者……天晴が現れてその時代で死んでしまったというのだった。
2人は天晴を止めるべく、わざと道場に置いてきたのだった。

「助けてくれてありがとうって、言えてないのに…」

素直になれなかったまま最後の別れとなったことを悔やむ風花。
そんな彼らの前に、終わりの手裏剣を回収し、過去から戻ってきたネコマタが現れた。
天晴の弔い合戦とばかりに向かい合う6人だったが、突然ネコマタに背後から蹴りが撃ち込まれた。
なんと、そこには死んだと思われていた天晴がいた。
あれだけ失敗していた身代わりの術が、土壇場で成功していたのだった。

「言ったろ、先生。俺本番に強いから!」

天晴が戻っていつもの調子を取り戻した5人とサスケ、鷹介は、7人で同時に変身を披露した!

「手裏剣変化!」

「スーパー変化、ドロンチェンジャー!」

「忍風!シノビチェンジ!」

「ニンジャレッド!サスケェ!」

「風が鳴き、空が怒る。空忍、ハリケンレッド!」

「暴れてアッパレ!アカニンジャー!」

「轟け八雲!アオニンジャー!」

「きらめきの凪!キニンジャー!」

「ひとひら風花!シロニンジャー!」

「ゆらめく霞!モモニンジャー!」


「忍びなれども忍ばない!!」

隊!ニンニンジャー!!

「「だから忍べよ!」」

「忍ぶどころか、暴れるぜ!」

再度ネコマタに挑む7人。
今度はニンジャレッド、ハリケンレッドが見事な連携でネコマタを追い詰めた。

「隠れ流、満月斬り!」

「宇宙統一忍者流剣技、疾風斬!」

「忍烈斬!」

3人の赤きニンジャの猛攻で、ついにネコマタを打ち倒した。
すると、封印の手裏剣が変化し、なんとカクレンジャーハリケンジャーの技忍シュリケンとなった。

一方、ネコマタが持ち帰った終わりの手裏剣を開ける九衛門だったが、そこにあったのはニンジャレッドが使う「S」の形をした手裏剣だった。

?「すり替えておいたのさ!」 ※こいつは出てません

ガシャドクロを召喚して撤退する九衛門。
ニンニンジャーもシュリケンジンを出して応戦するが、サスケから「さっきの手裏剣を使ってみろ!」と言われ、忍シュリケンをセットする。
すると、シュリケンジンが分け身の術によって4体に分身し、ガシャドクロを四方から攻撃した。
続けてハリケンジャーの忍シュリケンを使用すると、シノビマルが空駆けの術によってガシャドクロを翻弄する。

「…ドラゴマルの次に凄いな」

攻撃を受け弱ったガシャドクロを、シュリケンジン・アッパレ斬りによって見事に撃破した。
だが、戦いの後、サスケと鷹介は、別れも告げずに5人の前から姿を消してしまった。
不思議がる天晴の袖を、風花が引っ張る。

「…ありがと」

一言だが、ようやく助けてもらえた礼をいう事ができた。
何の事かと尋ねる天晴だったが、「なんでもない」と、風花もいつもの調子に戻った。

「忍びなれども忍ばない、か…」

「そんな忍者がいてもいいのかもな」

「お前たちもそうだっただろう」

ニンニンジャーを見下ろすサスケと鷹介に声をかける男がいた。
なんと、そこにはアカレンジャー(と好天)の姿があった!

「これからも孫たちを見守ってやってくれ」

「当然だ。我々はこうやって、いくつものスーパー戦隊を見守ってきたのだからな」

偉大なる先輩達に見守られながら、5人は道場へと帰っていくのだった……



【登場人物】

とことん能天気で前向きな三代目おバカ忍者レッド。
7話にしてまさかの主人公死亡未遂だったが、忍者なのでやっぱり生きてた。

超忍法空駆け(魔法)
ニンニンジャー世界は他の戦隊とつながっている事が明確になったため、いつか好天が魔法の先輩をつれてきてくれることを祈ろう。
……と思っていたら、その後本当に魔法の先輩が登場した。連れてこられたわけではないが。

努力家なイエロー。
一応身代わりの術は成功させるも、藁人形を使ってしまった為成功とはいえなかった。

分け身の術(頭だけ)
6話で助けてもらった時の礼を天晴に伝えられずモヤモヤしていた。

現段階で一番の忍術の使い手だが、分身などの高等忍術はまだ使いこなせない。
一時的に分身を成功させるが、すぐに元に戻ってしまった。

  • 伊賀崎旋風(いがさき つむじ)
自分もかつて忍者になろうとしていたが、その才能に恵まれなかったお父さん。
だが、ニンニンジャーの5人を見てそんな過去を吹っ切り、前向きに彼らを応援しようとする。

  • 伊賀崎好天(いがさき よしたか)
アカレンジャーと共に登場。
恐らく彼の人脈によって今回のコラボが生まれたと思われる。
じいちゃんハンパねぇ。


  • ニンジャレッド/サスケ
伝説の赤きニンジャその1。
かつてのお調子者も20年程の時を経てベテランの風格を漂わせている。
だが、少し抜けてるムードメーカーな一面もしっかり描かれた。
何気に「猿飛佐助」というフルネームが判明した(しかし、公式サイトや超全集などでフルネームに関して言及がないので、後継者として名を継いだだけだと思われる。)。
『超力戦隊オーレンジャー オーレVSカクレンジャー』でも言えるが変身アイテム.ドロンチェンジャーは最終話では妖怪大魔王を封印の扉に封印する鍵として使われたため、失われているはずだがなぜか所持している(但し、この点は『ゴーカイジャー』のレジェンド大戦時も同様だが)。

  • ハリケンレッド/椎名鷹介
伝説の赤きニンジャその2。
能天気な伝説の後継者もかつての戦いから約10年を経て、いまだに変わらぬ技の冴えを見せた。
不発だったとはいえ、ニンジャレッドとの「流派超越・影の舞」に燃えたお父さん、及び大きなお友達は数知れず。

  • アカレンジャー
最後の最後で登場したまさかのレンジャー・ザ・レンジャー。
「忍ばない忍者なんてものがいてもいいのかもな」と先輩風を吹かせる赤の忍者二人に、「お前達も昔はそうだった」とからかうお茶目なツッコミを見せる。


  • 蛾眉雷蔵(がびらいぞう)
赤いの大好き蛾眉殿。
片方の角を斬られて、九衛門に休んでるように言われる。

今回も終わりの手裏剣を求めて暗躍するが、ネコマタの事を「バカ猫」と呼び、ちょっと感情が表に出ていた。
サスケと鷹介を「先輩」と呼ぶのは単なる軽口か、それとも…?
過去の九衛門らしき姿も…

  • ネコマタ
腕時計に憑依して生まれた、猫の妖怪。中の人は某白い執事。
ベルトが2つに分かれた尻尾、ベルトの留め具が爪を表現している、秀逸なデザイン。
自称最強だけあって本当に強く、ニンジャレッドとハリケンレッドの「流派超越・影の舞」ですら大したダメージもなく打ち破るほど。
必殺技は肉球状のエネルギー弾を打ち出す「肉球ボンバー」
また、時計だけに時間を操ったり時間移動したりもできる。

「ゲラゲラ」と笑うのが特徴で、「ウ~っす」とか「ポ~~~!!」とか言ったりする。
そしてトドメに断末魔は「全部妖怪のせいでしたぁ~~~!!」
東映自重しろ!!w

そんなパロディ成分120%な濃いキャラだけに、今回だけのお祭りキャラ…かと思いきや、予告にてまさかの次週続投が確定。
そちらでは新たに「ズビズバー」と言ったり、予告で妖怪の時計が戦いのカギ!?という煽りまである始末。

好きな物は「7:30」であり、腹の時計にもその時刻が刻まれている。
これは勿論スーパー戦隊シリーズの放送時間だが、それ以外に元ネタの方の最初の放送時間でもあったりする。
約3か月のみだが、番組初期の放送時間は某ロボアニメの後枠、某サッカーアニメに続く毎週水曜の19:30からだった。
12時間ズレとはいえこの偶然、やはり浅からぬ因縁があるということか…

ちなみに中の人は舞台でサスケの演者と共演したことがあり、牙鬼軍団の面々でも中有明の方・牙鬼 萬月・晦正影の中の人達を複数回舞台に呼んでいたり(萬月の中の人はこの後正式に舞台仲間となっている)。


  • ヒトカラゲ
牙鬼軍団の戦闘員だが、今回は蛾眉に斬られたりガシャドクロに潰されたり、いいとこなし。

  • ガシャドクロ
今回の巨大戦要員。
ニンジャレッドは特にコメントしなかったのがザンネン。



【余談】


本編で変身前も含めてレジェンド戦隊キャラが登場するのは、ゴーカイジャーを除けば今回が初めての事である。
また、ニンジャレッドに関しては変身後の中の人も本放送時と同じ高岩さんが演じており、非常に豪華である。
BGMも両戦隊の主題歌のインストは勿論、原作で使用された印象深いBGMやSEが採用されており、原作ファン感涙の回であるといえる。
ニンジャレッドのアクションおよび巨大戦時に「ZBAAAAKK」「BA-KOOOOOM」といった謎のアメコミエフェクトが出るのも芸コマ。

なお、作中ではカクレンジャーやハリケンジャーのメンバーが10年前にネコマタに襲われたと思われる描写があるが、2006年のボウケンジャーVSスーパー戦隊や2011年のゴーカイジャーの時に七海や吼太や鶴姫の無事な姿が確認出来るため、襲われはしたものの大事には至らず無事だったと思われる。

放送終了後のツイッタ―では興奮冷めやらぬ関係者のツイートがあふれていた。
そんな中、椎名鷹介役の塩谷瞬氏のツイッターにて、とあるツイートが呟かれる。
カクレッド小川さんとの出会いも最幸でした!」
まさかの名前間違いである。
そんなうっかりに、サスケ役の小川輝晃さんもすかさずのっかり、微笑ましい流れとなった。

また、百池霞役の山谷花純氏も「ラストにまさかのゴセイジャー登場!」と呟いた。
マジに出てきたら本当にサプライズだったのだが、前述の通りでてきたのはゴレンジャーである。


今回の放送日は4/12だったが、ニンニンジャーは諸事情により放送スケジュールが1週間ズレてしまっているため、本来ならば4/5の40周年記念回として放送されるべき回だったと思われ、ナレーションや二人が五人に渡した通信簿に名残がある。
しかし、「よい忍者の日」というごろ合わせができた上に4/5の放送回にもラストに先輩忍者2人が出てきて40周年のサプライズは果たせた為、結果的にうまく収まってくれたようだ。

この回で流れたシアターGロッソのCMには、謎の戦士の姿が……ネタバレ非推奨の視聴者には厳しい回でもあった。


そして今話から半年後の2015年10月、八手三郎が生み出したメタルヒーローから、更なるレジェンド忍者がニンニンジャーの舞台に参上する。
詳細はこちら



忍ぶどころか、追記・修正する、か…そんなアニヲタがいてもいいのかもな



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