レーザーマン(ロックマンエグゼ)

登録日:2015/04/11 (土) 11:08:35
更新日:2024/04/08 Mon 09:16:43
所要時間:約 5 分で読めます





ロックマンエグゼシリーズ』に登場するネットナビの一種。属性は無(闇)。

CV:中多和宏(現・中田和宏)(アニメ版)


●目次

【概要】

かつてコロコロコミックで開催された「第3回ボスナビコンテスト」で、グランプリをとった作品を元にデザインされたネットナビ。
黒のボディに青白いラインが入ったミステリアスな外見で、背中からレーザーを発射する巨大なジェネレーターが2本生えている。
SPバージョンではボディに入っているラインが赤色に変化している。

キャラクターデザインを担当している石原氏によると、「元のデザイン画を見た途端に痺れるものを感じた」とのこと。
オフィシャル設定ガイド「ロックマンエグゼのひみつ」によると、黒いボディにラインを入れたのは夜空を走る無数のレーザーをイメージしたかららしい。
よほど気に入られたのか、シリーズ続編の流星のロックマン3でも良く似た見た目と技を使うキャラが登場する。

背中のジェネレーター以外に目や掌の部分からもレーザーを発射する事ができる。
応募されたはがきでは様々な属性のレーザーとロックマンのバスターとバトルチップの火力を下げるレーザーを発射するという設定でゲームでは属性レーザーの案は採用されなかったが、火力を奪うレーザーはナビカスの強化を無効にするレーザーという形で取り入れられた。
他人の心に潜む闇を具現化する能力を持つ。


【ゲーム本編での活躍】


◆ロックマンエグゼ4

ダークチップシンジケート「ネビュラ」の首領、Dr.リーガルのナビとして登場。
イーグル(ホーク)トーナメント優勝を果たしたロックマンの前に現れ、彼の中にダークソウルが芽生え始めている事を話す。
そこにガッツマン(アクアマン)が乱入するが、ロックマンの中にあるダークソウルを引き出してガッツマン(アクアマン)に憑依させ、ロックマンを襲わせる。
この時にロックマンに対して「悪を否定するその姿勢、思った通りの優等生だな。お前たちから見れば確かに私たちは悪人だ。しかしだ…。私たちから見れば私たちの行いこそ正義。むしろ、お前たちのような偽善者が悪なのだ」という意味深な台詞を言い放った。

一度撤退した後はANSAの電脳に潜り込み、小惑星破壊レーザーの発射を妨害して小惑星の電脳に向かうための口実(発射装置を小惑星にナビを送り込む装置に改良する)を作る。
ナビ転送装置が完成すると世界中のインターネットを分断する事件を起こし、ロックマンをその事件で始末した後で彼の代役として小惑星の電脳に向かう。その小惑星を乗っ取り世界を恐怖と悪の世界にしようと目論んだ。
そこに始末したと思われていたロックマンが立ちはだかるが、小惑星の軌道を逸らせる代わりにネビュラに入らないかと彼を勧誘する。
勿論そんな言葉にロックマンが耳を貸すわけもなく、彼とネットバトルを繰り広げるがトーナメントを通じて仲間達とソウルで結ばれたロックマンの敵ではなくあえなく敗れる。
消滅間際に「お前が私を憎む気持ちもダークソウルを増幅させる」という言葉を残し爆散した。
設定的にもポジション的にも次回作に出てきてもおかしくないような…というか普通なら登場するようなキャラだが、5には登場しなかった。
これに関しては、作中設定云々以上に公募デザインナビであったために再利用不可だったというメタ的な事情があるのだと思われる。
(前作の虎吉&キングマンの公募ナビのコンビがどう考えても再登場しそうな雰囲気で別れてるのに後の作品で再登場しなかったのに近いか)

◆ロックマンエグゼ4.5リアルオペレーション

永遠の憎しみが渦巻くカオスエリア1に身を潜めるダークロイドとして登場。この世界のすべてを憎んでおり、遥か彼方の世界からこの世界に引き寄せられてきたのだが、このエリアにいる理由や、自分が何故このエリアで戦いを求めているのか、またそれ以前の記憶も失っている。自分の中にある憎しみに自分のすべてを委ねて戦い続け、憎しみの渦の中で戦い狂うことで、本来の自分の記憶を取り戻そうとしている。

プレイヤーナビに敗北した後は、「自分の体が消滅しても自分の中の憎しみが消えることはない」「この先のエリアに待ち受けるは圧倒的な恐怖とデリートだ」と言い残し、自らはデリートされる。

カオスエリア2ではフォルテが登場するのだが、彼の「レーザーマンを倒したのか」「キサマは戦いに飢えた俺を満たしてくれるのか」という発言を見るに、レーザーマンは相当な実力者だったとうかがえる。


【戦闘力】

様々なレーザーを発射して攻撃する。
気をつけたいのはパワーダウンレーザーで、これを食らうとどんなにナビカスで強化していても台無しになり苦しい戦いを強いられる事となる。
スターブレイクレーザーの瓦礫が落ちてきている時に使ってくる事もあるので、瓦礫を交わすのに必死になりすぎてレーザーの直撃を受けるなんて事はないようにしたい。

レーザーマンはエリア内を瞬間移動で動き回るが、序盤はクロスレーザーを使ってくる事が多いので、割と動きは読みやすい。
なので、当てやすい位置に誘導した後でレーザーをかわしてしまえば、P.A.ジゴクホッケー系で瞬殺する事も可能だったりする。

実は、瞬間移動で動く際に一瞬だけ無敵判定が発生しているので、攻撃範囲の広いバトルチップを使ってもダメージを与えられないというケースが稀にある。
スーパーアーマーを装備しているので攻撃を受けてものけぞらないが、マヒ状態になった時と倒された時には腕を組んで俯くような姿勢になる。

◆技

  • クロスレーザー
パネルに当たると十字に広がる黄色いレーザーを目から発射する。
レーザーマンの2マス前に直撃し、そのパネルにはヒビが入る。
尚、レーザーが交差するマスは稀に2ヒットの時間差もしくは同時判定を起こす場合があり、バリアやドリームオーラを破った上でダメージを受けてしまうことがあるので注意。

  • パワーダウンレーザー
掌から高威力の青い貫通レーザーを前方横1列に発射する。
ナビカスで強化した能力をオフにする機能があるうえに、発射している時は画面が暗転して動けなくなるので気づいてからではかわせない。
対インビジブル性能あり。

  • スターブレイクレーザー
背中のジェネレーターから赤い極太レーザーを上空に発射して星を破壊。
その瓦礫を相手エリアに降らせて攻撃する。
発射時にはレーザーマンは完全に無防備になる。

  • ダークレーザー
クロスレーザーと同じ構えで画面を暗転させ、2マス前に紫のレーザーを照射、直撃したパネルにダークホールを出現させる。
ダークホールが出現している間はレーザーマンのHPが徐々に回復する。
余談だがレーザーマンはダークホールが空いていると無条件にHPが回復し始めるため、この技を使わずともロックマン側がダークホールを発生させた場合でも回復は始まる。

◆ナビチップ

彼のナビチップは前方にパワーダウンレーザーを発射する攻撃で、SPとDSのナビチップでは発射するタイミングで十字ボタンのいずれかの方向を入力すると相手に様々なパワーダウン効果をもたらす。
ちなみに入手エリアの関係上3周目になるまで入手できない。

  • ↑…バスター関連の能力を全て初期状態に。
  • ↓…スーパーアーマー、移動まわりの性能、エアシューズ、アンダーシャツ、「←+B」機能の性能をOFFに。
  • →…バスターの溜め攻撃を全て通常のチャージショットに。
  • ←…カスタム画面で選べるチップの枚数が1枚減る。



【派生作品での活躍】


漫画版(鷹岬版)

ロックマンDSの仲間として登場。
フォルテGSとの激闘を繰り広げた熱斗とロックマンの前に現れ、「我々は真の闇のナビ・ダークロイドだ」と言いながらフォルテを攫っていく。
ガッツマンの中に潜むダークソウルを目覚めさせ、ロックマンと敵対させた事もあった。

ロックマンの憎しみのエネルギーを解放させてロックマンDSの力をより強力なものにし、彼を使ってビッグダークホールを開放する。
そこに飛び込んできたブルースと対峙して一度は優位に立ったのだが、サーチマンが打ち込んだリカバリープログラムの力でブルースは全快。
もう一度重傷を負わせようとしたが、その前に「ムラマサ」で斬られて逆に致命傷を負ってしまう。
一度撤退して体勢を立て直そうとしたが直後にロックマンDSの裏切りに遭い、彼に喰われてレーザーを照射する能力を奪われてしまった。

ちなみに後にリーガルも登場するが、登場した時に特に言及がなかったため恐らくこの作品では彼のナビではないものと思われる。

アニメ ロックマンエグゼ AXESS


ゲーム版同様リーガルのナビ?ネット犯罪組織ネビュラのリーダー格のナビ。
ゲーム版では仲間だったシェードマンとも敵対した。

シェードマンに対して「ネットナビか?」と聞かれた際には、「さあな、ダークロイドのような低能な存在でないことは確かだ」と返している。

リーガルのことを「Dr.リーガル様」と呼び、リーガルのナビのようだが、
作中でリーガルと会話するシーンはなく、リーガルがレーザーマンを通じて相手に語り掛けるようなシーンもあるため、
その精神は、リーガルと同一またはコピーしたものの可能性が高い。

立体映像として現実世界に姿を現す能力を持ち、更にはその状態で腕の一振りで現実世界のシェードマンの作ったディメンショナルコンバーターを破壊するといった常軌を逸した能力も見せている。

リーガルと決裂したシェードマンと対峙し、彼の作ったディメンショナルコンバーターを破壊してシェードマンを現実世界から放逐。
更には事前にダークチップをえさにダークロイド達をネビュラに忠誠を誓わせており、シェードマンを電脳世界の奥深くに叩き落して行動不能にした。
そして、ネビュラのリーダーとして、ダークロイド化したダークブルースを側近に、ダークロイドたちを手駒にネビュラの計画を進めていく。
この際、ダークチップによって洗脳されながらもまだダークロイド化する前のブルースを幹部にすることに反発したダークロイドの1体を問答無用でデリートしてダークロイドらを黙らせるなど、非情で残忍な一面も見せた。

計画の最終段階の頃、ダークロイドの行く末を見てみたくなったフォルテの手でシェードマンが復活。
一方、リーガルは地球全土をディメンショナルエリアで覆い、リーガルへの復讐に燃えるシェードマンと対峙した際には、ダークシンクロチップを用いてレーザーマンとクロスフュージョン。CF(クロスフュージョン)レーザーマンとなった。

CF(クロスフュージョン)ロックマン&ブルースを一蹴する実力を持つ最強クラスのダークロイドであるシェードマンを相手に、ダークシンクロチップによる高い適合率やレーザーマンの強さもあってか、彼を完膚なきまでに叩きのめしデリート。

その後は、立体映像の物質化によって巨大な分身を世界中で侵攻させたり、自身も4枚のシンクロチップを用いて巨大化し、科学省に侵攻しようとしたが、仲間達やディメンショナルコンバーターの燃料にされてリーガルの犠牲になったナビ達の思いを受け取りフルシンクロ状態となってパワーアップしたCFロックマンに敗れてリーガルもろともデリートされた。







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最終更新:2024年04月08日 09:16