ダークブレイン

登録日:2015/04/05 Sun 22:38:20
更新日:2024/03/31 Sun 00:46:59
所要時間:約 3 分で読めます





この項目には多少ネタバレ要素があります。






……古の賢者達は云った……“闇在れ”と……

我らは暗邪眼にて世界を看破し、開明脳にて叡智を集積す……

我らは闇黒の叡智……至高の想念集積体……ダークブレイン


ダークブレインとはザ・グレイトバトルやバンプレ作品に悪役として登場するキャラ。

概要

ロアとは浅からぬ因縁があり、数々の名台詞を吐く。

長年の忠実な部下(クリスタルドラグーン、ボーンファイター、デブデダビデなど)が何人かいる。
古参のファンからのあだ名は「闇脳」

作品によって口調や性格が形態によって若干異なる。ただし脳筋なのは共通であり実はSDヒーローたち以上に熱い心を持っているのは確かである。
一人称は「我」や「私」だが「わし」になっていたこともある。グレイトバトルIIやOGの人格の1つは何故か口調は関西弁である。
ただしモノホンの関西人からすればエセなのは一目瞭然。

OGシリーズでは、元々は古人と呼ばれる者が作り出した自律機動兵器である。
全ての世界を見透かす暗邪眼と、超高性能自律型霊子演算装置の開明脳で、負の無限力を取り込んできた。
悪の思念体であり本来の実体はなく、誰しもが持っている負の怨念をエネルギー源としている。
思念の集合体であるため一人称は「我ら」。技名が中二病っぽいのはご愛嬌。

次元転移は自由自在ではなく条件が重なって行われるもので、自身と次元転移装置とオーバーゲートエンジンの3種類の力を合わせることで完璧な次元転移の力を得ようとしていた

第1形態はモノアイの武者っぽい姿だが(どことなくサーガインと似ている)、第2形態になると装甲をパージ(展開)し、頭部は開明脳がむき出しになり、そのフォルムはハカイダーサイコ・ショッカーを彷彿とさせる。

倒されても倒した者の思念や闘志などを糧に進化した姿で復活する。
倒すたび受けた攻撃のエネルギーを吸収して復活・進化し続ける設定の初代スパロボのギルギルガンと同じようなもの。
ただしダークブレインも完全に無敵というわけではなくコンパチカイザーの特攻を受けて別次元を探知する能力が機能不全に陥っていた。
ギルギルガンはエネルギーを吸収しきれなくなるまでどんどん攻撃を加えて倒されたが、ダークブレインもどんどん攻撃を加えれば進化が性急すぎてついて行けずに自壊してしまう。


◯活躍

初出は『SDヒーロー総決戦 倒せ!悪の軍団』。
当初は悪役らしい悪役であったがシリーズを重ねていくごとにそれらの要素が薄くなり根はいい奴のイメージの方が強くなる。
初期の頃は「だぁく」と書かれたUFOを駆り、創造主(?)のガチャポンマシンとロアの妹のエミィを連れ去らって悪だけの世界を作ろうとするなど中々の悪役ぶりであったが・・・


以下はそれ以降の動機


グレイトバトルサイバー


「ワーハハハッ! おまえの ちからは そんなものか!! トローリと あまいな! こんどは こっちのばんだ!」

前作の『SDヒーロー総決戦』で倒されたダークブレインが復活した存在。デザインも前作と一緒。
一人称は「われ」。


SDザ・グレイトバトル 新たなる挑戦


「よくきたのう! わしが、ぜんのうなるうちゅうのしはいしゃ、ダークブレインぢゃ。 いままでのことは、すべて、みずにながしてやるからどーぢゃ! わしと、てを くんでみないか? なに? ことわるぢゃと?! かーっ! なにをいっとるんだぁ! しかたない、おまえには しんでもらうぞ」

『SDヒーロー総決戦』で倒されたダークブレインのDNAが自己増殖して復活、全能なる宇宙の支配者を自称する。
SDネイションを統治するシステムの環境管理システムを暴走させ、元の世界でヒーロー達によって倒された邪悪な者たち(ショッカーの怪人やジオンのMSなど)を次々と復活させた。
人間体から巨大なロボットのような姿に変身。口調は亀仙人のような感じに。
語尾に「ぢゃ」を付ける。一人称は「わし」。


ザ・グレイトバトルⅡラストファイターツイン


「ひさしぶりやな SD! わざわざカプセルをもってきよるとは れいをいうたるわ」

前作で倒されたダークブレインが復活、パワーアップして「ハイパーダークブレイン」になっている。
環境管理システムが狂い恐怖と殺戮の覇王を名乗って再び行動した。ただし世界の支配者になろうとするザンエルと名乗る宇宙人の策略に利用されていただけであり、最終決戦ではザンエルに対して自爆を仕掛ける死に様を見せバラバラになった。
その壮絶な最期はロア達も「お前は最高のライバルだった」と評し、涙した。
登場時に時間差で溶けていた氷の足場を修復したのに慣れたプレイヤーだと氷の足場から落とされて即死する描写もあり、前作と打って変わって悪人臭が薄くなりここから良い奴のイメージが定着するようになる。
口調は「わし」でエセ関西弁を使うようになったのもこの作品から。ファンの多くはこの作品のイメージが強いであろう。


ザ・グレイトバトルⅢ


「われはダークブレイン このよのしはいしゃ われはだれのさしずもうけん」

ファンタジー風の並行世界魔王封印されている。
前作のエンディング後の帰還中、宇宙船の事故によりSDネイションの世界から別世界へと迷い込んでしまったロア達は、前作のザンエルより明らかに小物っぽい魔法使いザンエルの魔王復活を企みを知って人々を救うために復活を阻止するために戦う。
最終的にザンエルは魔王ダークブレインの復活に成功したが、主として振舞おうとしたところ魔王ダークブレインは「我は誰の指図も受けぬ」とザンエルをパンチ1発で殴り殺す。ヒーロー達に敗れても死ぬことなく、頭部だけの姿で再戦を誓って崩れる城の中へ消えていった。
姿を見れば一目瞭然であるが、Ⅲ自体が前作までの世界観と別次元のためダークブレインのデザインも違い、口調や性格も異なる。もちろん兵器でもない。また台詞を殆ど発しないため一番らしくないダークブレインだと思われる。
ただし、前述の頭部だけの姿がⅡのハイパーダークブレインの頭部に酷似しており、この際に一人称が「わし」になっているため、Ⅱで死んだダークブレインが異世界で復活した可能性も否定できない。
ロア達もダークブレインにトドメを刺してないのにSDネイションに帰還してるし


ザ・グレイトバトルIV

自身は登場はしないが、ヴァリアント帝国の皇帝オーバーロードの最終形態が彼を彷彿とさせる。
設定自体もダークブレインと関連性があることを匂わせており、最終形態の脳がむき出しなのも共通している。


バトルクラッシャー

『ザ・グレイトバトルⅡ』で死んだため肉体を失い亡霊になっている。こちらはⅢとは別人。
エミィに憑依して融合したダークエミィになり、封印されていたデビルクラッシャーのヘルザークを配下にして、クラッシャー大会を優勝した最強戦士の肉体を乗っ取ることによって元の肉体を再生しようと企む。ダークエミィが敗れたことで亡霊に戻り成仏する。
今回は亡霊として登場するためⅢと同じく彼らしくないキャラでありテンションは低い。


鉄球ファイト!ザ・グレイトバトル外伝

鋼鉄魔王ダークアイアンの封印を解いて合体。
鉄球神セイントスフィアはヒーロー達に自分の全ての力を込めた鉄球を託した。外伝なのでヒーロー達も、あのダークブレインがまた何かやらかしたという雰囲気。
鋼鉄魔王と合体したダークブレインは頭に手足が付いているカービィメタナイトのような方向性の姿に(SDガンダムのように黒い瞳あり)。倒すと鋼鉄魔王だけが完全に死に、ダークブレインは生きたまま元の姿に戻る。強がりで無傷を装い飛空挺を自爆させて逃げたが、本当はダメージを負っているので暴れる事はなかった。
再発を恐れた鉄球神セイントスフィアは「もしダークブレインが暴れたらヒーローに力を貸す」とヒーロー側と約束を交わす。


バトルドッジボール 闘球大激突!


「よくここまできたな。○○(選択キャラ名)たちよ。われこそは、このよのやみをすべるていおうネオ・ダーク・ブレイン。このよのすべてを、やみにつつむことこそわれの、のぞみ。わがまえに、たちふさがるものにはほろびのちからをもって、こたえようぞ!」

この世の闇を統べる帝王闇帝王ネオ・ダーク・ブレインとして登場する。久々にハイテンションな彼が見られる。
全てを闇に包んで闇へと還し悪の世を創ろうとしたが、三種の神器を持つ闘球王ガーディアンによって封じられた。
何者かの手によって復活したネオ・ダークブレインは、三種の神器を集めた主人公勢に敗北、しぶとくも立ち上がり体内に残っていた闇の力で世界を包もうとしたとき、主人公達の心に共鳴した三種の神器により闇は封じられネオダークブレインは光に包まれて消滅する。
必殺ショットの「ネオダークショット」は相手のパワーを奪い自分のものにして部下に分け与えるという代物。
一人称は「私」だが、前口上時は「われ」、戦闘中は「俺」になる


バトルドッジボールII


「ここまでたどりついたことはほめておこう。だが、お前達に闘球王の遺産をくれてやるわけにはいかん。お前達も見たはずだ。人間どものよろこぶ顔を!熱狂した声援を!この大会は人々が見る大きなゆめなのだよ。そのゆめをあたえてやるのが我々というわけだ。だから我々がナンバー1でなくてはならん。最後にとびきりすてきなゆめを見せてやろう!こい!」

オリジナルキャラ(ギリアムなど。ギリアムの時系列的には『ヒーロー戦記』の後だと思われる。なおマサキシュウは不参加。)で編成されるチーム「ゴッドファクトリー」に所属。
当初は正体不明とされていた、闘球王の遺産(前作の3種の神器)を賞品にした大会の主催者。
前作から月日は流れ人々がを失ったこの時代で、大会により人々を熱狂させ夢を与えるのが4人の目的。そのため常に夢を与え続けるトップのエースとして名を馳せている。
ここでは完全な善人であり悪事は一切しないがここではロア達があくまでも敵側になっているという点で注意したし
今作では外野枠であり小型化して3体に分裂?しているが、外野として能力は全キャラの中で最強を誇る。


ザ・グレイトバトルIII&バトルドッジボールII(コミックボンボン版)

ときた洸一によるコミカライズ版。
Ⅲでダークブレインを倒した際に飛び散った脳の一部(ダーク細胞)を浴びたロアはダークロアになってしまい、ダークブレインを復活させるという衝撃の展開。
ロアが元に戻った後、今度はエミィを模したダークエミィを造り出し再び悪の道へと誘惑する、という芸当をやってのけた。
ダークブレインのデザインやキャラは原作に忠実だが、所々に彼の画風の特徴が出ており独自のアレンジがなされている。


◯その後


我らは知的生命体の痛み、苦しみ、悲しみ、憎しみ、蔑み、妬み、怒りを糧とし……
夢、希望、心、勇気、優しさ、善、想い、信頼、絆、友情、願い、愛を滅ぼす
そして……闇黒の秩序を作り上げ、我らがその頂点に君臨するのだ

身長:不明
体重:不明
BGM:闇黒の叡智(第1形態)/THE GREAT BATTLE(第2形態)

スーパーロボット大戦OG外伝』のシナリオ35話「ザ・グレイトバトル」で登場。
姿は過去作から一新されシャープになっている。過去作の彼と同一人物かどうかは不明*1
イメージとしてはドラゴンだろうか。心なしかスカールにも似ている。
また第2形態は骸骨のような顔になり若本規夫の声が聞こえてきそうな感じである。
なお腕が4本生えていて阿修羅のようでもある。ボディが勇者ロボやトランスフォーマーっぽい。かなり強いため生半可のレベルで挑むと即死する。


必殺技

  • 識者の眼
背中から三つのビットが飛び出し、そのビットがローリングしながら背中から放出されるエネルギーが収束、エネルギー波を撃つ。

  • 原罪の十字架
お前の魂を…記録する

第一形態の最大技。
両腕から空間を呼び出してエネルギー波を空間越しから放出、さらに胸からもエネルギー波を放出して相手を頭上と側面から挟み撃ちにする。

  • 闇在れと賢者は云った
終焉の時が始まる…
偉大なる戦い…勝者は我らだ

脳みそがむき出しになった第2形態で使用する技。
空間を破壊しつつのたうちながら巨大化、裏側の宇宙に敵を引きずる。しかる後も巨大化を続け、最終的には星系レベルまで巨大化
左腕を伸ばして敵を叩きつけ、惑星を破壊しながら握りこんだ後、その腕を振り回して背後の惑星に叩きつけ、大地へと投げ落とした直後に平手で押しつぶす。
そして、今度はその腕を急速に伸ばし、無数の惑星を破壊しつつ進行させてダメージを与え続け、掌に開いた目からビームを放ってふっ飛ばし、別の惑星表面に落着したところを右手で潰すという具合。
さらにその状態から、星系を破壊するほどのビームを放ってまたも吹き飛ばし、ワープホールの向こうで待ち構える本体の下へ転送。
正面に現れた敵を両手のクローで切り裂き、空間の割れ目から元の世界にはじき出してエンド。

○特殊能力

  • HP回復(大)
第1形態では380000、第2形態では580000の回復量。第2形態ではHP30%回復するため、HPが約174000も回復する。まあ大抵フルボッコにされて1ターンで倒されてしまうのだが、

  • EN回復(大)
エネルギーを消費する技がないので無意味。

  • フルブロック
あらゆる状態異常を無力化し直撃で貫通する。


精神コマンド
偵察、感応、直撃、直感、脱力、覚醒・・・第1形態

偵察、感応、直撃、直感、脱力、熱血・・・第2形態




「わしもワルやが ワレのようなワルは はじめてみたで! おいSD! さがっときい! ええか おとこの ほんとうのしにざまっちゅうもんをみせたる!」


後の作品「スーパーロボット大戦OGムーン・デュエラーズ」では、倒されているものの新たな敵の登場の要因となっている。
そして・・・


余談

OGにおける声優に関しては『OG外伝』にて一般兵を担当した声優20名の声を多重に重ねたものとのこと。




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最終更新:2024年03月31日 00:46

*1 バトルクラッシャーで亡霊のまま滅びたか、バトルドッジボールシリーズで最終的に改心しているのが最後のため