ロックマン(ロックマンエグゼ)

登録日:2015/04/05 (日) 14:47:38
更新日:2023/05/29 Mon 11:49:06
所要時間:約 5 分で読めます





ロックマンエグゼシリーズ』に登場するネットナビで、主人公の一人。

CV:木村亜希子(5DS、OSS、アニメ版)/松岡由貴(ゲーム版『1』『2』CM)


モデルは初代『ロックマン』シリーズの主人公でライトナンバーズの1体、DRN.001 ロックマン
本家と同じく青いボディが特徴的だが、赤や黄色といった色もアクセントで入っている。
彼のナビマークは、「HIKARI」の頭文字「H」をモチーフにデザインされている。

基本装備は本家と同じくロックバスターだが、
『2』以降ではバスターなどの能力をパワーアップする手段も登場し、それによって様々な攻撃方法を使いこなす事ができる。
バトル時にはフェイスマスクを装着するが、スタイルやソウルユニゾンによっては装着しない事もある。

主人公の一人・光熱斗の所有するナビであり、彼の父親の祐一朗が開発した「世界初の心を持ったナビ」でもある。

真面目でしっかりした性格で、熱斗とは正反対。
だがナビカスプログラムで「ユーモアセンス」などを組み込まれると途端にその人格が崩壊してしまう。

熱斗の幼馴染である桜井メイルのナビ、ロールと仲が良く、もどかしい恋模様を繰り広げる熱斗とメイルを尻目に1作目ラスト辺りからラブラブしている。
しかしアニメでは熱斗同様異性からの好意に鈍感という設定であり、自分に想いを寄せるロールの気持ちに気付かずに怒らせることもしばしば。

たまに熱斗に説教をする事もあり、彼と口げんかする事もあるが、
彼との絆はとても深くウイルスバスティングでも息の合ったコンビネーションを見せる。

実は幼くして亡くなった熱斗の双子の兄・彩斗の遺伝子を元に作られており、
彼の人格データを「エクサメモリ」というメモリ拡大プログラムを利用してナビに組み込んだ事で誕生した(光彩斗についてはこちらを参照)。

だが遺伝子情報を100%同じにするとナビの影響がオペレートする人間にも伝わる恐れがあったため、
遺伝子情報をあえて0.001%だけ違うものにしていた。

こうして誕生したナビに祐一朗は「ロックマン」と名づけ、熱斗のナビとして彼に手渡した。


【活躍】

・ロックマンエグゼ
WWWのマジックマンとのバトル後に油断してしまい、ドリームマジックを使われて倒されてしまう。
その時に祐一朗を通して熱斗に兄である事を明かされ、「サイトバッチ」というプログラムを使って復活する。

このプログラムは2人の遺伝子情報を100%にすることで格段にパワーアップできる力を持つ一方で、
上記にもあるとおりオペレートする人間にも影響を及ぼす危険も伴っていたのだが、熱斗はそれを省みずにそのプログラムをインストールした。
復活した後はドリームウイルスとの決戦に挑み、見事WWWの野望を食い止めた。

・ロックマンエグゼ2
ゴスペルとの決戦で、電磁波の影響で熱斗がオペレート不可能となってしまった時には、
ココロプログラムを起動して「心」でオペレートするよう彼に呼びかける。

彼らにしかできない高度なオペレーションだったがそれを成功させ、
バグの集合体であるゴスペルのデリートに成功した。

・ロックマンエグゼ3
プロトを撃破してプラグアウトしようとしたが、
残っていたプロトバグにパルス・トランスミッションしていた熱斗と共に飲み込まれてしまう。
せめて熱斗だけでも助け出そうと考えた彼は「ネットナビとして生まれ変わる事ができて幸せだった…」と自らの思いを打ち明け、
彼に未来を託しながら最後の力を振り絞って熱斗を外へ開放する。

その後はプロトに飲み込まれたまましばらく行方不明となったが、数ヵ月後に助け出され、熱斗の元に無事戻ってくる事ができた。

・ロックマンエグゼ4
デューオとの戦いに勝利し、小惑星の軌道を変えようとしたのだが、なかなかそのシステムが起動しない。
何とか動かそうと奮闘する最中、世界中の人々の応援する声が彼に届き、それで励まされて熱斗とフルシンクロを試みる。
その甲斐あって何とか小惑星の軌道を逸らした後は、デューオも彼らの絆の強さを認めて人類滅亡を思いとどまった。

・ロックマンエグゼ5
チームの協力もあってネビュラグレイを撃破する事に成功したが闇の力が収まる気配はなく、遂には闇の力に捕らわれてしまう事となる。
だがココロサーバーを通じて熱斗と心を通じ合わせた後は一時的に彩斗の姿となって闇の力に立ち向かい、
闇の力を完全に消滅させてネビュラの野望を阻止した。

・ロックマンエグゼ6
コピーロイドの電脳で電脳獣と対決するが、デリートする寸前で身体を乗っ取られて強制的に獣化しまう。
暴走状態となってカーネルとアイリスに襲い掛かるが、カーネルの手で電脳獣のコアが分離されて正気を取り戻し、
カーネル達の犠牲もあってとうとう電脳獣をデリートする事に成功した。


【能力(パワーアップ)】

※詳しい能力は各項目を参照。

スタイルチェンジ
『2』と『3』で登場。
チェンジ.batを組み込んだ状態でバトルを積み重ねる事でオペレーターの戦いの傾向を掴み、
ナビを最適な能力(スタイル)へと変化させるシステム。ただし変化する属性は完全にランダム。
『2』では5種類、『3』では7種類あり、『3』ではバトルを繰り返す中でナビカスプログラムを獲得する事も可能。

ソウルユニゾン
『4』と『5』で登場。
相手のナビとロックマンの魂(ソウル)が共鳴する事でそのナビの力をバトル中に一時的に使用できるシステム。
どんなナビでも(チェンジ.batを組み込めば)使う事ができるスタイルチェンジとは違い、この能力はロックマンにしか発動しない。

さまざまな能力を使いこなせる潜在能力を持っている事と、
ロックマン自身が素直な性格なので他のナビの力を抵抗なく受け入れられる態勢が既に整っている事が理由とされている。
それぞれのバージョンで6種類存在する。

・カオスユニゾン
『5』で登場。
ダークチップをいけにえチップに使う事で、悪に染まる事無くダークチップの力を使う事ができるようになった能力。
ロックマンがネビュラの手によってダークチップを組み込まれ、その力に打ち勝った事により誕生した。

クロスシステム
『6』で登場。
他のナビから能力の使い方を学習し、その能力(クロス)をバトル中にいつでも使えるようにするシステム。
ソウルユニゾンに似ているが、ターン制限はなくいけにえチップも必要ない。
弱点の攻撃を受けなければずっと使えるのが強み。
クロスを覚えるにはナビとオペレーターに高い能力が要求される。
それぞれのバージョンで5種類存在する。

獣化(ビーストアウト)
『6』で登場。
ロックマンが電脳獣の力を解放する事により、すさまじい攻撃力とスピードを得る事ができる能力。

大容量の存在である電脳獣を取り込むには膨大なメモリ容量が必要となるが、
ロックマンには「エクサメモリ」というメモリ拡大プログラムがあったため、電脳獣の強大な力を吸収する事に成功する。
最初はその力を抑えるのに精一杯だったが、祐一朗に改造を施された事によって制御できるようになった。

ターン制限があり、ココロカウントが0になると強制的に解除されて疲労状態になる。
その状態で獣化すると電脳獣の力が100%解放されて暴走状態になる。
オペレーターの命令を一切受け付けないが、この状態の時は完全無敵状態になる。
だがその状態が解除されると極限状態となり、HP1のデリート寸前状態にまで陥ってしまう。
それぞれのバージョンで1種類ずつ存在するが、クロスと組み合わせる事でさらなるパワーアップも可能。


【本編以外の活躍】


漫画版(鷹岬版)
この作品でも本編と同じく祐一朗がカスタマイズした特別なナビという事になっているが、その理由(彩斗の存在)は最後まで明かされなかった。
特別編によれば、本作での熱斗との出会いは5歳の頃らしい。
熱斗が作成したチップ「ロックブースター」で空を飛ぶ事もできる。

本編と同じく生真面目な性格だが、若干口が悪い面も。
またサイトスタイルになると一人称が「オレ」になりワイルドな性格に変貌する。
この状態の時は掌から強力なエネルギー弾を発射する事ができる。

トマホークカオスになった時は本編とは違って斧を使ってダークロイドを斬り捨てていたが、
徐々に闇の力に侵食されて不気味な姿へと変貌してしまう。この時もサイトスタイルと同様ワイルドな性格になっていた。
熱斗とフルシンクロして電脳獣をデリートした後は、彼に未来を託しながら彼と分離し、爆発に飲み込まれて消滅する。

その1年後、新世代インターネットが開通したその日に無事生還し、
そこにパルス・トランスミッションを使って来ていた熱斗と感動の再会を果たした。

漫画版(あさだ版)
この作品ではネットナビ集中管理センターから熱斗に配布されたナビとして登場(祐一朗が作成したナビという点は同様)。
そのため熱斗と出会って日は浅いが、抜群のコンビネーションで様々な事件を解決する。
作中でスタイルチェンジを取得するが、本編とは違い戦う相手によって属性や能力が替わるシステムという事になっている。
実は対プロト用に作られた「新世代ナビ」の1体で、自らを一番うまく扱える人間に引き合うように設定されて作られたナビだった。
だが熱斗のナビになりたいと言い出したのはロックマン本人であり、プロトと戦う使命を度外視して熱斗に選ばれる事を心から望んでいた。
プロトとの戦いに決着がついた後はプロトの爆発に巻き込まれ行方不明となるが、後に帯広シュンとフリーズマンの手によって無事生還した。

アニメ版
第一話にて祐一朗から送られたデータから誕生。
性格的には本編とあまり変わった所はない。
相手の呼び方も基本的にはゲーム版と共通だが、何回か君付けしている人を呼び捨てにしたことも。
何故か、オバケが苦手。

大きな違いとして光彩斗関連の設定が一切語られないことが挙げられる。
そのためアニメ版ではサイトスタイルは登場せず、熱斗の兄として接することもない。
ただし、「究極プログラム」という特殊なプログラムがあることが語られており、これにより潜在能力があるという設定。
バグスタイルとなり、逆にゴスペルを吸収したり、フォルテに吸収されるところを逆に吸収しフォルテクロスロックマンとなるなど様々な力を発揮している。

作中でファラオマンの襲撃にあって一度デリートされたが、後にスタイルチェンジの能力を得て復活。
第2シーズン『AXESS』では新たにクロスフュージョンの能力を得ているが、その際にスタイルチェンジ能力は封印されている。
その後もソウルユニゾンや獣化の力も得る。

大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS/Wii U大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
初代ロックマンの最後の切り札「ロックマンスペシャル」として、他のロックマン達共々召喚され、一斉にチャージショットを放った。
ちなみに一人だけ右腕でチャージショットを放っている。
『SP』ではスピリットとしても登場。


熱斗「いくぜロックマン! 追記・修正オペレーション、セット!!」
ロックマン「イン!!」


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最終更新:2023年05月29日 11:49

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