ガードビースト(宇宙刑事シャリバン)

登録日:2015/04/01 Wed 03:33:00
更新日:2021/09/12 Sun 13:39:26
所要時間:約 5 分で読めます






『甘ちゃん』だってことだッ!


ガードビーストとは、『宇宙刑事シャリバン NEXT GENERATION』に登場するキャラクターである。

演:???



【概要】

犯罪組織「ネオマドー」に所属する魔怪獣であり、最高幹部・ガイラー将軍のボディーガード。
6つの目を持つ異形の姿であるが、青と黄色のツートンカラーと蛇腹状でスマートなフォルムはどこかヒロイックと言える。
外皮をシールド化させるDNA強化改造により、名前通りにあらゆる攻撃を弾き返す鉄壁の肉体を手に入れることに成功した。
武器は腕部と一体化したソードと撃鉄に暗号通信装置を内蔵したハンドガン。
初代の宇宙刑事シャリバンと戦った魔怪獣とは違い、変形ギミックは持たない。



【作中の活躍】

ネオマドーが製造・密売を行なっている違法薬物「ハイパーM」でガマゴンと取引を行なうガイラー将軍を護衛する形で取引現場に訪れる。


ガイラー将軍「ガードビースト、何が起こるかわからん。いざとなったら俺の盾になれよ、いいな」

ガードビースト「心得ております」


ガマゴンとの接触に成功するも、既に潜入捜査していた日向快とセイギとアイリーンの宇宙刑事3人に取引現場を踏み込まれて戦闘状態となり、ガードビーストは宇宙刑事エステバンに変身したセイギと交戦。
だが、エステバンと互角に戦っていたところを突然割って入ってきたアイリーンに至近距離で発砲されてあっけなく死亡してしまい、遺体はグランドバース内に運び込まれた
グランドバース内で快の相棒・シシーが手術室でガードビーストを解剖しようとしたところ、それを知ったアイリーンが血相を変えて駆け込んできたシシーを突き飛ばし、何故かガードビーストの遺体を電気ショックで蘇生させた。
すると、死んだと思われたガードビーストが急に動き出して意識を取り戻し、アイリーンと共にその場から逃走。

実はアイリーンはガードビーストを発砲した際、射殺するフリをして彼を仮死状態にしていたのであった。
そして、アイリーンの手引きで逃がされたガードビーストはビルの屋上で待ち合わせの約束を取り付け、グランドバースを後にした。
だが、それらの行動が原因でアイリーンは快達からネオマドーのスパイと疑われ、スパイ容疑にショックを受けたセイギに発砲されて重傷を負ってしまう。

その後、アイリーンが所持していたスマホで通信してきた快からアイリーンが撃たれて昏睡状態になった事を聞かされ、更に彼女と合流するはずだったビルの屋上に呼び出された。

怒りに燃えるガードビーストは、約束の場所に現れた快を見るなり…

何故撃ったッ!? アイリーンをッ! 何故だあああああッ!!

アイリーンを傷つけられた怒りで快をフルボッコにしながら責め立てたが、それに対し快は何の抵抗もせずに自身の落ち度を詫びながら、ある重大な言葉をガードビーストに告げた。


※以下、ネタバレ。





















快「一瞬の事で俺には止められなかった。申し訳ありません…先輩

ガードビースト「俺の正体をつかんだのか…?」

魔怪獣と思われたガードビーストの正体はアイリーンの元部下であり、ネオマドーの潜入捜査で殉職したとされる宇宙刑事ジェンサー(演:富田翔)であった。
快が押収したアイリーンの写真、そしてシシーが採取したガードビーストのDNAの分析結果により、アイリーンと一緒に写っている男がジェンサーである事実をつかんでいたのである。

宇宙刑事だった頃のジェンサーはアイリーンと共にネオマドーを一気に摘発するため、ゴードン長官ですら知らなかった極秘の任務を決意していた。


アイリーン「本当にいいの?」

ジェンサー「ああ、構わない。奴らは小さな子供まで薬漬けにして未来を奪おうとしている。自分勝手な欲望のために…」

アイリーン「ジェンサー…」


ネオマドーの内部に潜入するため、表向きは殉職という事にした上で自ら志願して改造手術を受け、現在の姿となったのである。
ガイラー将軍がガマゴンと取引を行なっていた時も密かにアイリーンと連絡を取り合いながら任務を遂行していた。
ネオマドーを確実に摘発するためとはいえ、魔怪獣の姿になってまで捜査に力を入れていた理由を尋ねた快に対し、ジェンサーが返した答えは…


宇宙刑事だからだ!
馬鹿だとの罵るヤツもいるだろう…だが、俺はこの拳を普通の人々の、普通の幸せのために使いたいんだ
力を持たない…けれど、平和を愛する誰かのためになあ!


……と、自らの思いを語り、彼の言葉を聞いた快はアイリーンがスパイではない事を確信した。
それと同時にビルの物陰で快の動きを見張っていた1人の男がいた。…その人物はグランドバース内でアイリーンを発砲したセイギであった。
実はセイギこそが本当のネオマドーのスパイであり、自分達やアイリーンを陥れた張本人であった。
快がセイギの暗躍に気づいたその時、セイギが口封じのために仕掛けた時限爆弾がビルの屋上で爆発し、直後に2人は爆炎に飲み込まれてしまった。
だが、ジェンサーはとっさに身を挺して快を庇い、文字通り自身を盾にして快を守った。
爆炎をモロに浴びたジェンサーは致命傷を負い、死に際に元の人間の姿へと戻り、そして…

頼むぞ…俺の分まで……

最後まで宇宙刑事として任務を遂行したジェンサーは快に看取られながら力尽き、皮肉にも本当の殉職という形で命を落とした。
ジェンサーの生き様と最期は快に衝撃を与え、その後の彼の信念に大きな影響をもたらす役割を果たした。

事件解決後、ジェンサーの一連の行動が銀河連邦警察に認知されたらしく、後日談である『宇宙刑事シャイダー NEXT GENERATION』の冒頭でジェンサーの殉職がニュースで報じられた。ついでにセイギの逮捕も

己を犠牲にしてでも宇宙刑事としての正義を貫き通してアイリーンを支えてきたジェンサー
己の欲望のために宇宙刑事としての誇りを捨ててアイリーンを抹殺しようとしたセイギの在り方は正反対であるといえる。







俺はこの項目を普通のアニヲタ民の、普通の項目のために追記・修正したいんだ
アニヲタ豆知識を持たない…けれど、アニヲタWikiを愛するユーザーのためになあ!


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最終更新:2021年09月12日 13:39