緑谷出久

登録日:2015/03/26 Thu 00:29:46
更新日:2024/02/24 Sat 22:06:03
所要時間:約 11 分で読めます





今の僕は…頑張れって感じのデクだ!!!


緑谷(みどりや)出久(いずく)は、『僕のヒーローアカデミア』の主人公。
CV.山下大輝(VOMIC版、TVアニメ版、ドラマCD版) /渡辺明乃(幼少期:ドラマCD版、TVアニメ版)


緑谷'sヘア:毛根がねじれている。
緑谷'sアイ:涙腺がブチ切れてる。
緑谷's汗:汗腺がブチ切れてる。
緑谷'sタイ:ネクタイの結び方がヘタ。
緑谷's全身:オールマイトのようになるため日々鍛錬。
緑谷'sリュック:黄色い。でかい。
緑谷'sシューズ:赤くてでかい。(作者が)描いてて楽しい。

──「僕らのヒーロー解体新書」より

●目次

プロフィール

誕生日:7月15日(かに座)
身長:166cm
血液型:O型
出身地:静岡県あたり
好きなもの:カツ丼

概要

“個性”溢れる超人社会において、特に若年層には珍しい“無個性”の少年。

No.1ヒーロー・オールマイトに憧れ、自分もヒーローになりたいと思っていたが、4歳の頃に受けた診断で何も個性を持っていないことを告げられる。
幼馴染であり、自分と異なり強力な“個性”を持つかっちゃんこと爆豪勝己には木偶の坊に由来する蔑称である「デク」「クソナード」等と呼ばれいじめられていた。
“無個性”である事を蔑まれ続けながらもその夢を諦める事ができず、ヒーロー達が活躍する現場を見に行ったり(完全に平和ボケした質の悪い市民の見本である)、
様々なヒーローの“個性”を自分なりに分析しノートに書き込んでいた(ヒーロー1人につき見開き2ページで半分は手書きイラスト)。幼少期から書き溜めたその数中3時点でA4ノート13冊。
ただし夢のために体を鍛えたり救助技術を学ぶといったことは全くしていなかった模様。
元々ヒーロー好きであったこともあり、“無個性”でなくなって雄英高校に入った後もヒーロー分析は続けている。

そしてヒーローを目指す者が志すヒーロー科に入るための高校受験が迫る中学3年の春、偶然にも(ヴィラン)に襲われたところを憧れのヒーロー、オールマイトに救われる。
そこでオールマイトの現状を知ると共に、「“無個性”の自分はオールマイトのようにはなれない」という現実を突きつけられる。

現実を痛感し、帰路についた出久だったが、そこで爆豪がヴィランに襲われている現場に遭遇。
相性が良い人材がいないためにヒーロー達が手をこまねく中、爆豪の表情を見た出久は、身の危険を知りつつも彼を助けるために飛び出し、彼を救おうとする。
その姿に胸を打たれたオールマイトの活躍で爆豪と共に救出された後、出久の勇気と魂を見込んだオールマイトに、出久は彼の“個性”の後継者に見出される。
ちなみにこの漫画では、キャラクターがヒーローを目指す切っ掛けが語られた回に、“オリジン”というタイトルが付くことが慣例となっている。*1
そして緑谷出久の“オリジン”は第1話。誰からもヒーローへの夢を否定され続けてきた中で、オールマイトの「君はヒーローになれる」という言葉に後押しされて、彼もようやく夢へのスタートラインを切ることができた。


そしてオールマイトをコーチに半年に及ぶ「目指せ合格アメリカンドリームプラン」によって鍛えた身体と“個性”を引っさげ、ヒーロー科最難関でありオールマイトの出身校、雄英高校の受験へ挑む。
が、筆記試験はともかくとして、模擬戦形式の実技試験では“個性”に慣れていないこともあって体がまともに動かず、得点の目安となるヴィランポイントはゼロのまま、時間だけが過ぎていった。
そして試験が終わりに差し掛かった頃、出現した巨大なお邪魔ロボット(仮想ヴィラン)に押し潰されそうになる女子を見た出久は、
周囲の受験生たちが撤退していく中、ポイントに繋がらないと知りながらも、彼女を助けるためにオールマイトから受け継いだ“個性”を発揮して仮装ヴィランに立ち向かい、これを粉砕。
その反動で行動不能になったために、ヴィランポイントゼロのまま、実技試験が終了してしまった。

出久は不合格になったと思い込み、失意の日々を過ごしていたが、雄英高校から届いた試験結果通知(オールマイトが出演するビデオメッセージ)を見てみると、
結果告知の前に、実は試験には筆記試験、実技試験の他にもう一つ、受験生には秘された評価項目があったことが明かされる。
それは救助(レスキュー)ポイント。ヴィランを撃破できる強さと並んでヒーローに必要な「誰かを助けようとする姿勢」を見るものであり、
見ず知らずの、それも自らのライバルとなる他の受験生を助けるべく、強力なお邪魔ロボットに立ち向かってこれを撃破した出久に、試験監督官はほとんど満点の裁定を下し、
合格ラインに達していた筆記試験に救助ポイントが大量に加算されたことで、出久は見事、目標であった雄英高校ヒーロー科に入学できたのであった。

入学した後も基本的な性格はあまり変わっておらず、細かく分析するあまりふきだし(アニメでは周辺、若しくは全体の背景等)が「ブツブツ」で囲まれるくらいクドクド話し始めたり、
ネガティブな事を言い出してオールマイトから「ナンセンス界では他の追随を許さないナンセンスプリンス」とか言われている。
ただ、自分に自信がない反面、自分の境遇がオールマイトを始めとした人に恵まれたが故のものだという事を自覚しているため、それを無駄にしないためにも負けられないという思い、
そして何よりオールマイトのような最高のヒーローになりたいという思いを強く抱いており、その夢のためならどんな努力も厭わない克己心を持つ。
そうした性格からかクラスメイト達からは一目おかれており、クラス委員長選挙では自分で入れた票を含め3票を獲得し委員長に内定。
だが最終的に飯田くん(0票)に委員長を譲った。



当初は非常に泣き虫で、感動したときにも悲しいときにもとにかく泣いていた。
涙腺がブチ切れてると称される通り、滝のように涙が溢れ出し、ひどいときには涙が噴水のように上空に噴き出して体が地面にめり込むくらいになる。
アニメ版では母・引子も上記のように泣いていたので、もしかしたら遺伝なのかもしれない。
しかしオールマイトのような「笑顔でみんなを救えるヒーロー」になるために努力をしているようで、最近は涙をぐっと堪えて笑顔を見せる場面も増えてきた。


誰かを救おうという想いが強くなるとそれ以外のことには気が回らなくなってしまう傾向があり、そのために学校や社会のルールを度々破り、
成績優秀で大人しい振る舞いとは裏腹に、問題児として扱われてしまうこともしばしば。
自分の身を案じるようになったのも恐れからではなく、「動けなくなると誰も救えない」、「母や周囲の人達を心配させたくない」という他人本位の理由から。
その強すぎる自己犠牲の精神は、病身痩躯になりながらも、平和の象徴として戦い続けたオールマイトにも通じるものがある。
反面、彼と違いヒーロー然としたビジュアルや明るく軽快なトークは持っていないのでそっち方向で売っていくことは難しいだろうと言われている。
がんばれ未来のNo.1。


ヒーローコスチュームは母が用意したジャンプスーツ。デザインは出久のノートから取られている。
ヒーロー科には被服控除という、自分の要望を反映したコスチュームを作ってもらえる制度があり、これを利用して自身の“個性”を補強するコスチュームを用意する生徒が殆どだが、
出久は敢えて、自身を想う母の気持ちがこもったコスチュームを着る事を選んだ。

デザインの特徴は、オールマイトの髪型を模した2本の角と笑顔のマスク。
オールマイトは初見で出久のコスチュームが自分をモチーフにしたものであることを見抜き、「わかりやすい」と忍び笑いを漏らしていた。
ただ、最初の訓練でかっちゃんに吹っ飛ばされてズタボロになってしまったため、しばらくは仮面の下半分だけを着けている。

職場体験時にはβバージョンに修復・改造されて登場。
理由は会社曰く「だってこっちのほうが絶対かっこいいし!」。どうもサポート業界はこんな人らばっかりらしい。
だが変更後は元のイメージを残しつつ、より戦闘服らしいかっこいい形状になっており、材質変化による防御力上昇も考えると非常にいい仕事をしたと言える。

後にサポート科の発目の協力を得てコスチュームに大幅な改良を加えられ、「γバージョン」へとパワーアップした。
デクの開発した「シュートスタイル」(後述)を考慮して、脚部にはキックを当てた際にその強さによって拳銃のブローバックのような仕組みでガガンと靴底が飛び出る(簡単に言うと二重の極み)スパイク兼アーマーのアイアンソールが、
逆に爆弾を抱えてしまった両腕には、その負荷を軽減するサポーターが追加された。
なお、手足と結局つけなくなってしまったマスク以外は「おおまかなシルエットは変えたくない」というデクの要望により、あまり手を入れていない。


単純な学力こそ爆豪を下回る(受験では出久は学科試験ギリギリ合格だったが彼は事前の模試でA判定。ただし出久も成績は良い方で、出久がダメというより爆豪がすごいという方が正しい)ものの、
長年培った観察眼と分析力は高く、その場の環境や味方の力を有効に活用、さらには相手の能力すら逆手にとった戦略を立てて戦う。

しかし鍛錬不足とオールマイトへの憧れのせいで自分の身を厭わず戦う悪癖があり、リカバリー・ガールから己を滅ぼさない戦い方を身につけるよう注意されているが、
やむを得ない事情からたびたび無茶をしてしまうことが多い。本人もこの事を直そうと彼なりの努力は続けている。

すぐ傍に天才の爆豪が居た影響もあって、無個性であったことに対してワン・フォー・オールを得た今でも卑屈さが抜けていない
その反面、コンプレックスの裏返しでもある生来の個性自体への憧憬の強さも健在。
所謂雑魚個性と詰られるような目立った長所の無い個性や生命の危険を伴う個性であっても、素直に肯定し称賛出来る美徳にも繋がっている。



個性:無個性→『ワン・フォー・オール

オールマイトから受け継いだ“個性”。

簡単に言うと超パワーを発揮する個性だが、出久の場合は元々の素養が無く、かつ雄英受験に間に合わせるためギリギリ収まる程度の器でワン・フォー・オールを受け継いだ。
オールマイトならいざ知らず、出久が使えば一発で体を壊す諸刃の剣。
当初は出力の調節すらできなかったため、出力100%を一部位に集中させ損傷をなるべく小さく抑えるのが精一杯だった。

フルカウル

グラントリノとの修行中、彼の朝食のたい焼きのくだりから思いついた個性の使い方、もといワン・フォー・オールの「本来の使い方」。
それまで爆発の如く一瞬だけ発動させていた個性を全身に「持続」させ、身体能力を強化するものである。
ちなみに「フルカウル」とはバイクなどの用語で、車体全体にカウル(風防)を装着したものを指す、つまり全身にワン・フォー・オールを纏わせるという意味合いになると思われる。

常に集中が必要であるものの、自壊することなく高機動・高威力を実現。
追随すらままならなかったグラントリノに「危うい」と思わせる動きをしてみせたり、本気ではなかったとはいえステイン相手に大立周りを演じることが出来た。
オールマイトの様子からしてこの個性は防御力も上がるようなので、「フルカウル」状態ならば相手から受けるダメージも多少は軽減されると思われる。
ステイン戦で制御が緩み、5%以上で殴って骨にヒビが入ったことからわかる通り、限界以上の出力を出せば大きな負荷がかかるのは変わらない。

ただ、根本的な問題として身体能力が上がっても出久自身は特別近接格闘に秀でていない。
彼の最大の武器はあくまで機転とメンタルである。
言ってしまえばOFAの高出力に任せたゴリ押しであり、必然パワー・スピードでは上回っていても経験とテクニックの差で後れを取ってしまう局面がままある。
それでも捨て身以外に戦える術を得たのは大きく、今後は出力上限の向上と制御が課題となるだろう。

1年の秋、継承から半年が経つ頃には無理なく使える出力が8%まで上がった。
軋むような痛みが走り、動きに支障が出るものの出力20%でも怪我はしなくなった。
この頃になると筋トレと並行して瞬間的に%を引き上げすぐ戻すという調整に時間を割くようになり、安定出力の上昇効率は下がったもの後述の「エアフォース」を習得できた。

続く1年冬(継承から約1年後)には出力10%程までは安全に使用できるようになった他、「フルカウル」を編み出した直後の時期には必要だった「常時全身に強く集中する」ことが不要となり、
格別の意識をする事無く許容上限の出力で「フルカウル」を使用できるようになった。
ここに来ていよいよ「身体機能の延長」「本来の"個性"」として自然に使用できるようになったという事であり、その意味ではようやくワンフォーオールを我が物にしたと言えるだろう。

+ そして未来の到達点
超絶ヴィラン「オーバーホール」との戦いで、デクはついにたどり着いた。
その狂気の回答に。

自身が保護し、自らにしがみついたままのエリに、『彼女の「人を巻き戻す」“個性”を自分の身体に作用させ続けてもらい、一方で自分は限界を超えた出力負荷で身体を壊し続けたらどうなる?」』
このクレイジーという他ない回答の果てに、デクは「フルカウル100%」の実戦使用に成功した。
完成された使い手であるオールマイトと違い、ただ力を叩きつける未熟で大雑把な格闘だったが、圧倒的な『ワン・フォー・オール』のフルパワーでオーバーホールを一方的に蹂躙してみせた。
しかし、オーバーホール撃破後、使い慣れていない個性をずっと作用させたことで、エリの個性は彼女の制御を超えて暴走。
『ワン・フォー・オール』フルパワーの反動による自壊をも凌ぐ再生力を発揮し始めたことで、過剰な『巻き戻し』により、危うく出久はこの世から消滅するところだった。

フルカウル・シュートスタイル

林間学校における敵連合襲来時、マスキュラーとの戦いで限界以上までパワーを引き出してしまった結果、靭帯が激しく損傷し腕に爆弾を抱えてしまったデクが新たに自分で作り上げた戦闘スタイル。
小回りと立体的な動きをベースにするのはそれまでと変わらないが、「腕に不安があるなら足で」の発想で攻撃が蹴り技主体になっていることが特徴。
これにより腕の爆弾を悪化させることなく戦闘できる。
本人曰く「付け焼刃」程度との事だが、オールマイトからはそれ以上の有用性を見込まれている*2

エアフォース

遠距離攻撃への対応に悩んでいた出久にオールマイトが教えたOFAを用いた遠距離攻撃。
OFAはその絶大なパワーにより出力15%以上で使用すると攻撃に強烈な風圧を伴わせる。
これを利用しインパクトの瞬間だけ高出力に調節することで空気を飛ばすことができる、つまり空気砲。
発目から贈られた籠手を模したサポートアイテムとの併用によって広がる風圧を収束させ単体への狙い撃ちが可能。
今のところは瞬間的に20%に調節しデコピンで飛ばす試用段階だが、それでも距離10m程度から無防備な背中に当てれば一瞬怯ませるくらいは可能(vsジェントル)。

6つの"個性"

B組との訓練中に突如解放されたワンフォーオールの新たな力。
「歴代継承者の"個性"が順次発現して行く」というもので、出久の代で初めて確認されたためオールマイトですらその存在は把握していなかった。

  • 変速
二代目OFAの個性
触れた物体の速度を段階的に操作できる。
加速減速を超えた慣性に依らない速度変更であり、段階的な速度操作によって常識ではありえない「急制動」と「急加速」をかけることが可能である。
個性自体がOFAの成長と共に、二代目の頃とは余りにも特異な形へと成長をしており、二代目の頃の使い方では扱える個性ではなくなっている。

  • 発勁
三代目OFAの個性。
一定の動作を繰り返す事で運動エネルギーを一時的に蓄積し、それを放出できる。
この個性の獲得により疑似的に100%時の力と同等のパワーを発揮できるようになった。

  • 危機感知
四代目OFA「四ノ森避影」の個性。
自身に襲い掛かる危機に際し警鐘を鳴らす。
ある種の未来予知であり初見殺し系の個性や奇襲に対して有効に働く。
が、危機……ヒトで言うと殺気……が相手から出ていないと個性が発動しない。

  • 黒鞭
五代目OFA「万縄大悟郎」の個性であり、最初に発現した個性。
黒い触手状のエネルギーを手から長く伸ばし『掴みたいと思ったもの』を掴み取る。
当初は正に「暴走」であり、全く制御できないまま周囲に触手をぶちまけて建物などを破壊してしまう状態だったため技としての使用は不可能だった。
暴走を起こさない最小限の出力で使用した場合は僅か数センチ程度の黒鞭が手からにょろっと出て来る程度でしかなかったが、冬のインターンでの特訓と経験により、1秒程に限っては暴走せずに使用できるようになり、劇中では宙を舞った複数の自動車を同時に掴み取り、安全に着地させる活躍を見せた。

  • 煙幕
六代目OFAの個性。
自身を中心とした広範囲を白い白煙で覆い隠すことができる。
OFAによって個性が強化されたことで、煙の出せる総量は増えているが、その分煙の放出のコントロールが難しくなっている。

  • 浮遊
七代目OFA「志村菜奈」の個性で2番目に発動した。
その名の通り空中に浮き滑空できるシンプルな個性。
OFAによる個性の成長によって、自身だけでは無くて周囲の人間も浮かせられる。


  • デトロイト スマッシュ
オールマイトと同名の技であり出久の代名詞。
入学後初の戦闘訓練では、拳圧だけでビル3階分の床を破壊する。

  • ダブル デトロイト スマッシュ
劇場版アニメ『2人の英雄』にて使用。
“個性”を暴走させたウォルフラムを倒すために、オールマイトと2人で同時に放った協力技。

  • デラウェア スマッシュ
ワン・フォー・オールを指に込めて放ついわゆる“デコピン”。
主に風圧(衝撃波)での遠距離攻撃に用いる。

  • デラウェア スマッシュ エアフォース
グローブが砲筒状に変形する機能追加により、デラウェア スマッシュの風圧の範囲を狭めて指向性と威力を高めた“空気砲”。

  • デラウェア・デトロイト スマッシュ
血狂いマスキュラーとの対戦で、限界を突破した出力「100万%」を発動させて放つ。
マスキュラーの膨張筋肉に右拳を押し潰されそうになっていた際に使用。
五指を弾いて発生させた衝撃波で硬直状態を解き、続けて右拳で殴り飛ばす併せ技。

  • マンチェスター スマッシュ
飛び上がりから急降下し、かかと落としで相手の脳天を蹴りつける。

  • セントルイス スマッシュ
跳び上段蹴りで相手を刈り取るように蹴りつけ、大地に叩き伏せる。

  • ワイオミング スマッシュ
強化復活した死柄木との戦いで使用。
100%まで解放したワン・フォー・オールの力を込めて全身全霊で放つ打撃。



『僕のヒーローアカデミア すまっしゅ!!』

本編と同じくボケとツッコミをこなす。入学前はオールマイトのせいで色々苦労したりする。
長年非リア充だったせいで友達倍増計画を練ったり、クラスの集まりは喜んで参加する。ヒーローノートには勝己の情報も書き込まれており、内容は以下本人の口から。


どれだけ(君を)見てきたと思ってる

モコイチのカレーは五辛にパリチキトッピング。お風呂は大抵左下から洗いシャンプーはノンシリコン

寝る前は大抵シャレにならない恐い話をまとめて観てから寝るんだ!

…え? ストーカーじゃないよ。ただの観察記録だよ。
彼はずっと昔から友達だよ。あれ、何だか寒気が…ちなみにいじられるのが嬉しいドМ(散々イジってたかっちゃんのせい)。
ヒーローオタクっぷりは本編以上で、純粋なときもあるが大半が暴走気味。オールマイトの私物を拾うのに必死になったり、カメラ係になれば彼のみピントを合わせる。
その熱意はあのエンデヴァーさえ気迫に押された程ヤバイ。ちなみに演戯がドヘタな大根役者。
個性反転では上鳴峰田が絶賛する程の恥じらう内気な超巨乳少女と化した。



交友関係

憧れのヒーロー&師匠。
デクの勇気と魂を見込んだ彼から将来を嘱望されており、ちょくちょく世話を焼いてもらっている。

幼馴染&ライバル。
基本的にデク内の「目標」として存在する天才。
幼少期以降いじめっ子といじめられっ子の関係であったが、「嫌なヤツ」だけど、オールマイトより身近な「凄い人」として尊敬していた。
実際、個性の使い方や体術、敵への言葉遣いなど、多くの言動に彼への模倣が見て取れる。
ただ急成長し続けるデクに対し、(本人的には)足踏みが続く彼からの視線は毒々しかった。一応デクの個性の秘密を知ったのちは彼なりに折り合いを付けた様子でデクと向き合って?いる。

+ そして、遂に…

言ってどうにかなるもんじゃねェけど 本音だ 出久

「今までごめん」

オール・フォー・ワンによるヒーロー社会崩壊後、自身が敵の標的にされることを考え、オールマイトと共に雄英高校を離れる出久。
オール・フォー・ワンの刺客達との激闘や罠を経て、遂にはオールマイトからも離れ、1人傷つきながらオール・フォー・ワンとの決着を求め暴走する出久。
彼を1番心配したのは、A組の級友たちであり爆豪であった。

ンでてめェ~は今 笑えてンの(・・・・・)かよ?

どかせてみろよオールマイト気取りが!!!

自分を気遣う級友たちの手を振り解けずにいながらも、オール・フォー・ワンの、そしてワン・フォー・オール継承者としての呪縛により、1人突き進もうとする出久に対し、爆豪は今まで言えずにいた謝罪を口にする。
そして、

OFA(ワン・フォー・オール)を継いだおまえの歩みは 理想(オールマイト)そのもので 何も 間違ってねぇよ

けど今 おまえはフラフラだ 理想(オールマイト)だけじゃ超えられねぇ壁がある

おまえが拭えねぇもんは俺たちが拭う

理想(オールマイト)を超える為に

おまえも雄英の避難民も街の人も もれなく救けて勝つんだ

デクは自身の目の前にいるのが、オールマイトを超えるヒーローになることを掲げ、「勝って救けるヒーロー」を目標としてきた、かつての幼馴染兼ライバルではなく、
自分より先を見据えるヒーローたちであることに気付き、
一緒にいてくれる皆ともに全てを取り戻すことを誓うのだった。




友人その1。
入試の時に彼女に声をかけられたのが初対面で、雄英高校に入ってからも何かと縁がある。
初めての女友達だけに最初はドギマギであったが、なんだかんだ特に仲が良い一人。
自分とは違い現実的な目線からのヒーローを目指す彼女には別の尊敬を抱いている。

友人その2。
典型的クソ真面目な彼には、最初こそ嫌悪で迎えられたが、少し誤解はあるものの友人として認められ、
お茶子と共にデクにとって大切な友人となった。
なお、彼から目標の一人として見られていることにはあまり意識がない。

クラスメイトの女の子。
照れもあって彼女からの「梅雨ちゃんと呼んで」という要望には応えられずにいるが、
梅雨のフレンドリーさもあり、仲は割と良い(梅雨の要望も、彼女自身が出久と友達になりたいと思っている表れ)。
ヴィランUSJ襲撃の際には、同じゾーンに飛ばされた彼女の個性や冷静さに大いに助けられ、感心していた。

ある種デクと真逆の存在。
自壊必至の乱打戦の果てに、彼の闇を取り払った。
結果、彼とも仲良くなった。同じくオールマイトを憧れとする者同士でもある。
かっちゃん? ありゃ違う。

ヒーローでありながら一切名の知られていない謎の老人。
その正体は、オールマイトの前任者の友人にしてオールマイトの師匠である。
彼の指導によりデクはフルカウルを身につけ、結果的にステイン拿捕に繋がった。

別名「ヒーロー殺し」と呼ばれるヴィラン。
独特のヒーロー観とそこから来る絶対的な信念で動く、ヒーローのみ狙う大量殺人犯。
飯田を助けに来たデクを評価し、殺さないことを決めたが、結果としてそのせいで彼らに敗北する。
その後「脳無」に連れ去られそうになったデクを助け、己の信念を叫びながら気絶した。
この一件が、抑圧された社会の闇に一石を投じることとなる。

2学期の初めにあった3年の先輩。
彼との出会いから「自分のなりたいヒーロー」について思案していくことになる。
本人との関係はミリオ自身の明るく屈託のない性格から良好。

決して相容れぬ敵連合の首魁にして出久の対極となる人物。
師匠のまた師匠の孫。
出久自身も彼と直接遭遇したこともあり、死柄木本人からも敵視されている。
後に直接対決する事となるが、その際に見た彼の中の「泣いている子供」のイメージを見た事で、彼の心を救ける為に戦う事を誓う。








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最終更新:2024年02月24日 22:06

*1 本作に限らず、スーパーヒーローの出発点を描いたエピソードに「オリジン」と題が付けられるのはアメコミヒーローものの慣例でもある

*2 仮免取得試験に於いて「雄英生徒を研究し、真っ先に潰そうと目論むライバル校生徒への隠し玉になる」という意味。実際にそれまでの出久のデータに無い戦法を使用した事で、他校生の意表を突く事に成功している