葉山アキラ

登録日:2015/03/20 (金) 00:05:27
更新日:2024/02/28 Wed 11:48:20
所要時間:約 4 分で読めます




食戟のソーマ』の登場人物。
CV:諏訪部順一

概要

遠月学園の1年生であり、スパイスの権威である汐見潤教授の助手。
スパイスの世話などを忘れがちな汐見のフォローを度々行っているため、汐見は彼に頭が上がらない。

非常に鋭い嗅覚の持ち主で、魅惑的な「香り」を作り出す事を得意としている。
その嗅覚は「神の舌」に届きうると評される程で、香りのみで鍋の状態を完璧に把握したり、新鮮な食材を嗅覚で選び取ったりと最早何かの超能力レベル。
更に子供の頃から汐見の研究に協力しているためスパイスに関する知識も豊富。

元々は熱帯の国のスラム街の出身。そのためか肌の色は浅黒い。
物心ついた時には既に親に捨てられており、自分の名前すら知らず、乞食同然の生活をしていた。
そんなある時、偶然その国を訪れた汐見をその嗅覚で助け、彼女に誘われる形で日本に来た。
葉山アキラという名前は、当時汐見が所属していた葉山ゼミの教授が身元引受人になった際、「新しき料理の世界を明らかにし照らす子に」という意味を込めて付けられた。

汐見に対しては、
  • 自分の価値を初めて認めてくれた人
  • 自分に生きる意味を与えてくれた人
  • 自分の世界を照らしてくれた人
として感謝の念を抱いている。
そこに愛情があるのかどうかについてはご想像におまかせする。

創真との対面は秋の選抜での事。
城一郎の紹介で汐見ゼミを訪れ、正拳を食らって昏倒した創真とたまたま出会う。
そして遠月のてっぺんをとるのは自分だと創真に宣戦布告した。

予選では一点差とはいえ創真を上回り、突破。

一回戦ではえりなの秘書である新戸緋沙子を相手に勝利。

準決勝では黒木場と当たり、全くの互角の勝負となり、前代未聞の引き分けによる両者繰り上げ。
創真、葉山、黒木場による三つ巴の決勝戦が開催されることに。

決勝戦では
  • 長年港町の食堂で働いていた経験と本能による目利きを持つ黒木場
  • 旬の食材を完璧に嗅ぎ当てる葉山
  • それに大きく水をあけられる創真
という形になったが、熟成という手で創真がその差をカバーした事で三者互角の戦いに。

そして決勝の審査は「必殺料理」、即ち料理人の顔が見える料理。
真に独創性のある一皿に相応しいのはどの品か、という点で争われる事となった。

それはつまり、己の料理を最も深く追求した料理人、己の料理とは何かという問いに真に向き合った者は誰かという事に他ならない。

葉山は言った、「香りの力で味の世界を変えるのが俺の料理」だと。

城一郎は言っていた、「いい料理人になるコツは、自分の料理の全てを捧げてもいいと思えるような女に出会うこと」だと。

ただ、彼女が認めてくれたものの価値を証明するために、自分の全てを捧げた一皿。

故にーーー



勝者



葉山アキラ





必殺料理の名に相応しいのは彼の料理に他ならなかった。

そうして秋の選抜は葉山の優勝で幕を下ろし、彼は次期十傑の最有力候補となった。

ただ、目標に向けて突き進むあまり、若干精神的な余裕を持てなくなっている。
普段見せているクールな態度や挑発的な言動の数々は、自分を鼓舞するためのポーズであり、その危うさを堂島先輩からは案じられている。

その後は、創真と黒木場が選抜の料理を食べ比べるのに付き合わされたりしながら、やいのやいのやっている。
奇妙なトリオとなった三人だが、これからどうなることか。

そしてその後の月饗祭では諸事情からアリス・黒木場・葉山の異色のトリオで屋台を出店することとなる。
黒木場も敵わない(というか抵抗を諦めている)アリスにはいまいち押しの強さで負けるらしく、意見を通し切れていない。
そして元々ツッコミ寄りだった性質に磨きがかかり、三人組の中ではツッコミ役の常識人というポジションにおさまりかけている。

文化祭編にはいってからは元々のクールなところに加え、振り回されたりツッコミをいれたりとコミカルな面が多く描写されている。


【お品書き】

  • コリバタカレー
汐見ゼミを訪れた創真と田所ちゃんに振舞った品。
スパイスの講義のため、生のカリパッタをスープストックで煮込んだものと、水だけで煮込んだものの二種類を披露し、「香り」の力を二人に見せつけた。
香り高さに貫かれちゃう味。

秋の選抜の予選のお題「カレー料理」で披露した品。
鯛の頭(カマ)を使ったフィッシュヘッドカレーにナンを蓋として被せたパイ包み風カレー。
日本ではほとんど流通されていないホーリーバジル他各種スパイスの香気を蓋を被せる事で凝縮させ、蓋を割った瞬間その香りが一気に爆発する。
この品によって葉山はAブロック予選をトップで通過した。

  • ケバブバーガー
秋の選抜・本戦の一回戦第三試合、お題「ハンバーガー」で披露した品。
バンズは「ピタパン(高温で焼き膨らませたポケット状の空洞に豆類や肉を挟んで食べる中東のパン)」。
ハンバーグパティには「キョフテ(羊肉と牛肉を合わせて香辛料たっぷりで仕上げるトルコのハンバーグ)」を使い、更にドネルケバブまで挟み込んでいる。
そしてそのボリューム感による重さを各種スパイスを駆使した玉ねぎの「アチャール(野菜や果物をマスタードオイルに漬け込んだ保存食)」によって全てクセになる風味へと変化させ、その香りによって食欲を丸裸にする。

  • 鴨のアピシウス風
秋の選抜・本戦準決勝第二試合、お題「洋食のメインとなる一品」で披露した品。
鴨肉の皮目を「カラメリゼ(糖類を焦がしカラメル状にする調理技法)」して仕上げるのが特徴の料理。
香りの魔力に鷲掴みにされる味。

  • 炙りサンマのカルパッチョ
秋の選抜・本戦決勝、お題「さんま」で披露した品、「必殺料理(スペシャリテ)」。
豊富なスパイスを使って極上の香りを作り出していた上記の料理とは異なり、今回の品で使っているスパイスはオールスパイスのみ。
あえて香辛料を引くことで旬のサンマの風味を引き立たせ、「かえし(醤油にみりんや日本酒などを加えて作る合わせ調味料)」をサッと塗りつけたサンマの表面を炙る事でその風味を更に引き立たせている。
サンマの純粋なる風味を真っ直ぐに解き放つ味。



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最終更新:2024年02月28日 11:48