リュウ・スザク(F-ZERO ファルコン伝説)

登録日:2012/06/12 Tue 05:56:51
更新日:2023/06/26 Mon 11:24:09
所要時間:約 5 分で読めます






右も駄目…
左も駄目…
ブレーキも踏めない…
となれば方法は一つしかないよな……!

いくぜ!
ブーストファイアー!!



アニメ『F-ZERO ファルコン伝説』の主人公。




150年の眠りから覚め、F-ZEROレース界に彗星の如く現れたパイロット。年齢は23歳で、血液型はA型。
搭乗するF-ZEROマシンはドラゴンバード(ナンバーは00)。


レースの実力と身体能力は高く、一本気で正義感が強い好青年だがちょっと無茶をする性格で、高機動小隊の上司ジョディ・サマーに時々怒られている。

同僚のジャック・レビンとはいわゆる喧嘩友達兼ライバル。
本編での次回予告では彼と共に予告になっていない次回予告(ざっくり言えばショートコント)をし、最後に「君の心にブーストファイアー!」の決め台詞を言うのがお約束となっている。

ジャックのアイドル時代に出した『幸せの青いマシン』のアルバムジャケットや『恋する乙女… うふっ』のPVに対しては格好いいと言っており、美的センスは少々ズレているようだ。


カフェ『ファルコンハウス』の常連でコーヒーはブラック派だったが途中から砂糖とミルクを入れるようになった。
ファルコンハウスで自身の料理の腕前も見せたが、料理を食べたジャックとクランクは食あたりで翌日高機動小隊を休むハメになった。(リュウ本人も食べたが彼は何ともなかったらしい)

ファルコンハウスのマスターであるバート・レミングの顔の傷が付いた原因を唯一知っており、最終回間近でジャックに言ってしまった。
ちなみにバート特製のアレのカレーは苦手。


クラシックカー(昔のタイヤ付き四輪車)に愛着を持っており、クランクの協力で壊れたクラシックカーを見つけ所持している。
彼と共に車を修理し第17話で完成。名前を『ドラゴンゴースト』と名付けた。



元々リュウはアニメオリジナルキャラクターであるが、ゲームではアニメと同名の『F-ZERO ファルコン伝説』と現時点での最新作『F-ZERO CLIMAX』に登場する。



◇生い立ち

2028年7月28日に生まれ、ボストンの片田舎で動物に囲まれながら育った。
その動物達の中の飼い犬の名前は中の人の愛犬と同じアクセル。
父はレーサー、母は病弱でリュウは子供の頃から掃除、洗濯、裁縫など家事を手伝っていた。


大人になってからは父と同じF1レーサー兼刑事となり、犯罪者からは『マシン刑事』と呼ばれ大変恐れられている存在だった。
一時レースに勝てないスランプ状態に陥るも、恋人ミサキ・ハルカの支えもありスランプを脱出、トップレーサーとなる。
ハルカへのプロポーズも控え婚約指輪も既に用意していたが、2051年に凶悪犯ゾーダの追跡中に彼の手により大事故に合い瀕死の重傷を負ってしまう。


当時の医療技術ではどうしようもなかったのだが、彼の能力を惜しまれてコールドスリープされた。
そして150年後の2201年に治療を受け、ジョディ・サマーとドクター・スチュワートによって目覚める。

目覚めた当初は変わり果てた街や未知のF-ZEROマシンに戸惑っていたが、ゾーダがまだ生きており、彼がF-ZEROの賞金目当てで活動する犯罪組織『ダークミリオン』として活動している事を知り、リュウはゾーダとの決着を付けるべく高機動小隊に入隊し、F-ZEROレースに身を投じることになった。
この運命については、彼が邪悪な意志の力の支配から打ち破る『宇宙の救い手』(セイブス)であることが後に告げられる。



最初は慣れない未来のマシンに苦戦していたが、幾多のレースを重ねて再び成長。高機動小隊の仲間やF-ZERO界最強にして伝説のレーサーであるキャプテン・ファルコンの協力を得て、スピードを殺さずコーナーを曲がる新走法『スピンブースター』を会得し、ファルコンに次ぐ実力を持つレーサーとなる。

が、『ダークミリオン』に所属するミス・キラーの正体がリュウの恋人であるハルカで、彼女が150年前にゾーダの冷凍刑の巻き添えを喰らわされ親玉ブラック・シャドーにより目覚め洗脳されている事に気付き苦悩する。
彼女が相手だとレースで本気を出せない場面も見られた。

ハルカも途中ブラック・シャドーによる洗脳が解け、リュウに協力しようとするもすれ違いの連続でうまくいかず、リュウがゾーダとの決着を付けた後にブラック・シャドーの人質となってしまう。


そしてリュウはダークマターリアクターを用いて宇宙征服を企むブラック・シャドーと最後の戦いに挑む。
途中、加勢したファルコンがハルカを救出し、さらにリアクターに囚われていたゾーダの煽りが功を奏し、フルパワーのブーストファイアによってリアクターの暴走を起こしエネルギー炉の破壊に成功。

ファルコンから「リュウ・スザク…今日から君がキャプテン・ファルコンだ」とリュウは彼を超えた事を認められ、ブラック・シャドーと共に消えゆくファルコンの最期を見届けた。
(ファルコンは今もなお消息不明である)



全てが終わった後は150年の時を経てハルカとついに結ばれ、更に5年後リュウの乗機・ドラゴンバードはクランクが引き継いだ。
リュウは形見のファルコンメットを被り、新たな『キャプテン・ファルコン』としてブルーファルコン2を駆り、これからもF-ZEROに伝説を刻み続ける……





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最終更新:2023年06月26日 11:24